僕がクロスバイクのESCAPE Airを改造、カスタマイズするのは楽しいからというのが一番の理由です。
そして、どうせ改造するのであれば、カッコ良く改造したいという思いがあります。
カッコ良い、カッコ悪いはあくまで主観の問題なので、他人の目に僕のクロスバイクがカッコ良く見えるかどうかはまた別の話ですが、自分がカッコいいと思える自転車に乗ることはとても気分が良いものですし、そう思える状態に仕上げていくのも、自転車ライフの楽しみの1つだったりします。
というわけで、僕がクロスバイクを改造、カスタマイズする際に、見た目の部分で気をつけているポイントについてまとめてみました。
改造・カスタマイズの方向性を決める
方向性はプロジェクトで言う所の企画、コンセプトの部分です。
方向性が決まっていなければ、やたらめったら改造、カスタマイズを繰り返すだけになってしまい、どこへ向かっていくのか全く分からなくなってしまいます。
例えばロードバイク寄りなのか、マウンテンバイク寄りなのかでは、選ぶべきパーツも、デザインも全く変わってきます。
ロードバイク寄りでも、ロングライド仕様なのか、ヒルクライム仕様なのか、あるいはシティライド仕様なのかで、パーツや装備も変わってくると思います。
個人個人の乗り方や用途に応じて最終的なカタチは変わってくるとは思いますが、しっかりと方向性を決めれば、選ぶべきパーツなども自ずと決まってきますから、自然とまとまりのある自転車に仕上がっていくと思います。
方向性が違えば当然答えは変わるわけですから、このページを読み進んでも人によっては「それは無い」と思う人も居るとは思いますが、それはそれで自然なことだと思います。
それぞれが目指すべき道を目指す為に多少なりにヒントになればと思います。それを踏まえて読み進んでいただき「あぁ、そういうことなら俺の場合は・・・」などといろいろと検討するヒントになれば幸いです。
ちなみに僕の場合はロードバイク的な要素を目指しつつ、50km程度のサイクリングを快適に走れるような自転車を目指して改造、カスタマイズを行なっていますので、下記の内容は主にそういった方向性で書かれている部分もあります。
色を増やさない
まずは色を増やさない。これは鉄則です。
つまりパーツを換えたり、付け加えたりする際に今までに無かった色を選択しないということです。
例えば、僕が購入した白いフレームのクロスバイクのESCAPE Airの純正パーツは、基本的に白とシルバーと黒の3色のパーツで構成されています。
そこで何か新しいパーツを購入したり、換装したりする時は、白、シルバー、黒意外の色のパーツは選ばないようにしています。
なぜならば、色を増やしてしまうと、まとまりがなくゴチャゴチャとした印象になってしまうのです。色彩感覚が豊かな人はそれでも上手にまとめたりしますが、非常に上級で普通の人には難しいと思われます。
できるのであればメインの色は2色に絞るのが良いでしょう。
自転車全体で考えるとフレームが基本の色になると思うので、フレームが単色の場合はその反対色のパーツを選ぶようにすればコントラストが効いたメリハリのある印象になるでしょうし、フレームにカラーデザインがされている場合は、その色に合わせたパーツを選ぶのが良いと思います。
僕のクロスバイクの場合は白フレームですので、白フレームと相性の良い色を考えれば良いわけで、やはり反対色である黒、もしくは濃い色のモノを選ぶと間違いがなくまとまります。
そんなわけで僕の場合はクロスバイクのeSCAPE Airのシルバーのパーツを排除して、全てのパーツを白フレームと相性の良い黒へと変更しました。
単色コーディネートはお勧めしない
色を少なくすれば良いと言っても、個人的には単色はあまり面白くないかなと思います。
タイヤを含め、真っ白なパーツに統一している自転車を見かけたりしますが、アクセントカラーが無くなって、のっぺりとした立体感の無い自転車になってしまいがちです。特に白や明るい色の場合はそうなってしまう可能性が高いでしょう。
但し、真っ黒自転車にするのは簡単でカッコ良くまとめやすいと思います。
ちなみに僕がもともと買おうと思っていたクロスバイクののフレームの色は黒でした。当時のESCAPE Airの黒はマットブラックでレーシーな印象でしたし、汚れが目立たないのも魅力でした。
また、黒はどんな色にも合わせやすいですから、基本は真っ黒なパーツで統一して、アクセントカラーとして赤や白、青、黄色などと好きな色を入れれば、まず失敗することはないと思われます。
残念ながら黒フレームは品切れで、泣く泣く白のフレームを買ったのでした。
ハンドル・ステム・コラム・シートポストのメーカーは揃える
パーツは基本的に全て同じメーカーで揃えた方が断然まとまりが出ますし、こだわってそのメーカーを選択しているのだなという感じが伝わるようになります。
僕の場合、最初は全て別々のメーカーでしたが、やはりどこかチグハグした統一感の無い感じだったので、プロファイルデザインというブランドに統一してみたころ、しっかりとまとまった印象に変化させることが出来たと思います。
パーツにおけるロゴの主張は意外と大きいので、きちんと揃うとそれだけで、ちょっと自転車について詳しいヤツだなというような雰囲気が漂い始めます。
必要の無いモノは自転車からから外す
ESCAPE Airは多段ギアの装備されたクロスバイクなのでシンプルさを追求するには限度がありますが、それでも余計なモノが無いわけではありません。
装備すれば確かに便利なモノも有りますが、オシャレはやせ我慢という言葉があるように、シンプルさを追求するのであれば、どこかで便利さは妥協しなければいけないのです。
特にハンドル周りはシンプルな方が見た目がスッキリする印象があり、シングルギアなどの自転車はシフターが無い分、かなりハンドル周りがスッキリとして見えてスタイリッシュです。
なので、法律が許す限りで、不要な物は極力取り除く方向で改造、カスタマイズを進めていくと良いと思います。
僕がクロスバイクから要らないと思って外したモノ
● フロント反射板
● リア反射板
※リア反射板を取り除くと夜間走行時はライトの装備が必須になります。
● スプロケットのチェーン脱落防止のプレート
● チェーンガード(フロントギアのカバー)
一度はクロスバイクに付けたけど外したもの
● スタンド
有れば非常に便利なので未だに付け直そうかと悩みますが、GIANT純正のスタンドを付けると、後輪を外すのに工具が必要になり面倒になるため外しました。
一般的なロードバイクにはまず装備されていないですし、あとまぁ、駐輪する場面もそれほど無いので無くてもどうにかなるのです。不安であれば携帯用スタンドもあるのでそれを利用するのもアリだと思います。
自転車の携帯用スタンドについては「携帯便利なロードバイク用スタンドを探してみた」でまとめてありますので参考にしてみてください。
● バーエンドバー
クロスバイクの改造やカスタマイズ関連のブログなどの情報を漁っていると、いろいろな人がお勧めするパーツとして必ずと言っていいほど取り上げられているバーエンドバー。
しかし実際に取り付けてみたところ、ほとんど使わなかったのと、見た目も無い方がスタイリッシュでカッコ良く見えたので外しました。バーエンドバーというパーツの性格上、どうしてもマウンテンバイク寄りのルックスになってしまうのです。
● コンフォートグリップ
コンフォートグリップに関しても、クロスバイクの改造やカスタマイズ関連のブログなどの情報を漁っていて知ったもので、ESCAPE Airの純正のグリップが安っぽく、長距離乗ると疲れてしまうので、エルゴンなどに代表されるコンフォートグリップに変更するのが良いという記事が多くて試してみました。
確かに乗り心地は良くなったのですが、コンフォートグリップって太くて大きいのです。そうするとかなり目立つ存在となるためあまりカッコ良くなかったので取り外しました。
その後ハンドルバーはバーテープへ変更しました。
個人的にはクロスバイクのフラットバーにもバーテープがベストだと思います。
「クロスバイクのフラットバーにはバーテープがお勧め」にまとめてありますので参考にしてみてください。
● ワイヤーロックのソケット
GIANTストアでクロスバイクを購入した際ワイヤーロックも一緒に購入したら、お店のお姉さんが勝手にシートステーに取り付けてくれました。お陰で鍵の持ち運びは便利だったのですが、サイクリング中はバッグを背負っていたりするので、ワイヤーロックはバッグに収納すれば良いだけと考えて、取り外しました。
使うとなかなか便利なモノなので外す時はオシャレはやせ我慢な部分のパーツでもありましたが、やはり無い方がスッキリして見た目が良いです。
escape airから外そうかなと悩んでいるもの
● ボトルゲージ
レースに出るわけでもないので、飲みたいと思えば、適当な場所を見つけて停車して、バッグからドリンクを取り出せば用事は済むわけです。冬場はほとんど使わないのですし。
でも有ると非常に便利なので外せないですね・・・特に夏場は。
自転車のライトにはこだわりたい
僕が使用しているクロスバイクのフロントライトとリアライト
安いライトの方が自転車から離れる際もいちいち取り外さなくても良いというメリットがあります。それに紛失した時も痛手が少なくて良いのですが、ライトはちょっと良いやつを選びたいと思っています。
何故なら、高いものだと性能以外にデザインも良くなりますし、相乗効果でその他のパーツも実際以上に良く見えたりするものだと思うからです。
ライトは自転車にとってのワンポイント的なアクセサリーでもありますから、少々予算を多めにとって、気に入ったものを選ぶのが良いかと思います。その方が絶対に後悔しません。
自転車のタイヤのカラーは黒にこだわりたい
タイヤの種類も種々様々で選択に悩むところですし、カラータイヤを取り付けた自転車などはオシャレに見えてしまいます。
オシャレに見えるので「よし俺もカラータイヤを装備しよう!」などと思い、フレームの色と同じ色のタイヤを履かせてみたくなるものですが、実際に取り付けてみるとイメージとちょっと違ってしまうパターンが多いのではないかと思います。
「カッコ良くなると思ったけどなんか違う・・・でも買ってしまったしとりあえず使うか・・・」みたいな状態では自転車にも可哀想ですし、そんな気分で乗る自転車は楽しくありません。
カラータイヤの主張は思っている以上に強いんですよね。なのでコーディネートするのも難しいと思うのです。タイヤは無難に黒が一番良いと思います。
まぁタイヤは消耗品ですから、興味が有れば一度は試してみても良いモノだとは思います。
タイヤのマークとバルブを揃える
タイヤを換える時に気をつけたいのは、タイヤに入ったロゴマークなどの位置とバルブの位置を揃えるようにする点。こうすることで前後のバルブの位置を揃えるとマークの位置も揃って綺麗に見えるようになります。
自転車のカタログ写真を確認すると、ほぼ間違いなくきちんと揃えて撮影されていると思います。
ちなみに、見た目が良くなるだけでなく、パンク修理の際には、チューブに開いた穴の位置からタイヤのどこにダメージがあったのかを推測できるという機能的な理由もあります。
自転車ををカッコ良くするための改造まとめ
以上、僕がクロスバイクの改造、カスタマイズする際に見た目の部分を意識しているポイントでした。
一番重要なポイントは最初に決めた方向性に添ったパーツ選びをしていくことが大切でしょうか。改造、カスタマイズしているうちに、あれこれ試したくなる気持ちもありますが、コンセプトからズレたモノが1が増えるだけで全体のバランスがおかしくなりますから、軸はしっかりとぶれないように気をつけたいものです。
最終的には、他人がどう思うよりも、自分がどう思うかが大切で、気分良く乗れる自転車に育てて行くことが一番だと思います。