GIANT社のクロスバイクESCAPE Airのコンポーネントを純正の8速からShimanoの105に換えて10速化しようと思い立ちました。
クロスバイクの10速化にあたり、悩んだことや疑問に思ったこと、作業のポイントなどをまとめてみました。
これからクロスバイクを10速化、あるいは11速化しようと考えている方の参考になれば幸いです。
クロスバイクを8速から10速化(11速化)する
コンポーネントの交換で走行性能は大幅にアップする
GIANT社のクロスバイクのESCAPEシリーズなど、一般に販売されているクロスバイクの多くはフロント3速、リア8速の24速か、フロント2速、リア9速の18速が標準です。
一方、ロードバイクはフロント2速、リア10速の20速かフロント2速リア11速の22速が標準です。
段数の違いはクロスバイクとロードバイクに搭載されているコンポーネント、あるいはドライブトレインなどと呼ばれるフロントギアやクランクセット、スプロケットなどの組み合わせの違いによって生まれます。
フレーム以外で自転車の走行性能を左右するパーツのほとんどがコンポーネントに含まれているため、コンポーネントを交換すれば走行性能は大幅アップが期待できるということになります。
そこで、さらなるチューンナップを目指すためにクロスバイクのコンポーネントを載せ替えて8速から11速化することを計画しました。
コンポーネントの交換は未知や不安がいっぱい
クロスバイクやロードバイクなどのスポーツバイクと呼ばれる自転車の構造はママチャリなどに比べれば非常に単純なので、自分で改造カスタマイズをすることも珍しくはありません。
パーツ単体で考えれば数十分〜一時間程度で終了してしまう作業も多く、比較的簡単に改造カスタマイズを楽しむこともできるのです。
しかしながら、自転車のメインパーツであるコンポーネントを交換するとなると、交換するパーツも多い上に専用工具も必要になります。ディレイラーなどの微妙な調整が必要な部分も弄らなければいけないので、素人にとってはハードルの高い改造カスタマイズになります。
当然のように未知のことばかりなので疑問や不安も沢山あるわけです。
僕自身もそんな素人なわけですが、クロスバイクに劇的な性能の変化を求めるならコンポーネンの交換は避けて通れない道です。
不安や疑問は多々あるものの、この大きな壁を乗り越えれば、自転車のメンテナンススキルも一気にレベルアップするでしょうし、自転車に向き合う姿勢も変わりそうだったので、クロスバイクの10速化(11速化)にチャレンジすることにしたのでした。
クロスバイクの10速化(11速化)の情報はネットよりもメンテナンスブックがおすすめ
クロスバイクのコンポーネントを交換して10速化(11速化)することを決めたら必要なパーツを買い揃えて交換作業に取りかかれば良いわけですが、素人レベルでは何から始めれば良いのかまったく分かりません。
そんな時に便利なのはやはりインターネットで改造カスタマイズで調べればいろいろと情報が見つけられます。
特にクロスバイクのESCAPEシリーズに関しては、購入した後に改造カスタマイズする人も多く、様々な改造手順をまとめたブログやホームページも沢山見つかります。
これらのブログなどの情報から改造方法や仕様を検討し、参考にすることも多いので、我々素人にとっては非常に有り難く頼もしい存在です。
しかしながら素人には、そこに書かれている情報が正しいのか、いい加減なのかの判断をすることができません。長らく利用してきた身として個人的な感想を言えば、それなりに正しい情報の方が多いですが、間違った情報や古くなってしまった情報も当然見つかります。
特にネットでそれらしい情報を拾い集めて適当にまとめているだけのサイトなどは情報の真偽を確認しないままコピペしているようなものが多く、あまり信用出来ない情報が多いです。
なので我々素人がまず参考にすべきなのは、情報の正確さがある程度保証されているメンテナンスブックということになります。
僕はコンポーネントの交換作業に入る前にいくつかののメンテナンスブックを購入しました。
そのうちの一冊が「→ ロードバイクメンテナンスブック シマノ編」になります。
これ、本当に買って良かったです。
コンポーネントを交換しようと思った場合、このメンテナンスブックは必須です。
実際問題でこのメンテナンスブックが無ければ、僕のような素人がクロスバイクを10速化(11速化) するのは無理だったと思います。
この本に関する詳しいブックレビューは下記の記事でご確認ください。
参考:→ 【BOOK】ROAD BIKE MAINTENANCE BOOK for SHIMANO ロードバイク メンテナンスブック[シマノ編] 」
ちなみに、このメンテナンスブックはシリーズ化されていて、105が10速から11速になった際にアップデートされました。しかし、本の中身はそれほど大きな変化がないのに加えて、評価自体は10速版の方が良いようです。
クロスバイクのコンポーネントの交換に取り掛かる前の心構え
失敗ややり直しは当たり前
クロスバイクのコンポーネントの交換を素人がやろうとすると、その方法はおろかパーツや工具でさえも一体何が必要なのかわかりません。工具を揃えたとしてもその取扱い方法や、パーツの取付け方なども知らない事だらけです。
なので、ほんの些細な作業でもすぐに躓いてしまうと思った方が良いでしょう。なかなかスムーズには作業ができません。
時には間違ってしまい作業をやり直す必要があったり、最悪の場合はパーツを壊してしまい、買い直しなんてこともあるかもしれません。
そんなトラブルも覚悟の上で、むしろその苦難の道を楽しむくらいの気持ちで作業を開始した方が良いと思います。そうでないときっと途中で投げ出して諦めてしまい、恥をしのんで自転車屋さんに持込むことになるでしょう。
なんとしてもやり遂げるという気持ちが必要
問題が連続して発生したり、ミスを何度も重ねたりして、余計な出費が重なったりすると「最初から自転車屋さんにお願いしておけばよかった」と心が折れて後悔してしまいます。
つまり何があっても完遂するぞという強い意志がなければ途中で投げ出してしまう可能性が非常に高いのです。
僕の場合で言えば、クランクの交換で作業ミスが重なってしまいパーツを買い換えるなど出費も増えました。心はポッキリと折れて泣きそうになりました。敗北を噛み締め、恥をしのんで自転車屋さんに持ち込もうかと何度も思いました。
クランクの交換は自転車初心者にとっては非常にハードルが高い改造カスタマイズです。
「自転車の構造に詳しくなって全て自分でメンテナンスできるようになりたい」と考えているような人や「改造カスタマイズも自転車の醍醐味と思ってどんな苦難も楽しめる人」以外は素直に自転車屋さんにお願いするのが正解だと思います。
しかしながら冒頭でも述べたようにクロスバイクやロードバイクの構造は非常に単純です。しっかりと予習して焦らず慌てず作業すれば素人でもなんとかできるはずです。
コンポーネントの交換は確かに大掛かりで大変な作業になりますが「なんとしても自分で最後までやり抜く」「時間を掛けてでも完遂する」という気持ちで臨めば、必ず完遂できるはずです。
自分でパーツを組み付けた自転車に乗った時の感動や達成感はまた一味違ったものですから、コンポーネントの交換にチャレンジするだけの価値はあるんじゃないかと思います。
実際問題で、僕自身がこの大きな壁を乗り越えることによって自転車に対しての恐怖心と言いますか、未知の部分に触る恐さのようなものはなくなりましたし、愛車への思い入れも強くなりました。
かなり苦戦はしましたし、自転車屋さんに頼めば無駄にするお金も少なかったと思いますが、それでも自分でチャレンジして良かったと思っています。
改造カスタマイズがメインの目的でない人は自転車屋さんにお願いしよう
インターネットで探せば安くパーツが購入できるので、自転車屋さんにお願いせずに自分でパーツを購入する人も増えているようです。それと同時に、自分で取り付けられず自転車屋さんに泣きつく人も増えているようです。
以前はパーツの持ち込みに関しては嫌な顔をするお店も多かったようですが、そんな事情から最近は割と寛容になってきていると聞いた事があります。
しかし、それでもやっぱり歓迎されるものではないでしょうし、パーツ持込の場合は別料金で工賃が高めになるのが普通ですから、途中で諦めるくらいなら最初からお店に依頼した方がずっとハッピーになれます。
コンポーネントのグレードについて
クロスバイクを10速化(11速化)するにあたり考えなくてはいけないのがコンポーネントのグレードです。
シマノのパーツで考えた場合、10速以上に対応しているのはTiagra、105、ULTEGRA、DURA-ACEでその中から選ぶことになります。
一般的なクロスバイクの完成車価格は50,000円〜100,000円くらいということを考えれば、Tiagraでさえコンポーネントだけでクロスバイクが買えるくらいの価格になり、本格的な自転車のパーツがいかに高いかを思い知ると同時に、廉価版クロスバイクのパーツがいかに安物かということを考えさせられます。
僕の場合、せっかく交換するのであれば自分自身が満足できるものをということで、本格的なロードバイクの入り口として採用されることの多い105で10速化(11速化)することに決めました。
ちなみに、各グレードのコンポーネントが搭載されている完成車の価格帯の目安は下記の通りです。
● Tiagra:12万円〜20万円
● 105:18万円〜25万円
● ULTEGRA:25万円〜60万円
● DURA-ACE:40万円〜100万円
個人的な感覚ではGIANT社のESCAPEシリーズ程度のクロスバイクとのバランスを考えれ105あたりがば上限かと思います。
もちろん最上位グレードのDURA-ACEを考えるのも良いかと思いますが、無駄にハイスペックになってしまうので、その資金があればロードバイクの購入費用に充てたほうが良いということになります。
クロスバイクを10速化(11速化)するのに必要なパーツ
必要なパーツ
クロスバイクを10速化(11速化)するのに必要なパーツです。基本的に下記のパーツの交換が必要になります。
● → クランクセット
● → ボトムブラケット(BB)
● → フロントディレーラー
● → リアディレーラー
● → スプロケット
● → シフター
● → チェーン
● シフトケーブル(アウター)
● シフトケーブル(インナー)
僕が購入したパーツについては下記の記事で詳しく解説しています。
参考 → クロスバイクを10速化(11速化)するために必要なパーツリストと解説
パーツの買い間違いに注意する
自転車のパーツは似たようなパーツが沢山あるので、何を選ぶのかの判断に迷います。
それぞれに互換性があれば良いのですが、なかなか都合が良いようにはいかず、見た目が似ているにも関わらず互換性の無いパーツがいくつかあります。
間違えて購入した場合、購入した時点では気付くことができず、作業の途中でうまくいかなくて調べてみると互換性が無いことに気づいたりするのです。
開封してしまうと返品もできなくなるので無駄な出費を増やしてしまうことになりますから、購入間違いが無いようににしっかり確認しておくことが重要です。
例えば、フロントギアのシフトレバーには2速用と3速用があります。クロスバイクの8速の場合はフロントが3枚の3速用になりますが、10速(11速用)だとフロントは2枚なので2速用を選択することになります。
しかしシフトレバーのカタログ写真の見た目ではほとんど違いがありませんし、品番も末尾が違うくらいでほとんど同じなので間違いやすいのです。
買い間違いを防ぐための策としては、購入前に必要なパーツをリスト化してシマノの互換表で確認するなどが良いでしょう。互換表はネットでも見つけられますし、上記のメンテナンスブックにも掲載されています。
さらに、ネットで情報を拾っていると、記事が古くて現在のラインナップとは異なっている場合があります。日付を確認せずに記事を参考にしてパーツを選ぶと間違った選択をしてしまうことにもなるので注意が必要です。
また、パーツの購入から組付け完了までを手順に添って丁寧に解説してくれているブログも少ないです。足りない情報を埋めるために断片的な情報を集めると選択を間違う原因にもなります。
間違いやすいパーツ
下記は選択ミスをしやすい代表的なパーツです。購入前はしっかりとチェックしてください。
● フロントシフトレバー(2速か3速がありますが2速を選択します。)
● フロントディレイラー(取付け部品パーツ(バンド)の有無があります。ESCAPEシリーズは有を選択します。)
● クランクセット(致命的なミスにはなりませんが種類がいくつかあります。ノーマルクランクやコンパクトクランクと呼ばれるものがありギアの歯数が違います。クランクの長さも違いますから自分の体型にあったサイズを選びましょう)
クランクセットの違いについては下記の記事で解説しています。
クロスバイクを10速化(11速化)するのに必要な工具
自転車専用工具
クロスバイクを10速化(11速化)するにはパーツの他に専用工具なども必要になります。
コッタレス抜きやスプロケット外しなど、今まで聞いた事も見た事もないような工具をあれこれと揃えなくてはいけません。その中には、コンポーネントの交換以外には使わないような、非常にマニアックな工具まであります。
コッタレス抜きはBBを抜くために必要な工具です。最近のクロスバイクやロードバイクにはホーローテックが使用されているのでコッタレス抜きは必要ありませんが、GIANT社のESCAPEシリーズなどのクランクセットを交換する場合は必要になります。
トルク管理も重要
その他、クロスバイクやロードバイクのメンテナンスやカスタマイズの際に非常に重要なポイントになるのが、決められた締め付けトルク(締め付ける程度)を守ることです。各パーツで違った値が指定されているのでトルクレンチも必要になります。
工具はバラで購入した方が良い
自転車整備に必要な工具は工具セットを購入すると一通り揃いますが、個人的な経験からすると工具セットには不必要な工具も多く入っていますし、グレードも選べないので、必要な工具をその都度別々に購入するのが良いと思います。
僕は最初安い工具セットを購入しましたが、安い工具セットはそれなりの品質ですし、セットの中の工具の一つが壊れてしまって歯抜け状態になってしまいました。結局は必要な工具をその都度、必要な程度に応じて厳選して購入するのが良いという結論になりました。
自転車用の工具を一通り購入した場合の費用の目安は1万円程度だと思います。
もちろんメーカーにこだわったりして→ PB SWISS TOOLSや→ Weraなどの一流メーカーなどにするともっと数倍は必要になります。
しかしながら、工具については、自転車以外でも使うことがありますし、一生モノとも言えるので、男子の必須道具として工具ぐらいはしっかりとしたメーカーのものを揃えておいても良いのではないかと思います。
信頼できるメーカーの工具は精度が高いだけでなく、使いやすかったり、所有する喜びもありますから、それだけの価値はあると思います。
必要な工具
● → メンテナンススタンド
● → グリス
● BBアダプタ取り付け工具
● → クランクキャップ取り付け工具
● → 六角レンチ
● → トルクレンチ
● → モンキーレンチ
● → ロックリング
● → フリーホイールリムーバー
● スプロケットリムーバー
● → コッタレス抜き
● → ケーブルカッター
● → ヤスリ
● → ペンチ
● → ニッパー
● → ドライバー
● → チェーンカッター
クロスバイクを10速化(11速化)する際のポイント
焦らずじっくり確実に作業する
コンポーネントを交換する改造カスタマイズはそれなりに大掛かりで工数の多い作業ではありますが、一つひとつの作業で分けて考えれば難易度の高い作業はあまりありません。
もちろん不慣れな作業ばかりになるので大変な思いはするでしょうが、特別な技術が必要なわけではないので一つひとつの作業を丁寧に行っていけば誰にでもできるものだと思います。
とは言いつつも、不慣れな作業は神経を張り詰めているので消耗しますし長丁場になります。
ぶっ続けで作業を行うと、次第に集中力を欠くようになります。
一気に作業を終了させたいという気持ちは解りますが、集中力を欠くと何でもない作業で有り得ないミスをしてしまうなどで、逆に余計な時間が掛かることにもなります。
自転車屋さんなど作業に慣れた人が10分程度でできる作業も、素人だと1時間必要なんてのは当たり前です。
そこで重要なのは、コンポーネントの交換作業はパズルでも組立てるかのうような気持ちで慌てずノンビリと、数日かけて少しずつ交換するくらいの気持ちで作業した方が、失敗も少なく、楽しみながら作業できると思います。
疲れたら休む。これが作業を行う上で最も大切なことになります。
僕の場合は二日間にかけて作業を行いました。作業時間はトータルで6〜8時間程度だったと思います。
後から思えば1日1パーツと決めてゆっくりと作業をしても良かったなと思います。そうすればもう少し丁寧に慎重に作業を進められて失敗も少なかったかなと思います。
しつこいようですが、集中力を欠くと思わぬミスを連発するようになります。急いで作業していてもミスがあれば作業をやり直さなくてはいけなくなり、結局は時間掛かってしまうものです。
急がば回れで、慌てず、急がず、1つ1つを確実に作業することを心掛けて臨んだ方が良いでしょう。
10速化(11速化)は自分でやっても安く済まない
自分で自転車の改造カスタマイズ、メンテナンスをすることのメリットの一つに自分でやってしまえばお店に払う作業工賃が節約できるという点があります。
お店に頼むと、コンポーネント一式交換の工賃は10,000円〜20,000円くらいが相場と聞きます。
さらにパーツの持ち込みを許可していないお店も多く、基本的にすべてのパーツはお店で揃えなくてはいけないのでパーツ代もインターネットの激安パーツ屋さんと比べると高くなります。
つまり自転車屋さんで作業をお願いすれば自分で作業を行うのと比べてトータルでは20,000円〜以上は高くなると思っておいて間違いないでしょう。
例えば、シマノのロード用コンポーネントの105のパーツ(総額6万円〜8万円程度)をインターネットで安く買うのとお店で買うのとでは、パーツ代だけでも1万円以上は差が出そうです。
しかしながら、自分で作業を行えば工賃を節約できて安く改造カスタマイズできるかと言えばそういうわけでもありません。
マニュアル本の購入や、一度しか使わないような工具類も必要ですし、失敗したり間違えて買ってしまったパーツの買い直しも全部自己責任で負担することになります。
それらを考えると、お店に頼んだ場合でも差額分は相殺されるくらいは必要になってきます。しかも組み付けと調整には素人とプロとの差があるので、その後のメ調子や調整にも差が出て当然です。
なので単純にチューンナップした自転車に乗りたいだけであれば、自分で苦労して改造カスタマイズする必要はなく、自分がやりたい改造カスタマイズをお店に伝えて作業を丸投げした方がハッピーになれるでしょう。
ただ、今後も自転車に乗り続けて簡単なメンテナンスくらいは自分でやってみたいと考えているのであれば、自分で作業してみるのも良いと思います。
工具は財産としてその後も活用出来ますし、自分で作業する事により自転車のことをよく理解出来るようになるので、その後の自転車ライフは大きく違ってくるはずです。
自力で10速化(11速化)した方が良い人、お店に任せた方が良い人
精度や仕上がりは絶対プロ!自己満足とメンテナンススキルアップは自分!
繰り返しになりますが、コンポーネントの交換には時間も労力もお金もかかります。また、一般的にメーカーが設けている製品補償も自分で改造することにより無効になることが殆どです。
例えば僕の愛車であるGIANT社のクロスバイクのESCAPE AirですがGIANTストアで購入するとフレームに対して生涯保証が付帯しています。
なので改造カスタマイズをお店に任せているうちはその補償は続きますし、ブレーキワイヤーの調整などの基本的なメンテナンスなどはサービスとして無料で受けられます。しかしそれらは自分で何かパーツを取り換えたた瞬間に無効になります。
それらのリスクや苦労を承知の上で「自分自身で改造カスタマイズを行う」という行為に喜びを見いだせるのであれば、自分自身で改造カスタマイズしてみた方が良いでしょう。逆に改造カスタマイズに対して情熱を持てないような人は、素直に自転車屋さんに頼んだ方が絶対に良いでしょう。
僕自身、改造の楽しみ=プライスレスだと思っているので、個人的には、自分自身で全てを作業する方が失敗談も含めてずっと自転車を楽しめるんじゃないかと思っています。
なので、自転車のことをもっと詳しく知りたい、自分で一通りメンテナンスできるようになりたい、などと考える人は、お店に頼むよりも、自分自身で作業してみた方が良いと思います。
クロスバイクを8速から10速化(11速化)してみるのまとめ
クロスバイクのコンポーネントを8速から10速化(11速化)するための心構えやポイントをまとめてみました。
クロスバイクの構造自体は非常にシンプルなので、少々間違っても作業をやり直せば良いだけなです。なので自転車に詳しくななりたい人はチャレンジする価値があると思います。
実際問題で僕は多くの失敗をして時間とお金を無駄にしましたしその時はお店に頼むんだったと後悔もしました。
しかし、曲がりなりにも自分自身で作業を完遂してみると、作業に取りかかる前と後では自転車の仕組みについての理解の度合いは全く違いますし、自転車に対する未知の恐さや不安のほとんどが無くなりました。
そんなわけでクロスバイクの改造カスタマイズに興味があり、自分自身で何でもできるようになりたい!と思う方は是非ともチャレンジしてみることをおすすめします。それによって新しい自転車の世界が開けるのは間違いないからです。
クロスバイクの10速化(11速化)に関する記事は下記にまとめてあります。
参考 → 10速化・11速化一覧