自転車を乗る上での交通マナーや、交通規則などのルールについて書いた記事をまとめています。
自転車の交通ルールは現状で完全な無法状態となっていて、信号無視や逆走など、自転車愛好家から見ても自転車のマナーの悪さは目に余るものがあると思います。
自転車のマナーが悪いのには、取締がほとんどされていないことの他に、自転車は免許制ではないので、交通ルールが曖昧なまま乗っている人も多いことが原因となっているように思います。(まぁ信号を守らなきゃいけないことは3歳の子供でも理解していることなので、信号無視のような交通ルール違反は言語道断ですが。)
ここでまとめた記事が自転車の交通ルールの理解や乗車マナーの改善、安全意識の向上に少しでもつながれば幸いです。
マナー違反やルール違反について
僕が思う最悪な自転車のマナー違反とルール違反
自転車乗りの視線から見ても「自転車マナーが悪いな」と思うことが多々あります。
信号無視や逆走などを始めとして、他にも守って欲しいルールはいくつもあります。
当たり前のことが当たり前のこととして守られていない現状は、非常に残念な状態ですが、同じ自転車乗りとして意識高く自転車に乗って、是が非でも改善して欲しいマナーや、守って欲しいルールについて下記の記事でまとめています。
自転車事故で厳重な処分が下る可能性もある
自転車は基本的には交通弱者なので事故を起こしたとしても、加害者になることは少ないかと思います。
しかし、自転車でもルールを守らずに走行して、事故を起こした相手が自転車や歩行者だった場合、自動車で事故を起こした時と同じように重い罰則が課されることもあるようです。
下記の事故では、自転車同士の事故ですが、逆走や救護義務・危険防止措置義務を怠ったため、重過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げなど)の疑いで書類送検されています。
自転車運転者講習
交通ルールを守らない悪質な自転車運転をする人には、罰則や安全運転の講習を受けることが義務付けられました。
個人的にもこの動きは歓迎で、言って分からない人には厳罰で望むのが一番良いように思います。
取締対象となっている14項目についてまとめています。
自転車の交通ルールについての疑問や詳細
自転車に関係する交通道路標識の種類と意味
自転車に関係する道路交通標識がいくつかあります。
自動車用の道路交通標識ほど多くの種類はありませんが、自転車は免許が無くても乗れるので、道路交通標識の意味を知らないで自転車に乗っている人も多いかと思います。
基本的な標識は、小学校などの社会科の事業でも習うはずなので「知らなかった」の言い訳は本当は通用しませんけど。
正しくルールを守ることが交通安全の基本になるので、道路交通標識の意味について是非しっかりとした知識を身につけてほしいと思います。
下記の記事では自転車に関する道路交通標識の種類や意味についてまとめています。
自転車のベル(警報機)についての交通規則
自転車の交通ルールには不可解なものがいくつか存在します。
その代表的なものが自転車のベル(警報機)についての規則です。
自転車にはベル(警報機)の装備は必須です。
自転車のベルが使用されるシーンとしては、歩道を歩く人をどかせるためにチリンチリンと鳴らす行為を日常的に見かけますが、実は交通ルール違反です。
自転車のベル(警報機)を鳴らして良いのは、ごく限られた条件の時だけであり、それが非現実的なところもあり不可解なルールの代表的な例としてとりあげられることが多いです。
そんな自転車ベル(警報機)の交通規則について、下記の記事でまとめています。
きっと「えええっ!そうなの?」と思うに違いありません。
自転車の守るべき信号について
自転車は原則として車道を走ることになりますが、危険を避ける場合などは歩道を走行しても良いことになっています。
実際問題として、純粋な歩道は少なく、多くの人が認識している歩道は、自転車も通行できる歩行者自転車道になっています。
そのため自転車は車道と歩道(歩行者自転車道)を走行できるわけですが、ここで問題が生じます。
車道の信号と歩道の信号とで青から赤に切り替わるタイミングが同じではないのです。
この場合、自転車はどちらの信号に従えば良いのか?という疑問が湧いてきます。
簡単に解釈するのであれば、走行している道の信号に従うということで正解なのですが、車道で自転車から降りると歩行者扱いになってルールが変わるなど、少々ややこしい問題もあります。
そんな少々複雑で分かりづらい自転車はどの信号に従うべきなのかのルールについて下記の記事でまとめています。
自転車は車道のどこを走れば良いのかについて
自転車は、原則として車道を走ることになっています。
車道を走っていると自動車からのプレッシャーや、幅寄せなども有ることから、車道に引かれた白線の外側を走らなければいけないような気がしてしまいます。
しかし、白線の外側はアスファルトとコンクリートの境目で凸凹の段差があったり、ゴミや金網(グレーチング)があったりするなどで、逆に危ない思いをしてしまうことも少なくありません。
そんなわけで「本当に白線の外側を走らなくてはいけないのだろうか?」「車道側を走れば走りやすいんだけどな。。。」などと思うことも多いです。
実は、車道の左側に引かれた白線の種類や車道の外の歩道の有無、車線の数や自転車レーンの有無などによって自転車が走行して良い区分が変わります。
このあたりのルールについてはきちんとルールを勉強したはずである自動車免許を所有している人たちでも曖昧だったりするくらいややこしいので、免許の必要のない自転車に乗っている人は知らなくて当然のルールがてんこ盛りになっています。
いろいろとややこしいので、図説を踏まえて下記の記事でまとめているので参考にしてみてください。
上記の問題によく似た問題で、多くの自動車のドライバーが「自転車が車道を走る場合には、車道の白線の外側を走れ」と勘違いしているようにも思えます。
しかしそんなルールはありません。
一車線の場合は、自転車は左側通行をしなしなければいけませんが、白線の内側(自動車が走る場所)を通行しても問題ありません。
さらに二車線以上の場合は、第一レーンの中央を通行しても大丈夫なのです。
そのあたりの自転車のルールやマナーについて下記の記事で解説しています。
自転車が走る青い舗装道路について
自転車に対する環境が整って来る中で遭遇することも多くなってきた、自転車が走行するべき場所を示す青く舗装された道路についての、ルールや決まりについて調べてみたことをまとめています。
基本的には、青い舗装道路は自転車が走行する場所という意味で間違っていませんが、状況により変わったりもするようなので注意が必要です。
青い舗装道路については下記のページで解説しています。
カラー舗装の意味とルールについて
青くカラー舗装された道路は、自転車乗りにとっては比較的身近なカラー舗装かと思います。
多くの場合、自転車専用道路が青くカラー舗装されていますよね。
車道を走っていて目につくことの多いカラー舗装ですが、実際の路上では、青色以外にもいろいろなカラー舗装があります。
それらのカラー舗装された道路の色には、色によって何か意味があるのか、そのルールなどについて調べてみたことを下記のページでまとめています。
自転車の手信号について
自動車やオートバイなどの車両には、右折や左折、減速と停止を知らせるために方向指示器やブレーキランプが備わっていて、後続車が前を走っている自動車の次の行動を予測することができます。
交通安全を考える上で、方向指示器やブレーキランプは絶対に必要な装備だと思いますが、残念ながら自転車にはそれらの装備は備わっていません。
そこで、自身の安全のためにも覚えておいた方が良いのが、手の動作によって自身の次の行動を知らせる手信号です。
道路交通法で決められた手信号は右折、左折、停止の3種類しかないので、しっかり覚えて活用することで自動車も道を譲ってくれたりするようにもなるので是非使ってみてください。
また、手信号は道路交通法で決められた3種類の他にも、ロードバイクに乗っているような人たちのチームの中で使われるローカルルールの手信号も存在します。
チームによって少しずつ意味が違っていたりするので、一般の人向けではありませんが、なかなか興味深いので併せて下記の記事で紹介しています。