道路交通法・ルール

自転車は路肩を走れ!は間違いだけどなるべく左端を走ろうな

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「ププププーッ!」
歩道を歩いていると背後から激しいクラクションの音。
驚いて振り返った僕の視界に入ってきたものは、一台の自動車が、その前を走る自転車に対してクラクションを鳴らしながら追い抜いて行く姿。

そんなに激しくクラクションを鳴らすこともないじゃないかと思ったのも束の間、自転車に目をやると、第一車線の中央よりも右、つまりは追い越し車線に近い側を、悠々と走り続けている自転車をみて「うーん・・・どっちもどっちかな」と考えてしまいました。

自転車は路肩を走れ!は間違いだけど端を走ろうな

イラストを描いてみるとこんな感じ。

というわけで、こんな状況について思うこともあったので、ちょっと書いてみようかと思います。

自動車が鳴らしたクラクションってどうよ?

自動車が鳴らしたクラクションってどうよ?
まずは自動車が鳴らしたクラクションについて。

警音器は危険を防止するためやむを得ない時意外は、基本的に鳴らしてはいけなくて、無闇矢鱈に鳴らした場合、警音器使用制限違反となります。

【参考】自転車の警音器(ベル)の危険を防止するためにやむを得ない場合について考える

なので、クラクションを鳴らしたこの自動車は道路交通法に違反したことになります。

警音器はあくまで「危険を回避するため」に鳴らすものであって、邪魔者を退かせるためのものではないというわけです。

逆に言えば、邪魔者を退かせる為に頻繁に警音器を鳴らしていると、いざ危険を回避しなきゃ行けない時にも音に慣れてしまって退いてくれなくなり、本来の警音器の役割が薄らくことを防ぐ目的もあるわけですね。

そうでなくても、車内に居る運転手と、むき身の自転車とでは音の聴こえ方がハンパ無く違いますから、正直なところ背後から大音量のクラクションを鳴らされると驚いて余計に危険なので、是非とも止めて欲しい行為の一つです。

ちなみに、日常だけでなく、ドラマや漫画などでもよく見かける自転車が歩道を走行中に歩行者を退かすためにチリリンと鳴らす汎用的なベルの使用方法についても、自動車のクラクションと同じ扱いで警音器使用制限違反となり、基本的には鳴らしてはいけません。

自転車が走っていた場所ってどうよ?

自転車が走っていた場所
自転車が車道の真ん中や右側を走っているのはあまり見慣れない光景ということもあり「一体どこを走っているんだ!危ない自転車だな!自転車は左側に寄れ!」と思ってしまう人も多いかと思います。

自動車が走っていた場所ってどうよ
しかし、実際問題で、道路交通法的には上記のような道路の場合、自転車が走行していたのは第一車両通行帯であり、車両である自転車は、真ん中でも右側でも走行して良いことになっているようです。

【参考】自転車は車道のどこを走れば良いのかを調べてまとめてみました

つまりは、クラクションを鳴らされたこの自転車は別に道路交通法に違反しているわけでもなく、普通に走行しているだけだったのです。

この点、実際に自分が自転車に乗っていても感じるところですが、理解していないドライバーが多いようにも思います。

自転車はキープレフトで謙虚に走ろう

自転車はキープレフト
この手の話や動画が話題になると必ず自転車が走行していた場所への指摘が出てきます。

つまりは、自転車は左端を走れ!と。

実際問題で、自動車と自転車とでは、自動車の方が圧倒的に強くてスピードが出ますから「遅いから早く追い抜きたい」「目の前で転倒したら危ない」などの気持ちがあると思います。

なので自動車から見れば、自転車にはすんなりと左に寄ってもらうか、初めから左側を走行していて欲しいと思うのでしょうし、このような問題が発生する時は、大抵の場合、自転車が左側に寄っておらず、真ん中あたりを走行しているからだと思われます。

また、僕自身もかつては勘違いしてたことではありますが、自転車は車道のアスファルトではない部分、つまりは路肩や路側帯、もしくは車道に引かれた白線の外側を走行すべきだと思っている人も未だに少なからず居るようです。

そのせいか、何のつもりか解りませんが、車道を走行する自転車に対してわざと幅寄せ行為やギリギリをすり抜けていくような嫌がらせをする人も珍しくないように思います。

僕なんかはノミの心臓なので、そんな目に遭わせられると萎縮してしまって、歩道へ非難してしまったりするのですが、そんな人と、第一車両通行帯なら自転車はどこを走っても良いから俺は中央を走るんだ!という気が強い人が出会うと、時々起きる炎上騒ぎのような、ややこしい事態になってしまったりもするのでしょう。

自動車も自転車も謙虚に走りたい

上記に書いて来たようなケースの場合、自転車は間違っていないのですが、僕個人としては、やはり自転車は第二車両通行帯があるような道でも、謙虚になってキープレフトで走行するのが基本かなと思うのです。

というのも、自動車に比べて自転車は速度も加速力も無い非力な存在ですから交通の流れに乗るのは難しいですし、生身で走っているのでちょっとした接触でも転倒などで即大事故にも繋がります。

安全を第一に考えれば、自動車の邪魔をしてまで車道の真ん中を走るメリットはそれほど無いはずですし、二車線、三車線の車道意外は、基本的には左側通行なわけですから、二車線になったからと言って、ここぞとばかりに真ん中に飛び出る必要も無いんじゃないかと思うわけです。

そして自動車側にももう少し配慮があれば良いなと思うのです。
自転車から見て、自動車はすごく恐怖を感じるものです。実際問題でビュンビュンと風圧を感じるほどの速度差で追い抜かれる幹線道路などでは怖じ気づいてしまうことも珍しくありません。

にも関わらず、幅寄せや猛スピードで抜き去るなど、威圧的な走り方をする自動車も多いわけで、もう少しお互いが譲り合いの精神で走れるようになれば良いのになと。いや、むしろそれが出来ない人は自動車にも自転車にも乗るべきじゃないなと思うほどです。

争うことでお互いに危ない目や、大きな代償を支払う目に遭う事はあっても得する事は一切無いと思うのですが、不思議とそういう考え方が出来ない人も多いのですよね。

理想は理想でなかなか難しいお話なのかもしれませんが、お互いに交通ルールを理解した上で、マナー良く走ることをモットーに安全運転を心掛けて快適な自転車ライフを送ることができれば良いなと思います。

いや、まじで、健康と同じく安全運転、無事故が自転車ライフを楽しむ上での大切な基盤でもありますから、譲り合いの心を忘れないようにしたいと思います。

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