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カスタマイズ 自転車のこといろいろ

自転車はもっと自由で良い!改造カスタマイズを楽しもう

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魔改造したクロスバイクと自転車の価値観の移り変わりについて
僕はクロスバイクを改造カスタマイズして乗っています。

俗に「魔改造」などと言われるもので、既にフレーム以外のオリジナルのパーツは全て交換されています。

この魔改造したクロスバイクに対してのイメージや価値観が2020年あたりから徐々に変化をしているように感じているので、そのあたりの変化について考えてみました。

2019年以前の魔改造したクロスバイクに対するイメージ

2019年以前の魔改造したクロスバイクに対するイメージ

クロスバイクの魔改造はロードバイクへの憧れ

僕がクロスバイクの改造カスタマイズを始めた切っ掛けは、初めて買ったスポーツバイクがクロスバイクだったものの、スポーツバイクの楽しさが理解できてきた時に「本当に欲しかったのはクロスバイクではなくロードバイクだった」と気付いたからでした。俗に言う「ロードバイク欲しい病」です。

ロードバイク欲しい病はクロスバイクを購入した人の多くが掛かる病気(笑)ですが、治療のためにはロードバイクが欲しいと思った時に素直にロードバイクを買うのがベストです。

しかし物事はそう単純ではなく、なかなかお財布や家庭の事情が許してくれるものではありません。

当時の僕は自転車は1万円で買えるものだと思っていましたから、6万円もするクロスバイクを購入するのでも、非常に大胆な思い切りが必要だったわけです。

そんな思いで購入したクロスバイクですから、ロードバイクが欲しくなったからと言って、そうそう簡単にロードバイクに乗り換えられるわけがありません。

そこで、いろいろ調べているうちに、クロスバイクはパーツを交換することで性能をアップさせることができるということでした。改造カスタマイズできるのであれば、無理にクロスバイクを手放す必要もないですし、ロードバイクの性能に近づけられるので、無駄が無く、きっと満足できると思ったのです。

実際問題で、クロスバイクを改造カスタマイズをしている人の多くは、少なからずロードバイクへの憧れがあり、ロードバイク寄りの魔改造をしている人が多いように思います。

そして最終的に「クロスバイクのドロップハンドル化→限界を感じてロードバイクへ」というような定番の流れをたどっていくことになるのです。

クロスバイク以上ロードバイク未満の存在

クロスバイクの改造カスタマイズをする人の多くの理由は上記のようにロードバイクへの憧れもあるように、どうしても「ロードバイクに乗りたいけどロードバイクに乗れない人たちの遊び」というようなイメージが付きまとっていました。

またロードバイクに乗っている人からは「ロードバイクに乗りたいならロードバイクを買うのが最善」「クロスバイクを改造カスタマイズするのは時間とお金の無駄」というような見られ方をすることが多かったですね。

それはロードバイクとクロスバイクは明確に区別されていて、いくらクロスバイクを改造カスタマイズしたとしてもロードバイクにすることはできないので、どれだけお金を掛けて改造カスタマイズしてもロードバイクになることはなく、中途半端なロードバイクのようなものが出来上がるという考え方があったからだと思います。

ご存知のように、クロスバイクとロードバイクではフレームの設計思想が全く異なりますから、いくらクロスバイクにお金を掛けてDURA-ACEのようなハイエンドのロードバイク用のパーツを取り付けたとしてもクロスバイクがロードバイクになるようなことはありません。あくまでロードバイク仕様のクロスバイクなのです。

なので、魔改造したクロスバイクが「クロスバイク以上ロードバイク未満」というような見られ方をするのもすごく当然で、改造カスタマイズするのは良いけど、沢山お金を掛けて改造カスタマイズするくらいなら、その費用をロードバイク購入費用にした方が良いというわけです。

そんなわけで、ガチのロードバイク乗りの方々からは、改造クロスバイクに乗っていると冷ややかな見られ方をしていたわけで、僕自身もセオリーから外れたような改造カスタマイズをすると「そうすべきじゃない」「こうあるべきだ」「無駄だ」というような意見をいただくことも多かったです。

良く言えば正統派が重んじられ、悪く言えば閉鎖的な考え方が強く「ロードバイクこそ至高」「クロスバイクは中途半端な存在」ましてその中途半端な存在のクロスバイクを改造カスタマイズするなどは「一部の改造カスタマイズ好きな人の少し変わった趣味」というような扱いでした。

なので、クロスバイクの改造カスタマイズは、ほどほどにしたほうが良いというような考え方が主流でしたし、実際に多くの人が途中で見切りをつけてロードバイクを購入してクロスバイクの改造カスタマイズは終了したりするのです。

もちろん、クロスバイクを弄り倒し、クドロップハンドル化するまで改造カスタマイズするような人はそんな否定的な意見が多いのは百も承知でした。自虐的に「魔改造」などと言いながら、改造カスタマイズ自体を楽しんでいたりわけです。

クロスバイクを魔改造することに対して、以前は「好きで自転車弄りしているんだから別に良いじゃないか。他人にとやかく言われる筋合いはない」などと言いながらも、本心ではロードバイクへの憧れもあって、ロードバイクに乗っている人たちに対してなんとなく劣等感のような気持ちがつきまとっていたのも事実です(笑)

クロスバイクの改造カスタマイズは邪道・異端

僕がクロスバイクの改造カスタマイズを始めた2015年くらいの時点でのクロスバイクの改造カスタマイズについては、どちらかと言えばスポーツバイクの楽しみ方としては邪道的な扱いをされていたように思います。

というのもクロスバイクの改造カスタマイズをする人の多くが、ロードバイク的な改造カスタマイズを好んでいたこともあり、ガチなロードバイク勢からは「ロードバイクみたいにするならロードバイクを買うべき」「クロスバイクの改造カスタマイズにお金を掛けるのは無駄」などの意見が多かったのでした。

実際問題で、クロスバイクの改造カスタマイズをする人は、クロスバイクを買ったものの、ロードバイクが欲しくなった結果、クロスバイクをスペックアップさせてロードバイクのような走りを求めて改造カスタマイズをスタートさせる人も多いので「ロードバイク的な性能を求めて改造カスタマイズするくらいならロードバイクを買ったほうが良い」と言われるのもあながち間違いではなかったのでした。

特にクロスバイクをドロップハンドル化する改造は「無意味な改造カスタマイズの象徴」として揶揄されたり槍玉に挙げられることも多かったですね。

2019年以降の自転車の多様化による考え方の変化

2020年以降のクロスバイクの改造カスタマイズに対するイメージ

自転車の改造カスタマイズに対して寛容になってきた

自転車の多様化で自転車の選び方に変化が出てきた

2019年あたりから自転車のジャンルが細分化されるようになり、シクロクロスやグラベルロードなどの、ロードレース志向でありながらオフロードも走破できるようなハイブリッドな自転車が脚光を浴びるようになったり、E-Bikeやディスクブレーキ化など自転車のジャンルやパーツが多様化してきました。

自転車のジャンルが多様化する中で、自転車を選択する際には、以前のようにロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクというような大雑把に分けた中から、好きなジャンルの自転車を選ぶという方法ではなく、どのように自転車に乗りたいのか、何を目的に自転車に乗りたいのかなど、自転車に乗る目的を考えて自転車を選ぶようになってきたと思います。

最大手自転車メーカーのドロップハンドルのクロスバイクの登場が歴史的な節目

スポーツバイクのジャンルの多様化の極めつけは、2019年に発売されたGIANTのクロスバイクのESCAPE R3にドロップハンドルを取り付けたESCAPE R DROPでした。

というのも、ESCAPE R DROPが登場するまでは、クロスバイクをドロップハンドル化することに対しては、一部のロードバイク派の方々からは失笑を買うようなカスタマイズでもあり、クロスバイクの改造カスタマイズのをする人の中でも賛否が分かれる改造カスタマイズでした。

ロードバイクに乗っている人からするとドロップハンドルはロードバイクのためのハンドルというような考え方が強かったため、クロスバイクの改造カスタマイズの無益さの象徴のような扱いをされていたりもしたものでした。

実際問題で僕がクロスバイクをドロップハンドルしなかったのは、このような批判を避けるためでもありました。

しかし、ESCAPE R DROPの登場で価値観が一変してしまいます。

それまで無益さの象徴だったドロップハンドル化したクロスバイクを世界一の自転車メーカーが公式として販売したわけですから、今までクロスバイクのドロップハンドル化を邪道だと認めなかった人たちも黙るしかなくなってしまったのです。

いくら「クロスバイクのドロップハンドル化は邪道だ!」と叫んだところで「GIANTが公式に販売してるんですけど?」「そもそも邪道って何?」「クロスバイクにドロップハンドルを付けちゃいけないって誰が決めたの?」というような感じで立場が逆転してしまったわけですね。

ESCAPE R DROPの発表を切っ掛けにして「自転車はもっと自由で良いんじゃないか」という考え方が出てくるようになったように思います。

参考 ESCAPE R DROP|GIANT

かつては非難の的になった電動アシストロードバイクも普及

以前はロードバイクに対して、硬派な考え方がありました。
なのでYAMAHAが電動アシストロードバイクのYPJ-Rを発表した時にも、多くのロードバイク乗りの方々から批判的な意見が溢れました。「ロードバイクに電動アシストとか邪道中の邪道」というような意見が殆どでした。

当時のYAMAHAもそのような批判の的になるのは見越していたようで、最初から「ガチのロードバイク乗り用ではありませんよ」とメッセージを出していましたが、それにも関わらず、批判的な意見が多く自転車界隈では炎上のような状態にさえなってしまいました。

僕が当時目にしたロードバイク乗りの方のブログでは「ヨーロッパではロードバイクは厳格に定義されていて〜YAMAHAの行為はロードバイクを侮辱するような行為で、それを日本のメーカーが行うということはリスペクトのかけらもなく大変失礼で恥ずかしことだ」というような厳しい意見も見られました。

当時の僕も「なるほど、ロードバイクはそれほどまでに厳格なものなのか」とその方の意見に賛同したものでしたが、まさかその後、欧米の大手自転車メーカーの多くが続々と電動アシストロードバイクを投入してくるようになったりするとは考えもしなかったです。

今では当初の電動アシスト付きロードバイクの批判の声は全く聞こえませんし、ヨーロッパの自転車屋さんでは電動アシスト付きのスポーツバイクの方が品揃えが多かったり、電動アシスト自転車専門店があるなど、完全に次世代の自転車として定着した感じさえあります。

実際問題で電動アシスト自転車に乗ると、今まで「キツイ」「シンドイ」と感じていた部分は軽減され、自転車に乗る爽快感や楽しさはそのまま維持される感じなのです。

それはけして怠けるということではなく、より純粋に自転車を楽しめる自転車なんですよね。その価値観が伝わると一気にロードバイク界隈にも電動アシスト自転車が普及し始めて以前のような厳しい意見を見かけることも少なくなりました

参考 YAMAHA YPJ-R|YAMAHA

自転車はもっと自由なもので良い

自転車はもっと自由なもので良い

欧米ではカスタマイズされた個性的な自転車が多い

自転車はカスタマイズするのが基本

僕は仕事の関係でちょくちょく海外に行っていたわけですが、自転車先進国と呼ばれるヨーロッパのドイツにも行く機会がありました。

「ヨーロッパではロードバイクは厳格に定義されていて〜」という言葉が頭の中に残っていたので、ガチガチの正統派のロードバイクばかりが走っている様子を想像していたのですが、街で見かけた自転車の多くは、いずれも個性的なカスタマイズが施された自転車ばかりでした。

また、ドイツ最大の自転車ショップStadlerに立ち寄った際にも、多くの人が、自転車をカスタマイズするためのパーツを買っているのを見かけることができました。

日本の自転車屋さんではあまり見ない光景だったので、カルチャーショックを受けたものでした。

カスタマイズは自分が乗りやすいようにするための手段

多くの人がカスタマイズのためのパーツを買っている様子を見て僕が思ったことは、確かにレースなどに出るためのロードバイクは厳格に規定があり、その規定に添った仕様の自転車でなければレースに出場できないというルールがあります。もちろんそれはヨーロッパだけでなく日本でも同じです。

しかし僕が見たドイツでは日本とは大きな違いがありました。この違いは一体何処から来るのでしょう。

レース仕様のロードバイクだと、一般公道を日常で走るには不便に感じる部分も当然多いですが、日本の場合は、その不便さを我慢して日常的に乗る場合にも規定に添った範囲で改造カスタマイズをすべきだというような考え方を押し付けていたのかな、と思います。「規定に添っていなければたとえ日常で乗る場合でもロードバイクに非ず。邪道だ!」というような考え方ですね。

僕自身も「ロードバイクこそ至高」「クロスバイクの改造カスタマイズは自己満足の世界」と思っている部分がありましたが、ドイツに行った際に見た景色はそれまでの僕の考え方を大きく変えるものでした。

もともとヨーロッパは自転車先進国というイメージもあったので、自転車に関しては日本以上に厳格に型にハマった考え方がされているものだと思っていたのですが、全くの正反対で、多種多様に改造カスタマイズされた自転車が街中に溢れていたのです。

例えばロードバイクに荷台を付けていたり、バタフライハンドルを付けていたり、リヤカーを引いていたり(もちろんスタイリッシュでオシャレですが)、それぞれがそれぞれの目的に応じて様々な改造カスタマイズを施しているのです。

また大手自転車チェーン店に立ち寄った際にも、自転車のカスタムパーツを買い求める人が多く居るのを見て、日本よりもずっと自転車の改造カスタマイズに対するハードルが低いということを知り、街中に改造カスタマイズされた自転車が溢れている理由も理解できたのでした。

形にとらわれる必要はない

要するに、レースなどに出場するための自転車であれば、厳格にそのルールに添った仕様の自転車であるべきですが、日常で使用する自転車においては別に関係の無いことでこだわる必要は全くなく、それぞれの乗り方や目的に応じた改造カスタマイズして、より快適な自転車にするというのが正しいという考え方が基本にあるのだと思います。

人それぞれに体力も体型も違う、走る場所も、走り方も、目的も違うわけですから、全く同じ仕様の自転車に乗るよりも、それぞれの用途に適うように改造カスタマイズする方が、どう考えても理にかなっているわけですからね。

それ以来、僕自身の自転車の改造カスタマイズに対する考え方も「もっと自由で良い」と思えるようになりました。

以前は「これはロードバイクのためのものだしやめておこう」「これはセオリーから外れるから駄目かな」「ロード用のパーツとマウンテンバイク用のパーツが混在してしまうな」などと思って躊躇する部分もありましたが「興味があればとりあえず試してみれば良い」のだというふうに考えることができるようになりました。

何用のパーツであれ、それを取り付けることでより快適になれば、少なくともそれは僕にとっての正解なのですからそれで良いのだと思います。もし違っていればまたやり直せば良いだけのことです。

欧米の場合は、そのあたりを我慢せずに、自分の乗り方や走行する道路の状況に応じて「好きなようにカスタマイズすれば良いじゃない」というの考え方なのではと思います。

泥除けやスタンドが無くて不便なら取り付ければ良いし、太いタイヤが良ければタイヤを太くする。特定のルールに縛られず、それぞれの乗り方に応じたカスタマイズをしていく方が、より自転車は楽しく快適なものになっていくはずです。

クロスバイクの魔改造も乗りたい自転車を追求すれば当然のこと

当初は批判的な意見も多かったドロップハンドル仕様のクロスバイクや、電動アシストロードバイクも大手自転車メーカーがそれらの自転車を発表するようになると、自然と批判的な意見はなくなり、多くの人が許容するようになってきたように思います。

よく考えれば、ロードバイクの中でも、ヒルクライム仕様、平地仕様、タイムトライアル仕様などなど、目的を追求すれば自転車は細分化するわけですし、それぞれの目的に応じたカスタマイズが必要になってきます。そもそもロードバイクやマウンテンバイクなどの成り立ちも、それぞれに適したカスタマイズをしていくうちに形造られてきたものですからね。

ましてレースに出るわけでもなければ、レース用に決められたルールに縛られる必要はないわけで、それぞれが自分の好きなようにカスタマイズしていくことが、実は自然で当たり前のことなんですよね。

人それぞれに理想とする乗り方や走る場所は違うわけですから、既製品のままではなかなかフィットしないことの方が多いでしょうから、自転車を購入した後はそれぞれの用途に応じたカスタマイズをするのがむしろ普通のことなのだと思います。

いろいろなパーツが売られていたりもするのもそういうわけですし、今にして思えば、クロスバイクの改造カスタマイズを否定する風潮があったことの方が自転車素人的な考えのように思えます。

とは言え、当時は僕自身も凝り固まった考え方をしていましたし、改造カスタマイズの目的もロードバイクに寄せることが目的で、本来の「自分が乗りやすいようにする」ためではなかったなぁと思います。

改造カスタマイズの自由な考え方ができる時代に

以前はスポーツバイクのジャンルと言えば、一般的にはロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクという選択肢しかなく、本格的に自転車で走りたいなら「ロードバイク一択」というような感じがありました。

確かに一般道路を走るにはロードバイクは最適で速度も速いですし、快適な自転車ではあるのですが、日常で乗るとなると、いろいろとストレスを感じる場面も多いです。

いくら舗装道路とは言え、舗装が粗い場所や凸凹な道も多いですし、路肩との段差も気になります。その点はクロスバイクの方がストレスが少なくなりますが、スペック的には今ひとつというところでもあります。

それらを理解して、ストレスを感じつつもやせ我慢してロードバイクに乗り続けるか、妥協してクロスバイクに乗るかの選択肢しかなかったのです。

しかしグラベルロードなど悪路でも走行できるような自転車が定番化して、ジャンルが多様化したことで、用途に応じてより最適な自転車を選べるようになりました。

そんな流れの中で「ロードバイクこそ至高」というような凝り固まった考えをする人も少なくなり「用途に応じた適したスペックの自転車に乗るのがベスト」というような考え方に変わってきた感じがあります。

同時に、クロスバイクの改造カスタマイズに対する考え方も変化してきたのではないかと思います。

結局は乗り方や用途に適した自転車にするために自転車を最適化するのがベストなんですよね。

もっと自由に自転車を楽しもう

僕自身も「ロードバイクこそ至高」「クロスバイクの改造カスタマイズは自己満足の世界」と思っている部分がありましたが、ドイツに行った際に見た景色はそれまでの僕の考え方を大きく変えるものでした。

もともとヨーロッパは自転車先進国というイメージも会ったので、自転車に関しては日本以上に厳格に型にハマった考え方がされているものだと思っていたのですが、全くの正反対で、多種多様に改造カスタマイズされた自転車が街中に溢れていたのです。

例えばロードバイクに荷台を付けていたり、バタフライハンドルを付けていたり、リヤカーを引いていたり(もちろんスタイリッシュでオシャレですが)、それぞれがそれぞれの目的に応じて様々な改造カスタマイズを施しているのです。

また大手自転車チェーン店に立ち寄った際にも、自転車のカスタムパーツを買い求める人が多く居るのを見て、日本よりもずっと自転車の改造カスタマイズに対するハードルが低いということを知り、街中に改造カスタマイズされた自転車が溢れている理由も理解できたのでした。

要するに、レースなどに出場するための自転車であれば、厳格にそのルールに添った仕様の自転車であるべきですが、日常で使用する自転車においては別に関係の無いことでこだわる必要は全くなく、それぞれの乗り方や目的に応じた改造カスタマイズして、より快適な自転車にするというのが正しいという考え方が基本にあるのだと思います。

人それぞれに体力も体型も違う、走る場所も、走り方も、目的も違うわけですから、全く同じ仕様の自転車に乗るよりも、それぞれの用途に適うように改造カスタマイズする方が、どう考えても理にかなっているわけですからね。

それ以来、僕自身の自転車の改造カスタマイズに対する考え方も「もっと自由で良い」と思えるようになりました。

以前は「これはロードバイクのためのものだしやめておこう」「これはセオリーから外れるから駄目かな」「ロード用のパーツとマウンテンバイク用のパーツが混在してしまうな」などと思って躊躇する部分もありましたが「興味があればとりあえず試してみれば良い」のだというふうに考えることができるようになりました。

何用のパーツであれ、それを取り付けることでより快適になれば、少なくともそれは僕にとっての正解なのですからそれで良いのだと思います。もし違っていればまたやり直せば良いだけのことです。

そんなわけで、以前に比べて自転車の考え方もより自由度が増して、改造カスタマイズしたクロスバイクに対しての考え方も変わってきたように思う今日このごろなので、これからもクロスバイクの魔改造、いや、改造カスタマイズを楽しんでいきたいと思います。

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