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イヤホンをして自転車運転をして死亡事故の男に有罪判決だそうですがイヤホンよりも・・・

公開日: ニュース・話題, 時事 ,

イヤホンと自転車死亡事故

イヤホンをして自転車運転をして死亡事故の男に有罪判決

2015年6月に千葉県で当時19歳だった大学生の男が、横断歩道を渡っていた当時77歳の女性をはねて死亡させた事故で、男に対して千葉地裁は禁錮2年6月、執行猶予3年(求刑・禁錮2年6月)の判決を出したそうです。

2015年6月に道交法が改正されてイヤホンをしての走行なども危険行為として取り締まり対象になった矢先の事故だっただけに、大々的なニュースになったのを記憶しています。

イヤホンをして自転車運転をして死亡事故の記事タイトル

イヤホン付け自転車運転で死亡事故、男に有罪|読売新聞
イヤホン自転車事故 男子学生に有罪判決 女性死亡「過失大きい」|東京新聞
自転車「ながら運転」で死亡事故 男子学生に執行猶予付き有罪判決|FNN
イヤホンで音楽聴きながら自転車運転し事故、男子大学生に有罪判決|TBS
音楽聴きながら自転車運転、女性にぶつかり死なせる 千葉市の大学生を書類送検|産経ニュース
女性はね死亡させた学生に有罪 イヤホンして自転車運転|朝日新聞
イヤホンつけ自転車で死亡事故 大学生に有罪判決|NHK
自転車死亡事故で有罪判決、千葉 イヤホンして運転中にはねる|共同通信社

こんな感じでFNN以外が全てイヤホン絡みの記事になっています。
なのでこの判決のニュース記事タイトルを見ると「イヤホンで自転車運転 ダメ!ゼッタイ!」と思ってしまいます。

しかしですね、記事の内容を読み進むと、なんだか違和感を感じてしまう部分がチラホラ。各社同じソースをもとにしていると思うので、似通ってしまうのは当然のことだとは思いますが、それにしても事故の原因は「イヤホンよりも・・・」という気がしないでもないのです。

というわけで、そのあたりをちょっとまとめてみようと思います。

今回の判決のニュース記事

判決によると、男は19歳だった昨年6月10日午後7時頃、同市稲毛区の県道で、両耳にイヤホンを付けて自転車を運転。路面の凹凸に気を取られ、前方や左右をよく見ていなかった上、赤信号を無視し、女性をはねて死亡させた。自転車の速度は時速約25キロだった。
イヤホン付け自転車運転で死亡事故、男に有罪|読売新聞

とまぁイヤホンよりも重要な違反が有るんじゃないかと思うわけです。

イヤホンよりも信号無視でしょ?

まず気になるのが、赤信号を無視している点。
信号を守って赤信号を無視していなければ、老人をはねることもなかったわけですから、イヤホンよりももっと直接的な事故の原因のような気がします。

ただ問題は、下を向いていて前を見ていなかったとのことなので、百歩譲って信号無視と言うよりは見落としという点が考慮されているのかもしれません。

イヤホンよりも前方不注意でしょ?

前を向いていなかったために、赤信号を見落としてしまい、道路を横断していた老人をはねたのであれば、イヤホンよりも前方不注意が事故の原因だと思うのです。

下を向きながら走行していれば、イヤホンをしていようが、してなかろうが事故になります。

今回の判決のニュース記事で思うこと

わざわざここに書き記すまでもなく、イヤホンをしながらの自転車運転は危ないです。

人間が多くの情報を視覚から得ているのは間違いないでしょうが、聴覚だって方向や距離の情報を得ていて、何かが近づいてきている方向を察知したり、距離感を把握したりするのに音は非常に重要なわけです。

その聴覚をイヤホンで塞いでしまうようなことをすれば、安全運転が出来なくなってしまうのは当然のことです。

そんなこともあり、道交法が改正された当初はイヤホンを付けての自転車運転は曖昧な判断をされていた感じでしたが、今では片耳イヤホンもNGというような判断になってきていると思います。

なので、この事故に関しても、イヤホンをしていたことが少なからず事故に結びつく原因になっていたのかもしれませんが、記事を読む限りでは、前方不注意と信号無視が明らかな事故の原因だと思いますし、イヤホンばかりを強調した記事タイトルはミスリードな気がしてなりません。

livedoorのニュースでこの事故を題材にして、事故の責任について弁護士に相談している記事で、そこでもイヤホンについて触れていますが、今回の事故でイヤホンは責められるべき行為であっても、事故との因果関係の責任の根拠としにくいんじゃないかという意見が書かれています。

弁護士でなくても常識的な考え方をすれば、大半の人は同じような意見を持つのではないでしょうか。

【参考】イヤホンで音楽を聴きながら「自転車」運転ーー人をはねてしまった場合の責任は?|livedoor news

何故下を向いていたのか

何故下を向いていたのか?という点を考えるのも重要な気がします。

読売新聞の記事では

判決によると、男は19歳だった昨年6月10日午後7時頃、同市稲毛区の県道で、両耳にイヤホンを付けて自転車を運転。路面の凹凸に気を取られ、前方や左右をよく見ていなかった上、赤信号を無視し、女性をはねて死亡させた。自転車の速度は時速約25キロだった。
イヤホン付け自転車運転で死亡事故、男に有罪|読売新聞

とあります。

つまり、下を向いていたのは道路にデコボコがあって、バランスを崩してしまったため下を向いて走行してしまったと考えると、路面の未整備も事故の一因かなと思ったりもするわけです。

自転車で車道を走っていると、時々出くわす地面のデコボコは確かに恐いですし、下を向いて走行してしまうこともあるかもしれません。特に田舎の方の道では、路肩と道路の境目にアスファルトがモリモリになっていたりして自転車ではハンドルが取られて危ない思いをすることもありますから、実際問題で、路面状況が原因で事故が起きることも十分考えられると思います。

しかしながら・・・現場の道路を確認すると、かなり綺麗で走りやすそうな道路ですね・・・。これでデコボコが気になったというのはちょっと苦しい気がします。

となると・・・うーん・・・。

信号無視について

現場の道路状況を見て思ったんですけど、もしも本当に道路状況が悪くてデコボコが気になって下を向いていたとしても、500メートルほど続く直線道路ですから、相当前から信号の存在は認識できるわけで、信号の存在自体を見過ごすことはまず有り得ないと思うのです。

そして、信号無視した信号は大きな交差点に有るものではなく、押しボタン式の信号で、このタイプの信号は横から車が来ないので信号無視し放題の状態なのです。なのでハナから信号を守るつもりもなかったんじゃないかと思ってしまうのです。

まとめ

とまぁ、いろいろと思う事のある事故と記事ではありますが、いずれにしても、前方不注意、イヤホン、信号無視という悪質な運転をしていたのは確実なので、特定の何かではなく、そのいずれもが最悪な事故の原因になっていたと考えるのが良いのでしょう。

自転車に乗っている以上、僕自身も事故を起こして加害者になってしまう可能性もあるので、ルール尊守は肝に銘じてしっかりと安全運転にを心掛けたいと思います。

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