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放置自転車対策の現実

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放置自転車対策の現実

放置自転車は交通の妨げになったり、街の景観を損ねたり、対策費用に膨大なお金が掛かるなど、非常に大きな社会問題でもあります。

各自治体は各々に放置自転車対策を行なっているようなので、放置自転車対策について調べてみることにしました。

一般的な行政の放置自転車への対応

放置自転車に対する一般的な行政の対応

放置自転車の移動・保管・処分

撤去と保管期間と返還手数料

自転車放置禁止区域などに指定された場所に放置された自転車に警告するために札を付けるなどをして放置自転車をしないように呼びかけたりしているようです。また、札を目印にして札を付けたままの自転車は一定期間放置され続けた放置自転車とみなして撤去するなどの対策が行われています。

撤去された自転車は所定の保管場所で保管されるのが一般的です。

保管期間は行政により異なりますが、概ね1ヶ月〜3ヶ月というのが多いようです。引き取りの際には数千円の手数料が課せられる場合がほとんどです。

盗難された自転車がどこかに乗り捨てられて放置自転車として回収されていた場合に手数料が問題となりますが、そのような場合は盗難届けが出されていれば免除されることもあるようです。また親切な自治体であれば防犯登録の情報を元に持ち主に連絡をしてくれることもあるようです。

なので、放置自転車問題の視点から考えると、防犯登録と自転車が盗難されたらなるべく早く盗難届けを出すということは非常に重要なポイントになります。

保管期間を過ぎても持ち主が現れなかった自転車は処分されたり、レンタル自転車などでリサイクルされたりすることもあるようです。

● 自転車の返還には手数料が掛かる
● 盗難された自転車などは返還手数料が免除になることもある

放置自転車対策の流れ

放置禁止の札・タグを取り付けて警告

長期間放置された自転車は撤去して所定の場所で保管

保管期間が過ぎれば処分やレンタサイクルなどで再利用

放置自転車の撤去や保管、処分の費用

放置自転車の撤去や保管、処分には多額の費用が使われています。

足立区のページによると自転車を撤去するためには保管を含め、1台あたり15,210円も掛かるそうです。

都内における駅前放置自転車の現況は東京都のページで公開されていて、年々減少傾向にはあるようですが依然としておびただしい数の自転車が放置されているのが現実です。

平成28年の資料をさっくり見ても東京都だけで3万台もの自転車が放置、撤去されているとのことで、これに15,000円を掛けると大変な金額になりますね。

自転車の撤去や保管には想像以上に費用が掛かる

自転車放置禁止区域とは

自転車が放置されることによって、交通の妨げなど、生活に支障が出る可能性の高い駅前や商店街などでは、自転車を放置することが禁止されています。

街なかの到るところで自転車が駐輪されているのを普通に見かけますが、実際問題で自転車も車両ですから基本的に歩道での駐輪は駐車違反になるので自転車も駐輪場などの駐輪可能な場所に駐輪しなくてはいけません。

しかしながら現状では自転車の駐輪に関しては野放し状態です。そんな中にあってわざわざ自転車放置禁止区域を指定しているのには当然理由があるわけで、通行者にとってものすごく迷惑だったり救急車や消防車の通行の妨げになるような場所ということが想像できます。なので自転車放置禁止区域は"絶対に駐輪するな!"という意味合いの場所と思った方が良いでしょう。

どこにでも駐輪してしまうような人はおそらく自分のことしか考えていないような人かと思いますが、違法駐輪が原因で救助活動の妨げになり、人が死んでしまうこともあるというところまでイメージを膨らませた方が良いでしょう。

あと「放置」という言葉のイメージから、長期間ほったらかしな状態だと勘違いしていまいがちですが、放置自転車は長期間駐輪している自転車だけを指すのではなく、直ちに移動できない自転車も放置自転車に含まれます

要するに、自転車を駐輪してどこかに立ち去った場合は、たとえ短時間でも放置自転車になります

● 自転車は車両と同じで歩道の駐輪は基本的に駐車違反
● 短時間でも直ちに移動できなければ放置自転車になる

即時撤去とは

自治体によっては放置自転車対策として即時撤去をおこなうこともあります。

即時撤去とは、警告等の札を付けたりして注意を促すなどはせず、見つけ次第撤去するという方法です。

東京の吉祥寺駅周辺はかなり徹底していて、放置自転車を見かけることがほとんどありません。

個人的にも即時撤去という方法は罰則的な感じも強く、かなり効果があるように思います。

放置自転車に対する主な対策

放置自転車に対する主な対策

駐輪場の増設

放置自転車の根本的な原因は、駐輪場が不足しているということも考えられということで、駐輪場を増設したりの対策も行われています。

ただし、駐輪場を増設したとしても駅から遠くの駐輪場は使用されづらく、問題は解決されないことも多いようです。

● 自転車駐輪場内の放置自転車も多い
● 利便性の高い場所には駐輪場を作りづらい
● 駅から遠い駐輪場は利用率が低い

自転車利用者への呼びかけ・啓蒙活動

駐輪禁止の看板やポスターや街頭での放置自転車禁止の呼びかけによる啓蒙活動もされているようですが、放置自転車平気でするような人は放置禁止の看板の前にも平気で放置してしまうので、効果は薄いと思います。

放置自転車対策は撤去の徹底がベストと思う

放置自転車対策は撤去の徹底がベスト
自転車駐輪場を増やすとか、立て札などでの啓蒙したとしても上記の写真のように平気で放置してしまう人は基本的に自分のことしか興味がないような人なので、立て札や注意書きを見たりはしません。なので最も効果があると思われるのはやはり即時撤去なんじゃないかと思います。

放置自転車対策で調べてみると、いろいろ対策した結果、即時撤去を強化するなどの対策を実施する自治体が多く見られます。

割れ窓理論のようなもので、自転車が駐輪されていない場所には駐輪しづらいですし、逆に放置自転車があれば「駐輪しても良いのかな」という気がしてしまい、どんどん駐輪されてしまうという悪循環になりがちです。

実際問題で、ちょっとした用事があって吉祥寺へ自転車で出かけて駐輪場所を探した時に、駅周辺に全く放置自転車が無く、雰囲気で適当に駐輪してはいけないということが分かり、駅前近辺に駐輪するのを諦めて駐輪場を探したことがありました。

真面目な人ほど損をする保管料の問題

放置自転車で撤去された自転車を保管場所に取りに行くと、保管料として数千円を払う必要があります。自転車を放置したペナルティとして当然払うべきお金だと思いますが、問題は連絡が来ても無視をして引き取らない場合に何の費用も掛からないことかと思います。

処分するにしてもルールを守って粗大ゴミとして自転車を捨てると処理費用が発生するのに、放置自転車で撤去してもらって無視を決め込めば無料で処分できてしまう。だったら撤去してもらってそのまま処分された方がお得!というような考え方も出て来るんじゃないかと思われます。

定期的に乗っているような自転車をずっと放置するなんてことは基本的に無いでしょうから、長期間放置されているような自転車は、必要がなくなった自転車か、盗難自転車の乗り捨てかと思われます。

例えば、通学などで学校の最寄駅から学校まで使用していた自転車が卒業とともに必要なくなり、遠く離れた自宅まで乗って帰ることもできないので、そのまま放置して引っ越してしまったとかの理由で放置される自転車は多いと思います。もう使うかどうか分からない自転車を輸送するために数千円を払うくらいであれば放置して捨ててしまった方が安上がりです。

ともかくも要らなくなった自転車を引き取ってもらって処分したり、撤去された自転車を真面目に取りに行くと保管料を取られるのに、放置自転車で無視すれば一銭も取られない。なんていうのは変なお話ですよね。

防犯登録などから本来の持ち主はある程度特定出来るでしょうし、自動車のレッカー移動と同じような調子で撤去した自転車に対して強制的に撤去料を徴収するようなシステムにした方が良いんじゃないかと思うんですけどね。

まだまだ多い放置自転車

放置自転車が社会問題化して意識が高まったせいか、ひと昔前に比べて放置自転車は随分減ったようにも思います。それでも依然として駐輪しては行けない場所に駐輪してしまう人も多いですし、全体にまでマナーや意識が浸透しているわけではないと思います。

放置自転車がなければ、歩道は歩きやすくて快適ですし、景観もすっきりして美しくなります。自転車に乗る際には、意識を高く、しっかりとルールを守って運転することを徹底したいですね。

ところで世の中には放置自転車ビジネスというものがあるようです。よくわからないので今度調べてみたいと思います。

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