クロスバイクやロードバイクに興味はあるものの、プロショップと呼ばれるロードバイク専門店のようなサイクルショップは、初心者にとって、かなり敷居が高い場所です。
店頭の派手なロードバイクだけでなく、ピチピチのサイクルウェアに身を包んだ人たちがたむろするその場所に、不似合いな服装で踏み込んで「あ、素人が入って来ちゃったよ」などと思われないために、初心者がサイクルショップに行く時には一体どんな服装をしていけば良いのでしょう?
初心者がサイクルショップに対して抱く不安や思い込みを払拭するために、サイクルショップに行くのに相応しい服装についてまとめてみました。
サイクルショップに行く服が無い
サイクルショップに行く服が無い。
ネタではなく、僕がGIANTのショップにクロスバイクを買いに行こうと思った時に「どんな服装で行けば良いのか」と本気で悩みました。
冗談抜きで「果たしてジーパンで行ってよいものだろうか?」と。
今となっては笑い話ですが、いわゆるプロショップと呼ばれるスポーツバイク専門のサイクルショップは、自転車初心者にとってかなり敷居が高い場所です。
ピチピチの格好をした「本格的なロードバイクに乗って峠やレースで乗りまくってるぜ」な剛脚な方々が集まり、店員さんとロードバイクのあれやこれやについてマニアックな話題で談笑している。というようなイメージのある場所なのです。
そんな場所にクロスバイクとロードバイクの違い、いや、ママチャリとロードバイクの違いすら理解していないような自転車初心者が、そう簡単に近づける場所ではないわけです。
服装だけで「コイツは素人だな、面倒くさいな」と店員さんになめられてしまうのも悔しいので、せめて「ガチで乗っているわけではないけど、かじる程度には知ってるぜ」というような雰囲気を醸し出したいのです。
そう考えた僕は、おそらく無難であろうと思われる格好として、Tシャツとカーゴパンツを選択し、それらを着込んでクロスバイクを買いに最寄りのGIANTストアへ向かったのでした。
初心者がサイクルショップに行く時の服装
どんな服装でも問題無し
結論から言えば、服装なんて何だって良いです(笑)。
スーツでもロードバイクには乗れますし、サイクルウェアじゃないとクロスバイクやロードバイクに乗ってはいけないというルールもありません。
普段はピチピチの格好でロードバイクに乗っていても、仕事帰りにスーツでプロショップに立ち寄る人もいるわけですから、どんな服装だって良いのです。
なのでビーチサンダルで短パンタンクトップでも大丈夫です。
恐らくですが、どんなサイクルショップでもドレスコードはないはずです。
少なくとも僕はそんなショップに行ったことはありません。
自転車はその日に納車されないので購入する日の服装はラフでOK
次に、クロスバイクやロードバイクを購入した場合、サイクルショップから自転車に乗って帰ることになると思いますが、「サイクルショップから自転車を乗って帰る時の服装」はどうしたら良いのか気になります。
クロスバイクやロードバイクに乗るのに相応しくない服装をしていた場合、苦笑いされて「その服じゃ乗れないですよ」なんて言われたくはありません。
この点についても安心してください。
一般的にクロスバイクやロードバイクは購入したその日のうちに乗って帰れません。
メーカーに車体を注文したり、チューニングしたりすr必要があるので、実際に納車されるのは1週間ほどかかります。
というのも、購入する自転車を決定した後に自転車は組み立てや調整をする必要があるので、即日の納車が難しいのです。
僕の場合は1週間後に納車されました.
なので、購入するその日の服装は気にしなくても良いでしょう。
ということで、自転車を買いに行く時に乗って帰る時の服装を考えるのはあまり意味がありません。
では、自転車が納車される時にはどんな服装をすれば良いのでしょうか?
自転車納車時の服装は・・・?
ストレッチの効いたサイクルパンツがおすすめ
自転車が納車される時の服装もそれほど気にする必要は無いと思います。
どんな格好だろうと乗って帰れないことはないでしょう。
ただし、スーツ等のフォーマルな服装や、タイトなジーンズは自転車に乗りづらいので止めておいた方が良いと思います。
5km程度の短い距離であれば問題ないと思いますが、10km以上になると、ストレッチの聞かないジーンズなどは皮膚がすれたり、生地が伸びないので無駄な負荷がかかったりして、乗っていて辛くなります。
それこそ自転車屋さんに苦笑いされながら「これだから素人は・・・」と思われるポイントになるかもしれません。
かと言って、自転車を取りに行くのにわざわざピチピチのサイクルウェアで行く必要もありません。
基本的にはストレッチ性のある服装であればカジュアルでも全く問題ないと思います。
お勧めとしては「スラックスタイプのストレッチの効いたサイクル用パンツ」です。
これだと自転車に乗っていない時でも違和感がありませんし、ゆくゆく必要になるものなので買っておいて損はないでしょう。
靴はスニーカーで問題無し
本格的にロードバイクに乗ろうと思えば「ビンディングシューズ」と呼ばれる自転車用の特別な靴を履くとになりますが、初めてクロスバイクやロードバイクに乗ろうという人で、いきなりビンディングシューズを選択する人はまずいないと思います。
なので靴は運動靴やスニーカーなどであれば問題無いと思います。
革靴などでも乗ることは出来ますが、底面が硬い靴は滑る可能性もあるのであまりお勧めではありません。
サンダル等は脱落や引っ掛けてしまうなどの危険も有るため、常識としてやめておいた方が良いです。
バックパックも有れば良し
納車時には「バックパック」が有れば便利だと思います。
というのも、初めてのクロスバイクやロードバイクを購入する場合、「空気入れ」や「メンテナンス用品」や「ライト類」なども一緒に購入することになります。
それらを持ち帰ることを考えると背中に背負えるリュックなどが有った方が良いのです。
クロスバイクやロードバイクの場合は、ママチャリのように前カゴは付いていませんし、荷物をハンドルに引っ掛けて・・・みたいなことは出来ません。
ちなみに自転車に乗る時に普通のバッグパックを使用すると、背中が蒸れて汗でビショビショになってしまうという問題があります。
この点についえは、背中とバッグとの間に空間ができるようにデザインされたDeuterというブランドのRace EXP Airがおすすめです。
Race EXP Airについては下記の記事でレビューしているので参考にしてください。
ttps://escape.poo.tokyo/deuter-race-exp-air/
ヘルメットは購入した方がよい?
自転車の場合、ヘルメットの着用は努力義務になっています。
特にクロスバイクやロードバイクの場合はスピードも出ますし、基本的には車道を走ることになりますから、転倒など万が一のことを考えればヘルメットは着用した方が良いでしょう。
ただし、ヘルメットは見た目やサイズなどの問題があるので、ネット通販などをするのは難しいアイテムです。
自転車を買うついでにショップにあるヘルメットで試着してみるのが良いと思います。
僕自身はロードバイク乗りの方々が着用しているようなスポーティな見た目のヘルメットは苦手だったので、OGKという日本のメーカーのカジュアルなデザインのKOOFUと呼ばれるヘルメットを使用しています。
カジュアルな服装でもピチピチな服装でもどちらでも違和感なく使用できるデザインでおすすめです。
オージーケーカブト(OGK KABUTO) 自転車 ヘルメット CS-1 マットブラック サイズ:M/L(頭囲57~59cm) JCF推奨
ヘルメットのKOOFUについては下記の記事でレビューしているので参考にしてください。
初心者がサイクルショップに自転車を買いに行く時の服装のまとめ
初心者にとって、ピチピチのサイクルウェアは抵抗がありますから、サイクルショップに屯している人を見ると、素人が気軽に立ち寄れるような場所ではないと思えてしまいますが、彼らも最初は素人だったはずです。
最初からピチピチのサイクリングウェアを好んで着る人なんていないです。
あれはクロスバイクやロードバイクに乗るためにの走りやすさや快適さを求めると、必然的に自転車専用のウェアなどを選ぶようになり、自然とサイクリストの格好になっていった結果なのです。
要するに、最初は初心者然とした服装も自転車に乗っているうちに次第にサイクリストに相応しい服装になっていくようになります。
クロスバイクやロードバイクに乗り馴れてくると、不思議とピチピチじゃない方が恥ずかしいと思うようにさえなってきます。
なので最初は気負わずに普段の服装でサイクルショップに行けば良いと思います。
服装について特に深く考える必要はないでしょう。
ただし、納車時にサイクルショップに行く時には、多少なりに自転車に乗りやすい服装を意識していれば良いんじゃないかと思います。
最初にピチピチな服装は抵抗があるでしょうが、ショップでも自転車に乗りやすいカジュアルな服も売っていますから、購入時に一緒に購入したり、納車までの間にネットなどで揃えておくのも良いと思います。
そうして納車時にクロスバイクやロードバイクに乗るのに恥ずかしくないような、それなりの服装になっていれば、何の問題も無いということになります。
以上、初心者がサイクルショップにスポーツバイクを買いに行く時の服装について書いてみました。
初めてサイクルショップに行こうと考えている方の参考になれば幸いです。