クロスバイクのサドルをVELO SENSOシリーズに交換してみました。
VELOのサドル SENSO シリーズ
ライトユーザー向けの安価で座り心地の良いサドル
安価で適当なサドルがあれば良いなと思い、下記のような条件でサドルを探してみました、
● 5,000円以下
● スポーティな見た目
● 黒
ロードバイク用のサドルメーカーとしてはフィジーク(FIZIK)あたりが有名ですが、有名なメーカーのサドルは当然のように高価なサドルなので、サドル一つでも一万円以上するものがほとんどです。
本格的なロードバイクならともかく、クロスバイクのためのサドルとしてはちょっとオーバースペックなので、5,000円以下でサドルを探してみました。
5.000円以下という条件でサドルを探した結果わかったのは、どれも似たようなサドルしか見つからないということです。
恐らくですが、同じ工場でOEM的に大量生産したものに適当なブランド名を付けたりしたものを再販しているのではないかと思います。
そんな中で、ようやく見つけたのがVELOのSENSOシリーズの中の VL1589というサドルでした。
現在は廃番となって購入することが出来ませんが、安価で座り心地の良いライトユーザー向けのサドルとして、SENSOシリーズはなかなか良いと思うので紹介しておきます。
サドルメーカーのVELOにつて
VERLOは台湾のメーカーで多くのメーカーにOEM供給をしている会社でもあります。
同じ台湾の自転車メーカーであるGIANTにもおそらくサドルを供給しているものと思われ、実際にGIANT社のクロスバイクの人気シリーズであるESCAPE R3で使用されていたサドルはこのVELO社のサドルでした。
VELO SENSO VL1589の外観
シンプルだけれどレーシーな印象で軽量なサドルです。
VELOのSENSOは、シリーズ展開されているサドルなので、価格違いでいくつかのグレードがあります。
上位グレードは10,000円を超えるようなサドルもありますが、僕が購入したVR1589はエントリーモデルという位置付けで、価格も3,000円ちょっとなので、お気軽でリーズナブルなサドルです。
要するに、ライトユーザー向けではあるものの、超初心者だけではなく、それなりに乗り込んだミドルユーザーでも使えるようなサドルもあります。
SENSOシリーズはクロスバイク向きなサドル
SENSOシリーズがどのようなコンセプtのサドルかは自転車パーツを扱うAKIコーポレーションの解説が的を得ていると思うので紹介しておきます。
Velo社の最新の技術と製法で開発した、アーバン系を中心としたサドル「SENSO」。
単に柔らかいだけでなく、アーバン系に必要な、様々なスタイルのサドルをSENSOシリーズではお選びいただけます。
とのこと。
ロードバイクに付けるようなガチガチの硬いサドルではなく、ややクッション性のあるコンフォート系(乗り心地がマイルド)のサドルの仲間のようです。
要するにガチ勢用というよりも、クロスバイクバイクなどに乗るライトユーザー向きなサドルと言えると思います。
とは言っても、クロスバイクのESCAPEに装備されていた純正のサドルよりはクッション性が無く、厚みもないので、よりスポーティなルックスにすることができます。
クロスバイクにSENSOシリーズのサドルを取り付けてみた
SENSOシリーズのサドルにして乗ってみた感想
SENSOシリーズのサドルにして、あちこち走ってみた感想です。
乗車前は、純正品からはサドルが薄くなたので、お尻に痛みが出ないか心配でした。
しかし、15km程度乗った範囲では特に問題もなく、思っていたよりもクッション性もあり、快適なサドルでした。
その後、もっと長い距離を乗ってみましたが、ほとんど痛みも出ず、快適に使用できています。
一般的にはサドルを変えた直後はフィットしているしていないに関わらずで、少なからず違和感や痛みが出るものですが、このサドルに関してはそんなことはありませんでした。
きっと僕のお尻にフィットしているものと思います。
サドルなんてどれも同じように見えたりしますが、ちょっとした硬さの違いや形状の違いは、実際に使ってみると、大きな違いを感じるものです。
実際に乗ってみるまでは、そのサドルが自分に合うのかどうかの判断が出来ないのがサドル選びの難しいところなのです。
今回のサドル選びは、とりあえず成功ということになりました。
フィットしていないサドルに乗ると、お尻が痛くなったり、股擦れが出来てしまったりするので、サドルが合わない場合は無理をして使用するのではなく、新しいサドルを探すほうが懸命だと思います。
サドルもけして安くはないので勿体ない話ですが「サドル沼と」呼ばれるくらい相性の良いサドルにに出会うのは難しいことです。
我慢して乗り続けてもあまり良いこともないので、潔く諦めて新しいサドルを見つける旅に出た方が良いでしょう。
このあたりは、よりハイエンドなサドルになると、特徴をハッキリさせるために独特なデザインになることもあり、価格は高くなる一方で、相性の良いサドルに出会うのが難しくなっていきます。
そういう意味ではSENSOシリーズは快適さを残したサドルなので、多くの人のお尻とフィットしやすい形状だと思うので、サドル沼にハマって出られなくなっている人にはまず試していただきたいサドルだと思います。
基準ができれば、そこからもっと硬いサドルとか、もっとお尻がしっかりと乗る形状が良いとかの方向性も決まってきて、もっと相性の良いサドルに巡り合うことができるようになるはずです。