ロードバイクやクロスバイクのメンテナンスやカスタマイズはスポーツバイクを趣味とする上での楽しみの1つです。
僕自身、クロスバイクやロードバイクに乗っている時間よりも、メンテナンスやカスタマイズにかける時間の方が多いんじゃないかと思えるくらいに、その作業を楽しんでいます。
元々自転車に関してほとんど知識の無かった僕でしたが、いろいろな改造やカスタマイズにチャレンジしてきたお陰で、自転車にもそれなりに詳しくなり、今ではちょっとしたメンテナンスやカスタマイズであれば、特に困ることもなく作業することができるようになりました。
そんな僕ですが、全て何事もなく順調に作業出来ていたわけではなく、当然のように失敗をして作業のやり直しをしなければいけないようなことは何度となく経験してきました。
時として、間違った作業方法でパーツをダメにしてしまい、新しくパーツを買い直すなんてことも何度も経験しています。
そんな過去の失敗と経験から学んだ「どんな時に作業に失敗してしまうのか?」を考えて、作業時の注意点やポイントについてまとめてみようと思います。
自転車の改造カスタマイズ作業で失敗してしまう原因
作業内容をよく調べないで作業に入るから失敗する
ロードバイクやクロスバイクの改造カスタマイズ作業で失敗してしまう最たる原因は、よく調べないで作業に入ることだと思います。
イメージだけで作業内容を判断してしまうと、いざ作業に入ってみると思ったよりも複雑だったり、手順が違っていたりすることが意外とあります。
また、よく確かめずに適当にパーツを買ってしまった結果「適合していないパーツだった」なんてことや「必要な工具がなかった」などのトラブルもよくやる失敗です。
なので、改造カスタマイズの失敗を避ける最も懸命な方法は、作業に入る前にネットや、メンテナンスブックなどでしっかりと情報を集めて、これからやろうとするカスタマイズの作業手順、必要なパーツや工具などを予め確認しておくということになります。
作業の予習をしておけば、かなりスムーズに作業を進行させることが出来るようになり、作業中に迷うことも、失敗することもほとんどなくなります。
メンテナンスブックは必須
ロードバイクやクロスバイクをカスタマイズやメンテナンスする際には、予習するための情報源としてメンテナンスは必須です。
焦って作業するから失敗する
ロードバイクやクロスバイクの改造カスタマイズは、意外と時間が掛かるものが多いです。
親切なメンテナンスブックなどでは、カスタマイズに必要な作業時間の目安が掲載されていたりもしますから、作業に入る前にはその時間を参考にして、慌てず焦らずで作業を行うようにしたほうが良いでしょう。
作業に馴れていると、メンテアンスブックに掲載されているくらいの時間内で作業が出来るものと思われますが、多くの場合は、作業が初めてだったり、不慣れな作業ということもあり、予想よりも長い時間がかかります。
かと言って、早く作業を終らせようと焦って作業してしまうと、手順を間違ってしまったり、調整がいい加減になってしまったりしがちです。
結果として、作業をやり直すことになったりして、余計に時間が必要になるだけでなく、パーツを買い直さなくてはいけなくなるなど、金銭面でもロスが出たりします。
なので、ロードバイクやクロスバイクのカスタマイズ作業の際には「急がば回れ」の精神で、たとえ時間が掛かっても、ゆっくりと一つ一つの作業を確実に行なうという気持ちで臨んだ方が良いでしょう。
一つ一つを慎重に作業することで結作業ミスや、やり直しが少なくなり、短い時間で作業を完了できるはずです
長時間作業をするから失敗する
ロードバイクやクロスバイクの改造カスタマイズには時間が掛かります。
特に大掛かりな作業になれば、一日で作業を終了できないこともあるかと思います。
例えば、僕がクランクセットなど、コンポーネント一式を交換した時は、二日間に分けて作業を行い、トータルで6〜8時間くらいは作業をしていたかと思います。
また、不慣れな作業が続くため、メンテナンスブックやマニュアルを何度も見直しながら確認する必要があったり、力加減が分からなかったりで、精神的にも疲れが出やすくなります。
長時間の作業と疲れで集中力を欠くようになると、うっかりミスをしてしまうようにもなります。
結果として、作業をやりなおさなくてはいけなくなるなど、二度手間になることも多々有りました。
「疲れてきなた」「集中力がなくなってきたな」と少しでも感じたら、作業を中止して休憩するようにした方が、結果的にミスも少なく短い時間で作業を進めることができるはずです。
自転車の改造カスタマイズ作業で失敗を防止するために
僕がクロスバイクやロードバイクをカスタマイズで失敗した際の一番の原因は、集中力を欠いた際の作業ミスでした。
そのことから学習し、今では、事前の作業の予習と、集中力を欠くような長時間の作業は避けるようにしています。
クロスバイクやロードバイクの改造カスタマイズを自分自身で行なうのは自転車にも詳しくなりますし、メンテナンス一つで乗り心地や走り心地が大きく変わるのを実感すると、乗ることと同じくらい作業が楽しいものに変わります。
しかし、作業に失敗してしまうと思い切り憂鬱な気分にもなってしまうので、せっかくの楽しい気分を台無しにしてしまわないためにも「1つ1つを確実に作業する」というこが大切でしょう。
失敗してしまうと、作業のやり直しや、パーツの買い直しなどで、時間もお金も無駄にしてしまうことになりますから「疲れたら休む」は絶対に基本だと思います。
改造カスタマイズの作業のポイント
● 作業内容をしっかりと予習してから作業を始める
● 時間に余裕を持って作業をする
● 一気に作業をしようとしない(休憩を挟む)
ちなみに、クロスバイクやロードバイクのカスタマイズや、メンテナンスで必須アイテムと言えば「六角レンチ」ですが、レンチの先端がボール状になったボールポイント式でサイズごとにレンチの色が違っている六角レンチが作業の際にとても便利です。
僕自信もPB SWISSTOOLSの六角レンチを使用しています。