雨の日や寒い季節などでも自転車のトレーニングを欠かさずしたいと考える人にとってベストな選択は、三本ローラーが最も実践に近くて定番な室内トレーニングの方法だと思います。
しかし、賃貸マンション暮らしの身にしてみれば、導入したくても、置き場所の問題や音の問題などで、そうそう簡単には導入出来ないものだったりします。
そこで三本ローラーほどの本格的な乗り心地は必要ないにしても、もう少し気軽にトレーニング出来るものとして候補に挙がるのが、後輪が固定された状態になった固定ローラーになるかと思います。
一般的な固定ローラーと言えば、固定台に後輪ホイールのハブを固定して、タイヤと設置している回転台を回転させて負荷を得るものがほとんどかと思いますが、最近は新しいタイプの固定ローラーとして、後輪のホイールやタイヤを使わない固定ローラーが増えつつあります。
後輪のホイールやタイヤを使用しない変わりに、固定台にはスプロケットが取付けられるようになっているもので、固定台のスプロケットにフレームを固定してインドアトレーナーとして使用できるというものです。
一般的な固定台だとタイヤの摩耗に伴う部屋の汚れやタイヤ自体の摩耗や騒音が気になりますが、この方法だとそれらの問題が一気に解消される!かもしれない画期的な固定台なのです。
今回はそんな後輪要らずで画期的な固定ローラーであるインドアトレーナーについて考えてみたいと思います。
Contents
後輪を使わない固定ローラー台
CycleOps HAMMER
● Made in USA
● 静音設計(64db)
● 最大2000W
● Zwift対応
● 170,640円
● 8-11速対応シマノ用フリーハブ搭載
● 21.3kg
https://www.riteway-jp.com/pa/cycleops/cycleops.html
Wahoo KICKR
● 静音設計(61db)
● 最大2000W
● Zwift対応
● $1,599.99
● 11速対応シマノ/カンパ対応
● 21.5kg
http://au.wahoofitness.com/devices/bike-trainers
ELITE DRIVO
● 最大3500W
● Zwift対応
● 184,810円
● 10速11速対応シマノ
https://www.elite-it.com/en/products/home-trainers/interactive-trainers
Tacx NEO Smart
● 最大2200W
● Zwift対応
● 243,000円
● 10速11速対応シマノ
● 21.5kg
JET BLACK WHISPERDRIVE
● 最大1200W
● 84,240円
● 10速11速対応
https://www.jetblackproducts.com/categories/jetblack/1-A04/all-trainers
ダイレクトドライブ式インドアトレーナーについて
ダイレクトドライブ式インドアトレーナーについて調べてみると、いずれもまだ歴史が浅いようで、新世代の固定ローラーと言えるかもしれません。
従来式の固定ローラーと比べると、タイヤを使わないのでタイヤの摩耗にともなうホコリの問題やランニングコストの問題、それから集合住宅では最も大きな問題である騒音問題をクリアする可能性のあるトレーニング台というところで注目です。
スプロケットにダイレクトに直結させているので、パワーロスが少ないのも、注目すべき特徴の1つで、いろいろな数値を計測するのに調子が良いと思われます。
気になる静音性ですが、いずれも60db程度と一般的な会話レベルらしいので、この手のトレーニング用具でら考えれば、かなり静かなものになるでしょう。あとは振動や音の質なども問題無いようであれば、かなり魅力的です。
問題はJETBLACKを除いたいずれも20万程度、実売で15万円前後の販売価格で、かなり高価な用具になります。
実際問題でそれだけの費用を出せば、そこそこのスペックの自転車を新しく買えてしまうので、購入するかどうかを非常に悩むところだと思います。できれば10万円以下になってくれれば嬉しいですけどね。
最近はロードバイク指向なフィットネスバイクも増えているようではありますが、やはり実際のロードバイクフレームに跨がった方がより実践的なトレーニングが出来るでしょうし、モチベーションも上がるのではと思います。
Zwiftなどと組み合わせて使えば、エクササイズ目的に自転車に乗っている人だと、もう外に出なくても良いよいのではないかと思ってしまいますね(笑)