ひょんなことからスポーツサイクルというものに興味を持ち、クロスバイクを購入してからはや数年が経ちました。
自転車は今では僕の生活になくてはならない存在となっているので、なるべく「自転車中心の暮らしをしていきたい」なんてことを考えたりもします。
「自転車と一年を通じてどう過ごしていくか?」なんてことを考えたりすることも多く、自転車を数年乗ってみて、なんとなく自転車と過ごす定番の年中行事も見えてきた気もします。
そこで、自転車のある暮らしを前提にした、一年の年中行事をまとめてみました。
自転車のある暮らし 自転車主体の年中行事
一月の自転車ライフ
初日の出走行で走り初め
年末の大掃除で磨き上げてピカピカになった愛車とともに新年を迎えます。
大晦日から元旦にかけての、初日の出ライドで走り初めをする人もいるでしょう。
寒いので完全にオフシーズン
しかしながら1月は自転車に乗るにはあまりに寒いので、あまり自転車に乗りたいと思わない季節でもあり、年が明けたとは言え、自転車はまだまだオフシーズンで、街なかで見かける自転車もまだまだ少ない季節です。
しかし、中には雨の少ない冬の間こそが本当の自転車シーズンだと考える人も多いです。
一月は雨が少ないので実は自転車向きな季節
東北地方や日本海側などの極寒地でもなければ、たとえ冬であっても走っているうちに体が温まるので、寒さもそれほど気にならないですから、乗り始めの寒ささえ乗り切れれば、実は快適にサイクリングできる季節だったりもします。
とは言いつつも、頭では「自転車に乗り始めればそんなに寒くはない」と分かっていても、腰が重いのが実際のところで、暖かくなった時のことを考えたりして、今年一年の自転車ライフについていろいろな思いを巡らせるのが楽しい時期でもありますね。
三盆ローラーで室内練習
暖かくなって、本格的な自転車シーズンが到来するまでは、室内トレーニングに切り替える人も多いみたいです。
室内練習といえば「三本ローラー」というわけで、三本ローラーの購入を考えたりもするのもこの時期だと思います。
最近はzuiftやWahooなどの室内サイクリングのシステムも充実していますし、室内練習でも楽しくトレーニングが出来てモチベーションを保てますからね。
二月の自転車ライフ
一般自転車の新型モデルが出揃う季節
二月と言えば、自転車業界の動きが大きくなる季節でもあります。
新年度に備えて電動ママチャリやシティサイクルの新モデルが出揃う季節だったりするのです。
ブリジストンやパナソニックサイクル、ヤマハ発動機などの大手メーカーを中心に、春の新年度に合わせて、新モデルを発表するのです。
なので、毎年12月くらいから新モデルの発表がはじまり、1月、2月にかけて、各メーカーから新年度モデルが出揃う時期でもあります。
型落ちモデルの自転車が狙い目
そんな事情もあり、年末から年明けにかけては、新型モデルの販売のラッシュシーズンとなります。
狙い目なのは、新モデルが発表になるタイミングで、型落ち自転車が安売りされるようにもなる季節でもあると言えるでしょう。
なので、新しく電動自転車などを検討している人は、二月あたりから自転車探しをすると、型落ちの電動自転車が安く買えるチャンスがあるかもしれません。
新型モデルの変化は駆動時間中心で大差なし
電動自転車も、毎年新モデルが出ますが、大きく変わるのはバッテリーの持続時間やコンパクト化あたりになるので、それほど大きな変化があるものではありません。
特に新モデルにこだわらなければ、型落ちモデでも十分だと思います。
ロードバイク的には基本的に雨の少ないシーズンなので自転車向きな季節でもありますが、一年の中で最も冷え込むシーズンでもあるので朝の凍結や降雪などを気にする必要もある季節でもあり、街で見かける自転車の姿がかなり少なくなる季節でもあります。
子供向け自転車も新型モデルのラッシュ
子供向けの自転車も新学期などの新生活に備えて売れるため、2月は新型モデルがたくさん発売されるようになります。
とは言っても、各社マイナーチェンジがほとんどで、フレームのカラーを変えてみた程度の違いくらいしかなかったりするので、子ども用自転車も型落ちモデルがお買い得感があるはずです。
三月の自転車ライフ
本格的自転車のシーズン到来
三月になれば、ポカポカと暖かい日も多くなり、自転車に乗りたい欲求も高まる季節です。
このあたりから自転車ライフが本格活動する人も多くなるようで、街なかでも自転車に乗っている人の数が急に増え始める感じです。
3月と言えば、まだ寒い日もありますが、多少肌寒いくらい方が、自転車に乗るには最適な季節ですから、三月はまさにそんな季節ですね。
暑くもなく、自転車にとっての大敵である雨も少ないので、一年を通して自転車のベストシーズンとも言えると思います。
自転車シーズン幕開けと言った感じで自転車レースなどのイベントも各地で開催される始めます。
花粉には注意
ただし、花粉が多くなる季節でもあるので、花粉症のサイクリストにとっては辛いシーズンになってしまうでしょう。
自転車用のアイウェアなどを装備すれば、多少は花粉対策にもなるので必須アイテムですね。
四月の自転車ライフ
気持ち良い最高のサイクリングの季節
四月は春の陽気で気持ち良い気候の中、のんびりサイクリングロードなどを走りたくなる季節です。
サイクリングロードを走ると、桜や菜の花など、いろいろな植物も美しく、目に楽しい季節でもあります。
とかくストイックになりがちな自転車ですが、春はストイックに走り込むというよりは、景色を楽しみながらのゆったりサイクリングが似合う季節だと思います。
五月の自転車ライフ
世界的にも自転車シーズンの到来
五月は気候も良くて、大型連休もあるので、日頃の週末サイクリングでは出来ないようなロングライドや輪行などを試みたくなる季節です。
世界的にも、ジロ・デ・イタリアや、ツアー・オブ・ジャパンなどの有名な自転車レースが次々に開催される季節です。
自転車パーツの新モデル発表の時期
世界的に自転車レースなどが開催され始める関係から、シマノなどの自転車パーツメーカーからは新モデルの発表があることが多いですね。
レースで新モデルを搭載した自転車が活躍すれば売上に直結するわけですし、当然その季節を狙って発表がされるというわけです。
自転車レースは、ある意味メーカーの宣伝のための場所でもありますからね。
そんな関係で、サイクルショップでは、人気モデルからどんどん品薄になるなど、なんとなく新モデルの登場の気配を感じるようになります。
自転車レースの駆け引き: 上手に走り賢く戦うためのテクニック
六月の自転車ライフ
世界的な自転車レースが続々開催される季節
六月は世界的な自転車レースであるジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランスなどが話題になりはじめるので、自転車関連のニュースや話題も多くなり、否が応でも自転車気分が盛り上がる季節です。
日本は雨なので気分とは裏腹に自転車には不向きな時期
ただし、日本の場合は、6月と言えば梅雨なので、雨が多くなります。
通勤通学で自転車に乗るような人以外は、基本的に雨の日は自転車にのることもないと思うので、自転車に乗る習慣自体がなくなってしまいがちかもしれません。
自転車メーカーの新モデル発表が始まる
GIANTなどの台湾メーカーなどが、先陣を切って他のメーカーよりも早めの新モデルの発表をしたりするのも六月です。
もちろん、これらのアタrシイモデルの自転車などは、続々と開催予定の自転車レースで登場したりすることも多いですね。
自転車のセールを狙うならこの時期
新しいコンポーネントなどが発表されている場合は、旧モデルを搭載した完成車などが安売りされはじめるので、掘り出し物が見つかりやすくなります。
僕自身も初めてクロスバイクを買ったのも六月でした。
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七月の自転車ライフ
ガチな人たちの自転車ライフも本格化する季節
七月は梅雨の季節が終わって、ガチな自転車愛好家たちにとっては、いよいよ本格的な自転車シーズンの到来と言えるかもしれません。
ツール・ド・フランスなどの大きなレースを前に、各自転車メーカーからも続々と新モデルが発表されるようになります。
世界的なレースの中継などを見て、感化されて、ストイックな気持ちで走りたくなる季節でもありますね。
この時期になると、日差しが日に日に強くなるので、炎天下の中を数日走れば、手も脚も真っ黒に日焼けしてしまうようになります。
サイクルジャージやサイクルパンツの日焼けあとは、サイクリストにとって誇らしげでもあるかもしれません。
熱中症には注意!水分補給をしっかりしよう
自転車も熱中症の危険があります。
ボトルゲージにはしっかりと水分補給用のボトルをセットして、脱水状態にならないように気をつけましょう。
八月の自転車ライフ
自転車でも熱中症は注意したい
八月はひたすら暑い季節です。
暑すぎて自転車の姿が街から消えたりもします。
滝のように汗を大量にかくので、汗対策は絶対に必要な季節でもあります。
新型モデルが転倒に並び始める
各自転車メーカーの新モデルが、いよいよ店頭に並びはじめるようになります。
ツール・ド・フランスなど大きなレースで活躍したチームが乗っていたメーカーの自転車が人気になります。
リュックの背中の汗対策
リュックを背負って自転車に乗る人も多いと思います。
気になるのはバッグが密着している背中の部分で、ビッショリと汗をかいてしまい、バッグの仲間で汗が浸透してしまったなんてことを経験している人も多いと思います。
そんな悩めるバッグを背負っている時の背中の汗対策ですが、ドイターのレースエアーと呼ばれるモデルのバックパックが、背中の通気を確保してくれる特別な仕様のバックパックなのでおすすめです。
九月の自転車ライフ
日本では自転車にとって最高のシーズンの一つ
世界的には大きな自転車レースもほとんど終了して、今年の自転車も終わりの雰囲気を感じるようになる九月です。
世界的な自転車レースであるブエルタ・ア・エスパーニャ終了とともに今シーズンのメインレースは全ては終了する感じになるんですよね。
しかし、日本の場合は、九月の秋晴れで気候も良い関係から、市民レースが毎週末にあちこちで行われる季節でもあります。
自転車関連の展示会のシーズン到来
自転車レースが終了する代わり、に自転車の展示イベントが各地で開催されるようになり、新モデルやアクセサリーなどの新商品などが、開催され始めるようになります。
自転車関連の展示会
● サイクルパーツ合同展示会 1月
● サイクルモード 4月
● Eurobike 7月
● EICMA イタリア 10月
● Vietnam Cycle Expo ヴェトナム 11月
十月の自転車ライフ
一年の中で最も自転車に適した季節
十月になると気温も下がり、自転車で走るのにとても気持ちの良い季節です。
この季節に「自転車に乗らないでいつ乗るんだ」と思えるくらいに自転車にとっては最高の季節です。
個人的にも最も好きな季節でもあります。
それとは裏腹に、世界的には自転車レースなども徐々に減り、自転車シーズンももうそろそろ終わりが近づいてきたかなと感じたりもします。
ロードバイクやクロスバイクなどの新モデルやウェアなどが、各メーカーから出揃い、ロードバイク関係の展示会が行われたりするのもこの時期です。
十一月の自転車ライフ
自転車の冬支度が始まる
十一月になると、気温はぐっと下がってくるものの、まだまだ自転車向きの気持ち良い季節です。
少しずつ寒くなるので、冬支度が始まり、サイクルショップなどでも冬用の長袖サイクルジャージやウインドブレーカーなどの防寒グッズが並び始めます。
冬のサイクルジャージなどは意外と高いので、購入に躊躇してしまったりもして、「シーズンが終わる頃のバーゲンの時期にでも買おうかな」などと考えたくなります。
サイクルジャージは欲しいデザインは欲しい時に買うのが鉄則
しかし、サイクルジャージは一般的なアパレルとは違い、流行り廃りが大きく変化するものでもなく、また数量もあまり作っていないのか、本格的に寒くなる頃にはほとんど在庫がなくなり、派手なデザインなど、あまり着たくないようなものししか購入できなくなってしまいます。
良いデザインのものはすぐになくなってしまうので、サイクルジャージの場合は、欲しいものは見つけたその時に買うのがベストです。
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十二月の自転車ライフ
自転車納め
十二月は師走といわれるだけあり、師匠でなくてもなんだかんだ忙しくなります。
例えば、お酒を飲む機会も増えたり、寒くなったりで、自転車に乗る機会が激減する季節でもあります。
人によっては十二月早々に走り納めをしたりもするようです。
実際、街なかからも急激に自転車の姿が減るのも12月だったりします。
メンテナンスと大掃除
走り納めの後は、一年の汚れを落とすためにオーバーホールをしたり、大掃除をしたりして、来たる来年に備えることになります。
一年間で溜まった汚れをしっかりと落とすために、パーツをバラしたりして細かい部分まで磨くなども、12月の恒例行事の一つです。
自転車ライフを季節や行事で考えてみるのまとめ
自転車を中心にした一年を考えてみました。
改めて自転車と過ごす一年を考えてみると、自転車に乗りはじめるまでは全く知らない&興味の無いことばかりだったことに気が付きます。
自転車に乗ってあちこち出かける時はもちろんですが、イベントや新モデルの時期など、以前よりも季節の変化などは自転車を通じて知ることが多くなりました。
新しい気付きがあるたびに、自転車に乗っていて本当に良かったなと思えたりするんですよね。
自転車とともに一年を過ごし、より楽しく、よりハードに、より充実した自転車ライフが過ごせることは幸せですね。
これからもより充実した自転車ライフを満喫するために、いろいろな自転車情報にアンテナを張っていきたいと思います。