自転車で荷物を運ぶ時にはバックパックは必須なのですが、背中とバッグが密着して汗でビチャビチャになってしまうという問題があります。その問題を解決してくれるのがDeuter(ドイター)というメーカーのRace EXP Air (レースEXPエアー) という自転車用のバックパックです。
この記事ではDeuterDeuter(ドイター)のRace EXP Air (レースEXPエアー) についてレビューしています。
ロードバイクやクロスバイクの荷物はリュックで持ち運ぶのが基本
ロードバイクやクロスバイクに乗る時にはなるべく荷物を少なくした方が良いのは間違いないわけですが、日々の生活の中で自転車に乗ろうと思うと、財布や鍵、着替えなど、どうしても必要なものは以外とあります。
ロードバイクやクロスバイクには基本的にはママチャリのような前カゴなどは無いですから、荷物はリュックやメッセンジャーバッグに入れて持ち運ぶということになります。
しかし、バックパックやリュックは背中と密着するために、汗でビチャビチャになってしまうという問題があります。ビチャビチャになるだけならまだ良いのですが、バックパックが塩を吹いてしまったり、生地を通り越してバッグの中の物を濡らしてしまったりすることも珍しくありません。
また汗だけの問題ではなく、走っている最中の蒸れるような暑さや、走り終えた後のビチャビチャ感はとても不快で、バックパックの背中の汗の問題はロードバイクやクロスバイクに限らず、自転車乗りを悩ます大きな問題の一つだと思います。
というわけで、そんな悩みを解決する素敵なバックパックを購入たのでご紹介しておきたいと思います。
自転車用リュックの背中の汗対策の定番Deuter(ドイター)のRace EXP Air
背中の汗対策で好評なDeuterのRace EXP Air
ロードバイクやクロスバイクなど自転車乗りを悩ませる背中の汗対策として定番のリュックDeuterのRace EXP Airを購入したので紹介したいと思います。
紹介と言っても、ロードバイクやクロスバイクに乗る際のリュックとしてはDeuterのRace EXP Airは定番中の定番なので、いろいろなところで情報は見つけられるかと思いますので詳細は端折って僕なりの視点でレビューしておきたいと思います。
僕の身の回りでもDeuterのRace EXP Airを使っている人は何人も居て「背中の汗対策をするには最高だ」「これ以上のモノはなかなか無いね」という感じでなかなかの評判です。
僕自身も欲しいと思っていたので、今年の夏がやって来る前に、DeuterのRace EXP Airを購入することにしたのでした。
背中が蒸れないエアコンフォートフレックスライトシステム
Deuter Race EXP Airの最大の特徴は、ブリッジ型になった背中のパネルです。
このパネルのおかげで背中とリュックが密着せず空気が流れるので、排熱効果と蒸れ防止で背中が汗でビチャビチャにならないというわけです。エアコンフォートフレックスライトシステムと呼ばれるもので、通気性をよくして発汗を押さえるシステムになります。
構造は非常に単純なので他のメーカーが真似しようと思えば真似できそうな気がしますが、ドイター以外には全く見かけないので、おそらく特許を取得しているものと思われます。
普通のリュックの場合だと30分も自転車に乗れば背中がビチャビチャになってしまうのに対して、いくら走っても背中はサラリとしたままです。背中を風が抜けていくのも感じられてとても快適で、この快適さを覚えてしまうと他のリュックやメッセンジャーバッグを使うのに抵抗を覚えてしまうかもしれません。
ショルダーストラップもメッシュ素材で快適
背面パネルだけでなくショルダーストラップもしっかりとメッシュ構造になっていて、かなり風通しの良い構造になっています。
Deuter Race EXP Airの全体的なデザイン
ツートンカラーのスポーティなデザイン
Deuter Race EXP Airの全体的なデザインはこんな感じで、ドイターに詳しい人であればお馴染みなデザインかと思います。僕は黒と白の組み合わせで購入しましたが、黒の部分が赤か黄緑のカラーバリエーションがあります。
ドイター定番のツートーンのスポーティなデザインなので、あまりカジュアルな服装には似合わない感じがしますがピチピチのサイクルウェアであればバッチリ似合うようなデザインです。
メインポケット
メインポケットは背面のパネルがブリッジ状態になっている影響で、リュック全体の見た目の大きさから考えると、容量は少なめの12リットルです。
メインポケットの内部にポッコリと異物がある感じなので、ノートパソコンやタブレットなどを持ち運ぶには無理があると思います。iPadミニあたりがせいぜいなところかと。
もう少し容量が欲しい場合は、サイドに拡張用のジッパーが有り、これを開くとMAXで3リットル増やすことができるようです。
しかし、いずれにしてもそれほど大きな容量ではないので、荷物の持ち運びの為のリュックサックではなく、必要最低限な装備品を入れる為のリュックサックと思った方が良いと思います。
あれも、これもと入れられるほどの容量はありませんが、着替えやタオルなど、身の回り品を一通り入れるには充分だと思います。
フロントポケット
Deuter Race EXP Airのフロントのポケットは小物入れになっていて、財布や鍵、携帯などすぐに取り出したいモノを入れておくのに便利です。
二つ折り財布であればフロントポケットに収まります。サイクリストい愛用している人が多いと言われるCHUMSのコインケースも良い感じで収まりました。
参考 → 自転車用の財布はCHUMSのエコキーコインケースが良い
フロントポケットの中にはさらにもう一つポケットがあり、防水仕様になっているようです。スマートフォンなど濡らしたくないものなどはここに入れると良いと思います。
フロントポケットの中にはメッシュのポケットも二つあるので、パンク修理キットなどの小さなものでもバラバラにならずに持ち運べそうです。
ヘルメットホルダー
フロントポケット下にもジッパーが有ります。
開くと黒いネットのようなものが出て来ます。
ヘルメットホルダーのネットです。
自転車を降りた後、持ち運びが煩わしいヘルメットですが、ヘルメットホルダーで固定しておけば、持ち運びも楽になります。
レインカバー
さらにボトム部分にもジッパーがあり、そのジッパーを開くと、蛍光イエローの布が出て来ます。
蛍光イエローの布の正体はレインカバーとしてDeuter Race EXP Air全体を包むための布のようです。急な雨などでもバッグの中身を濡らさなくて済むというわけで、とことん自転車に乗る時に使用することを前提として考えられたバックパックだと思います。
僕の場合、雨の日は自転車に乗る事が無いので、恐らく使用することがないと思われますが、万が一の保険と考えると嬉しい装備です。
サイドポケット
Deuter Race EXP Airの両サイドにもポケットがあり、水筒やペットボトル等のドリンクを挟むことができます。
自転車用リュックの背中の汗対策の定番DeuterのRace EXP Airまとめ
自転車用の背中の汗対策グッズとしては、汗とおる君などのメッシュのパネルをリュックの背中部分に取り付けるものなどもありますが、やはりそれ専用に作られたDeuterのRace EXP Airの方が見た目もスマートですし、使い勝手も良いかと思います。
今まで、いろいろと荷物がある場合には30リットルのメッセンジャーバッグか20リットルのリュックサックを使用していましたが、どうしても汗をかいてしまうのが悩みどころでしたし、大量にモノを入れられる便利さがある反面、重量が重く、比較的近距離の走行じゃないと大変だなと感じていました。
しかし、Deuter Race EXP Airなら、汗の問題は解決できますし、お出かけに必要最低限の装備で出かけられる気軽さもあるので、今後メインで使うようなリュックサックになるような気がします。
Deuter Race EXP Airのポイント
● 大きな物は入れられない
● カジュアルな服装には似合わない
● 必要最低限の着替えやタオル、携行食、道具などは入れられる
● 自転車に乗るためにデザインされた専用リュック
● 背中の汗対策グッズとしてのベストソリューション