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シマノのロードバイク用コンポーネントの違いについての偏見と想像と私感

公開日: 感想・考察・レポート, 自転車全般

クロスバイクやロードバイクに興味を持つ前は、その名前どころか、存在さえ知らなかったDURA ACEやULTEGRAなどのShimano製の自転車用コンポーネント。

それでもクロスバイクのESCAPE Airに乗り始めると多少なりに知識が増えて、興味本位でDURA ACEのことを調べたりしますが、値段を見て「こんなん買う奴おらんやろ。自転車が一杯買えるやん」と思ったりする程度で、ULTEGRAや105などのその他のグレードとの差が全く分かりませんでした。

正直なところDURA ACEをインストールした自転車に乗っているわけではないので、DURA ACEの事なんて、これっぽっちも分かっていないのですが、クロスバイクだけでなく、ロードバイクにも興味を持つようになり、自転車の性能にこだわるようになってくると、必然的にこれらのコンポーネントについての知識や情報が集まって来たりするものであります。

なので、ここらで適当に、Shimanoの自転車用コンポーネントのグレードについて、いろいろな人やネットなどでよく見聞きする評価を踏まえた、偏見や誤解を含んだ私感をまとめてみようと思います。

そんなわけで情報の正確さを全く保証するものではなく、例えば一年後に自分がこの投稿を振り返り、苦笑いしつつ訂正できれば、それもまた確かな成長かなと思えれば良いなという感じです。

従って、クロスバイクを初めて買おうとか考えている超初心者にはなんとなくお役に立てる情報になるかもしれませんが、日頃からロードバイクなどに本格的に乗り込んでいて、それぞれのグレードについて自らの体験を踏まえて、もっと的確な感想を述べられる方にとっては「おいおい、いい加減な事を言っちゃ駄目だよ」的な内容になるかもしれません。

とにもかくにも、何となく分かった風な内容になっていると思いますが、そのあたりを踏まえた上で読み進んでいただければ幸いです。

DURA ACE

SHIMANO(シマノ) DURA-ACE デュラエース R9100シリーズ 初回導入キット_50-34T 33615

サイクリングテクノロジーにおける、数十年に渡る経験とノウハウの蓄積が、もっとも美しく、かつてない進化したデザインに集約されました。洗練され、パワフルで、高効率・・・、サイエンスを通じた進化の証です。 新しい DURA-ACE には、一つ一つすべてのコンポーネントに最新のテクノロジーと改善を投入。コンポーネント一体となって、真に優れ、すべてにおいて最高にバランスのとれたトータルシステムを実現。 より良い効率を求め、すべてのパフォーマンスを向上。それこそが、最高のパフォーマンスを求めるサイクリストに、最高のコンポーネントをお届けするため、私たちが確実に行っていることです。
引用元:http://www.duraace.com/global/ja#design

Shimanoのハイグレードコンポーネント。通称デュラ。
11速で電動とアナログがある。価格は実売で20万円程度(9000シリーズ)。
2016年6月30日に4年振りとなるアップデートを発表。
9000系シリーズからR9100系シリーズに変更になり、それまでのシルバーとブラックのツートーンカラーからブラック一色に統一されました。
流通は2016年11月頃から順次。

また昨今のシクロクロスからのディスクブレーキの普及などの流れも受けて、ディスクブレーキにも対応し、その他のパーツの進化もシクロクロスを意識したような変更がされました。

DURA ACEをインストールしているロードバイクとは

プロやセミプロになると当たり前のようにDURA ACEをインストールしたロードバイクに乗っていると思われます。日頃DURA ACEを搭載した自転車をあまり見かける事がなくても、レース会場に行けば、DURA ACEだらけという状態で、アマチュアでもレースに出場するような人のほとんどがDURA ACEなんて話も聞いたりします。

週末などに見かける本格的なロードバイクとサイクリングウェアを着た人を見てもDURA ACE率は非常に高かったりします。

従って、レースなどにハマってしまい、少しでも良い結果を出そうと考えるようになると、遅かれ早かれでDURA ACEを導入することになるようです。それは良い結果がでない場合に、まわりのDURA ACE率を見ると「やっぱDURA ACEにしなきゃダメかな」などと思い始め、言い訳を機材のせいにしないために、思い切る方も多いからとか。

とにもかくにも、他のグレードと比べると剛性やら重量やらで圧倒的な差があるらしく、Shimano製では、ハイエンドな選択になるので、最終的にみなさんが行き着くところになるようです。

ということで、DURA ACEをインストールしている人=レースなどで本格的に走っている人、もしくは自転車に相当なこだわりがあって乗っている人、という印象があるため、DURA ACEを搭載した自転車を見かけると「きっと速いんだろうな」などと勝手に想像してしまうようなグレードです。

一つ下のグレードであるULTEGRAとの価格差は倍程度も違うため、導入にはある程度の思い切りが必要だと思われますが、本格的なロードバイクを求めると、結局はDURA ACEに辿り着くため、2台目、3台目の自転車を購入しようとする際に思い切ってDURA ACE仕様の自転車を買う人が多いようです。

また、フレームのグレードとのバランスもあるので、30万円を超えてくるようなハイグレードなフレームを購入すれば、DURA ACEをインストールしないと勿体ないと思いますし、逆もまた然りで、DURA ACEをインストールするのであれば、それなりのフレームでないと勿体ないと思います。

スポーツバイクにハマる人の王道である、クロスバイクからのステップアップを踏まずにロードバイクを買った人などは、DURA ACEを搭載した自転車を購入することは少なく、いわゆる入門機と呼ばれるグレードのものを購入して、後々コンポーネントをグレードアップさせることが多いようですが、フレームに見合ったグレードというところで、DURA ACEではなく105やULTEGRAを搭載するケースが多いと思います。

またホイールも当然高価なホイールを履かせないとバランスが悪くなってしまうので、あれやこれや含めると、総額で60万円以上になるものがほとんどではないでしょうか。ちょっとこだわってしまうと安い軽自動車くらいは変えそうな値段になると思われます。

つまり、迂闊にハイグレードなパーツを付けてしまうと、そのパーツを基準にして全体のグレードのバランスを取ろうとしてしまうので、コンポーネントを換えたら、次はホイールを換えたくなり、そうなるとフレームとのバランスが悪くなるため、フレームを新調、つまりは新しいバイクを購入してしまうというような、俗に言う「沼」にハマってしまうことも多いようです。

自転車で60万円を越えるなどと聞くと、これからクロスバイクやロードバイクに乗ろうと考えている人にとっては俄に信じられない値段ですが、ロードバイクという沼にハマってしまえば100万円くらいは使ってしまうこともけして珍しい事ではないのです。

逆に考えれば、自転車に相当こだわって最上級のフレームやパーツで構成してプロ選手がレースで乗っているようなグレードに近づけたとしても、上限で150万円程度もあればかなり自由で贅沢な選択ができます。

ちょっと弄れば一瞬で100万円くらいは飛んで行く自動車やバイクの趣味と比較すれば、自転車は破格でお手軽な価格で遊べると言えるかもしれません。

Y’sロードで感想を聞いてみた

自転車に乗っている人が「デュラだデュラだ」とことあるごとに口にするので「そんなに良いものなのか?」「そんなに違いがあるものなのか?」と疑問に思うのは当然のことで、そんなに良いものなら一度実物を見に行かねばと、新宿のY’sロードに行き実物を見た時にも、質感に関しては他のグレードとは「全く違うなぁ」と思ったものでした。

そのついでに店員のおじさんにDURA ACEについて尋ねてみた結果「僕なんかも職業柄でDURA ACEにしていますけど、値段も値段ですし他のグレードとは全く違いますよ。」とのこと。

性能が良いのは分かるけど、世間一般的なプロダクトの感覚で考えれば、高機能=精密で華奢でメンテナンスが大変という印象があるため「DURA ACEも壊れやすくてメンテナンスが大変ではないのか?」と質問してみると「耐久性も段違いで、メンテナンスも非常にしやすい」との事。

聞けば聞くほど、金銭的な問題を度外視すれば、DURA ACEにするデメリットは無さそうでした。

最後に「DURA ACEにした方が良いか?」と聞けば「予算が許すのであれば絶対におすすめです。」と笑顔で答えてくれました。

そんなわけで僕の愛車であるクロスバイクのESCAPE Airにもインストールしようと考えた時期がありました。フレームとコンポーネントのアンバランスさを考えると、そのインパクトは強烈で、面白いかなと思ったからなのですが、クロスバイクのESCAPE Airはどこまで弄ってもクロスバイクでしかありません。また上にも書いてある通り、自転車を真面目に乗る事を考えればフレームとコンポーネントがアンバランス過ぎて「勿体ない」選択となってしまうため、計画は中止されました。

クロスバイクにDURA ACEを導入するなら

それでもナンダカンダで憧れてしまうのが、夢のパーツDURA ACE。

クランクセットなどは、おいそれと手を出せる価格ではありませんが、BBやチェーンなどは比較的入手しやすい価格なので、DURA ACE化の入り口として、BBやチェーンのみをDURA ACEにしている人も多いようです。

いくらDURA ACEが素晴らしいと言っても、BBやチェーンだけを変えて性能が上がるかどうかは全く不明ですが、自転車に乗る際には、気分良く乗るという要素も非常に大切なことと僕は思うので「俺のクロスバイクにはDURA ACEを(一部)使ってるんだぜ」などという、ちょっとした優越感を味わえたりすることを思えば、充分その価値はあるのではないでしょうか。
ただし9000シリーズ以降は11速用なので現在のコンポーネントも11速である必要があるので注意が必要です。

その他、DURA ACEというブランド名でサイコンやケーブル類、グリスなども販売されていますが、このあたりなるとグレードではなく、単なるシマノの自転車関連商品のブランド名としてDURA ACEと付けられているだけかと思われます。

DURA ACEに手を出した身の回りの人達の感想

「ULTEGRAから変えてもすぐに違いがわかるよ」(58歳男性)
「剛性が高いので踏んだ分だけ進む感じがするね」(40歳男性)
「耐久性を考えればDURA ACEかな。でなければULTEGRAで良いと思う」(34歳男性)

ULTEGRA

ultegra6800
ultegra6800
Photo via:http://cycle.shimano.co.jp/publish/content/global_cycle/ja/jp/index/products/road/ultegra_portal/ultegra6800.html

プロツアーに実戦投入されているDURA-ACE 9000シリーズのテクノロジーを継承。
11スピード、4アームクランク、左右対称デュアルピボットブレーキ、ポリマーコーティングインナーケーブル、SIL-TECチェーン等、過酷なプロツアーで鍛え上げられた革新の技術をあなたに。
引用元:http://cycle.shimano.co.jp/content/sic-bike/ja/home/components1/road/ultegra.html

Shimanoの上から二番目のグレードのコンポーネント。通称アルテ。
11速で電動とアナログがある。価格は実売で10万円程度。

ULTEGRAをインストールしているバイクとは

プロで使用している人は少数になるかと思いますが、あえてULTEGRAを使用している方も居るようです。
アマチュアでレースに出る人でULTEGRAの人も意外と多いとか。

本格的な路線を目指しつつも、DURA ACEほどの性能は要らないと判断した人が選択するようなコンポーネントですが、そのうちDURA ACEに手を出してしまってコンポーネントを入れ替えた際にセカンドバイクにインストールしてしまうパターンも多いようです。

例えばクロスバイクなどにULTEGRAをインストールしている人は、もともとULTEGRAをインストールしたロードバイクを所有していて、コンポーネントをDURA ACEに換装したのを切っ掛けにして、取り外したULTEGRAの行き先としてクロスバイクやセカンドバイクが選択される、というようなパターンが多い気ようです。

DURA ACEと比べると価格は約半分ですが、それでも10万円もするパーツですから、性能はそれなりに高いものと思われ、人によっては、耐久性では差があるけれど、性能面ではDURA ACEと大差ないと言う人もいて、草レースに出場する程度で、本格的なレースに頻繁に出たりするのでなければULTEGRAで充分と考える人も少なからずいるようです。

ULTEGRAがインストールされている完成車は35万円〜程度の値段になることを考えても、ULTEGRA搭載の自転車に乗っている人はそれなりに自転車に乗り込んでいる人達であることが想像できます。実際問題で「ちょっと自転車にのってみようかな〜」程度の気持ちではなかなか手が出ない値段です。

クロスバイクにULTEGRAを導入するなら

ULTEGRAはグロッシーグレーという独特なカラーなので、最近流行のマット系のカラーのフレームとコーディネートしずらい気がします。

また、一つ下のグレードの105が11速化され新しくなったとともにULTEGRAとの差があまり感じられない印象になってしまったため、なんとなく存在感が薄くなってしった感があり、わざわざULTEGRAをインストールするくらいであれば、105で充分かなと思ったりもする存在になってしまいました。

2014年までなら、フラットバー用のシフターSL-R770がULTEGRAグレードで出ていて、質感など高級感があり、軽量だったのでお勧めでしたが残念ながら廃盤になってしまったようです。

そんなこんなでコンポーネントをULTEGRAにインストールするには今現在だと中途半端な存在ではありますが、クロスバイクに導入するULTEGRAの定番中の定番と言えばロード用ホイールSHIMANO WH-6800ではないでしょうか。

僕個人的には、他の人と被ってしまうのを敬遠してフルクラムのRacing 3を選択しましたが、10万円以下のクロスバイクで考えれば、価格的なバランスが良くいので、クロスバイクをカスタマイズする際に最も良いホールは何かと問われたらWH-6800と答えと思います。

ちなみに釣り具のリールでもULTEGRAがございます。


105

105_5700
105
Photo via:http://cycle.shimano.co.jp/content/sic-bike/ja/home/components1/road/105.html

11スピード、4アームクランク、左右対称デュアルピボットブレーキ、SIL-TEC、ポリマーコーティングケーブルなど、プロツアーで培われた最新テクノロジーを継承。
バイクにまたがり、操作した瞬間に分かる性能。豊富なギア構成から、走りに合わせたライダーチューンが可能。
コーディネートの幅を広げる2つのカラー(シルキーブラック&ピュアシルバー)
奮い立つ高性能────105 5800シリーズ誕生
引用元:http://cycle.shimano.co.jp/content/sic-bike/ja/home/components1/road/105.html

Shimanoの上から三番目のグレードのコンポーネント。通称イチマルゴ。
11速。価格は8万円程度

105をインストールしているバイクとは

レースへの参加資格として、105がインストールされていることを最低条件としているレースも多いようで、本格的なロードバイクへの入り口のような評価になると思います。

105がインストールされた完成車は18万円〜程度ということもあり、本格的なロードバイクを買うなら20万円〜というような一般的によく聞く、まともなロードバイクの相場とも合致します。

僕がクロスバイクのESCAPE Airへ105をインストールしたのも、本格的なロードバイクと呼べるようなスペックが欲しかったからであります。

個人的には非常に満足のできる改造、カスタマイズで「俺のESCAPE AirはただのESCAPE Airじゃないんだぜ」というような、ちょっとした優越感を感じながら走れたりして嬉しいのですが、本格的なサイクリストからすれば特に注目されるようなグレードではありません。

しかしながら、11速化されて、価格も少し上がったために、ULTEGRAの存在を脅かすような感じもあります。電動化されなかったのは、ULTEGRAとの明確な線引きをするためのような気がしないでもないです。

僕がクロスバイクのESCAPE Airに105をインストールした当初は、まだ10速だったこともあり、今後の事を考えれば11速のULTEGRAをインストールしておこうか悩んだものでしたが、今ならULTEGRAのことはほとんど考えず、105の一択で決まりです。フラットバー用の11速シフターも用意されましたし、個人的にも非常に興味のあるところです。

ロードバイクでは入門編のようなグレードですが、クロスバイクにインストールするとなると、贅沢品と思えるくらいのグレードです。

クロスバイクに105を導入するなら

価格はESCAPE Airなど多くのクロスバイクの完成車価格を超えるか越えないかくらいなので、どうせ取り換えるのであれば、全部換えてしまっても良いのではないかと思います。逆に言えばクロスバイクに1105以上のグレードはもったいないとも言えるかもしれません。

僕のように、子育て世代であまり自由に自転車に乗る時間が取れないなどの事情があるとかでなければ、クロスバイクへの投資はそこそこに留めておいて、その分をよりグレードの高いロードバイクに費やした方が、純粋な自転車ライフとしては正しい選択のように思います。

Tiagra

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Photo via:http://cycle.shimano.co.jp/publish/content/global_cycle/ja/jp/index/products/road/tiagra4600.html

しい10スピードの TIAGRは先進技術を継承。あらゆるエントリーレベルのライダーへ満足いくライディングを提供します。
引用元:http://cycle.shimano.co.jp/publish/content/global_cycle/ja/jp/index/products/road/tiagra4600.html

Shimanoの上から四番目のグレードのコンポーネント。
10速。45,000円程度

TIAGRAをインストールしているバイクとは

いわゆるルック車ではなく、ちゃんとしたロードバイクとして評価される目安になる完成車価格で10万円〜程度ロードバイクにインストールされはじめるグレード。

レースなどには出られないこともあるようですが、街乗りレベルでロードバイクを楽しむという視点では十分な性能があると思われます。

僕のようにレースなどに出ないのであれば、105ではなくTIAGRAで十分だと思いますが、カラーの選択肢がシルバーしかない点で、ブラックも選べる105にする人もいるのではないでしょうか。

クロスバイクにTIAGRAを導入するなら

クロスバイクのESCAPE Airに元々ついていたコンポーネントはALTUSと呼ばれるマウンテンバイク寄りのモノでした。Tiagraはこれを取り外してロードバイク寄りにカスタマイズしようと思った時にもよく選ばれるグレードで、ロード化と10速化が同時に実現出来て、価格的にも4万円程度で行なえるのは非常にリーズナブルでバランスの良い選択だと思います。

街乗りをメインに考えているような感じも強く、クロスバイクなどのフラットバー用のシフターも評価が良く、10速化するのであれば、シフターはTIAGRA一択でいきたいところです。

SORA

sora_3500
sora_3500
Photo via:http://cycle.shimano.co.jp/publish/content/global_cycle/ja/jp/index/products/road/sora_3500____.html

“SORAのある、タウンライフ”
SORAは、タウンライフの理想的なパートナー。
ストレス・フリーな通勤車として、中距離ツーリング車として、週末を共に過ごすスポーツ車としても。
どこへ出掛ける時も常に一緒に
──それはもう、まるでカメラや財布、携帯電話のような感覚…
引用元:http://cycle.shimano.co.jp/publish/content/global_cycle/ja/jp/index/products/road/sora_3500____.html

Shimanoの上から五番目のグレードのコンポーネント。
9速。35,000円程度。
2016年3月1日にアップグレードとなるR3000系を発表。

SORAをインストールしているバイクとは

シマノのキャッチコピーからも察することができるように、街乗りを主眼においたコンポーネントで10万円前後のロードバイクやクロスバイクにインストールされていることが多いと思います。

ロードバイク用のコンポーネントの廉価版とも言えるかもしれません。TIAGRAとの価格差は一応ありますが、実際問題で9速か10速かの差が一番大きくて、性能的にはそれほど違いがないんじゃないでしょうか。

クロスバイクにSORAを導入するなら

最近主流のクロスバイクのは9速なので、換装が非常にスムースに行なえると思います。例えばクロスバイクのESCAPE Airに純正でインストールされているのはマウンテンバイク寄りのコンポーネントなので、ロード寄りのコンポーネントに換装したいと考えた場合には、同じようなグレードでの変更になるのでお勧めだと思います。

CRARIS

claris
claris
Photo via:http://cycle.shimano.co.jp/publish/content/global_cycle/ja/jp/index/products/road/claris.html

Shimanoの上から六番目のグレードのコンポーネント。
8速。25,000円程度。

このあたりになると特筆することがないのか、情報がグッと少なくなってしまいますが、概ね10万円を切るようなスポーツバイクにインストールされることが多いのではないでしょうか。

完成車以外でわざわざ換装してCRARISをインスールする人も少ないのではないかと思いますが、デュアルコントロールレバーなど一通り揃っていることから、8速の自転車を安価に換装するためなど、意外と需要があるようです。

TOURNEY

tourney-a070
tourney-a070
Photo via:http://cycle.shimano.co.jp/publish/content/global_cycle/ja/jp/index/products/road/tourney-a070.html

Shimanoの上から七番目のグレードのコンポーネント。
7速。

一般のシティサイクルの多段切り替え用のパーツとして使われていて、いわゆるスポーツバイクなどを扱うサイクルショップなどでは、扱っているお店も少なくなってくるかもしれません。

僕が住んでいるマンションの自転車置き場に置かれている多段切り替えの自転車に目をやれば、Shimano製のコンポーネントだとTOURNEYがインストールされていることも多いです。

SHIMANOコンポーネントまとめ

スポーツバイクに乗る以上は、いつかはDURA ACEという気持ちはあるものの、僕の愛車であるクロスバイクのESCAPE Airにインストールするには、いろんな意味でバランスが悪いので、子供が大きくなって、もう少し時間がとれるようになれば、ロードバイクを購入して、その時にDURA ACEをインストールした自転車を組み上げたいなどと考えていたりします。

また、シティライド中心の利用で乗るクロスバイクにはTiaguraかSoraあたりが一番バランスが良く、性能的にも十分じゃないかと思う今日この頃でもあります。レースでも出ない限りは、街中なら8速あれば、不自由するようなことは何もありません。

というわけで、僕の評価だと、本格的にロードバイクに乗りたいと思えばDURA ACE一択。とりあえず性能的にも充実したロードバイクに乗りたいと思えば105かULTEGRAの完成車を選択。
ルック車とは思われたくないのであれば、コンポーネントにTIAGRA以上がインストールされているのを目安にするのがよいかもしれません。クロスバイクからの換装なら、TIAGRAあたりが手頃でお勧めだと思います。

耐久性と重量

自転車パーツとして、かなり重要なポイントである耐久性と重量については、グレードが高くなるにつれて、その性能も高くなるようです。

長い期間大切に乗り続けることを考えれば、出来るだけ上位のグレードを選択すれば、後々の手間も後悔も少ないと思います。

耐久性と重量以外でも、シフトチェンジの際のキビキビした動作や、踏み込んだ時のダイレクトに力が動力に変わる感覚などは、上位グレードでないと体感できないものかもしれません。

個人的な経験から言えば、安物パーツの時の変速が「ガッチャン、ガッチャン」であるならば105になった際には「シュパッ、シュパッ」と変わる感じです。

パーツもいろいろ

お店などで自転車を見ていると「105搭載車」などのキャッチコピーで売られていたりすることがよくあるのですが、どのパーツが該当するのかをしっかりと確認しておいた方が良いと思います。

僕自身、初めてスポーツバイクを買う時に全くそのあたりが分かっていませんでしたが、「105搭載で13万円台!?」などと飛びついてみると、105になっているのは汎用性のあるブレーキだけだったりして、その他は下位グレードのちぐはぐなパーツ構成などというのもよくあるパターンと思います。

なので飛びつかずにパーツとして高価なクランクセットやコントロールレバーあたりがそのグレードになってるかを確認した方が良いと思います。このあたりがきちんとしていれば、ギア数の関係もあるので、だいたい一通り同じグレードで揃えないと都合が悪くなって来てしまうので、安心して購入できるかの一つの目安になるかと思います。

いつかはDURA ACE

そんなこんなで、長々と書いてしまったのも、やっぱり、いつかはDURA ACEという気持ちがあればこそ。サイクルショップに行って「一番良いやつで組んでくれ!」と声も高々に宣言したいのです。

僕の場合は、子供に手がかからなくなって状況が整ってからのお話にはなりますが、次に自転車を買うとすれば、心置きなく自転車ライフが楽しめるハイスペックなフレーム&DURA ACE仕様になると思います。

その日を楽しみにしながら、極上ロードバイクに恥じないような立派なサイクリストになれるよう、その下積みとして今日もクロスバイクのESCAPE Airのペダルを回し続けたいと思います。

え?

Super record?

何でしょうそうかそれは?

Comment

  1. 名無しの鯉人 より:

    管理人様
    いつも拝見させていただいております。
    正直、私もコンポーネントを変えてやろうと行き込んでいたんですが、行きつけの自転車屋からはコンポーネントを変えたとしても、フレームがクロスバイクなんで
    思ったより速度でないからやめておけという返事があり、保留してしております。
    他のページでは管理人様は2,3㎞アップを感じておられる用ですが、そのほか実感として変わったことはおありになったでしょうか?
    もしよろしければ教えてください。

    • escape air より:

      名無しの鯉人さま
      コメント有り難うございます。
      僕の場合escape airが当時は8速でしたので、まず10速にすることで、シフトチェンジがシームレスな感じになったのはポイントが大きいです。個人的にシフトチェンジした際のペダルが急に重くなるのがものすごくストレスに感じていたので、10速にして一番良かったと思う点かもしれません。ただ2015年モデルは9速なので10速に換えたとしても大きな違いはあるかな・・・?というのが正直なところではあります。

      シフトチェンジの感じは全く変わりました。ガッチャン、ガッチャンと切り替わっていたのが、105ではカチャッ、カチャッと切り替わる感じになったのは感動ものでした。DURA ACEにするとこれがスパスパと切り替わるなどという話をよく聞きます。。

      あとは、見た目が変わる点と、よく分らないグレードのコンポーネントから、それなりのグレードのものに換えたことによる自己満足の部分も大きいですかねぇ、走っていて気分が良いというのはあります。

      その他としては、コンポーネントという自転車の改造で言えばメインイベントを自分自身で行ったことによって、自転車を弄る事が恐くなくなったというのもあるかもしれません。それ以前は基本メンテナンスですら恐る恐る行っている状態でしたから。

      何を目指すかにも依るかと思いますが、おすすめとしては、ひとまずスプロケットをクロスレシオなものに換えてみるのも一つの方法かもしれません。ノーマルだと11-34Tでマウンテンバイク寄りのギアでかなりワイドレシオなのですが、シマノのロード寄りのギアで9速用12-23Tなんてのもありますから、それだけでも別の自転車のように変わると思います。パーツ代も3,500円程度なのでかなりお手軽です。

      しかし、自転車屋さんのおっしゃる事ももっともなところがあり、僕は自転車に詳しくなりたいという気持ちもあって、改造すること前提でescape airを購入したのですが、そうでもない場合は、やはりクロスバイクはクロスバイクですので、その費用をロードバイク購入に充てる、というのが回り道のない選択であるようにも思います。

      • 名無しの鯉人 より:

        管理人様

        ご返答ありがとうございます。
        大変参考になりました。
        通勤のために買ったairなんですけど、おかげでスポーツバイクの世界にはまりました。
        ロードを買うかどうかまだ思案中ですが、管理人様のアドバイスを参考にしてスプロケットの交換と仮にロードを買っても流用できそうな足回り(ホイール)のアップグレードから始めてみようと思います。
         個人的には結構スラムのシフターは気に入ってるんですが、あのどーんというシフトを切り替えた時の衝撃というかなんというかかなり気になりますよね。管理人様のページに始めてきた時もそういえば
        これをどうにかしたいと思って検索したからだったのを思い出しました。スプロケットを変えて様子をみてみます。
         ありがとうございました。
         

        • escape air より:

          いえいえどういたしまして。参考になれたのであれば幸いです。
          僕自身も最初にスプロケットを交換して「自転車ってスゴい」と感動したのを思い出しました。
          スプロケットを交換すると確実に坂道は辛くなりますが、その分つながりが良くて快適になるのではと思います。

  2. ピヨ より:

    初めまして。当方7900デュラ(10速)のロードに乗ってます。また6700アルテのロードも持ってました。さらに9000デュラと105(5800)、アルテ(6800)、スーパーレコードも試乗体験はあります。その上で感想を書かせていただきます。
    まず「レースならデュラ」「値段が許せばデュラ」はデュラ使ってる私からすると疑問です。
    というのも今のデュラは11速化しちまって手組ホイール(後で詳しく)が使いにくい。
    それに9000デュラは確かに7900デュラよりシフト軽いとはいえ7900デュラで画期的だった「トリム操作がない」ことを無くしてしまいました。
    質感としてもアルテとそう変わりませんし。
    それに「耐久性が〜」とかよく言われるけれど1回事故ったらデュラだろうが壊れます。
    これは実体験も含めて。
    9000デュラでの進化はブレーキキャリパーとシフトインナーケーブル。正直、前側のブレーキキャリパーだけは9000デュラにする価値があると感じますが6800アルテでも十分です。
    105(5800)は「マジで止まれねー」と感じたので後側だけならまだしも前側は使う気になれません。

    スーパーレコードは「シマノに比べて確実に良いのは多段変速だけ」としか感じられず。エルゴなレバーは握りやすいけど逆にシフターは邪魔くさい。それにイタリアに実際行った身としてはどうもイタリア製には胡散臭さを感じますし何よりも高価。

    次にホイールです。最近は完組ホイールばかりとなりましたが私は3万円前後の手組ホイールを愛用しています。
    定価40万円以上するカンパニョーロのボーラウルトラ50にも試乗したことありますが。正直私のマビックオープンプロ+前側ノバテックハブ、後側7900デュラハブの手組ホイールと比べて「時速40キロ以上だとスピードが落ちにくいような気がしなくもないかなぁ?」程度の差しか感じられませんでした。

    そもそも7900デュラつけたカーボンロードさえ海外から完成車状態で25万円で買った物なのでホイールやタイヤ(コンチネンタルの4000S)、ウェアなどと合わせても30万円未満しかかけてませんしこれ以上かける気もありません。

    なのでオススメは105のコンポにブレーキキャリパーとフロントディレイラーだけアルテ。10速以下だと手組ホイールも使えるしいいよ、と言いたいです。

    ネットにも雑誌にも「本当に体験したんですか?」と言いたくなるような御用聞き記事は溢れんばかりに多すぎます。今になって7900デュラは失敗作、9000デュラは至高!などと言ってる人もいますが、実際に乗り比べても一長一短。

    アルテのカーボンロードは友人から10万で譲り受けたものでしたがブレーキキャリパーだけ9000デュラにしてました。後側は殆ど差を感じなかったです。

    • escape air より:

      ピヨさま
      コメント有り難うございます。非常に参考になるご意見で、いろいろ試してみる事は本当に大切なんだなと思わされました。ブレーキ類はグレードの違いがはっきりするというのはよく聞きますね。

      ホイールの話になると必ず出て来る「手組ホイール」には興味津々だったりします。コメントを刺激にいろいろとチャレンジしてみたいと思います!

  3. ゆっぽこ より:

    新しいティアグラいいですよ、シフトチェンジの感覚が105に近い(というか違いわからない)なめらかさです。
    特にフロントはSORAとは一線を画すかと思います。
    個人的に10速でも多すぎるくらいなのでティアグラで十分すぎる!(21T以上に入れる事が全くありませんから、無駄にも思いますが)

    カンパの方は、スーパーレコードも良いですが、コーラスで十分かなと思うところもあります。
    と言ってもカンパ車は所有してないんですけどね(^^;

    • escape air より:

      ゆっぽこ様 コメントありがとうございます。
      Tiagraも年々進化していますし、105とULTEGRAの差も微妙になりつつある昨今で、シマノとしても上位グレードの棲み分けが難しくなっているのかもしれませんね。

      12速化の話もチラホラ聞こえてきたりもしますが、一般人にとっては8速でも充分といえるかもしれませんね。僕自身も使って居ないギアが沢山・・・。

  4. セラ より:

    管理人様、はじめまして。
    出戻りサイクリストとして、大変勉強になりました。
    学生のときはシマノ600をアルテグラと名がつくまでクロモリフレームに付けて乗っていましたが、社会人になってデュラエースフルセットをカーボンフレームに付けて乗っていました。
    そのデュラフルセットで初めて走ったのは修善寺の5kmサーキットで、変速の切れ味に感動したものです。デュアルコントロールレバーがシマノから世に出る直前のことです。
    そのときの感覚が今でも鮮明で、105の新車を買うよりは良いと思い、最近になって7700デュラエースほぼ完備のレーサーを買いましたが、私にとりましては十分に新しいパーツなのですが、こんなもんだっけ?というガッカリ感があります。
    自分なりに極限まで走るとデュラエースの価値がわかり、単なる街乗りだと105で十分すぎるのだと思います。でもやはり、これからも走り続けるとしたらやはり最新のデュラエースに行き着くと思います。
    管理人様も読者の皆様も、事故のないようお気をつけになり、楽しく走ってください。

    • escape air より:

      セラ様
      コメント有り難うございます。
      コンポーネントもある程度のグレードまで行くと、通常の乗り方では違いが分からないというのは良く聞きますよね。100kmとか200kmとか走った時に性能の違いが身体への負荷の違いになるくらいの差なのかもしれません。
      僕の場合は105ですが、ロードバイクに乗るとするならばやはりデュラエースになると思います。性能はもちろんですが、所有しているという満足感もありますからね。意外と大切な部分だったりすると思います。
      お互い事故の無いように楽しく走りましょう。

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