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【Book】誰でもできる自転車メンテナンス

公開日: 自転車関連本レビュー

誰でもできる自転車メンテナンス

自転車に乗って遠出するのは楽しい。
どこへ続いていくのかも分からない初めて走る道をただアテも無く気の向くままに走り続ける。
そんなサイクリングが好きなんだ。

僕が自転車に乗る時は基本的に一人だ。
自分の行きたい道を自分の走りたいペースで走る。
とても自由になれた気がするからだ。

自由であることの裏返しは、何かあった時には全て自分一人で解決しなくてはいけないということ。
万が一何か起こっても、頼れるのは自分しか居ない。
例えば遠出した先で自転車にトラブルがあったとしても、自分自身で何とか対処して戻ってこなくてはいけないのだ。

遠出する際には必ず持って行くものがある。
パンク修理キットと携帯工具。
補給食と水。
そしてメンテナンスブック。

そう、メンテナンスブックがあれば、出先でのトラブルに対しての不安はかなり解消される。

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サイクリングのお供にメンテナンスブック

スマートフォンさえあれば出先でトラブルがあっても誰かにすぐに連絡は取れるし、トラブルの解決方法もネットを調べればどうにかなる時代に、わざわざメンテナンスブックを携帯する必要もないかなと自分でも思ったりすることもあるのだけれど、それでも僕の遠出する際の必需品としてメンテナンスブックは必ずリストアップされる。

スマートフォンは確かに便利だけれど、何かトラブルがあった時、その原因を探るのに意外と時間が掛かってしまう。原因が何か判ったとしても、それを解決する方法をネットで調べてドンピシャな答えが見つかるかどうかは分からない。そうこうしているうちにバッテリーの残量が少なくなってしまえば、もう落ち着いて情報を拾っている余裕はなくなってしまう。

その点で、アナログのメンテナンスブックが1冊あれば安心感が全く違う。

携行サイズのメンテ本:誰でもできる自転車メンテナンス

誰でもできる自転車メンテナンス

コンパクトサイズのメンテナンスブック

誰でもできる自転車メンテナンス(竹内正昭著/山と渓谷社)」はそんなサイクリングのお供として利用するために編集された本だと思っている。

大きさは新書サイズ。厚さは約1cmほどのコンパクトなメンテナンスブックでブックカバーの内側にはビニールのカバーがされていたりして、その点からも出先で見ることを考えられているのではないかと思う。

一般的なメンテナンスブックはもう少し大きなサイズの本が多い。メンテナンスブックという本の性格上、解説のために写真が多く大きく使われるので、必然的に大きな本でなければ必要な情報を読者に伝えきれないからだ。

なので新書サイズのメンテナンスブックは多少規格外のサイズになるかと思う。

僕が遠出する時はリュックも背負って多少の荷物も携行できるようなスタイルではあるのだけれど、それでも極力荷物は少なくしたいという気持ちはあり、そんな中でこのコンパクトなメンテナンスブックは非常に有り難い存在なのである。

ロードバイクを中心にクロスバイクの情報も

「誰でもできる自転車メンテナンス」の内容は、本のカバーにも書かれてあるようにロードバイクの取り扱いと乗り方を中心に一つのテーマを見開き2ページで解説している。

コンパクトなサイズだけに、一般的なメンテナンスブックと比べると写真は小さく、メンテナンスブックにありがちな「余談」や「ワンポイント!」などのサブ的な情報はほとんどない。
言い方を変えれば、淡々とポイントだけをまとめた簡潔な本だ。

そのためボリューム感のある本ではないのだけれど、限られた紙面の中に必要最低限の情報をギッシリと詰め込んだ感じの本になっていて、とりあえずこの1冊さえあれば、基本的な調整や大抵のトラブルは解決できるのではないかと思う。

個人的に重宝しているのはロードバイク中心の情報ではあるものの、クロスバイクに関する情報もしっかりと納められている点で、例えばロードバイクのメンテナンスブックでは無視されがちなVブレーキについての調整方法についても解説されているのは、クロスバイク乗りとしてはポイントが高い。

家庭用よりも携行用に適したメンテナンスブック

コンパクトなサイズのメンテナンスブックなので、例えば日頃のメンテナンスの参考に使おうと思うと、情報は足りないというのが正直な感想である。

大抵の場合はそれでも事足りる事は多いのも事実ではあるけれど、その程度の情報で良いものはわざわざメンテナンスブックを見なくても良く、メンテナンスブックを見て調べたいと思うような時は、しっかりと細部まで踏み込んだ情報が欲しかったりするような時なので、そう言った要求を満たせるような内容の濃さはこの本には求められない。

つまりは、家庭用のメンテナンスブックとして活用しようと思った時、初心者にとっては情報が足りず、中級者にとっては表面的な情報しか無い本というような評価になってしまうだろう。

しかしこの本はあくまで出先で活用するために編集されたほんである(と思う。)

家庭でのメンテナンスをする際は他のメンテナンスブックを利用すれば良いわけで、出先のトラブル対処や確認をする程度であれば、必要最低限の情報が広範囲でまとめられているこの本の方が、実際問題で実用的だと思える。

まとめ

用途や目的に応じたメンテナンスブック選び

誰でもできる自転車メンテナンス

メンテナンスブックに限らずで、なかなか万能なモノはなく、より最適なモノを選ぼうと思うと、用途に特化したモノでなければ、要求を満たすことができない。

自転車用品で言えば、バッグにしてもそうだし、空気入れにしてもそうだ。もっと根本的なところで考えればフレームだってロードバイクとクロスバイクだって用途による差で必要な機能の強化と不必要なモノのそぎ落としでそれぞれに最適なモノができあがる。

そしていくら最高のモノであっても、用途や目的を間違えればそれはたちまち不便なモノになってしまう。

メンテナンスブックもまた同じで、用途や目的に応じたモノを選ぶことが大切なのだと思う。

そう言った視点で考えた時、この「誰でもできる自転車メンテナンス」は出先での万が一をカバーするまさにサイクリングのお供に最適な1冊と言えるだろう。

対象:初心者〜中級者
役立つ内容:基本的なメンテナンス、乗り方
解説に使用されている車種:
ロードバイク:PINARELLO / DE ROSA
クロスバイク:GIOS

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