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クロスバイクをブルホーンバーに交換するときに悩みやすいのが、シフトレバーとブレーキレバーをどうするかという問題です。
クロスバイクのブルホーンの仕様は、どのタイプのシフトレバーおよびブレーキレバーを選択するかによってほぼ決まります。
ハンドルの形状が変わることで、シフトレバーやブレーキレバーの取り付け位置も変わるため、どのシフトレバーとブレーキレバーを組み合わせるかによって、ブルホーン化後の操作性や見た目が大きく変わるのです。
僕自身もGIANTのクロスバイクをブルホーン化した際に、いろいろな組み合わせを検討しました。
見た目は良くても操作しにくかったり、逆に見た目はイマイチでも使いやすかったりと、組み合わせによってかなり違いがあります。
この記事では、クロスバイクをブルホーン化するときに使用できるシフトレバーとブレーキレバーの種類、それぞれの特徴や組み合わせについてまとめています。
ブルホーン化を考える場合、最初にハンドルを選んでしまうよりも、
「ハンドルのどこを持っている時にブレーキを握りたいのか」
「ハンドルのどこを持っている時にシフトチェンジしたいのか」
を考えてからパーツを選んだ方が、仕様を決めやすくなります。
ブルホーン化する際に、特にブレーキレバーの位置が重要です。
と言うのも、ハンドルを持つ手の位置は、基本的にブレーキレバーの近くになるからです。
しかし、ブレーキレバーの位置はシフトレバーとの組み合わせで決まることが多いので、シフトレバーとブレーキレバーはセットで考える必要があります。
ブルホーンバーには、
など、いくつかの組み合わせがあります。
そして、それぞれにメリット・デメリットがあるので、それぞれの特徴などについて解説してみます。

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バーエンドコントローラーは、もともとタイムトライアルバイクなどで使用されるシフトレバーです。ハンドルの中央から前に突き出しいるDHバーと言われるバーの先端に取り付けられます。
親指と人差し指でレバーを倒したり起こしたりしてシフトチェンジができるシフトレバーで、ブルホーンバーハンドルの先端に取り付けても、同じように使用することができます。
ブルホーンバーの先端を持ちながらのシフトチェンジが可能になり、操作性が高いのが特徴になります。
クロスバイクのブルホーン化では比較的よく使われる方法で、僕自身がブルホーン化について調べたときにも、この方式を採用している例を多く見かけました。
バーエンドコントローラーは、カチッカチッと、ギアごとに変速できるインデックスタイプのものは少なく、多くは無段階でワイヤーの引き量を調整するフリクション式のものがほとんどです。
インデックスタイプに比べると不便さはありますが、頻繁にギアチェンジすることのない街乗り用となどでは慣れの問題レベルの違いだと思います。
● ブルホーンとの見た目の相性が良い
● ブルホーンの先端を握ったままシフトチェンジできる
● シンプルな構成にできる
● 多段変速にも対応しやすい製品がある
バーエンド部分にシフトレバーを取り付けるため、同じ場所に取り付けるエアロブレーキとは併用できません。

バーコントローラーを採用した場合は、基本的にハンドル中央にブレーキレバーを取り付けることになります。
バーエンドコントローラーを使用した場合のブレーキの選択肢としては「ギトネットレバー」と「補助ブレーキ」の2種類になります。

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ギドネットレバーは、ハンドルの中央付近に取り付けるタイプのブレーキレバーで、ミニベロなどの小径車で採用されていることが多いです。
レバーが長く、ブルホーンバーの肩部分からでもブレーキ操作ができるのが特徴です。
ブルホーンに取り付けた場合、ブルホーンバーの肩部分でもブレーキレバーを引けるというメリットがありますが、見た目的にはクロスバイクとの相性はあまり良く無いと思います。
また22.2mm径のハンドル用がほとんどなので、ブルホーンバーの形状によっては取り付けられない場合もあります。

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ドロップハンドルなどで採用されているブレーキは、STIと呼ばれるシフトレバーとブレーキが一体になったシステムが普通なので、ブレーキを掛ける際にはブラケット部分を持つ必要があります。
しかし初心者にとっては前傾姿勢がきついため、通常のサイクリングではハンドルの手前部分を持つことが多くなります。
そうするとブレーキレバーに手が届かないので、咄嗟のブレーキが掛けられなくなるため、ハンドル手前に予備のブレーキレバーを取り付けることができるようにしたのが、補助ブレーキレバーです。

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トップチューブやダウンチューブなどに取り付けるタイプのシフトレバーで、フロント用とリア用のシフトレバーが左右対になっているのが特徴です。
昔のロードバイクやクロモリフレームなどで使われていた方式で、基本的にはフリクションタイプの製品が多くなっています。
Wシフトレバーはバーエンドを使用しないため、バーエンドにエアロブレーキを取り付けられるというメリットがあります。
さらにコラム用のマウントを使用すれば、ハンドル周りをすっきりさせることもできます。
Wシフトレバーをコラムなどに取り付け、ブレーキをエアロブレーキにした場合、ブレーキレバーとシフトレバーが離れてしまうので、シフトチェンジのたびに手を大きく移動させる必要があります。
頻繁に変速する人にとっては、あまり使いやすい組み合わせとは言えません。


シフトレバーマウントを製造しているメーカーはいくつかありますが、有名どころではディズナというメーカーがシマノ製品にも対応したマウントを発売しています。
シフトレバーマウントは取り付けられる場所が決まっていてハンドル用とコラム用があります。
一長一短なのでどちらを使用するかは好みになりますが、コラム用マウントを使用するとハンドル周りをシンプルにできるメリットがあります。

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サムシフターは、その名前の通り親指で操作するシフトレバーです。
Wレバーに似ていますが、固定用のバンドが付属していたり、レバーが左右対になっていないなどで、Wシフトレバーとは別のシフトレバーになります。
ブルホーンバーの先端付近に取り付けてエアロブレーキと併用するとブレーキレバーとシフトレバーを一体化させることができます。
サムシフターもいろいろなメーカーから販売されていますが、定番のメーカーはマイクロシフトかダイアコンペとなります。

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サムシフターを選ぶ場合には、対応するハンドル径を確認する必要があります。
ブルホーンバーには、ロードバイク用ハンドルと同じ23.8mm前後の握り径のものと、フラットバーに近い22.2mm径のものがあります。
サムシフターによって対応する径が異なるため、購入前に確認しておきましょう。


サムシフターはエアロブレーキと組み合わせて、バーエンド付近に配置できるので、シフトチェンジとブレーキ操作が手元で行なえる理想的な組み合わせになります。
つまり、ブルホーンバーの先端を握った状態で、ブレーキと変速の両方を操作しやすくなるわけです。
ブルホーン化した後も実用性を重視したいのであれば、この組み合わせはかなり有力な選択肢だと思います。
また、エアロブレーキだけだと少し間の抜けた感じがするブルホーンですが、サムシフターをエアロブレーキの横に配置することで、良い具合に見た目が引き締まり、個人的には最もベストな組み合わせだと思っています。


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エアロブレーキは、ブルホーンバーの先端に取り付けることが前提になっているブレーキレバーなので、ブルホーンバーとの相性は最も良いブレーキレバーだと思いますし、見た目のカッコよさもダントツだと思います。
そんなわけで僕自身が使用しているのもエアロブレーキになります。

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ロードバイクのブレーキレバーに近い、ブラケットタイプのブレーキレバーを使用する方法もあります。
代表的なものとして、
などがあります。
Vブレーキを使用する場合は、Vブレーキ対応のブレーキレバーを選ぶか、ミニVブレーキなどとの組み合わせを検討する必要があります。
しかもシフトレバーは付属していないので、別途、購入して取り付ける必要があります。
ブレーキの操作感覚や乗り心地は最もロードバイクに近くなるため、操作性は悪くないと思いますが、ブルホーンハンドルにブラケット付きのブレーキを取り付けるとブラケット部分の存在感が大きく、頭でっかちな印象になってしまうため、好みが分れる所だと思います。
構成的にはブレーキレバーがブルホーンハンドルの先端に、シフトレバーはコラムなどに設置することになり、ブレーキレバーとシフトレバーの距離が離れてしまうため、わざわざこの組み合わせを選択する価値は無いと思います。

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使用するブルホーンバーハンドルのハンドル径がフラットバーのハンドル径と同じ22.2mm(にぎり径)であれば、クロスバイクで使用していたシフトレバーとブレーキレバーはそのまま流用出来ます。
最もコストと手間をかけずにクロスバイクをブルホーン化出来る方法でもありますが、基本的なポジションはフラットバーと変わらないため、見た目的な変化が期待できる以外は特にメリットはありません。
この場合、見た目の変化は楽しめますが、市街地などを走行する場合は必然的に手のポジションはブレーキの近くになってしまうため、実際問題でブルホーンハンドルの先端部分を持って走行できる場面がかなり限定されてしまいブルホーン化する意味があまりないと言えるでしょう。
ブルホーン化でシフトレバーを選ぶ際には、フリクション方式とインデックス方式の違いも知っておくと選びやすくなります。
クリック感がなくシームレスな切り替えでレバーの振り幅でシフトチェンジをおこないます。
フリクションタイプは、クリック機構を使わず、レバーの位置を自分で調整して変速する方式です。
といったメリットがあります。
いわゆるラピッドファイヤーシステムが普及する前の旧式のシフトレバーの方式です。
一段ずつ確実にシフトチェンジできるインデックス式と比べて、フリクションタイプは自分でワイヤーの引き具合を調整してシフトチェンジしなければいけないので、狙ったギアに入れるには慣れが必要です。
そのため、最初はレバーを動かす程度が分らず思わぬギアに入ったりすることもありますが、慣れてしまえば加減も分かり、狙ったギアに入れるこtが出来るようになると思います。
ちなみに、一般的に販売されているバーエンドコントローラーはほぼフリクションタイプになります。
一段ごとにカチッカチッとクリック感があり一段ずつ正確にシフトチェンジができるシフトレバーです。
いわゆるラピッドファイヤーシステムと呼ばれるもので、クロスバイクやロードバイク等のシフトレバーのほとんどは、このインデックスタイプになっているかと思います。
シフトチェンジが簡単で正確というメリットがありますが、一段一段正確に切り替わるようにワイヤーを調整する必要があります。
そのため10速や11速などの多段ギアになればなるほどシビアな調整が必要になります。
ここまで紹介したシフトレバーとブレーキレバーを組み合わせると、それぞれ次のような特徴があります。
| シフトレバー | ブレーキレバー | 特徴 |
|---|---|---|
| バーエンドコントローラー | 補助ブレーキ | 操作性と実用性のバランスが良い |
| バーエンドコントローラー | ギドネット | 独特のスタイル |
| Wシフトレバー | エアロブレーキ | ハンドル周りをシンプルにできる |
| サムシフター | エアロブレーキ | 操作性が良くおすすめ |
| フラットバー用シフター | フラットバー用ブレーキ | 安く簡単に交換できる |
| ブラケットタイプ | 別体シフター | ロードバイクに近い操作感 |
ブルホーンバーで使用できるシフトレバーとブレーキレバーを選択する際のポイントは
「どの場所に取り付けられるのか」
「どの場所で操作をしたいのか」
というところになるかと思います。
基本的には、手のポジションはブレーキレバーの近くに置かれると思うので、ブレーキレバーの位置とシフトレバーの位置が離れてしまうと、シフトチェンジの際に手の動きが大きくなり、次第に面倒になってあまりシフトチェンジしなくなってしまうことになります。
なので、理想的にはシフトレバーとブレーキレバーの位置は近ければ近いほど良いということになり、そう考えるとサムシフターとエアブレーキの組み合わせがベストということになるかと思います。
また、できるだけ費用を抑えたいのであれば、22.2mm径のブルホーンバーを選んで、現在使用しているフラットバー用のシフトレバーやブレーキレバーを流用する方法もあります。
ブルホーン化は、ハンドルを交換するだけではなく、シフト・ブレーキ・ハンドル径・ワイヤーの取り回しなどを含めて全体の構成を考えるカスタマイズです。
見た目だけでパーツを選ぶのではなく、普段どのポジションで走ることが多いのか、どの位置でブレーキを操作したいのかまで考えて、自分に合った組み合わせを選ぶのがおすすめです。
人それぞれ目指す改造カスタマイズの方向性がありますから、いろいろ試してみるのが良いのではと思います。