最近気になっている自転車アイテムは加速度センサー付きのテールライトです。
物体の動きを感知する加速度センサーを自転車の動きに反応させられるもので、自動車のテールランプのように減速時にライトが明るくなるというようなブレーキランプとしての役割を果たせるものです。
個人的にかなり気になっている種類の製品なので加速度センサー付きのテールライトについて調べてみました。
加速度センサー付きのテールライト
加速度センサーがテールライトに付くと一体何がどう変わるのか?
例えば、従来までのテールライトでは、点滅パターンを設定するくらいしか光に変化が出せないので、残念ながら自動車やオートバイのようにブレーキランプのように、停車前にライトが明るくなって停車を知らせるようなことはできません。
その問題を解決してくれるのが加速度センサー付きのテールライトというわけで、自転車が減速したのを感知して、減速時にライトを一段明るく点灯させて後続車に減速したことを知らせることができブレーキランプの役割を果たしてくれるのです。
より安全性なサイクリングができるようになるアイテムとして個人的に興味津々なアイテムなのです。
加速度センサー付きのテールライトを探す
加速度センサー付きのテールライトを探してみました。
Rapid X2 Kinetic | CAT EYE
おそらく加速度センサー付きのテールライトの中ではもっとも知名度が高いと思われるのがキャットアイのRapid X2 Kineticかと思います。
センサー感度がかなり敏感で、少しの減速や悪路の振動などでも反応してしまうらしく、明るく点灯する時間が長くなるためバッテリーの持ち時間に不安があるようです。
Rotlicht | LUPINE
ルパンというライトメーカーのロートリヒトと呼ばれるテールライト。ドイツ語で赤いライトという意味だそうです。
テールライトにしてはちょっと高めの価格ですが、その分高スペックなセンサーが使われていると思われ高評価なレビューが多いです。
ドイツ製というのも信頼できるポイントかもしれません。
デザインがもう少し良ければなぁというところです。
Rayo | Hauteworks
クラウドファンディングのkickstaterに登録されたラヨと呼ばれるテールライト。
クラウドファンディングとは言いつつも、既に海外の展示会などでも出品されていて、ほぼほぼプロダクトとして完成されていて、プロモーションも兼ねてのクラウドファンディングへの出品と思われます。
日本のクラウドファンディングであるMAKUAKEにも日本での代理店を担う(株)ヤベツジャパンによって出品されていますが、kicksteter、MAKUAKEともに早々にサクセスしています。
実は、デザインの良さや加速度センサー付きのライトとしては比較的安かったということもあり、僕もRayoを支援してみました。
レビューは下記の記事でご確認いただけます。
TL907Q5
中国製の加速度センサーを搭載したライトです。
OEM製品として出回っているようで中国系のショッピングサイトなどでは、ブランド違いで販売されていたりします。
スイッチのオンオフも加速度センサーを使用しているので、自転車を動かすと自動点灯させられるなど、かなり便利な感じです。もちろん日中に使用したくない場合は照度センサーも備えていて明るい場所では点灯しないなど、よく考えられているようです。
加速度センサー付きのテールライトの実際
冒頭にも書きましたが、自転車のテールランプの弱点はブレーキランプの役割を果たせないというところにあります。
ブレーキに反応するように設計されたテールライトもありますが、基本的には配線が必要だったりして取り付けが面倒なのが実際のところで、バッテリー式のライトが主流の今現在で付け外しが面倒という時点で、取り付けたいとは思えません。
そんなわけで加速度センサー付きのテールライトに候補が絞られるわけですが、いろいろな使用レビューを見ていると、ブレーキと完全に連動するわけではなく、ちょっとした減速や振動などにも反応してしまったりすることの方が多いようです。
それでも後続車に注意を促すという役目は果たしてくれそうですが、加速度センサー付きのテールライトは機能的というよりは目新しさが先行した製品と言えるのかもしれません。
ただ、このあたりの精度は技術の進歩とともに改良されていくものでしょうから、将来的にはブレーキライトとしてしっかりと機能するようなものになっていくのではないかと期待したいですね。
以上、加速度センサー付きのテールライトについてまとめてみました。