
自転車ライトは明るさが正義と言っても良いくらい、明るさは自転車ライトを選ぶ際の重要な指標です。
LEDやバッテリーの性能は年々向上し、以前に比べてかなり明るく、しかも長時間使えるライトが数多く登場しています。
そこで今回は、主要自転車ライトメーカーのフラッグシップモデルの中から、特に明るいモデルをピックアップしてみました。
自転車ライトメーカーのフラッグシップライト
自転車ライトのメーカーと言えば、個人的にはCATEYE(キャットアイ)、LEZYNE(レザイン)、knog(ノグ)、それから中国のTOWILDだと思っています。
いずれも最大1700ルーメン以上という圧倒的な明るさを誇り、街灯のない河川敷やサイクリングロードでも安心して走行できるレベルです。
性能面でも完成度が高く、高輝度な自転車ライトを探しているなら、どのメーカーを選んでも満足度の高いライトになるでしょう。
CATEYE AMPP1700

世界に誇る日本の自転車アクセサリーメーカー、CATEYE(キャットアイ)が発売したフラッグシップモデルです。
最大1700ルーメンという圧倒的な明るさを誇り、夜間走行でも十分すぎるほどの視界を確保できます。
大容量の交換式カートリッジバッテリーを採用しているのも大きな特徴で、長時間・長距離のナイトライドでもバッテリー切れを気にせず走行できます。予備バッテリーを用意しておけば、ツーリング中も安心です。
また、オートバイのデイライトのように、昼間でも点滅モードを使用して自動車へ存在をアピールできるため、安全性を高めたい方にもおすすめです。
交換用カートリッジバッテリーは約6,500円。予備を1本持っておけば、長距離サイクリングでもライトを点灯し続けられるほどの余裕があります。
1700ルーメンは市街地では明るすぎる場面もあるため、走行シーンに合わせて200ルーメン・500ルーメン・1700ルーメンと明るさを切り替えて使うことができます。
LEZYNE MEGA DRIVE2400+

LEZYNE(レザイン)はアメリカの自転車アクセサリーメーカーで、アメリカンブランドらしい無骨でスタイリッシュなデザインが特徴です。
自転車用ライトだけでなく、フロアポンプや携帯工具(マルチツール)などでも人気が高く、ここ数年はGPS搭載の高性能サイクルコンピューターにも力を入れています。
そんなLEZYNEのラインナップの中でも、ひときわ明るいモデルがMEGA DRIVE 2400です。
最大2400ルーメンという圧倒的な明るさを誇り、街灯のないサイクリングロードでも十分な視界を確保できます。
多彩な点灯モードを搭載しているほか、周囲の明るさに応じて自動で点灯・消灯するオート点灯機能にも対応しています。トンネルへの出入りなど、急に暗くなる場面では特に便利な機能です。
普段使いにちょうど良い600ルーメンで約5時間使用できるため、バッテリー容量にも余裕があります。さらに、別売の外部追加バッテリーを接続すれば、使用時間をさらに延ばすことも可能です。
knog BLINDER E 2300

オーストラリアの自転車アクセサリーメーカーknog(ノグ)が発売したPWRシリーズは、それまでの自転車ライトとは一線を画すコンセプトで話題になりました。
knogといえば、ロードバイクやクロスバイク用ベルOiでも大きな注目を集めたメーカーですが、このPWRシリーズも従来の常識にとらわれない発想でデザインされています。
ライトモジュールという考え方の新しい自転車ライト
PWRシリーズは、一つの完成品としてのライトではなく、「ライトヘッド+モバイルバッテリー」という構成で組み上げる、新しいコンセプトの自転車ライトです。
ライトヘッドの明るさやバッテリー容量を用途に合わせて選べるほか、バッテリーはモバイル機器の充電にも利用可能。さらに、シリーズにはスピーカーやヘッドマウントなどのアクセサリーも用意されており、自分好みにカスタマイズできるシステムになっています。
シンプルでスタイリッシュなデザインも魅力で、knogファンなら思わず手に取りたくなるモデルと言えるでしょう。
発売当初は最大1800ルーメンでしたが、その後のモデルでは最大2,000ルーメンまでパワーアップしました。
さらに驚くのは、10,000mAhという大容量バッテリーを搭載していることです。一般的な自転車ライトでは考えられない容量で、本体背面のUSBポートからスマートフォンやサイクルコンピューターなどを充電することもできます。
自転車ライトは「バッテリー残量との戦い」になりがちですが、逆に他のデバイスまで充電できるという発想には驚かされました。
しかもバッテリーは交換式なので、予備を用意しておけば長距離ツーリングや夜通しのライドでも安心して使うことができます。
明るい自転車ライトまとめ

数年前までは数百ルーメンでも十分明るいとされていた自転車ライトですが、現在では500〜700ルーメン程度は珍しくなく、1,500ルーメンを超える高輝度モデルも当たり前のようにラインナップされています。
「LEDライトは暗い」というイメージは、今ではすっかり過去のものと言っていいでしょう。
クロスバイクやロードバイク向けの自転車ライトは、基本的に明るさに比例して価格も高くなります。そのため、1,000ルーメンを超えるモデルは1万円以上するものも多く、自転車ライトとしては高級な部類に入ります。
とはいえ、ライトは夜間走行の安全性を大きく左右する重要な装備です。明るさはもちろん、配光やバッテリー性能なども含めて考えれば、必要な投資と言えるでしょう。
今回改めて各メーカーのラインナップを調べて感じたのは、以前は主流だった乾電池式ライトがほとんど姿を消し、充電式バッテリーへ完全に移行したということです。
乾電池式には、万が一電池が切れてもコンビニなどですぐ調達できるというメリットがありました。しかし、充電式バッテリーの大容量化や低価格化が進んだことで、その優位性も以前ほどではなくなりました。
また、乾電池式は重量やサイズの制約が大きいのに対し、充電式はコンパクトでデザインの自由度も高く、スタイリッシュな製品が多いのも魅力です。これも時代の流れなのでしょう。
LEDやバッテリー技術は今後も進化が期待できる分野ですが、市街地や一般的なサイクリングロードを走るのであれば、1,500〜2,000ルーメンはややオーバースペックに感じます。
今後はさらにコンパクト化や軽量化、バッテリーの長寿命化、そして価格の手頃さが進化のポイントになっていくのではないでしょうか。
今回紹介した三大メーカーのフラッグシップモデルは、街灯の少ない山道や河川敷などでの使用も想定したハイエンドモデルです。個人的には、市街地を中心に走るのであれば600〜1,000ルーメン程度あれば十分な明るさを確保できると思います。
中国の無名メーカーの自転車ライトの注意点
さて、少し余談になりますが、Amazonなどで自転車ライトを探していると、中国メーカー製の格安ライトを数多く見かけます。
価格が安いうえに1,000ルーメン以上とうたっている製品も多く、一見すると非常にコストパフォーマンスが高く感じられるかもしれません。
ただ、個人的には、メーカーの実績がよく分からない製品、特に同じ商品画像でブランド名だけが違うような製品については慎重に選ぶことをおすすめします。
私自身もこれまでに中国メーカー製の無名ブランド製品を何度も購入してきましたが、公称スペックと実際の性能が大きく異なっていたり、初期不良や耐久性に問題があったりと、品質にばらつきを感じるケースが少なくありませんでした。
中には交換対応を受けても、届いた代替品にも同じような不具合があったこともあり、結果的に有名メーカー製を買い直した経験もあります。
もちろん、近年は品質の高い中国メーカーも増えてきています。しかし、メーカー情報がほとんどなく、実績も分からない製品については、価格の安さだけで選ばない方が安心です。
夜間走行で使うライトは安全に直結する装備です。多少価格が高くても、信頼できるメーカーの製品を選ぶことをおすすめします。
明るい自転車用ライト番外編
今回は、ライトとバッテリーが一体型になった自転車ライトを中心に紹介しましたが、実はさらに明るいモデルも存在します。
それらは消費電力が非常に大きいため、本体にバッテリーを内蔵するのではなく、大容量の外部バッテリーをケーブルで接続して使用するタイプです。そのため、2,000ルーメンを超える超高輝度モデルも珍しくありません。
その中でも驚異的な明るさを誇るのが、CATEYE(キャットアイ)のVOLT6000です。
その名の通り、最大6,000ルーメンという桁違いの明るさを実現しています。
あまりにも明るいため、市街地での使用は想定されておらず、街灯のない山間部でのナイトトレイルやMTBライド向けに開発されたモデルです。
一般的なロードバイクやクロスバイクではオーバースペックですが、「ここまで明るいライトが作れるのか」と驚かされる、まさにロマンあふれる自転車ライトと言えるでしょう。
参考 VOLT 6000
以上、明るい自転車ライトについてのまとめでした。









