*

スピードを出すことをやめたら自転車がさらに楽しくなった3つの理由

公開日: 感想・考察・レポート

自転車とスピード

クロスバイクやロードバイクに限らず、あらゆる乗り物についてまわるもの、それはスピード。

決められた時間の中で、どれだけ遠くまで行けるのか、あるいは、決められた距離をどれだけ速く移動出来るのか、乗り物にとって、それを追求することは究極のロマンなのかもしれません。

自転車で無理にスピードを出すのをやめました

自転車で無理にスピードを出さない

スピードの向こう側に憧れていたあの頃

僕はクロスバイクに乗り始めた当初、ママチャリでは出すことの出来ないスピードに魅せられたのがスポーツバイクにハマった一番の理由かもしれません。

ある時は長い坂道で最高速度を狙い、またある時は片道30kmの通勤路でのタイムトライアルを試みたり、またある時は風のよう走り去るロードバイクに負けてたまるかと必死で追いかけてみたり、またある時はさらなるスピードアップを狙ってカスタマイズをしてみたり、またある時は人間離れしたスピードを出すプロの体力に憧れて筋力トレーニングに精を出したりしたものでした。

それもこれも全て、スピードという魔物に取り憑かれていたせいだと思います。

自分の体力の限界と闘い、苦しくてゼェゼェと息を切らしながらも、ひたすらペダルを踏み続けたその理由は「今、俺、風になってるぅぅぅ!」と思える瞬間に出会えるからなのでした。

そんな気持ち良さもあって、ひたすらスピードを意識して走り続けた僕でしたが、ある日を境に無理にスピードを出さないようになりました。

スピードを捨てて普通の自転車乗りになった日

スピードを出さなくなった理由は安全運転。
スピードを出すと、それに比例して危ない目に遭うことも多くなる、ということに気が付いたのです。

バイクなどでもスピードが出ると、視野が狭くなり、事故を起こしやすくなると言いますが、自転車の場合は自力で走っている分、さらに周りを見る余裕がなくなります。

わずか片道30kmの通勤路でも、危ない目に遭うことが度々あり、このままいけば遅かれ早かれで、いつか事故をしてしまうという判断から、特に事故などを起こしたわけではありませんが、それ以降はスピードよりも安全運転を意識して自転車に乗るようになったのでした。

それまでの僕にとって、自転車に乗る際の最も大きな魅力であったスピードを捨ててしまうということは、自転車の醍醐味の大部分を捨ててしまうのと同じようなもので、自転車に乗る楽しみが半減するのでは・・・と思ったものでした。

ところがどっこい。
スピードを出さなくなると何故だか自転車がより一層楽しくなったのです。

スピードを出すことをやめたら自転車がさらに楽しくなった3つの理由

自転車とスピードで楽しい

危険な目に遭うことが極端に少なくなり、安全で快適に走れるようになった

スピードを出さなくなって一番変わったのは安全面。
当たり前と言えば当たり前ですが、先を急いでムリをしなくなると、余裕を持って周りを見られるようになります。

例えば、もうすぐ信号が切り替わるかも・・・と思った瞬間に、スピードを上げるのではなく、ペダルを踏むのをやめて停止する準備に入ったり、他の自転車や自動車などに道を譲ったり、安全を優先した走りが出来るようになるのです。

スピードにこだわっていた頃は、急ぐあまりに危ないタイミングでも交差点に突っ込んだりしてしまっていたこともあり、危険な場面に何度も遭遇していました。

その度に、ヒヤッとしたり、時にはムカついたりで、スピードにこだわるあまり、楽しいサイクリングとはかけ離れた乗り方をしていたことに気が付いたのでした。

信号待ちでイライラしなくなった

自転車で街中を走る以上は、信号に引っかかるというのは宿命です。信号に引っかからないようにすることなんて無理なわけですから、その辺りをしっかりと割り切れば良いのですが、職場までの道をタイムアタックしたりしていると、一つ一つの信号で引っかかることが致命的なタイムロスにつながります。

そうなると、信号に引っかかる度にイライラしてしまうことになります。引っかかった信号の次の信号で引っかかる、なんていこともザラにあることですが、スピードにこだわっていると、信号に引っかかるのをもの凄くストレスに感じてしまったりするのです。

前述したように、シティライドで信号に引っかからない事自体が無理な話なのに、その度にイライラ、ムカムカしていると、とてもじゃないですが、自転車を楽しめる気持ちではなくなってきます。

スピードにこだわらなくなってからは、信号で待つことも当たり前のこととして受け入れられるようになり、ストレスをほとんど感じずに走行ができるようになりました。

周りを楽しむ余裕ができた

スピードにこだわると、いかに速く走れるかということばかりを考えるようになり、身の回りの景色や、街並などを楽しむ余裕がなくなります。

のんびりと走ることで、新しく出来たお店などにも気付くことができますし、変わりゆく季節の変化などにもすぐに気付けるようになります。

のんびりと周りを見ながら、変化や発見を楽しめるようになれば、いつも走っている道ですら、楽しみながら走れるようになるのです。

また、シティライドの場合は、信号も多いので、必死で速度を上げて走っても、のんびり走っても、目的地にたどり着くまでの所要時間にはほとんど大差がなかったりするので、ゼェゼェとしんどい思いをしながら走るくらいなら、周りの景色を楽しみながら余裕を持って走った方が絶対に楽しいはずです。

関連記事として「街中は急いでも急がなくても結局同じというおはなし」で、シティライドでは急いでも急がなくても所要時間はほとんど変わらないという記事を書いています。

スピードを出すことをやめたら自転車がさらに楽しくなった3つの理由まとめ

自転車でスピードを出しても出さなくても楽しい

自転車の楽しみ方はいろいろで、乗る人の数だけいろいろな感じ方や楽しみ方があるものと思います。

極端に言えば、楽しい、楽しくないは個人の考え方であり、たまたま僕がゆっくりサイクリングを快適と思うだけなのかもしれませんが、スピードを捨てることで、今まで見えなかった景色が見えてきたというお話です。

もちろん乗り物である以上、スピードはロマンではありますが、それは無理して出そうとするものではなく、日々乗り続ける中で、鍛えられて自然と速く走れるようになった、というのが理想なのかもしれません。

何はともあれ、無理なスピードや乗り方は事故のもと。
交通安全を意識して安全に楽しく乗りたいものですね。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

PAGE TOP ↑