クロスバイクやロードバイクなどのスポーツバイクを初めて購入する際には、自転車本体の他に、空気入れやライト、鍵などの自転車用品を買わなくてはいけません。
それらの自転車必需品を考えると、クロスバイクやロードバイクの購入予算はだいたい自転車本体価格+30,000円程度と考えていれば間違いない感じです。
今回はそんな必須アイテムの他にも、快適な自転車ライフを送るために購入しておた方が良いと思う自転車用品を紹介しておきます。
自転車スタンド
日常使いの場合は自転車スタンドは必要
クロスバイクやロードバイクに乗る目的がスポーツ用途としてひたすら乗ることであれば、自転車スタンドを使うような場面もそれほどないので、必ずしも自転車スタンドは必須ではありません。
しかし、日々の移動手段としてクロスバイクやロードバイクに乗る場合には、買い物などでお店などに立ち寄りたい時などは自転車スタンドがあった方が便利な場面が増えてきます。
実際問題で、街なかで自転車を駐輪しようと思っても、近くに駐輪所や、自転車を立てかける場所がなかったりして困ることがあります。
なので、自転車を日常的に使用するような人は、自転車スタンドは装備する方向で考えた方が良いと思います。
スタンドが無い場合の駐輪は基本的に壁に立て掛けるスタイルになりますが、お店に都合良く立て掛ける壁があるわけではありません。
適当な駐輪場所がなければ、ひたすら置き場所を探すことになりますし、コンビニなどに立ち寄るたびに、いちいち置き場所を考えるのは面倒なものです。
通勤通学でクロスバイクやロードバイクを使うのであれば、それこそ毎日のことなので自転車スタンドは絶対に有った方が良いでしょう。
自転車から降りない場合は自転車スタンドは不要
ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイクには、もともとスタンドが付属していません。
そもそもロードバイクなどはレース用の自転車なので、レースに必要のない装備品は基本的に省かれているんですね。
また、レースに出なくても、ロードバイクに乗るような人はも自転車スタンドは必要ありません。
そのような人は、基本的にはひたすら自転車に乗り続けるような乗り方をするので、スタンドが無くても困るようなことがほとんどないのです。
実際問題で、僕も最初は自転車スタンドをクロスバイクに取り付けていましたが、家を出てから目的地に到着するまで、ほとんど自転車から降りないような乗り方をしているため、自転車スタンドは不要と判断して取り外しましたし、それで困るようなこともありません。
自転車から降りて休憩することがあったとしても、自転車から離れることが無いので、その時だけ壁などに立て掛けておくなどすれば、自転車スタンドが無くても大丈夫というわけです。
なので、スポーツ用途でロードバイクやクロスバイクに乗ろうと考えている人にとっては、自転車スタンドは必要ないと思われます。
自転車の乗り方を考えてスタンドの装備するしないを考える
僕の場合、クロスバイクを購入した当初は「自転車にはスタンドが必須」と思っていたので、クロスバイクを購入したGIANTストアで最初からスタンドを付けた状態で納品してもらいました。
しかし僕の乗り方では、結局スタンドは不要なモノだと判ったので、すぐに取り外してしまいました。
自転車に乗り方は人それぞれなので、乗り方によっては、不要だと思ってスタンドを装備しなかったけれど、取付けた方が良かったというような、僕と反対の結果にもなることもあるかと思います。
まずは自分がどのようにクロスバイクやロードバイクに乗るかを考えて、スタンドを付ける付けないを考えてみると良いかもしれません。
自転車の見た目的なことを考えると、スタンドを付けない方がよりスポーティに見えるというのは間違いのないところなので「必要なのは判るけど、できるなら付けたく無いな・・・」と考える人も多いかと思います。
そんな人のために携帯出来たり、取付けても目立たない自転車スタンドもあるので、下記の記事でまとめてみました。
自転車用工具
自転車の改造カスタマイズだけでなく、日頃のメンテナンスをする際に必要になるのが自転車用の工具です。
自転車屋さんにメンテナンスなど全てを任せてしまうのであれば、自転車用の工具は無くても良いのですが、改造カスタマイズを繰り返すつもりであるならば、一通りの工具は持っておいた方が絶対に良いと思います。
自転車用工具を一通り購入となると「セットで購入した方が良いのかな?」と悩むことになります。
セットで購入した方がケースが付いてきたり、たくさんの工具が揃って、価格も安いように感じます。
自転車工具はバラで購入が良い
実際問題で、自転車の工具の購入を考えた時、セットで購入すべきか、バラで購入すべきかというのが頻繁に議論となります。
個人的にはバラでの購入がおすすめです。
僕の場合、自転車工具は最初にセットで購入したのですが、セットには使わない工具も多いですし、メーカーによって工具の種類の良し悪しもあるんですよね。
自転車用工具を買うポイントは、メンテナンスなどで使用頻度の多い工具はしっかりした評価の高いメーカーの工具を選んだ方が良いということ。
自転車でよく使う工具として「六角レンチ」がありますが、PB SWISS TOOLSなどが有名です。
逆に、滅多に使わない工具は安物で間に合わせるというのが、最も無駄が無い揃え方なのかなと思います
もちろん全てを有名メーカーで揃えても良いのですが、一度しか使わないような工具にお金をかけるのも勿体無いですし、頻度に応じてメリハリをつけた選択が良いと思います。
自転車用をセットで購入すべきかバラで購入すべきかについては下記の記事でまとめていますので参考にしてみてください。
メンテナンススタンドまたはディスプレイスタンド
クロスバイクやロードバイクを室内保管するのには、ディスプレイスタンドは必須になると思います。
室内保管をしない場合でも、メンテナンススタンドかディスプレイスタンドは持っておいたほうが、自転車のメンテナンスをする場合など、何かと便利です。
僕の場合は家庭の事情もあって室内保管ができないので、屋外の駐輪場に保管していますが、チェーンの清掃や注油などのメンテナンスをしたい時などには、室内に自転車を持ち込んで作業をするので、ディスプレイスタンドを使用することになります。
僕は後輪のハブを挟むタイプのメンテナンススタンドと、フレームを引っ掛けるタイプのディスプレイスタンドを持っています。
チェーン清掃、注油程度のメンテナンスであれば、ディスプレイスタンドの方が面倒ではないため、実際にはディスプレイスタンドばかりを使用しています。
実際のところで一長一短なので、どんな使い方をするかで選択も変わってくるのかなと思います。
それぞれのメンテナンススタンドおよびディスプレイスタンドについてのレビューは下記の記事で解説しています。
https://escape.poo.tokyo/indoor-bicycle-stands/minoura-ds-30-blt-maintenance-stand/
室内保管用の縦置きスタンドについては、下記の記事でおすすめの縦置きスタンドについてまとめています。
https://escape.poo.tokyo/indoor-bicycle-stands/bicycle-stand-in-the-room/
サイクルロッカー(CycleLocker) ロードバイク 自転車 ディスプレイスタンド 縦置き 倒れない ラック クラン...
サイクルウェアやヘルメット
クロスバイクやロードバイク用のウェアがあると自転車が楽しくなります。
サイクルウェアでスピードアップ
ガチガチのロードバイクに乗る人のようなピチピチなレーシングスーツではなくても、自転車に乗るのに適したカジュアルなウェアがあったりするので、一度試してみることをお勧めします。
サイクルウエアを一度着ると、それ以外の服装では乗りたくなくなるくらい快適なサイクリングができるようになるからです。
僕もサイクルウェアなんて必要無いと思っていましたが、今では自転車に乗る時には、自転車に乗るのに相応しい服装で乗るようになりました。
サイクルウェアはサイクリングを快適に楽しむためには必須アイテムなのです。
というのも、速度の出るクロスバイクやロードバイクの場合、空気抵抗は速度維持に大きな障害になります。
つまり空気抵抗を減らすことが速度維持にとって非常に重要になるわけですが、最も大きな抵抗となっているのが服装になります。
逆に言えば、空気抵抗の少ない服装にすれば、それだけで速度が出しやすくなります。
サイクルウェアがピチピチなのも空気抵抗を少なくする目的があり、サイクリングに適した服装にすればするほど自転車を快適に乗れるようになるというわけです。
普通の服を来て泳ぐと水の抵抗が大きくて上手く泳げないけど、スイミングスーツならスムーズに泳げるのと同じ理屈ですね。
水泳をする際には水泳に適した服装をするのと同じように、自転車に乗る時には自転車に適した服装をした方が良いのです。
ヘルメット装着で安全なサイクリング
ヘルメットについても同様で、ヘルメットを被ることで得られる安心感は非常に大きいです。
自転車でヘルメットを着用するのを嫌う人も多いのですが、実際のところで、自転車の交通死亡事故のほとんどは、頭部へのダメージが原因とも言われているので、ヘルメットを被るだけで重大事故を避けられるということでもあります。
自転車でのヘルメットの装着は努力義務化となりましたが、必ず装着しなくても良いものではありますが、自身の命を守るためにも、ヘルメットを着用しておいた方が良いでしょう。
サイクルウェア同様に、最初は装着することに対して抵抗があったりもするのですが、習慣づくと、ヘルメットを着用しないで乗ることの方が怖くなってしまうと思います。
是非、自転車でもヘルメットを着用するようにしましょう。
おすすめのヘルメットはOGKのKOOFUです。
ガチガチなローディー向けのデザインではなくカジュアルなテイストなので、ライトなロードバイクユーザーや、クロスバイクに乗っている人には最適のヘルメットと思っています。
OGKのKOOFのレビューは下記のきじでまとめていますので参考にしてください。
オージーケーカブト(OGK KABUTO) 自転車 ヘルメット キャンバスアーバンMG マグネットバックル仕様 カラー...
自転車用グローブ
サイクルグローブも用意しておいた方が良いアイテムの一つです。
ロードバイクやクロスバイクで意外と多いのが落車や転落で、思わぬ怪我をしてしまいがちです。
自転車で転倒して必ず怪我をしてしまうのが手です。
点灯すると、まず手をつこうとするからですが、その際にサイクルグローブをしているか、していないか、で怪我の度合いは大きく変わります。
サイクルグローブをしていた方が断然怪我をしづらくなります。
また、サイクルグローブをしていれば、滑り止めにもなるので、少ない力でしっかりとハンドルをホールドできるようになります。
不意に荒れ地などに突入した場合、ハンドルから手が滑ってしまうということもよくあることなので、サイクルグローブをしていれば、事故を未然に防ぐ予防にもなるでしょう。
あと、意外と気になるのが地面からの振動です。
短い距離を走る場合にはそれほど気になるものではありませんが、長距離になればなるほどジワジワとダメージが蓄積されてくるので、サイクルグローブを装着して振動を和らげるという工夫をしてみるだけでもストレスがかなり少なくなります。
怪我の防止、滑り止め、振動軽減など、サイクルグローブは快適な自転車ライフを送るには必要不可欠なアイテムなのです。
裾用バンド
チノパンやスーツスラックスなどでロードバイクに乗ったりすると、チェーンカバーが無いので、裾がチェーンに巻き込まれてれ汚れてしまいます。
裾を汚してしまわないようするための便利アイテムが裾用バンドです。
多くの裾用バンドは反射材が使用されていて、夜間の視認性アップにもつながるという一石二鳥的なアイテムになっています。
自転車用バッグ
ロードバイクやクロスバイクの場合、ママチャリのようにハンドルに買い物袋を下げたりは出来ません。
正確には、出来ないことはないですが、かなりフラフラするのと、カッコ悪いので、やめたほうがよいでしょう。
なのでロードバイクやクロスバイクで荷物の持ち運びをする際には、バックパックやメッセンジャーバッグなどを使用するのが定番です。
自転車用のバッグはいろいろなメーカーから、いろいろなタイプのバッグが販売されています。
バッグ類は用途や容量で使い勝手が変わるので「自分がどのように自転車に乗るのか?」「どれくらいの荷物を持ち運ぶのか?」を考えて、自分の自転車ライフに添った自転車用バッグを選ぶのが良いと思います。
このあたりは沼でもあるので、自身の自転車の乗り方を考えて、いろいろ試してみるしか無いかなと思います。
[クローム] メッセンジャーバッグ SIMPLE MESSENGER/シンプル メッセンジャー BLACK (現行モデル) 12L 防水...
バックパックと汗の問題
自転車でバックパックを背負うと、背中部分が蒸れてしまってビチョビチョになってしまいます。
この問題を解決するために、ドイター deuter レース エアーというバックバッグがおすすめです。
特許を取得している独自の機構で、背中とバッグが密着せずに空気が流れて、背中が汗でビチョビチョになるという問題を解決してくれています。
ドイター レースエアーにつてのレビュー(旧モデル)は下記の記事で解説しているので参考にしてください。
旧モデルですが、現行モデルと同じ機構を備えているので基本的には同じです。