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自転車の接触事故で逃げるとどうなる?接触事故の対処法

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自転車の接触事故の対処法

先日、歩道を歩いて登っていたところ、眼の前を歩いていた若者二人に、坂道を下ってきた若い女性が乗ったママチャリが突っ込んできて接触事故を起こすのを目撃しました。

接触された若者は「痛え!気をつけろよこの野郎!」と接触事故を起こしたママチャリの女性を怒鳴りつけました。

一方、接触事故を起こしたママチャリの女性は「ごめんなさい」と言うどころか、不機嫌な顔をしてそのまま走り去ってしまいました。

かなり強く当たられたにも関わらず、幸い若者に怪我はなかったようで、文句を言いながらも、そのまま歩き始めたのでした。

日常でよくある光景ではあるのですが、もしもこれが原付やバイクだったり、自動車だったりした場合、大問題になりかねません。

たとえ相手が無傷だったとしても、そのまま走り去ったりすると、確実に通報されるでしょうし、ひき逃げ扱いにもなりそうなのですが、自転車の場合はどうなのかということが気になったので調べてみることにしました。

ひき逃げとは

轢き逃げとは、自動車、原動機付自転車、トロリーバスまたは路面電車の運転者が、人身事故に係る救護義務・危険防止措置義務に違反した場合にひき逃げとなります。

自転車もひき逃げ扱い

自転車でも事故の後にちゃんとした処理をしなければひき逃げになります。

過去に僕の知り合いが出勤途中に自転車に乗って歩道を走行していたところ、歩行者のおじいさんと接触事故を起こしてしまい、そのはずみでおじいさんは転倒して、腰の骨を折る重傷を負ってしまったことがありました。

知り合いは、救急車を呼んで救護したので、ひき逃げにはなりませんでしたが、もしも「ヤバい!」と思って逃げた場合、ひき逃げになっていたことになります。

ひき逃げの罰則

自動車、原動機付自転車、トロリーバスまたは路面電車

5年以下の懲役または50万円以下の罰金(道路交通法第117条第1項)
人身事故が「人の死傷が当該運転者の運転に起因する」ものである場合に、救護義務・危険防止措置義務に違反した場合は、罰則は10年以下の懲役又は100万円以下の罰金。(道路交通法第117条第2項)

自転車は軽車両

自転車の場合は軽車両の扱いになるため、自動車などと比べると罰則は軽くなりますが、それでも1年以下の懲役または10万円以下の罰金(道路交通法第72条 )となります。

相手が負傷していない場合は?

それでは、今回僕が目撃したように、相手が特に怪我をしていない場合はどうなるのでしょう?

気になるので調べてみました。

その場で示談にすることが多いけど対応としては間違い

もしも自分が歩行者として歩道を歩いていて、自転車にぶつかられたとしても、特に怪我もなく相手も丁寧に謝ってくれたりしたら「大丈夫ですよ」とその場で話を終わらせてしまうことが多いと思います。

でも、この対応方法は間違っているのです。

本当であれば、自動車などで事故を起こした時と同じ様に、警察に電話して事故処理をしてもらうのが正しいようです。

事故処理は後に何か起きた時のための保険である

普通の交通事故でもよくある話ですが「その時は何もなかったから」と、相手とその場で示談にしてしまい、事故処理しなかったものの、事故が原因で後から具合が悪くなることもあったりします。

その際に、事故処理をしてもらっていないと、相手に責任を取ってもらうこともできませんし、保険を申請することもできなくなってしまうのです。

事故処理さえしておけば、相手に責任をとってもらうこともできますし、たとえ軽い打撲であったとしても、通院すれば保険を請求することもできます。

なので、どんな事故であれ、事故処理してもらうということが基本になります。

事故が起きた場合の基本

● 相手の身元を確認する
● 警察に連絡する
● 状況を記録する

身元を確認すると相手が嫌がる場合もあるかもしれません。

場合によっては逃げるかもしれませんが、そんな時は写真や映像を撮るようにしましょう。

僕自身にも経験がありますが、相手を特定するのに役に立ちます。

事故処理の実際

自転車ではありませんが、僕は二度ほど事故処理をしてもらったことがあります。

幸い二度とも大した怪我もなく、また加害者でもなかったので良かったのですが、事故処理のお願いをしてから警察が来るまでの時間が意外と長いということには驚きました。

イメージでは通報後すぐに駆けつけてくれるように考えがちですが、実際はなかなか来ません。(けが人が居た場合は早いと思います。)

その間、相手の人と話をしたり、状況の確認をしあったりするわけですが、気まずい時間です。

状況にもよるでしょうが、二度目の事故処理の時は1時間ほど待たされました

警察が来てからも、細かく距離を測ったり、お互いに状況を確認したりするのでさらに30分くらいは時間が掛かります。

なので、急いでいる時や、後に用事があるような場合はついつい示談で済ましてしまいたくなりますが、後で後悔をしないためにもしっかりと事故処理はしてもらうようにしましょう。

当て逃げと警察の基本的な対応姿勢

ちなみに二度の事故処理のうち、最初の一度はオートバイにオカマを掘られたのですが、警察が来るまでの間に、加害者が逃走してしまうという「当て逃げ」でした。

道路脇に停めておいたオートバイを突然いじりはじめたので「あやしい」と感じた僕は、オートバイのナンバーと車種、相手の背格好などを記録して、警察に特定してもらったことがあります。

なので相手の情報をしっかりと押さえておくというのはとても重要です。

よっぽど大怪我か死亡でもしないかぎりは、警察はまともに動いてくれないですからね。

こちらが情報を押さえていなければ探してもくれなかったと思います。

ちなみに、警察の対応ですがあまり期待はしないほうが良いでしょう。

その時も面倒臭そうに「相手が見つかったから家まで行って本人かどうか確認してみて」というふざけた対応をされました。

もちろん同行はしてくれません。

自分で行って確認をしてきて、それを報告してくれというのです。

案の定、加害者の家まで行くと「なんだコノヤロー」と、ひと悶着があり事件に発展してもおかしくない状況になってしまいました。

幸い事なきを得ましたが、警察はそのような全く他人事のヤル気のない対応をするというのも知っておいた方が良いでしょう。

全く役に立ちません。

自転車の接触事故まとめ

今回、目撃したひき逃げ事故の被害者である若者はブツブツと文句を言いながらもそのまま歩き始めてしまいましたが、もしも警察に通報していればひき逃げ事件になっていたということを深刻に考える必要がありそうです。

僕自身が自転車に乗っていた場合に、この女性のように逃げることはありませんが、自分が自転車にブツケられて今回の女性のように何も言わずに走り去ろうとするような人だと「警察に通報したかもな」と思います。

恐らく日頃から無茶な乗り方をしているのでしょうし、危ない運転をしている自覚がないのでしょう。

悪いことは悪いこととしてしっかりと処罰を受けて欲しいと思うのです。

チャイルドシートをしっかりと装備したフル装備のママチャリだったので、きっとその女性は小さな子どものお母さんでもあると思うのですが「そんなんで子供の手本になってあげらるのでしょうかねぇ」と驚きを隠せない出来事でした。

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