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路上の競争で信号無視のママチャリおじさんに敗れた話

更新日:

信号無視のママチャリおじさんに敗れた話

いつものようにクロスバイクに乗って通勤していたところ、ママチャリに乗った50歳くらいのおじさんと遭遇しました。

ママチャリのおじさんは脇道から僕の走っていた車道に合流して、僕の前を走るような状態になりました。

僕はそのママチャリおじさんを追い抜いて走り去ろうとしましたが、結局、追い抜けなかったどころか、遥か大差を付けられて負けてしまったというお話です。

信号無視するママチャリに乗ったおじさん

24インチのママチャリに乗ったおじさん

僕がクロスバイクで走っている前方の約100mほど先に合流してきたママチャリに乗ったおじさんがいました。

いつもの場合であれば、余裕で抜き去ることができるような場面です。

強くペダルを踏み込んでグングンとスピードを上げて、そのママチャリおじさんを追い抜きにかかりました。

赤信号と信号無視

しかし、ペダルを踏み込んだ瞬間に信号が赤に変わったので、僕はブレーキをかけて減速し、クロスバイクを信号の停止線に合わせて停車させました。

ママチャリのおじさんも一緒に停車するものと思っていたのですが、こともあろうにママチャリおじさんは信号無視をして走り続けたのでした

信号が青になった頃には、すでにかなり先まで行ってしまったママチャリおじさんに追いつくべく、必死でペダルを踏み込んでクロスバイクを走らせ、ようやくママチャリおじさんに追いつこうかというその時に、またしても赤信号!

そして、ママチャリおじさんはまたしても信号無視で走り去って行くのでした。

信号無視のママチャリおじさんに完敗

何度か同じことを繰り返した挙げ句、やっとのことでママチャリおじさんを追い抜くことができましたが、それもつかの間。信号待ちをしている間にママチャリおじさんは、停車している僕の横を、颯爽とすり抜けて走り去って行くのです。

こんな感じで抜きつ抜かれつを何度か繰り返した後、最終的には僕が連続して信号に引っかかってしまい、ママチャリおじさんは遥か彼方まで走り去ってしまい、結局抜き返すことができないまま見失ってしまいました

信号は時間と体力を奪う

路上では信号が最大の敵

ママチャリおじさんに勝てなかったのは、ママチャリおじさんが速かったからというわけではありません。

恐らく速度は15km/h程度で、それほど必死に自転車を走らせているというわけではありませんでした。

しかし、信号無視を繰り返せば、その速度であってもクロスバイクやロードバイクよりも先を走ることができるのです。

信号は時間と体力を奪う

日頃のサイクリングでも常々思うことですが、信号で停止すると時間と体力を奪われます

例えば、僕の自宅から会社までは片道25km程度です。

ざっくり計算すれば30km/h程度で走れるロードバイクやクロスバイクであれば、1時間程度でたどり着くことができて、心地よい運動量になりそうな気がします。

実際問題でサイクリングロードや田舎道であれば、ほとんど信号が無いので、25kmくらいの道であれば、少し汗を滲ますくらいの運動量で辿り着いてしまいます。

しかし、都心の場合、やたらと信号の数が多く、信号待ちの時間がやたらと長くなります。

結果、25kmの道を走るのに1時間50分程の時間が掛かります。

それに加えてストップ・アンド・ゴーを繰り返すので、体力を削がれ、たどり着く頃にはぐったりと疲れてしまうくらい体力を消費することになるのです。

その昔、信号待ちの時間を計測したことがあるのですが、25kmほどの道を走るのに、信号待ちが20回以上で、総待機時間が30分を超えてしまいました。

それくらい信号に引っ掛かってしまうと、時間と体力のロスが大きくなるのです。

なので、相手がたとえママチャリであったとしても、信号無視を繰り返す相手には勝てるわけがないのでした。

信号は守ろう

僕は信号はきっちりと守ります。

正直なことを言えば、かつては信号無視をしてしまうこともありましたが、クロスバイクやロードバイクに乗るようになってからは、特にルールを守るということを意識するようになりました。

自転車のマナーの悪さを非難する矛先として、クロスバイクやロードバイクがやり玉に挙がることも珍しくありません。

また、もし僕が万が一何かの事故を起こした場合に、自転車関係のブログを書いていたりすれば、それが燃料になって炎上しかねませんから、交通ルールには人一倍気をつけるようにしています。

他の人にも交通ルールは守ってもらいたいのですが、残念ながら毎日のように信号無視や逆走をする自転車を見かけます。

自転車に乗っている人の数が多いせいもあるのでしょうが、ルールを守らない人が相当数いるというのもまた事実かと思います。

しかし、交通ルールを守らないということは、必然的に危険が伴うということでもあります。

当たり前ですが、青の時は進め、赤は停まれというルールが守られているという前提でみんなが動いているわけですから、そこを無視して自分勝手に走ってしまえば、事故に遭っても仕方がないと言えるでしょう。

自転車が絡む交通死亡事故の理由の多くは、信号無視など何らかの法令違反が原因だという報告もあります。

ルールを守れない人は自動車に轢き殺されても不思議ではないということですね。

今回はママチャリに乗った信号無視おじさんに負けてしまって悔しいと思ってしまいましたが、この場合は負けるが勝ちで良いのです。

僕自身も自転車に乗ったおじさんではありますが、今後もきちんとしたお手本になるような自転車の乗り方をしていきたいと思います。

※念の為、ママチャリに乗ったおじさんと公道でレースをしていたわけではありません。僕自身が勝手にママチャリに乗ったおじさんを目標にして走っていただけで、ママチャリに乗ったおじさんはおそらく僕のことは全く意識していなかったと思われます。交通安全を意識した走行を常に心がけるようにしましょうね。

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