クロスバイクやロードバイクは日常のメンテナンスが必要不可欠です。
メンテナンスの際に必需品となるのが「ウエス(布)」ですが、僕はボロ布を使用しています。
しかし世の中には「紙製のウエス」というものもがあります。
紙製のウエスの代名詞的な製品が、ワイプオールという不織布です。
自転車のメンテナンスでも便利に使用できるので、多くのサイクリストから絶大なる評価を得ていることでも有名です。
紙製のウエスのワイプオール
ウエスと言えば、一般的にはボロ布です。
使い古したシャツなどを使用することが多いと思いますが、自転車のチェーン清掃などをすると、油汚れで一気に黒く汚れてしまういます。
なので、数回使えば真っ黒になってしまい、すぐに新しいウエスが必要になってしまいます。
そんなわけで「使い捨てレベルで気軽に使えるウエスはないかな?」 ということで、サイクリストからもっぱら評判の良いウエスである「ワイプオール」という紙製のウエスを購入してみました。
日本製紙製クレシアのワイプオール WYPALLとは
「ワイプオール」は日本製紙クレシア株式会社の製品です。
ワイプオールの名前通り、何でも拭ける万能なウエスです。
参考 ワイプオール公式ページ
不織布って何?
不織布(ふしょくふ)と読みます。
一般的な布は、繊維を織ったり紡いだりして布にしています。
これに対して、繊維を織らずに絡み合わせたシート状のものを不織布と呼びます。
ワイプオールのサイズ
ワイプオールのサイズをシマノのストレージボトルと並べて比較してみました。
ストレージボトルのサイズはだいたい18cmくらいですが、ワイプオールもほぼ同じ高さです。
ワイプオールを広げたサイズ
ワイプオールを広げたサイズは、335x345mm。
お弁当などを包む大きめのハンカチくらいの大きさがあります。
これくらいの大きさがあれば、汚れ防止に床に広げたり、工具を置いたり、折りたたんで厚みを出してしっかりとゴシゴシ拭くなどができそうです。
このサイズの不織布が四つ折りになっていて50枚入りでした。
ワイプオールの厚み
ワイプオールには「x50」「X60」「X70」「X80」などの種類があります。
数字が大きくなるほど紙厚が厚くなります。
今回購入したワイプオールは「X70」で、最もスタンダードな厚さです。
意外と厚みもあり、しっかりとした手触りです。
ワイプオールの特徴と用途
ワイプオールの素材は紙でありながら、水やアルコールで濡らしても破れづらく、布巾と同じような使い方ができます。
また、毛羽立ちが少ないため、チェーンなどの清掃で使用しても、チェーンに付着しないという特徴があります。
このような特徴があるからこそ、サイクリストから愛されているのだろうと思います。
もちろん、自転車のメンテナンスだけではなく、家具や机などの拭き掃除や、油汚れの拭き取り、時には身体を拭くなどもOKで万能な布巾なのです。
毛羽立ちが少なくや破れづらいので、異物が混入すると困るような食品関係や製造工場、薬品を取り扱う病院、自転車やバイクなどの機械メンテナンスの現場などでも活躍しているようです。
ワイプオールの引っぱりテスト
ワイプオールの良い評判の一つとして、紙なのに破れづらいというのがあります。
紙製だと使い捨てができて便利ですが、使用している時に破れたりするので、耐久性や破れづらさは気になるポイントだと思います。
というわけで、上記の動画では、ワイプオールを引っ張るなどのテストをしてみました。
ワイプオールを引っ張ると、伸縮性があり、破れづらい素材ということが分かりました。
素材はパルプとポリプロピレンのようです。
破れづらいのは、ポリプロピレンが含まれているからなのですね。
ポリプロピレンとは
「ポリプロピレン」とはPP樹脂とも呼ばれるもので、いわゆるプラスチックですね。
ワイプオールを使用した感想
今まで自転車のメンテナンスに使うウエスは布派だった僕ですが、ワイプオールを使用してみると「なるほど、たしかに使いやすいかも。」と、その評判の良さも納得できるものでした。
毛ぼこりが出ないのが自転車のメンテナンスでメリットが大きい
特に、チェーンなどの清掃の際には、布製のウエスを使用していても繊維がチェーンに付着してしまうなどの問題も出やすいため、毛羽立ちが少なく、油もよく吸ってくれるワイプオールは最適な素材と言えるかもしれません。
一般的に不織布はCDケースなどに使われている柔らかくて繊細な感じで、ティッシュに近いイメージだと思いますが、ワイプオールはしっかりした質感のため、少しゴワゴワした手触りで、細かい部分を清掃するには少し硬いという印象です。
もちろん薄手のワイプオールもあるので、細かい部分を清掃したい人は薄手のワイプオールがおすすめです。
布製よりも安価で、気兼ねなく使えると言う点は非常に魅力的で、ワイプオールは今後も使い続けることになりそうです。
ロードバイクやクロスバイクの洗浄クリーニングの方法に関する記事は下記にまとめていますので興味のある方は参考にしてみてください。