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クロスバイクのハンドルが、幅広過ぎる感じだったので、両端をカットして短くしました。
クロスバイクのハンドルの長さを短くすると、「一体何が変わるのか?」、そして、クロスバイクのハンドルをカットする方法についてまとめています。
僕の愛車である、GIANT社のクロスバイクのESCAPEの純正のハンドル幅は、GIANTストアで購入した時点で540mmの幅がありました。
おそらく、他のクロスバイクのほとんども、540mmあたりを基準に調整されていると思います。
それに対して、ロードバイクのドロップハンドルを見ると、もっとコンパクトな幅のものが多く、400mm~420mm程度が標準サイズで、クロスバイクに比べるとかなり幅が狭くなっています。
もちろん、ハンドル幅は狭ければいいというものではなく、幅が広いハンドルには、幅が広いなりのメリットがあります。
● クロスバイク 540mm
● ロードバイク 400mm~420mm
自転車のハンドルは、幅が広いほど左右の操作に対して安定させやすくなります。例えばマウンテンバイクを見ると、かなり幅の広いハンドルが付いています。
これはヤジロベーと同じで、ハンドルの幅が広いと安定感を得やすいという理由と同じです。
そのため、荒れ地などを走ることが前提の、マウンテンバイクなどでは幅の広いハンドルが採用されていますし、平坦な道を高速で走ることが前提のロードバイクでは、安定さよりも舗装路を効率よく走ることを重視するため、幅の狭いハンドルが採用されているというわけです。
つまり、ハンドルの幅も用途に合わせて選ぶものということになります。
マウンテンバイクとロードバイクのハイブリッド版とも言えるクロスバイクのハンドル幅は、マウンテンバイク寄りの幅広なハンドルが採用されているのが一般的です。
マウンテンバイクと同じく、荒れ地を走る場合には、幅広のハンドルは有利に働きます。
しかし、街中や交通量の多い場所を走る際には、ハンドル幅が広いとハンドルが邪魔で走りづらくなります。
いわゆるメッセンジャーと呼ばれる人たちが乗っているような自転車を見ると、やたらとハンドル幅を短くしていたりしますが、あれは、見た目がクールでカッコいいからだけではなく、自動車が密集している道路をスイスイと縫って進む為の工夫だとも言われています。
要するに、幅の狭いハンドルだと、渋滞の中でもスイスイと隙間を縫って走り抜けることができるというわけです。
僕は、自分のクロスバイクをロードバイク寄りに改造をしたいと考えているので、なるべくロードバイクに近づけるために、ハンドル幅を切り詰めて短くすることにしました。

ロードバイクのようなドロップハンドルの場合、適正なハンドル幅は、乗る人の肩幅程度が適正と言われています。
なので、一般的に販売されているドロップハンドルの幅も、380mm~440mm程度のものが主流になっています。
それに対して、マウンテンバイクやクロスバイクで採用されているストレートバーの場合は、ドロップハンドルよりも幅広なハンドルが採用されています。
販売されているハンドルは580mmのものが多いようですが、マウンテンバイクの場合はそれよりも幅広なハンドルが採用されていることもあります。
このあたりは、JIS規格では自転車のハンドル幅は、「600mm以下」と決められているので、販売されているフラットバーの幅が、580mmのものが多いのはそのあたりが関係していると思われます。
では、クロスバイクのハンドルを、ロードバイクのように狭くカットしてしまえば良いかと言えば、そうではありません。
GIANT社のESCAPEシリーズなどクロスバイクは、「グリップ部分」「シフトレバーやブレーキレバーの設置スペース」を確保する必要があります。
それ以外にも、サイクルコンピューターやライト、ベルなどの設置スペースも確保しておく必要があります。
ロードバイクのように440mm程度までハンドルを切り詰めてしまうと、これらのパーツやアクセサリーを取り付けるスペースがなくなってしまうのです。
GIANT社のクロスバイクのESCAPEを例に挙げると、純正のハンドル幅は540mmですが、これを切り詰めるとなると、シフトレバーなどのスペースを確保しなければいけないので、かなり短くしたとしても500mmくらいが限度になります。
さらに切り詰めることもできますが、これ以上切り詰めてしまうと、持ち手部分を犠牲にすることになり、荒れた道を走行する際や、急な衝撃があった場合にハンドルから手を滑らせてしまう危険があるので、やめたほうが良いでしょう。
ハンドル幅には個人差もあります。
体格や乗り方、走る場所によっても適した幅は変わるので、「クロスバイクなら○mmが正解」という考え方ではなく、自分にとって無理のない幅を探したほうがいいでしょう。
僕の場合は、純正の約540mmから少しずつ短くしていき、最終的には500mm程度にしました。
クロスバイクのハンドルをカット出来る上限が、実質で片側20mm程度と考えると、「ほんの少ししかカット出来ないからあまり意味がない」ように思います。
しかし、実際にハンドルをカットして乗ってみると、たとえ片側5mmずつで10mmのカットでも、操作感覚は大きく変わります。
僕は慎重派なので、10mmずつカットして、段階的に短くしたのですが、わずか10mm程度のカットでも、体感ではかなり短くなったように感じます。

クロスバイクのハンドルをカットする道具は、ハンドルの素材によっても違ってきます。
ほとんどのクロスバイクで採用されているアルミのハンドルの場合は、パイプカッターを使えばカットすることができます。
用意したいものは、
といったものです。
僕はパイプカッターはAmazonで買いました。
パイプカッターでアルミをカットすると、カットした後にバリが残るので、ヤスリも忘れずに入手しておきましょう。
カーボンハンドルの場合は、パイプカッターではカット出来ないので、糸ノコギリとソーガイドを使用してカットするようにしましょう。

カットする前の準備として、ブレーキレバー、シフトレバー、ライト、サイクルコンピューター、ベルなど、実際に走行する際にを取り付けるパーツやアクセサリーのスペースを確保しておきます。
グリップの幅も忘れずに確保しておきましょう。
それらのスペースを計算した上で、適当と思われる場所に印をしてからカットを開始します。ここで大事なのが、左右を同じ長さにすることです。
例えば片側を10mmカットしたら、反対側も10mmカットします。
左右で長さが違ってしまうと、見た目だけでなくポジションにも影響します。
また、一度切ってしまったハンドルは元に戻せません。
最初は余裕を持たせておいて、必要なら後からさらにカットするくらいが安全です。
パイプカッターの刃を、ハンドルのカットしたい位置に合わせます。
調整ネジを軽く締めて、刃がハンドルに当たる状態にします。
そのままパイプカッターをグルグルと回転させてハンドルをカットします。
あまりキツく締め付けるとパイプカッターを痛めてしまうので、程よく刃先でハンドルに圧力をかけながらカットします。最初から強く締め付けるのではなく、ハンドルを何周か回して少しずつ刃を食い込ませていきます。
2〜3回転させると、パイプが削れて締め付けが緩くなるので、数回転ごとにパイプカッターの締め付けを少しずつ強くしながら、根気よくグルグルと回します。一気に切ろうとせず、少しずつ締めながら切っていくのがポイントです。
5分ほどグルグル回しては締め付けるという作業を繰り返しているとカットできると思います。
反対側も同じ幅でカットします。
カットした後は、カットした部分のにバリが残るので、ヤスリ掛けしてバリを取って作業完了です。ここまで終わったら、グリップやブレーキレバー、シフトレバーなどを元に戻します。
バリ取りの際には、金属片が飛んで目に入ると危険なので、保護メガネを装備して作業を行いましょう。金属片が目に入ると。。。想像するだけで怖いですよね。

クロスバイクのハンドルを短くカットすると、必然的にブレーキレバーやシフトレバーなどのパーツが中央に寄せられて、クロスバイクの見た目の印象が変わります。
ハンドルが短くなることにより、スポーティな見た目にすることができます。
またグリップの幅も狭くしたいということから一般的なグリップをやめてバーテープ仕様に変更したのも、良かったと思います。バーテープは種類も多く、値段も安く、いろいろなデザインが選べるのというのも良いんですよね。
ハンドルをカットした分、自転車を軽くすることができます。
実際問題で微々たる軽量化ではありますが、わずか1gでも軽量化にこだわることは乗り物においては大切なことですし、軽量化を目的にハンドルをカットする人も多いようです。
クロスバイクのハンドル幅を狭くすると、幅広いハンドルと比べると、フラフラしやすく安定させるのが難しくなります。
これは前述したように、ヤジロベーの効果が小さくなるからですが、想像していたよりも変化が大きくて最初は戸惑ってしまいました。
しかし、乗れないというほどの違いはなく、乗っているうちに自然と慣れてしまいます。

ハンドル幅が短くなった分、少しハンドルを振っただけでも、以前よりも大きくタイヤが振られるようになります。
上の図を見ると分かると思いますが、タイヤを同じ角度回転させようとした場合、ハンドルが短い方がハンドルを回転させる距離が短くなります。
つまり、ハンドルを短くすればするほど、ハンドル操作がシビアになってくるというわけです。
少しふらついた程度でも、タイヤは大きくブレてしまうことになるので、より細かくハンドルを操作する意識が必要になります。
ハンドルをカットすると速度アップにつながると思われます。
自転車を速度アップさせるには、空気抵抗を如何に減らすかが重要なポイントです。
空気抵抗を減らすために、スポークを減らしたり、きしめん状態にしたり、時にはすね毛を剃ったりするほどです。
それほど速度と空気抵抗は大きく関係しているわけですが、ハンドル幅を狭くすると自然と脇を締めたポジションになり、空気抵抗を減らすことができるので、スピードアップにつながるというわけです。
ハンドルをカットしたことで、行き違いをする際や狭い場所を走る際には、通行しやすいと感じることが多くなりました。
自動車に幅寄せされて追い抜かれる際にも、自動車との距離に余裕が持てる感じがあります。
クロスバイクのハンドルをカットして短くした結果、よりスポーティなルックスになり、走行性能も上がった感じがして、結果として「カットして良かったなぁ」と思えるカスタマイズでした。
ハンドルを切り詰める改造カスタマイズは、クロスバイクをロードバイク寄りに近づけたいと考えている人にとっては、必須の改造カスタマイズと言えるかもしれません。
ただし、安定性や操作感は犠牲になってしまうので、そちらを大切にしたい人は、カットしないというのも正しい選択だと思います。
クロスバイクを改造カスタマイズをすると気がつくことですが、ロードバイクに近づけるような改造カスタマイズをすると走行性能は高くなりますが、それと引き換えに口笛を吹きながら乗るような、快適さは失われていきます。
その点を踏まえて、適当な長さを探りながら少しずつカットしていくというのが良いかもしれません。クロスバイクを自分好みにカスタマイズしたい人なら、一度試してみても面白いカスタマイズだと思います。
以上、クロスバイクのハンドルを短くカットする方法とその効果についてでした。