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クロスバイクとロードバイクの違いについて表面的に解説してみる

公開日: 問題解決・疑問解決, 自転車全般

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クロスバイクとロードバイクの違いについては、自転車界隈ではよくある質問の一つです。

模範的な回答例としては、フレームのジオメトリが〜とか、コンポーネントが〜などではありますが、そのような専門的な解説は、自転車に乗り込んでみると理解出来るようになるもので、自転車初心者にとって、それを理解する理解するのは、正直な所、なかなか難しいと思います。

実際問題で、僕自身もスポーツバイクに興味を持った当初は、ハンドルの形が違うだけで、それ以外に大きな差があるとは思ってもいませんでしたし、ジオメトリなどの情報を仕入れても、全く理解できませんでした。

さて、今回のテーマのクロスバイクとロードバイクの違いについてですが、専門用語を交えながら細かく解説してくれているページは探せばゴマンと見つかると思いますので、ここでは、もう少し砕けた感じで、初心者でもなんとなくイメージで理解できそうなポイントを交えながら、クロスバイクとロードバイクの違いについて考えてみたいと思います。

一般的に言われるクロスバイクとロードバイクの違い

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まずは一般的によく言われているクロスバイクとロードバイクの違いについて簡単にまとめておきましょう。

フレームそのもの

初心者には全く区別がつきませんが、クロスバイクとロードバイクではフレームの設計が全く違います。これが根本的にクロスバイクをいくら弄り倒してもロードバイクにはならない要因でもあります。

設計の違いの一つが、エンド幅と呼ばれる後輪を取り付けるフレームの幅。
GIANTのescape シリーズはこのエンド幅がロードバイクなどで主流な130mmに設計されているため、ロードバイク用のホイールを履かせられ、そのあたりがカスタマイズ好きにも受け入れられている大きなポイントではありますが、一般的なクロスバイクは、このエンド幅が135mmのため、ロードバイク用のホイールを履かせることは基本的にできません。

ハンドルやブレーキ

ロードバイク:ドロップハンドル / キャリパーブレーキ 
クロスバイク:フラットバー / Vブレーキ 

中にはフラットバーロードというロードバイクなのにフラットバーを装備した自転車もありますが、一番見分けがつけやすい違いと言えばハンドルかと思います。

ブレーキもロードバイクはキャリパーブレーキと呼ばれるブレーキが主流ですが、クロスバイクの場合はマウンテンバイクなどで主流なVブレーキが採用されている場合が多いです。

速度

ロードバイク:速い
クロスバイク:ちょっと速い

一般的にロードバイクの方がクロスバイクよりもコンポーネントなどのスペックが高いものが装備されていることが多く、車重も軽い為、エンジンが同じでも、ロードバイクの方が速くなるのは必然的とも言えると思います。

でも、コンポーネントや車重が全く同じだったとしても、乗車姿勢やフレームの特性に違いがあるため、やはりロードバイクの方が速度を出し易いのではないかと思います。

走行距離

クロスバイク:短距離〜中距離向け
ロードバイク:長距離も対応

一般的には100km以上の本格的なロングライドになると、ロードバイクを乗っている人がほとんどでしょうし、30km未満の距離でちょっとそこまでお出かけしてくる程度の用途だと、クロスバイクの方が便利だったりします。

用途

クロスバイク:お気軽な乗り物
ロードバイク:本気な乗り物

本気で自転車に乗ろう、と思った時に限りますが、ロードバイクの場合は、サイクリングウェアやビンディングシューズなど、快適に乗る為には乗車前の準備が多く、クロスバイクのような、ちょっとそこまで的な感覚はなくなってきます。

価格

クロスバイク:お手頃 5万円〜30万円程度
ロードバイク:高い 10万円〜100万円程度

クロスバイクとロードバイクではフレーム価格の差は大きいですが、それ以上にコンポーネント類の価格差も大きいため、クロスバイクとロードバイクの価格差は大きくなっていますが、逆に言えば、クロスバイクにDura-Aceなどをインストールしてしまえば、クロスバイクだって値段は高くなります。

ただ、クロスバイクのフレームに、ハイエンドのロードバイク用のコンポーネントをインストールしても有益かどうか?というところでそれを実践する人がほとんど居ません。

重量

クロスバイク:10kg程度
ロードバイク:7kg程度

一般的には上記のような重量が一つの目安になってくるとは思いますが、やはりコンポーネントの違いによって生まれる重量差は大きいと思うので、クロスバイクでもカーボンフレームで、ハイエンドのコンポーネントをインストールすれば7kgくらいは普通に達成できると思います。

タイヤ

クロスバイク:700C 28C
ロードバイク:700C 23C

現在販売されている完成車に装備されているタイヤのサイズはクロスバイクが28C、ロードバイクは23Cのタイヤを履いていると思います。

レース

クロスバイク:自転車レースのおまけ
ロードバイク:自転車レースのメイン

市民レースなどでは、ロードバイクの部とクロスバイクの部で区別されていたりして、クロスバイクでも参加出来るレースは多いですが、本格的なレースではクロスバイクでは参加できない場合もあり、一般自転車とレース用自転車と、はっきりと区別されていると思います。

クロスバイクとロードバイクのザックリな違い

上記を考えてみると、クロスバイクとロードバイクの決定的な違いはやはりフレームの設計の違いに尽きるのではないかと思います。

価格や、重量などについては、パーツを交換してしまえば、ほとんど同じ状態にまで近づけることができてしまいますから、フレームに差が無ければ、単純に見た目だけの違いになってしまいます。

逆に言えば、自転車にとって、フレームの設計の違いは、自転車の性能の違いに大きく影響していると言えるかもしれません。

そんなわけで、ロードバイクとクロスバイクの違いを考えた時に、ロードバイクは、より楽に、より速く走る事を前提に組まれた自転車なのに対して、クロスバイクはスピードでは負けてしまいますが、ハイブリッドバイクとも呼ばれ、ロードバイクでは走れないような悪路も走れて、日常使いでは、快適で便利な自転車と言えるのではないでしょうか。

踏み込んで考えれば、もっともっと色々な違いがあると思いますが、ザックリな違いと言えば、だいたいこんな感じだと思います。

僕が考えるクロスバイクとロードバイクの違い

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さて、上記のような一般的なクロスバイクとロードバイクの違いを踏まえた上で、僕の視点で、初心者にも理解し易いようにクロスバイクとロードバイクの違いについて書いてみようかと思います。

クロスバイクとはこんな自転車だ

クロスバイクは、気軽に自転車を楽しめるスポーツバイクです。

一般的なシティサイクルと比べれば、驚くほど快適に走ることが出来ますし、シティサイクルでは考えられないような30kmとか50kmなんていう距離を初心者でも無理なく走れてしまいます。

シティサイクルを散歩として例えるなら、クロスバイクはジョギングと言えるでしょう。

例えば、エクササイズを目的として乗ることができますし、スポーツをした時の爽快感も得ることができます。

また、景色や季節を楽しみながら、のんびりと、気が向くままに乗り続けて、ちょっと素敵なお店や気になる場所を見つけたら、休憩がてら立ち寄ってみる、そんな自由気ままな用途にピッタリなのがクロスバイクなのです。

なので、ポタリングと呼ばれる自転車版お散歩で、車やバイクでは行かないような場所にある、評判のお店などにフラリと立ち寄って食べ歩きを楽しんだりするには、ロードバイクよりもクロスバイクの方が断然適していると思います。

ロードバイクのように本気で走る必要がないため、服装もラフな感じで良いですし、ちょっとそこまで〜100kmくらいまでをこなせてしまう非常に使い勝手の良い自転車だと思います。

ロードバイクとはこんな自転車だ

ロードバイクは自転車をスポーツとして本気で乗るスポーツバイクです。
乗って、乗って、乗りまくる。
そんな気持ちで乗らないと、ロードバイクはクロスバイクと比べると小回りが利かない部分も多いので、逆に不便に感じてしまうこともあるはずです。

例えば、ポタリングなどはロードバイクでも可能と言えば可能ですが、スタンドの無いロードバイクは駐輪場所にも困ることが多いですし、仮に駐輪できたとしても、盗難の危険性もあるので、のんびり食事を楽しむ、という気分にはなかなかなれません。

また、服装に関しても、ロードバイクに乗っている時にはサマになってカッコいいピチピチな服装も、自転車から降りてしまうと浮きまくってしまったり、ビンディングシューズで歩きづらかったりするため、フラリと立ち寄るということがしづらく、自転車でのんびりお散歩気分を味わうのが、難しくなってきます。

そして何よりも、ロードバイクは自転車に乗って、乗って、乗りまくるために組まれた自転車ですので、自転車からなかなか降ろさせてくれません。

逆に言えば、クタクタになっても乗り続けられる自転車と言えるでしょう。

クロスバイクに乗っている時に、疲れたなぁと思うと、ここらでちょっと休憩しようと休むことが出来ますが、ロードバイクの場合は、ここからが勝負だ、もっと走れ!どんどん走れ!と自分を追い込みたくなる気持ちになってしまうのです。

しんどければ、しんどいほど充足感が得られるという不思議な乗り物で、まさに走るための自転車なのです。

クロスバイクがジョギングに例えられるのであれば、ロードバイクはマラソンに例えると理解し易いかもしれません。

自転車に対して真摯に、そしてストイックになるにはロードバイク以外に選択肢はないでしょう。

クロスバイクとロードバイクのまとめ

クロスバイクとロードバイクの違いについて、本来はもっと理論的に説明する必要があるかもしれませんが、冒頭にも書いたように、初心者でもイメージとして違いが理解出来るような内容で解説したいと思い、このような内容になりました。

いや、すいません、クロスバイクとロードバイクの違いについて、専門的に語れるほどの知識が無い、というのが本当のところです・・・。

また、僕個人的には、自転車の用途などは、人それぞれに好きなように乗れば良いと思っていますので、クロスバイクなのでこうした方が良いとか、ロードバイクはこう有るべきだなどと、定義しようとするものではありませんので、その点を踏まえ、緩く解釈していただけると助かります。

いずれにしましても、自転車の特性や違いを理解して、用途に応じた乗り方をすれば、より一層自転車を楽しめるようになるのだな、と思います。

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