本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

★★ セール情報 ★★

レビュー 工具

EIGHTのトルクスレンチTXB-S8MCレビュー

更新日:

ロードバイクやクロスバイクでは定期的なメンテナンスが必要です。

当然ながら、メンテナンスには「工具」が必要です。

自転車の必須工具と言えば、ヘキサゴンレンチ(六角レンチ)ですが、2020年あたりから星の形をしたトルクスねじを採用した自転車も増えてきていることから「トルクスレンチ」も自転車の必須工具の一つになりつつあります。

今回はそのトルクスレンチの中でも高品質なEIGHTのトルクスレンチ「TXB-S8MC」についてレビューしてみます。

トルクスネジ

トルクスネジとは

トルクスとは、アメリカのテキストロン・カムカー社が開発したネジの規格です。

ネジがメスになったT型と、出っ張ったE型があり、いずれも、ネジと工具の接合部分が星型になっているのが特徴です。

一般的な「+」や「-」、六角ネジと比較すると「トルクの伝達効率が高い」「摩耗や割れが少なくナメづらい」などの特徴があり「耐久性が高い」とされていて、自動車部品などで使用されることが多い規格でもあります。

またT型のトルクスネジには、中央部に突起を持たせて、通常のトルクスレンチでは回せない特殊な「いじり止めトルクスねじ」があり、ユーザーに分解されると困るようなコンピューター製品などで多く使われています。

ちなみに「トルクス」はアメリカのAGT社の商標で、一般的には「ヘックスローブ」などと言われたりします。

日本ではあまり見かけることのなかったネジなので、新しい規格のネジのようにも思えてしまいますが、1967年から使用されているネジでもあります。

自転車にもトルクスネジが使用されるようになってきた

自転車で使用されるネジのほとんどは、六角レンチで回せる六角ネジですが、自転車でもトルクスネジが使用されるようになってきています。

ディスクブレーキのローター部分、クランクのチェーンリングなどで使用されていることが多いです。

最近ではステムなどのパーツでも見かけるようにもなってきているので、そのうち六角ネジもトルクスネジに置き換わってしまうかもしれませんね。

トルクスネジのサイズ

自転車でよく見かけるサイズは「T25」もしくは「T30」(シマノのチェーンリング)あたりが主流で、そのサイズ以外で見かけることはほとんどありません。

逆に言えば、T25とT30だけあれば、自転車のメンテナンスでは用事が足りてしまうので、セットなどで購入する必要はないかもしれません。

しかし、工具にこだわりを持っている僕としては、できるだけ良い工具を購入したいと思い、まずは定番のPB SWISS TOOLSを物色してみました。

ヘックスローブレンチセットの「PB 410 H RB」がありますが、残念ながら最も太いレンチでT25となるため、自転車で使われるT30が無いことでPB SWISS TOOLSの購入を見送りました。

T30まで備えたトルクスレンチが他にはないかを調べた結果、興味を持ったのは「EIGHT」という工具メーカーのトルクスレンチ「TXB-S8MC」でした。

EIGHTの最高級トルクスレンチTXB-S8MC

EIGHTの最高級トルクスレンチTXB-S8MC

工具メーカー EIGHT

工具メーカー EIGHT

EIGHT(エイト)は、大阪に本社を置く日本の工具メーカーで、主に六角レンチを製造しています。

創業は1958年3月で半世紀以上の歴史があり、AGT社とライセンス契約を結んでいるので、商標である「トルクス」という名称と、トルクスレンチの使用が認められています。

参考 六角レンチの株式会社エイト

MECHANIC COLLECTION

EIGHTが「MECHANIC COLLECTION」と銘打っている工具のシリーズは、高品質をウリとして展開しているもので、2021年9月現在で、六角レンチセット(TLC-S7MC)と、このヘックスレンチセット( TXB-S8MC)があります。

MECHANIC COLLECTIONはJISやISO規格よりも厳しい基準で製造されており、EIGHTの工具の中でも最高品質を誇る工具で、お値段もちょっとお高いシリーズです。

エイト MECHANIC COLLECTION テーパーヘッド ヘキサレンチ EXロング TLC-S7MC

サイズ(六角):6mm、5mm、4mm、3mm、2.5mm、2mm、1.5mm
価格:7,370円(税込)

エイト MECHANIC COLLECTION ボールポイント トルクスレンチ  TXB-S8MC

エイト MECHANIC COLLECTION ボールポイント トルクスレンチ 

トルクスレンチが8本セットになったもので、今回はこのトルクスレンチセットのレビューになります。

サイズ(トルクス):T8、T10、T15、T20、T25、T27、T30、T40
価格:9,471円(税込)

ちなみに、このヘックスレンチセットとトルクスレンチセットは、自転車メーカー・輸入代理店であるライトウェイプロダクツジャパンの取り扱い製品です。

高品質でサイズの多いトルクスレンチセット

個人的にはPB SWISS TOOLSが好きな工具メーカーなので、六角レンチなどは全てPB SWISS TOOLS社のものを使用しています。

なのでトルクスレンチもPB SWISS TOOLS社の製品を購入しようと思ったのですが、残念ながらトルクスレンチセットにT30が含まれていなかったため、自転車整備用途で使用するには不便を感じてしまうということから、別のトルクスレンチを探した結果、Eightのトルクスレンチにたどり着きました。

実際問題でそれまで個人的にはあまり聞いたことのないメーカーではありましたが、日本のメーカーの作る日本製の工具というところで魅力に感じたことや、トルクスレンチのセットのサイズもT8~T40まで幅広く揃っている工具はなかなか無いというところで、購入するに至った感じです。

EIGHT トルクスレンチセット詳細

EIGHT トルクスレンチセット詳細

外観と大きさ

EIGHT トルクスレンチセットの大きさは、自転車整備で扱いやすい手のひらに収まる大きさです。

ケースは専用ケースでプラスチック製で、EIGHTの別グレードのトルクスレンチでも使用されています。

専用のプラスチックケースは使い勝手が悪い

専用のプラスチックケース

個人的には、プラスチックケースはフタ部分を開閉を繰り返すと割れて取れてしまう(そもそも開閉が煩わしい)のと、レンチが完全にフリーで固定されていない状態なのであまり好きではありません。

逆さになると全てのレンチが抜け落ちてしまうのも、ちょっと残念な仕様です。

けして使い勝手が良いものではないので、別売りでも良いのでもっと使い勝手の良い専用ケースを販売して欲しいなと思いますね。。。

レンチのサイズ

レンチのサイズ

レンチのサイズはT8、T10、T15、T20、T25、T27、T30、T40の8種類。
ちなみに、自転車で頻出するトルクスレンチはT25とT30です。

レンチ

レンチ

レンチにはそれぞれ持ち手部分に滑り止めとしてローレット加工がされています。

見た目からも「あぁ、これは良いものだなぁ」と、品質の良さが伺えます。

良い製品ってのは、使用感はもちろん、使用していない時の見た目や佇まいといのも優れていたりするんですよね。

レンチ

佇まいもなかなか良い感じで、所有億を満たしてくれます。

本体の柄の部分にはサイズなどが刻印されていて、高級感に一役買っている感じです。

ただし、一番太いT40のトルクスレンチでもかなり見えづらい(特に老眼だと厳しい)サイズなので、刻印を見てサイズを判断するのは難しく、あまり実用的ではありません。

使い勝手のことを考えれば、多少のコストアップがあったとしても、SWISS TOOLSの六角レンチのように、サイズごとに色分けされて、レーザー刻印がされていれば、使い勝手がかなり違っただろうなと思います。

先端部分

トルクスレンチ

トルクスレンチ

先端部分も美しい形状です。
星型も美しいですね。

ボールポイント

ボールポイント

ボールポイント

長い方の持ち手の先はボールポイント形状になっているので、狭い場所などで使用するのにも便利です。

質感も良い感じです。

実際に使ってみても高級感を感じる工具で、使用するたびに悦に浸れます。

良い工具を購入したと思います。

工具は高級品が絶対におすすめです

トルクスレンチのセットを探すといろいろなメーカーの製品を見つけることができます。

その中で、EIGHTのトルクスレンチは値段が高く、ちょっと躊躇してしまう価格ではあるのですが、工具の類は精度と価格の関係は殆どの場合で比例しているので、工具を購入する際には、その工具メーカーの中で一番ランクの高いものを選んだ方が良いと思います。

工具は精度や耐久性が非常に重要ですし、実際、高級でも定評のあるメーカーの工具は、精度が高いだけでなく、非常に使いやすく、所有欲も満たしてくれるものが多いので、それなりの価格がするものを選択した方が、結果的に安く付くことになることが多いと思います。


自転車用メンテンナンス工具・ツールに関する記事一覧

自転車メンテナンス用の工具やツール総合情報|ロードバイク・クロスバイク

クロスバイクやロードバイクの携帯ツール・携帯工具セットの選び方



-レビュー, 工具
-,

Copyright© ESCAPE Airと自転車ライフ , 2024 All Rights Reserved.