最近何かと話題のシェアリングエコノミーの代名詞的な存在とも言えるバイクシェア。
バイクシェアの本場とも言える中国では放置自転車や廃棄される自転車などが社会問題にもなったりするほど氾濫していますし、日本でも都内の駅前などでバイクシェアのステーションを見かけるようになりました。
さて、最近アメリカに行ってきたのですが、ラスベガスやロサンゼルスでも街を歩けば普通に見かけるレベルでシェアバイクは普及しているようでした。
アメリカのバイクシェア
アメリカにもバイクシェアの波
今回アメリカで立ち寄ったのはネバダ州のラスベガスとカリフォルニア州のロサンゼルスでした。
ラスベガスは2年ぶりでしたが、前回訪問した際には無かったシェアバイクが設置されていたりして、アメリカにもバイクシェアの波が推しよせてきているのだなぁと実感することが出来ました。
ラスベガスのバイクシェア
ラスベガスのシェアバイクはRTCと呼ばれる公共交通機関がサービスを提供しているようですが、一般的に旅行者が訪れるストリップと呼ばれるメイン通りにはバイクシェアのステーションは無く、少し離れた郊外の方をメインに展開しているようです。
利用料金は意外と高くて30分で4ドル、24時間利用で8ドルとのこと。
ロサンゼルスのバイクシェア
ロサンゼルスのバイクシェアは公共交通機関のMetroがサービスを提供していてます。
こちらも利用料金は意外と高くて30分で3.5ドル、24時間利用で7ドルでした。
整備されていて綺麗なバイクシェア
たまたまなのかもしれませんが、ラスベガス、ロサンゼルスともにバイクシェアにありがちなパーツが壊れていたり汚れているなどはなく、自転車がとても綺麗だったのが印象的でした。
どれもこれもがピカピカだったのでバイクシェアg導入されたばかりなのかな?とも思いましたが、調べてみるとロサンゼルスなどは2016年7月7日からバイクシェアが導入されているようです。
そうすると僕が見た時からすると既に導入から2年近く経過しているので、それでピカピカということは、日頃からしっかりと整備されているものと思われます。
B-Cycle by TREK
ラスベガスとロサンゼルスでは同じようなデザインの自転車でした。
ハンドル部分がヤギのような感じになっているのが特徴です。
そしてなんだか見覚えのあるマークが・・・。
「あれ?もしかしてTREK?」
そうなんです。
アメリカでバイクシェアのシステムを大体的に展開していたのは、アメリカでスポーツバイクのシェアでナンバーワンを誇るスポーツバイクメーカーのTREK傘下の会社でB-Cycleという会社だったのです。
そんな関係もありアメリカのバイクシェアの自転車はTREK製でそのサービスを利用して、それぞれの地域の公共交通機関などと提携してサービスを提供されているようなのです。
なのでラスベガスとロサンゼルスではサービス名が違っていましたがもとはTREKの関連会社であるバイクシェアサービスのB-Cycleという会社の自転車だったので同じ種類の自転車が使用されていたというわけです。
アメリカのバイクシェアまとめ
アメリカのバイクシェアの印象としてはとても綺麗でデザインも乗って見たいなと思わせる感じで、中国や日本で見かけるようなバイクシェアよりもずっと洗練されているなと思いました。
TREKの自転車ですし、スマートフォンと連動してナビできるなどハイテクな機能も備わっているので自転車一台あたりのコストもおそらく高いと思われ、そのあたりもデザインや高級感など見た目の違いになっているんじゃないかと思います。
利用料金に関しては少し高いなぁと思いますが、きちんと整備されていることやアメリカの物価が日本の1.5倍程度と考えれば、まぁまぁ妥当なところかもしれません。
以上、アメリカのバイクシェアについてでした。

- 著者 : 宮崎 康二
- 価格 : ¥ 1,728
- 単行本(ソフトカバー):238 ページ
- 出版日 : 2015/07/23
- 出版社 : 日本経済新聞出版社