スポーツサイクルの入り口として最適なのがクロスバイクですが、その中でもスポーツサイクル入門用のクロスバイクと言えば、GIANTのESCAPE R3、BianchiのC SPORTS、GIOSのMISTRAL(ミストラル)、そして、あさひのプレシジョンS(PRECISION S)が4大定番入門用クロスバイクになると思います。
その中の一つあさひのプレシジョンS(PRECISION S)(通称プレスポ)のスペックなどについて、個人的な印象をまとめてみました。
あさひのプレシジョンS(PRECISION S)
あさひのプレシジョンS(PRECISION S)は、自転車あさひがプロデュースするクロスバイクで、日常生活でも便利に乗れるだけでなく、スポーツ用途で自転車を楽しめることをコンセプトにしたスポーツバイク入門用の自転車です。
ちなみに、プレシジョンシリーズは、クロスバイク仕様のPRECISION Sと、ロードバイク仕様のPRECISION Rがあります。
参考 PRECISION S
あさひのプレシジョンS(PRECISION S)の特徴S)の特徴
フレーム
クロスバイクの印象を大きく左右するフレームデザインですが、フロントがらリア方向に細くなるトップチューブや太めのダウンチューブ、ストレートフォークなどで、キビキビとした走りが期待できそうなスポーティーな印象です。
GIANT社のESCAPE R3ほどのスポーティーな感じはないものの、EScAPE R3よりはシュッとした感じで、ちょうど二つのクロスバイクの中間のような自転車なのかもしれません。
また、一般的なスポーツバイクの場合、ダウンチューブにはデカデカとメーカーロゴが入れられるのが常ですが、プレシジョンSは控えめに小さく入っているだけです。
好みの分かれるところだとは思いますが、個人的にはデカデカと入ったロゴは好きではないので、ポイントが高いです。
シマノ社製コンポーネント
自転車のメインパーツであるコンポーネントは、下記のように後ギア Shimano CS-HG200-8 12/32T, 8-SPD
クランクセット Shimano FC-TX801 430:165mm 470/510:170mm
F.ディレイラ― Shimano FD-TX800 31.8MM
R.ディレイラ― Shimano FD-TX800 8-SPD
シフター Shimano ST-TX800-L/R 3x8 SPD
後ギア Shimano CS-HG200-8 12/32T, 8-SPD
ホイール・タイヤ
タイヤは700x28Cが採用されています。昨今は700x30Cを採用しているクロスバイクが多いですが、フレームのデザインからも読み取れるように、どちらかと言えば、オフロードの荒地での走行を切り捨てて、一般的な舗装された道路を軽快に走行することを前提に考えられたクロスバイクなので、30Cではなく、28Cを採用しているのだろうなと思います。
ホイールの着脱はクイックリリースではなく、ナットで固定されているので、ホイールの取り外しはレンチが必要になると思います。クイックリリースが良いと思えば、クイックリリースのレバーだけでも購入できるので交換すれば良いでしょう。
またクロスバイクで必ず確認しておきたいスペックはリアエンド幅と呼ばれるもので、Vブレーキなどを採用しているクロスバイクの場合は130mmと135mmの二つが主流となっています。
130mmはGIANT ESCAPEシリーズなどでも採用されているリアエンド幅です。
ホイールを選択する際に重要になる幅ですが、ロードバイクのフレームと同じ幅ということもあり、ロード用ホイールを取り付けることができたりします。
135mmはマウンテンバイクに多く採用されているリアエンド幅なので、ロード用のホイールを使用することができないため、ホイールの選択肢が大幅に減ってしまうため、ロード寄りのカスタマイズをしたい人たちにとってはあまり人気がありません。
PRECISION Sのスペックではこのリアエンド幅の情報は出ていませんが、元々は135mmmだったの、現在は130mmに変更になったという噂もあり、おそらく現行モデルは全て130mmのリアエンド幅になっているのかなと思います。
つまりは、ホイールを交換したいと考えた場合は、すぐに新しいホイールを見つけることができるというメリットがあるので、130mmのリアエンド幅になっているのであれば、自転車をカスタマイズしたい人にとっては嬉しい変更です。
ハンドル周り
グリップには、快適性の高いエルゴングリップが採用されています。
エルゴングリップは、走行中にグリップを常に握りしめるという感じではなく、手のひらをグリップの上に置いておくような楽な姿勢で乗ることができます。
スタンド付き
一般的なクロスバイクには、通常スタンドなどは付属しませんが、プレシジョンSにはスタンドが付属しています。
実際のところでスタンドが必要な人と必要でない人と分かれるところではありますが、必要ないのであれば取り外してしまえば良いだけですしから、やっぱり付属して居るのは嬉しいですね。
街乗り用途や日常用途だとスタンドがあった方が便利なものですからね。
あさひのあさひのプレシジョンS(PRECISION S)の特徴S)の(PRECISION S)の特徴S)のまとめ
スポーツサイクルの入門として最も有名なのはGIANT社のESCAPE R3で、あさひのププレシジョンSはその次点という感じではありますが、ESCAPEシリーズはここ数年値上がりを続けていてコストパフォーマンスも以前ほど高いと思えなくなってきている感があります。
そんな中で、しっかりとシマノ社製のコンポーネントを採用したり、スピードが出る方向で考えられたフレームなど、プレシジョンSもかなり魅力的な仕様の自転車になっていると感じました。
実際のところでGIANT社が限定モデルのESCAPE R3 LTDとして、キックスタンド付きの廉価モデルを販売し出したのもプレシジョンSの存在があったからなのだろうなというのは想像に難くないですね。
実際問題で、デザイン、スペック、価格ともに申し分ない感じのすrクロスバイクなので、GIANT社が対抗心を燃やしたとしても不思議はないほどの自転車だと思います。