クロスバイクやロードバイクのタイヤに空気が入れやすいと評判のポンプヘッドであるKUWAHARAヒラメのポンプヘッドアダプターを購入しました。
クロスバイクやロードバイクなどのスポーツサイクルに乗っていると、タイヤの空気圧の管理は必須です。
クロスバイクで一般的な28Cのタイヤであれば少なくとも1週間に一度、ロードバイクで一般的な25Cのタイヤであれば3日に一度は空気を入れた方が良く、理想を言えば乗車前には必ず空気を入れた方が良いんじゃないかと思います。
そんなクロスバイクやロードバイクにとって必須である空気入れを快適にするポンプヘッドがあるということで購入してみました。
KUWAHARAヒラメ(HIRAME)のポンプヘッドアダプター
30年以上の歴史を誇る純日本製のポンプヘッド
「あまりに使い勝手が良くて毎日の空気入れが楽しくなる」と言われるくらいに評判の高いフロアポンプ用のポンプヘッドアダプターは平目3号ポンプ口金 HP-30です。
クワハラバイクワークス(KUWAHARA BIKEWORKS)という日本のメーカーが製造する製品です。
クロスバイクやロードバイク系の人にとってはあまり馴染がないメーカーですが、BMXに興味のある人なら多くの人が知っていると思われる有名なメーカーで、BMXだけでなく自転車関連パーツなども手掛けています。
その中で特に評判が高いのが、このフロアポンプ用のポンプヘッドアダプターというわけです。
実は僕はこのポンプヘッドアダプターを知ったのは最近のことでしたが、30年以上の歴史がある製品で、既に長い間、高い評価を得続けている逸品です。
ヒラメ(HIRAME)のポンプヘッドアダプターの特徴
高圧でも空気漏れが少なく着脱が簡単
ヒラメのポンプヘッドアダプターは、一般的な空気入れでありがちな「空気漏れやポンプヘッドが抜けて外れる」「着脱が難しい」などの問題が少ないポンプヘッドです。300psiの高圧まで耐えられるようになっていて、高圧な空気を入れるクロスバイクやロードバイクに適したポンプヘッドアダプターなのです。
横カムと縦カムがある
ヒラメのポンプヘッドアダプターにはカムと呼ばれるレバーが横に開くものと縦に開くものとがあります。
性能的にはどちらも同じとのことですが、横カムはディスクホイールや小径車など、スポークが短いホイール用で片手で作業ができるなどのメリットもあるようです。
縦カムは、言わば廉価版で性能はそのままに構造を単純化して低コスト化したもので、一般的なクロスバイクやロードバイクのホイールであれば縦カムで良いかと思います。
僕も縦カムを購入しました。
● 横カム 小径車など 希望小売価格 ¥4,380.-(税別)
● 縦カム 一般的なホイール 希望小売価格 ¥3,280.-(税別)
バルブアダプターで複数のバルブタイプに対応できる
ポンプヘッドアダプターの中のパーツを入れ替えることで、基本である仏式バルブ用から米式バルブ、英式バルブ、競輪式バルブにも対応できるようになります。
この点については下記で解説しています。
KUWAHARAヒラメ(HIRAME)のポンプヘッドアダプターの紹介
ヒラメ(HIRAME)のポンプヘッドアダプター本体
HIRAMEのポンプヘッドアダプターの紹介です。
一般的なフロアポンプのヘッド部分のパーツです。
要するに、フロアポンプのヘッド部分のパーツを取り替えて使用するためのもので、HIRAMEのポンプヘッドアダプターにすることで効率よく快適に空気を入れられるようになるというものです。
ポンプヘッドアダプターだけで3,000円以上してしまうので廉価なフロアポンプなら買えてしまいます。しかし、それを差し引いてもHIRAMEのポンプヘッドアダプターを購入して良かったと思わせる逸品です。
よく磨き上げられた本体は金属の質感が美しいです。
ローレット加工も細かく正確で美しく、所有欲を満たしてくれます。
ポンプヘッドのアジャスター部分にはストリート系のロゴでHIRAMEの文字がデザインされています。
僕が購入したのは縦カムタイプです。
カムの部分が縦に開くタイプのポンプヘッドアダプターです。
細部までしっかりと作り込まれています。
バルブにバルブヘッドを差し込んだ状態でカムを開くとヘッドが押し込まれて固定されるようにります。
カムからの圧力によってパッキンが押し込まれ空気が漏れなくなるというわけです。
バルブヘッドの軸の部分をフロアポンプのホースに差し込んで使用します。
ホースにバルブヘッドアダプターを固定するためには固定用の金具も必要になります。
それにしても美しい本体です。
ヒラメ(HIRAME)のバルブアダプター
ヒラメ(HIRAME)のバルブアダプターは中身のパーツを入れ替えることで仏式以外の異なったバルブタイプに対応させることができます。デフォルトでは仏式バルブ用になっています。
バルブヘッドのパーツは軽く回せば簡単に外せます。
バルブヘッドアダプターのパーツは
● キャップ
● ユニット(パッキンとアダプター用パーツ)
で構成されていて、ユニットパーツを入れ替えることで仏式→米式や仏式→英式などに変換できます。
今回、僕がこのKUWAHARAヒラメのバルブアダプターを購入したのはこれがポイントでした。
というのも我が家にはクロスバイクの仏式バルブ、ママチャリの英式バルブ、子供のBMXの米式バルブの3種類のバルブの自転車があり、それぞれに適したフロアポンプを使用しています。
この状態をややこしいと感じていて、できるなら同じフロアポンプで空気を入れられればと考えるようになり、ヒラメのバルブアダプターがあれば一本のフロアポンプで全てのバルブ形式をカバーできると思い、購入を決めたのでした。
上記はKUWAHARAヒラメのポンプヘッドアダプターの説明書です。
右側にはバルブアダプターの組み合わせが解説されています。正直なところ、プリンターの解像度が低いため非常に見辛いです(笑)
米式のバルブアダプターです。
金色です。
英式のバルブアダプターです。
黒色です。
お気づきかと思いますが、それぞれのバルブアダプターは非常に形が似通っているので素人が判別するのは難しいです。
そこで素材とメッキの色を変えて判別しやすいように配慮されています。
仏式ユニット ニッケル シルバー
英式ユニット 黒亜鉛 黒色
米式ユニット 真ちゅう 黄色
競輪ユニット 緑亜鉛 緑色
口ゴム(パッキン)は消耗品
バルブヘッドアダプター本体は一生モノと言って良いくらいの質感ですが、ユニット内のパッキンは消耗品なので定期的に交換が必要なようです。頻度はおそらく調子が悪くなれば交換という程度で良いのかもしれません。
上記は米式用の口ゴムです。
それぞれのバルブの形状に応じて口ゴムも形が違います。
こちらは仏式用の口ゴムです。米式に比べて中の穴の径が小さくなっています。
こちらは英式用の口ゴムです。
いずれ必要になるだろうということで一通り買っておきました。
仏式パッキン 穴径6mm
英式パッキン 穴径5mm
米式パッキン 穴径8mm
競輪パッキン 穴径4mm
ホースバンドも忘れずに
ヒラメ(HIRAME)のポンプヘッドアダプターをフロアポンプのホースに取り付けるためにはホースバンドも必要です。
ガスの元栓を止めるようなバンドですね。
これをポンプヘッドアダプターを差し込んだホースに嵌めることで、ポンプヘッドアダプターが抜け落ちることがなくなります。
おそらくホームセンターで売られているようなものでも代用できると思いますが高いものではなかったのでこちらも一緒に購入しました。
ヒラメ(HIRAME)のポンプヘッドアダプターまとめ
クロスバイクやロードバイクにとって空気入れはほぼ日常的な作業になるので、この作業が快適になるというのは非常に重要なポイントだと思います。
ポンプヘッドアダプター本体の値段で安いフロアポンプの値段を超えてしまうよので、購入するのを躊躇してしまいましたが、評判がかなり良かった点と、今後も自転車に乗るだろうし毎日の作業が快適になればすぐに元が取れるだろうということで購入でした。
実際に届いた製品を見て「こいつは素晴らしい製品に違いない」と確信できる素敵なモノでした。こうしてきちんと作られた工業製品って、見た目からワクワクさせられますよね。
ヒラメ(HIRAME)のポンプヘッドアダプターの取り付け方法は下記の記事で解説しています。
参考 → 自転車のフロアポンプのバルブヘッドアダプターをHIRAMEに交換する方法
参考 → KUWAHARAポンプヘッドアダプターのヒラメの使用方法