クロスバイクやロードバイクなどの自転車に乗るのなら、もはや必須アイテムとも言える「ヘルメット」ですが、みなさんきちんと着用してるでしょうか?
自転車での死亡事故のほとんどは頭部へのダメージが原因らしいですし、転倒して頭を打って大怪我してしまってからでは遅いので、ノーヘル派の人にも是非ヘルメットの着用を検討して欲しいと思います。
そんなわけで、僕も新しいヘルメットを探していたところ、相場の半額ていどであるものの、なかなか良さげなヘルメットを見つけました。
安いヘルメットは安全保障が無かったり、作りが粗雑だったりすることも多かったりするのですが、ここ最近の中国製品は、それなりに品質が良いものも多く、意外と大丈夫な気がして、そのヘルメットを購入してみました。
中国製の格安自転車ヘルメットを購入
Amazonに溢れる中国無名メーカーの格安自転車用品
今回ヘルメットを購入したのはAmazonです。
ご存知とは思いますが、Amazonには中国の無名メーカーの製品が大量に出品されていて、沢山の格安な製品を見つけることができます。
自転車用のヘルメットも例外ではなく、Amazonで「自転車ヘルメット」で検索すると、中国製と思われる安いヘルメットが大量に出品されています。
最近の中国製の製品の品質は高くなっている
一昔前までは「値段相応の粗悪品だった」なんてこともよくある中国製品でしたが、最近の中国製品は作りもきちんとしていて、お買い得感のある製品も多く、一昔前とは随分事情が変わってきたなという印象です。
もちろん、電子系の製品など、中国の格安品を避けた方が良い製品やジャンルもありますが、モノによっては、メーカー品にこだわらなくても充分な品質があると思われる製品も多くなってきました。
世界中の製品の殆どは中国で製造されている
そもそも、世界の製品のほとんどは中国で製造されています。
海外メーカーの製品をOEMで受注したりして、技術や施設を備えた工場が、同等の品質の製品を自主ブランドとして販売していたりもするので、どんどん中国製の製品の品質が上がっている感じです。
なので、中国製だからと言って、品質をハナから疑うような時代はすでに終わっていると思うので、ヘルメットなんかも意外と中国製でも大丈夫なのではと思ったわけです。
購入した中国製の格安自転車ヘルメット
格安なクロスバイクやロードバイク用ヘルメット外観
見た目はよくあるスポーティーでベンチレーション用の穴が沢山あいたデザインです。
赤い丸のパーツは、ヘルメットのサイズ調整のために使うアジャスターです。
中国製の安物は、プラスチック部品に安物感が出たりするのですが、特に安っぽい印象がありません。
素材は一般的なヘルメットと同じく、発砲スチロールと思われ軽量にできています。
バリや塗装剥がれなどはほとんどありません。
ヘルメットの内側にはパットがあり、これのお陰で頭の形があまり良く無い僕の頭でもフィット感があるのだと思います。
特に気になる部分もなく「ちゃんとしているなぁ」という印象です。
自転車用ヘルメットの安全保障
見た目的にはちゃんと作られているように思われるこの格安な自転車用ヘルメットですが、安全保障はどうなっているのかが、今回のヘルメットの購入で最も気になったところです。
ヘルメットの安全保障としては、日本の場合では、ロードバイクやクロスバイク用だと、日本自転車競技連盟の「JCF公認」や「JCF推奨ヘルメット」が有名です。
また、JCF推奨ヘルメットに選ばれるために必要な、SG、CE、CPSCマークがあれば「安全基準をクリアした安全な製品」だと言えます。
この辺りの安全を保障するマークが有るか無いかで、ヘルメットの価値も大きく変わるわけです。
CEマーク
マークを探してみるとCEマークがありました!
正直なところ、安いヘルメットなので無印かもしれないと、多少ドキドキしていました。
やはり安全が保証されていないヘルメットは安心できませんからね。
CEマークも確認できて、その心配も取り越し苦労だったようで、安心しました!
追記
このCEマークに関して「CEマークを装ったChina Exportマークじゃないの?」というコメントを頂きました。
「China Exportマーク?」っという感じで、全く知識が無かったので調べてみたことを下記の記事でまとめています。
結果的には、単なる噂程度の話ではありましたが、CEマークの意味などについても詳しくなれて面白かったです。
中国製の格安自転車ヘルメットについての感想
おすすめは定番ヘルメットメーカー
クロスバイクやロードバイク用の自転車ヘルメットで有名なメーカーと言えば、「KASK」や「GIRO」などです。
いずれもデザインがカッコ良く魅力的なのですあ、問題は価格が高いこと。
また、基本的には西洋人の頭の形を基準にデザインされたヘルメットなので、典型的な日本人人の頭の形をした僕などの場合は、ヘルメットがフィットしないことが多いので、ほしいと思ってもなかなか手が出せないのですよね。
アジアンフィットが用意されているヘルメットメーカーと言えば、日本のメーカーであるOGK KABUTOでしょう。
以前は、イマイチなデザインのヘルメットしかなくて微妙なメーカーでしたが、最近では街なかでも似合うようなカジュアルでオシャレなヘルメットを販売するようになり、いろいろな人におすすめしたいヘルメットメーカーです。
オージーケーカブト(OGK KABUTO) 自転車 ヘルメット キャンバスアーバン M/L (57-59㎝) マットオフホワイト
中国製のヘルメットも品質は良いと思えるようになってきた
以前までの中国製だと、値段相応というか、値段以下の粗悪な製品も非常に多かった印象で、一見デザインなどが良くても、プラスチックのパーツなどで安物感が漂ってしまうのも残念なところだったりしたのですが、今回購入したヘルメットを見てもそのような欠点はなく、中国製の無名メーカーのヘルメットでも十分だなと思わせるような品質だと思いました。
もちろん、有名メーカーの高価なヘルメットと比べると、見劣りする部分もあるかと思いますが、手頃な価格でこれだけの品質であれば何も文句はありません。
さらにオマケとして、後頭部に取付けられる小型の赤いライトも付属してきました。
中国メーカーでありがちな、ちょっとさしたサービスですね。
個人的には使うことは無いと思いますが、テールライトなどにも使えるので、うれしいオマケでした。
以上、格安のクロスバイクやロードバイクで使える無名ヘルメットを購入してみた感想でした。
中国メーカー以外でも安くて格好良いヘルメットも増えてきた
なかなか良い感じになってきた中国製の格安ヘルメットですが、ちゃんとしたヘルメットメーカーでも格安で格好良いデザインのヘルメットが多く見られるようになってきているため、今更わざわざ、ちょっと微妙な中国製を選ぶ理由はあまりなくなっています。
例えば、上にも紹介した「OGK KABUTO」や「BATFOX」「OUTDOORMASTER」「ALPINA」あたりはおすすめです。
いわゆるロードバイク用のヘルメットではなく、クロスバイクなどのタウンユースで似合うようなデザインのヘルメットですが、格好良いんですよね。
OGK KABUTO(オージーケーカブト) 自転車 ヘルメット キャンバスアーバン M/L (57-59㎝) マットグレー JCF推奨
自転車でもヘルメットを着用しよう
自転車に乗る際にヘルメットを着用しない人はまだまだ多いですが、それでもヘルメットの着用率は以前よりも確実に上がってきていると感じるくらいにはなってきました。
自転車と言えども、転倒して頭を打ったりすれば死亡事故になってしまうことも十分考えられるので、ヘルメットの着用を検討してみた方が良いでしょう。
以前に比べてデザイン的にも価格的にも手を出しやすくなった感があるので、自身の命を守るためにも是非、ヘルメットを着用するように心がけましょう。