子供用の自転車を探して偶然見つけたヨツバサイクルという自転車メーカー。
まず、その和風でレトロなブランド名と、ギャップのあるポップでカッコ良い見た目の自転車に一目惚れして、長男の自転車として即購入しました。
僕が購入した当時はあまり知られていないメーカーでしたが、今では自宅のマンションの駐輪場でも複数台見かけるくらいになっていて「売れているんだな」と実感させてくれます。
実際のところで、価格で考えると品質も良くて個人的に大変気に入ったので、次男の自転車もヨツバサイクルに決めようと思い、ヨツバサイクルについて再び調べてみることにしました。
この記事ではヨツバサイクルの自転車の種類や特徴などについてまとめています。
自転車メーカーのヨツバサイクルについて
ヨツバサイクルの基本情報
子供用自転車メーカー
ヨツバサイクルは2016年に愛知県で誕生し「自転車の楽しさを子供たちに」をコンセプトにした遊び心のある子供向け自転車メーカーです。
運営母体はスポーツサイクル用品などを扱う会社
ヨツバサイクルの運営母体は株式会社ダートフリーク。
スポーツサイクルやモーターサイクル用品の企画・製造・販売行う会社です。
所在地は愛知県瀬戸市中水野町2-30
子供用自転車のヨツバサイクルと子供用バイクのヨツバモト
株式会社ダートフリークは、マウンテンバイクをメインにしたスポーツサイクルの用品と、モーターサイクル用品を企画販売していて、子供用のスポーツサイクルとして「ヨツバサイクル」が展開されています。
また、子供用の電動モーターサイクルとして「ヨツバモト」もヨツバブランドとして展開されています。
ヨツバサイクルはプロフェッショナルなチームが開發した子供用自転車
ヨツバサイクルの子供自転車を初めて見た時に「田舎の会社が立ち上げたブランドにしては、自転車好きな人のツボをやたらと押さえた自転車だな」という印象がありました。
自転車本体の仕様やデザイン、アクセサリーなどのパーツの充実具合など、「ポッと出てきたメーカーにしては、細かな部分までよく考えられているなぁ」と思ったのです。
「ここまでちゃんとした自転車が造れるのには何か裏があるのかな」などと思ったものでしたが、こうして調べてみると、しっかりとその道のプロフェッショナルな方々が企画した自転車だということがわかり、クオリティの高さや通好みな仕様も納得です。
ヨツバサイクルの子供自転車の特徴
軽量な子供用自転車
ヨツバサイクルの自転車の最大の特徴は重量だと個人的には思っています。
自転車を持った瞬間に「え? あれ? 軽い」と思ってしまうくらいに軽いのです。
子供用の自転車選びでは重量はは大きなポイントです。
というのも、子供は非力ですから、自転車が重たいと子供が自転車を扱うのが大変なんですよね。
一般的に大人が乗るロードバイクやクロスバイクは軽ければ軽いほど良いという価値観がありますが、大人用の自転車以上に、子供用の自転車も軽さは正義だったりするのです。
しかしながら、世の中にある多くの子供用自転車は、どれもこれも重たくて、軽い自転車って本当に少ないのです。
そんな中で、ヨツバサイクルの子供用自転車は、軽量さを念頭に置いて開発されている感じて、その軽量さだけでも多くの人におすすめしたい自転車だったりするのです。
「子供が乗りやすい自転車」ということを考えられた自転車
ヨツバサイクルの最大の特徴は「軽量さ」だと思いますが、その他にも子供が自転車に乗りやすいように考えられていると思われるポイントがいくつもあります。
乗り降りしやすい低めのトップチューブ
スポーツバイクのサドルは高くセットするのが普通です。
通常のベストなポジションを出すと、サドルに座ったままだと足が着かないような高さにサドルはセットされます。
子供用の自転車でも基本は同じですが、サドルに座って足が着かない状態は子供にとっては怖く感じる部分でもありますし、実際のところで危険でもあります。
その問題を避けるための工夫だと思いますが、ヨツバサイクルの自転車のフレームはトップチューブが低くなっているので、停車する際にはサドルから前方に身体を移動させれば簡単に地面に足が着けられます
つまり、すぐに足が着けられるので、子供たちが恐怖を感じることなく自転車に乗れるフレームというわけです。
子供が自転車に乗れないのは自転車に対して恐怖心がある部分も多いので、恐怖心が少ない自転車であれば、子供達も安心して自転車に乗れるようになるというわけです。
怖くなければ自転車に乗る時間も増えますし、自転車に乗る時間が増えれば、自転車に乗るのもどんどん上手になっていきます。
軽いギア
ヨツバサイクルの自転車のフロントのギアは歯数が少なく、坂道でも軽くペダルが踏み込めるような軽いギアが採用されています。
実際に子供が自転車に乗るのを嫌がる場面は坂道が多い場所を走る時なので、軽いギアで走れるのは子供にとって嬉しいポイントです。
ちなみに、ヨツバサイクルの自転車は、切り替えの無いシングルギアの自転車なので、後輪のギアは一つしかありませんが、オプションパーツでギアが用意されていて、好みのギアに変更することができるようになっています。
基本は18Tという歯数ですが、ペダルが軽くて負担の少なくなる20Tと、ペダルは重くなるもののスピードが出しやすい16Tがあります。
参考 リヤコグ
太めのブロックタイヤ
タイヤは太めのブロックタイヤが採用されていて乗りやすさが重視されています。
太いタイヤであればタイヤの中に空気がたくさん入っているので、段差に突っ込んだとしても衝撃を吸収してくれますし、太いブロックタイヤであればパンク耐性が高くて、子供が少々乱暴に乗ったとしても、パンクなどのトラブルに見舞われる可能性は低くなります。
ポップなカラーデザイン
フレームはラムネブルーと呼ばれる明るい水色でペイントされていてとても特徴出来です。
スポーティな印象でもあり、お洒落でもあり、子供たちの憧れの自転車になるのは間違いありません。
僕自身、ヨツバサイクルのフレームのメインカラーであるラムネブルーと、オレンジのロゴ組み合わせに一目惚れしてして購入を決めたんですよね。
ヨツバサイクルの自転車のサイズ
豊富なサイズ展開
ヨツバサイクルは自転車選びのポイントとして「身体に合ったサイズの自転車選ぶ」ことを第一に挙げています。
このあたりは運営元が自転車パーツなどを扱う会社だけあって「ポジション」の大切さなどをとてもよく理解しているからだと思われます。
そんなこともあってか自転車のサイズは12インチから27.5インチまで幅広いサイズ展開がされていて、人生で初の自転車を購入することが多い2歳あたりから大人まで幅広い年代でヨツバサイクルの自転車に乗ることができます。
12インチから乗れる自転車
一般的に自転車に乗り始めるのは4歳〜5歳あたりです。
4歳〜5歳だと16インチの自転車が候補に入るので、子供用自転車の多くは16インチ〜というのが選択肢的にも多くなります。
子供用の自転車と言えど、けして安くはありませんから、親としては出来るだけ長く乗って欲しいという思いもあって、出来るだけ大きな自転車を購入しようと考えます。
しかし、実際の所で考えると、子供にとってタイヤは小さい方が断然乗りやすいので、タイヤを大きくするよりも、ストライダーなどと比べても差がないような大きさのタイヤで乗るのが理想的です。
例えば、子供に大人気なストライダーのタイヤは12インチですが、ストライダーから自転車にステップアップした際に、いきなり16インチになると、子供からするとかなりのサイズの違いなので恐怖心が先に立ちます。
そこで、できるならば同じくらいのサイズの自転車から始められれば、恐怖心も少なくよりスムーズに移行ができるということになるのですが、12インチとか14インチの子供用の自転車は、とても選択肢が少ないのです。
しかし、ヨツバサイクルの自転車であれば12インチからあるので、自転車デビューさせようとする子供に最適だったりします。
自転車デビューをするのであれば、ストライダーと同じ12インチを選択して、最初はペダルを外してストライダーのようにキックバイクとして練習すれば自転車に補助輪なしで乗れるようにる最短かもしれません。
ヨツバサイクルの推奨サイズ表
サイズ表
タイヤサイズと身長目安 8サイズ展開
●12" 2〜3歳 83~98cm
●14" 3〜5歳 90~107cm
●16" 4〜6歳 97~118cm
●18" 5〜8歳 102~123cm
●20" 6〜9歳 110~130cm
●22" 7〜10歳 118~107cm
●24" 8〜12歳 128~152cm
●27.5" 12歳〜 150cm
ヨツバサイクルの自転車の種類
Yotsuba Zero series
ヨツバサイクルの基本モデルです。
BMXがベースになったような自転車で、ポップなツートーンカラーが特徴的な子供用自転車です。
僕が購入したのもYotsuba Zeroで、サイズは20インチです。(小学校低学年でジャストサイズ)
僕が子供の頃にBMXブームがあったので、BMXタイプの自転車はその年代の子供たちの憧れでもあったわけですが、ヨツバサイクルがヒットしている理由の一つとして、自転車を購入する親の世代がまさしくBMXブーム世代だからというような気がします。
子供の頃に「こんな自転車が乗りたかったなぁ」という願いを具現化したような自転車ですから売れないわけがありませんよね。
Picnic series
Photo via:https://yotsubacycle.jp/bikes/picnic/
もう一つのヨツバサイクルのモデルがピクニックシリーズ。
長い車体に荷台が備わった自転車でカーゴ的な使い方のできる自転車です。
スポーティな印象は薄まりますが、カスタマイズパーツも充実しているので、カッコ良い自転車に仕上げることができそうです。
子供からすると、スポーティなzeroシリーズの方がカッコよく見えると思いますが、ピクニックシリーズをカスタマイズした方が機能的でクールな自転車になりそうですし、子供はボールとかバットとかおもちゃを持ち運ぶことも多いので、カーゴタイプの自転車はきっと便利だと思うんですよね。
遊び心のある自転車
現実的な話をすると、子供用自転車は2年も乗れば乗り換えが必要になるものなので、割り切って購入する人も多いせいか、遊び心のある自転車は少ないんです。
そんな中にあって、このピクニックシリーズは、他にはない魅力を持った特別な自転車だと思います。
YOTSUBACYCLE(ヨツバサイクル) PICNIC 16(ピクニック16) キッズカーゴバイク [アクア] YB05-2016
YOTSUBACYCLE(ヨツバサイクル) PICNIC 20(ピクニック20) キッズカーゴバイク [ピスタチオ] YB05-9020
ヨツバサイクルのアクセサリー・カスタムパーツ
ヨツバサイクルのアクセサリー
Photo via:https://yotsubacycle.jp/softparts/accessories/
ヨツバサイクルのカスタムパーツ
Photo via:https://yotsubacycle.jp/hardparts/allparts/
ヨツバサイクルには純正のアクセサリーやパーツなどが充実しています。
例えばグリップやサドルなどはカラー展開が豊富なので、組み合わせを工夫することで自分自身のオリジナルなデザインの自転車にすることができたり、よりスポーティなパーツでカスタマイズして、ガチガチのレーサー仕様の自転車にすることもできます。
もちろん純正品以外でも、ハンドルやグリップ、ブレーキなどのパーツは一般的な自転車の規格と同じサイズが採用されているので、自分の好きなパーツでカスタマイズも可能です。
実際、我が家のヨツバサイクルの自転車もフロントにバッグを取り付けたりするなどのカスタマイズをしていますし、子供が大きくなってきたら、僕のクロスバイクのステムを流用してサイズの調整を行ったりしています。
このあたりは普通の自転車だとカスタマイズ性が低く、あまり弄れないのですが、ヨツバサイクルの自転車は余計なパーツを省いたシンプルな構造なので、好きなパーツで弄り放題というのも魅力の一つです。
自転車スタンドはオプション
ちなみにヨツバサイクルの自転車にはスタンドが付属しないので、オプションパーツとしてスタンドを購入する必要があります。
スポーツバイクではスタンドが必要ないことも多いのですが、流石に子供が乗る自転車にはスタンドが無いといろいろと不便なので一緒に購入した方が良いと思います。
参考 ヨツバサイクルのパーツ
ヨツバサイクルの試乗と購入
僕がヨツバサイクルの自転車を購入した時にはまだそれほど取り扱い店舗も多くはなかったのですが、20241年1月現在ではかなりの店舗が取り扱いをしていて、全国どこでも購入ができるようですね。
ヨツバサイクルの取扱店は下記のリンクから確認できます。
参考 ヨツバサイクル取扱店
ヨツバサイクルまとめ
子供用の自転車を探していて見つけたヨツバサイクル。
僕が購入したのは2017年で、当時はまだ名前も聞いたことがないような自転車メーカでしたが、そのポップでカッコ良い見た目に心を鷲掴みにされて、すぐに購入し、今では大変お気に入りの子供用自転車メーカー(ブランド)の一つです。
我が家でもヨツバサイクルの自転車を購入して、自転車が苦手だった僕の子供も上手に自転車に乗ることができるようになりました。
乗りやすさを一番に考えられた軽量なフレーム設計とパーツの選択があってこそだと思っています。
そして、ただ単純に乗りやすいだけでなく、見た目のデザインやアクセサリー類が充実していてカスタマイズ性が高いというのも個人的には非常にポイントが高いです。
公園などで乗っていても「あ、あの自転車カッコ良いね」などと他のお友達の親が話しているのが聞こえてきたりで、大変満足度の高い自転車だったので、次男の自転車もヨツバサイクルを購入したいと思うようになりました。
そこでヨツバサイクルについて再び調べ物をしようと、久しぶりにヨツバサイクルのホームページを開いてみると、いつの間にか人気の自転車メーカーに成長していたようで、日本全国のショップはおろか、海外にまで展開するようになっていて順調に成長しているようです。
価格も大手メーカーの子供用自転車と比べて高くは無いですし、実際非常に満足度が高い自転車なので、この広がりも納得です。
子供用の自転車の購入を検討している場合には是非ヨツバサイクルを候補に入れてみてください。