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タイヤの空気圧管理の大切さについて|クロスバイク・ロードバイク

クロスバイクやロードバイクはタイヤの空気をマメに入れなきゃいけない理由

クロスバイクやロードバイクは自転車でありながらも一般的なシティサイクルやママチャリとは全く違う自転車なので、いろいろと一般的な自転車との違いに驚かされることが多いのですが、僕がクロスバイクのESCAPE Airを購入した当初に驚いたことの1つがクロスバイクやロードバイクのタイヤに空気を入れる頻度です。

クロスバイクを買いに行ったジャイアントストアで「少なくとも一週間に一度は空気を入れてください。毎日乗る前に空気を入れるのが理想ではありますが。」と言われて「ええ?毎日?空気を入れるの?」と驚いたものした。

シティサイクルに乗っていた頃の僕を思い起こせば、毎日乗っていた自転車に空気を入れるのは年に数度有るか無いかだったので、毎日空気を入れるなんてことを言われても「なんで毎日空気を入れなきゃいけないの?面倒じゃん」というのが素直な感想です。

そう思うのはきっと僕だけではなく、街中で見かけるシティーサイクルのタイヤのほとんどが空気の抜けた状態で走っているのを見れば、マメに自転車に空気を入れる人なんてかなり少数だと思われます。

そもそも自転車のタイヤに空気を入れるタイミングなんて普通の自転車屋さんでは教えてくれなかったりしますし、気になった時に空気を入れる程度いいやという人がほとんどでしょう。

ところがクロスバイクやロードバイクの場合、シティーサイクルの感覚では想像もできないくらいの頻度でマメに空気を入れなくてはいけません。その理由を理解していないと、空気圧管理を疎かにしたり、ただの儀式的な面倒な作業に成り下がってしまうので、どうしてクロスバイクやロードバイクのタイヤにはマメに空気を入れないければいけないのかの理由について理解しておいた方が良いでしょう。

シティサイクルやママチャリに比べるとクロスバイクやロードバイクのタイヤが細いというのが頻繁に空気を入れなくてはいけない主な理由ではありますが、何故タイヤが細いと頻繁に空気を入れなければいけないのか?というところまでは考えたことが無かったので、クロスバイクやロードバイクの空気圧管理について改めて考えてみることにしました。

クロスバイクやロードバイクのタイヤと空気圧に関する基礎知識

自転車の種類によるタイヤのサイズの違い

クロスバイクやロードバイクのタイヤが細いから

● ロードバイク:25mm
● クロスバイク:28mm
● シティサイクル:35mm

タイヤの太さと走行性能の関係

タイヤの太さは自転車の走行性能を大きく左右します。

タイヤが細ければ細いほど、接地面積も小さくなるため摩擦が小さくなります。タイヤが地面を転がる時の抵抗を「転がり抵抗」と呼ぶのですが、転がり抵抗が小さくなればなるほど、スピードが落ちづらくよく走るということになります。

タイヤの太さが影響するのは摩擦だけではなく、空気抵抗にも影響します。「タイヤで空気抵抗?」と思うかもしれませんが、タイヤを正面から見た時の面積が太さによって違います。当然タイヤのサイズが細いほど風を受ける面積が狭くなるので空気抵抗が少なくなり、速度が出しやすくなるということになります。

さらには、タイヤが細いと空気を高圧で入れるためタイヤ自体のクッション性が低くなります。クッション性が高いタイヤの場合、前に進む力がクッションによって吸収されてしまうのでパワーをロスしてしまうのですが、タイヤが硬いとパワーロスが少なくなるため、高い空気圧で空気を入れられる細いタイヤの方が有利になるというわけです。

こう書くとタイヤが細い方が有利に思えたりしますが、タイヤが太いと有利な部分ももちろんあります。

例えば、タイヤが太いと、クッション性が高くなるので乗り心地が良くなったり、荒れ地を走る際の凸凹などの衝撃に対しても強くなります。

なので、一般的に整地された道路を走るロードバイクのタイヤは細く、荒れ地を走ることの多いマウンテンバイクのタイヤは太くなっているのです。

タイヤの太さが違うと空気の入る量が違う

タイヤの太さが違うと空気の入る量が違う

インチが同じタイヤで比較するとタイヤが太い方が沢山の空気を入れることができます。

タイヤに空気が沢山入るということは、それだけクッション性が高くなり、衝撃に対しても強くなりますから、多少デコボコした道を走っても平気です。

なのでママチャリなどは車道から歩道へ上がる際にある段差くらいであればスピードを落とさず正面からガッツンと音を立ててイキオイ良く乗り上げるような乗り方をしてもパンクしたりすることはありません。太いタイヤを履いているからこそ出来る乗り方で、少々乱暴な乗り方をしても問題ないのです。

一方、クロスバイクやロードバイクなどの細いタイヤには空気が入る量が少ないため、クッション性が低く、シティサイクルやママチャリと同じような感覚で段差に突っ込むとパンクの原因にもなったりするのです。

この空気の入る量が、空気を入れる頻度と関係があります。

空気の抜ける比率が大きくて高圧

空気の抜ける比率が大きくて高圧

細いタイヤにば空気が入る量が少なくてクッション性が低いので段差や衝撃に弱いのですが、そこからさらに空気が抜けると拍車をかけて段差や衝撃に弱くなります。もともとの余裕が少ないのです。

例えば、太いタイヤは沢山の空気が入っていますから、仮に空気が1/3抜けてもまだ衝撃を吸収出来る程度のクッション性が残っていると考えられても、細いタイヤの場合、もともと入っている空気が少ないですから1/3も空気が抜けてしまうと、クッション性がほとんどなくなり、ほんのちょっとした段差や衝撃でもダメージを受けてしまうわけです。

空気圧が高いと空気が抜けるのが早い

空気圧が高いと空気が抜けるのが早い

クロスバイクやロードバイクの細いタイヤは空気が入る量が少ないのに加えて、クロスバイクやロードバイクのタイヤの空気圧はかなり高めに入れられています。空気圧が高いということは外に出ようとする力が大きいとも考えられるわけで、空気はなんとか外へ出ようとします。

チューブのゴムの分子よりも空気の方が小さいので、たとえパンクをしていなくても空気はチューブの表面から少しずつ抜けていきます。

その結果、25Cタイヤで110PSI入れていたとしても、3日ほど放置していれば100PSI程度まで空気圧が下がっていたりするのです。

つまり数日放置するだけでも適正な空気圧ではなくなってしまうのです。なので、空気圧が高くて、空気の量が少ないクロスバイクやロードバイクに使用する細いタイヤには頻繁に空気を入れる必要があるのです。

空気圧の目安

クロスバイクやロードバイクなどの自転車のタイヤの空気圧は下記が一応の目安になります。

● シティサイクルやママチャリ:4〜5bar(60〜70PSI)
● クロスバイク(28C):6〜7bar(80〜100PSI)
● ロードバイク(25C)7〜8bar(90〜110PSI)

もちろん上記はあくまでも目安なので、走行条件や乗る人の体重などによって調整することになります。

このあたりは感覚になってしまうのですが、クロスバイクやロードバイクに乗っていて「調子が良いな」」と感じる空気圧はしばらく自転車に乗っているとなんとなく体感的に判るようになると思います。

空気圧は走行性能に大きく影響する

タイヤの空気圧は快適な走りをするためには非常に重要な要素で、人によってはその日の体調や路面の状態、気温に応じて空気圧を微調整して走ったりもするようです。それだけ走りに影響を与える要素だということですね。

つまり、タイヤの空気圧管理を疎かにしていると、必然的に走行性能が落ちて快適に走れなくなります。

クロスバイクやロードバイクは気持ち良く走ってナンボというところがありますから、気持ちよく走るための大前提としてタイヤの空気圧管理は必須なのです。


クロスバイクやロードバイクのタイヤの適正空気圧とその考え方

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