ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイクに乗っていればシマノのハイエンドコンポーネントであるDURA-ACEに憧れます。自転車に乗るなら、いつかはDURA-ACEなのです。
僕自身もDURA-ACEに憧れる一人で、ついついネットでDURA-ACEの価格を調べたりしてしまうのですがクロスバイクにDURA-ACEは勿体ないなぁと思いとどまっています。
クロスバイクのコンポーネントを「105(5800系)にして11速化しようか」とか「どうせ11速にするならDURA ACEが良いんじゃない」というような堂々巡りがここ数ヶ月続いてしまっているので、換装するかどうかは別のお話として、とりあえずDURA-ACE化の費用の概算だけでも調べてみることにしました。
クロスバイクのDURA-ACE化に必要な費用
夢のクロスバイクのDURA-ACE化
クロスバイクで「何か特別にインパクトのある改造はできないか?」と考えると、やっぱりシマノのハイエンドコンポーネントであるDURA-ACE化というのが最大インパクトだと思います。
DURA-ACEと言えばクランクだけで新しいクロスバイクが買えてしまう価格ですから、その値段だけ見ても僕のようなライトな自転車愛好家は怯んでしまいます。
しかしDURA-ACE仕様の自転車に乗ったことがある人に言わせれば「一度デュラエースにしてしまうと、もう他のグレードのコンポーネントのことは考えなくなり、次から購入する自転車も全てDURA-ACE仕様になってしまう」というくらいの高スペックなコンポーネントです。
そんな高級パーツを大衆車であるクロスバイクにインストールすると「えー!クロスバイクにDURA-ACEいっちゃったの!?もったいない!」みたいな周囲の反応を想像するだけで素敵じゃないですか?
考えてばかりいてもしょうがないので、実際のDRA-ACE化を実行した場合、どの程度の費用が必要なのかを見積もることにしました。
ちなみに金額はあくまでネットで安いパーツを買い集め、自分自身で作業を行った場合の価格となります。
サイクルショプに作業を願いする際には工賃を含めてこの記事で算出した金額の1.8倍程度を見込んでおけば大きなズレはないと思われます。
というわけで、クロスバイクのDURA-ACE化に必要な費用についてまとめてみました。
クロスバイクをDURA-ACE(9100系)仕様にした場合の費用
Photo via:https://bike.shimano.com/ja-JP/product/component/duraace-r9100.html
DURA-ACE(9100系)パーツの価格
2021年にDURA-ACE 9200系のコンポーネントが発表され、本来であれば9200系で考えたいところですが、クロスバイクの場合はフラットバーなので、例えばデュアルコントロールレバーなどは使用できないため、全てのパーツをDURA-ACE化する必要がありません。
ドロップハンドル化せずに、あくまでフラットバーハンドル仕様でDURA-ACE化した場合のパーツを考えることになり、選択できるフラットバー用のシフトレバーなどはロード系で考えられる最もスペックの高いパーツを選択しようと思おいます。
また9200系になって12速化と電動化してしまったので、基本的には9100系でまとめる必要があるかと思います。
9200系発売前よりも値上がり
9200系が発表になり、古いシステムの9100系の価格が下がると思われましたが、9200系が電動であることや、価格が倍近く高くなったことからか、9200系発表後に9100系の価格が高くなっているようで、トータルコストで50,000円くらい高くなってしまうようになりました。
さらに残念なことにフラットバー用の11速シフターのSL-RS700が2021年12月現在でどこのショップにも在庫がないようなので、おそらくディスコンになったと思われ、この時点でラピッドファイヤーシステムのシフトレバーがなくなり、ダイアコンペのシフトレバーなどで対応しなくてはいけなくなっています。
フロントディレイラー FD-9000 バンドタイプ 14,000円
クランクセット DURA-ACE FC-9100 63,750円
リアディレイラー RD-9100 20,000円
スプロケット CS-9100 24,000円
チェーン CN-HG901 4,500円
ボトムブラケット SM-BB9100 BSA 3,949円
DIA-COMPE(ダイアコンペ) ENE 11S 18,000円
その他ケーブル類 4,000円
合計 152,199円
最終的にははDURA-ACE デュラエース?
僕がクロスバイクの改造カスタマイズを繰り返して学んだ事の1つにどのパーツにしようか悩む時は一番良いモノを買っておけば後悔することはほとんどないということです。
自転車のパーツに限らずで言えることとは思いますが、自転車のパーツ選びに関しては後から上位グレードのパーツを買い直すという、典型的な安物買いの銭失いのパターンになることが多いのです。
であれば、最初から最上位グレードを購入しておけば、後々の買い直しの出費も抑えられるし、同じ自転車を乗り続けるのであれば、その分だけ楽しく充実した自転車ライフが約束されると思われます。
DURA-ACE仕様の自転車に乗っている人はサブの自転車もDURA-ACEにしている人が多いですし、そういうことを考えれば、お金の問題さえクリア出来れば結局はDURA-ACEが良いという結論で間違い有りません。※もちろん、人によっては違う意見の方もいらっしゃいますが、あくまで一般的なところでの解釈です。
というわけで、ザッと見積もった感じでDURA-ACE化には約16万円の費用が必要ということで、旧システムに出す金額としては、結構高いと言わざるを得なくなっています。
参考までに最後にシマノの各グレードへの換装を行った場合の費用もまとめておきます。
シマノの各グレードの改造カスタマイズの費用の目安
● DURA-ACE 160,000円
● ULTEGRA 12,000円
● 105 60,000円
● Tiagra 35,000円
● SORA 25,000円