我が子に初めて自転車を買い与えたのが4歳ででした。
子供用の自転車を購入する時に、まず最初に悩むのが自転車のタイヤのサイズです。
大人用の自転車は、だいたい26〜27インチなので、タイヤのサイズで悩むことは基本的にはないのですが、子供用自転車は細かくサイズが分かれているので、いざ子供用の自転車を購入しようと思うと、どのサイズが適正なんだろうと悩むことになるのです。
ちなみに、4~5歳が乗る自転車は16インチくらいが適当と言われていますが、自転車に乗り始める4、5歳あたりから、小学校6年生くらいまでは身長がどんどん伸びていくので、適正な自転車のサイズもどんどん変わっていきます。
子供の身長と適正な自転車のタイヤサイズについて調べてみました。
子供用自転車のタイヤサイズと適正身長の目安
自転車のタイヤサイズと身長の目安
● 12インチ 80−100cm 2歳〜4歳
● 14インチ 90−105cm 3歳〜5歳
● 16インチ 100−115cm 4歳〜6歳
● 18インチ 105−120cm 5歳〜7歳
● 20インチ 110−135cm 6歳〜9歳
● 22インチ 115−145cm 7歳〜
● 24インチ 125−145cm 8歳〜
● 26インチ 135−160cm 10歳〜
● 27インチ 150−180cm
上記は私自身の子供の自転車を選んだ際の経験と、色々な自転車メーカーやショップなどの情報を複合して、だいたいこの辺りかなというような目安になります。
子供用自転車のタイヤサイズと身長はあくまで目安
自転車メーカーや自転車ショップでも、子供用自転車と子供の身長に最適なサイズの目安の情報は見つけられると思いますが、情報によっては5〜10cm程度の誤差があるかと思います。
じつはこのサイズの目安は、メーカーや自転車屋さんが独自で設定していたりするもので、規格があったりするものではありません。
また同じ身長でも、人によって手足の長さが違ったりもするので、一概にこの身長だったら、このタイヤサイズと言えない部分もあるので、あくまで目安として参考にする程度のものです。
また自転車の種類によっても適正なサイズは変わってしまいます。
そのサイズが適正かどうかは、実際に乗ってみて、乗りやすいサイズであればそれが適正ということになります。
自転車のサイズ選びで考慮しなければいけないこと
我が家は初めての自転車としてBMXタイプの自転車を購入したのですが、BMXタイプの自転車は元々タイヤサイズが小さい自転車なので、一般的なサイズよりも小さいタイヤサイズを選ぶことになります。
一般的な自転車では、4歳だと16インチくらいが適正となりますが、BMXタイプは14インチが適正サイズだったりします。
● メーカーによっても差がある
● マウンテンバイクやBMXなど自転車の種類でも違う
● 大人用と子供用では違う(ミニベロなどの小径車もある)
● 個人の体型(腕や足の長さ)で変わる
子供用自転車のサイズ選びのポイント
子供用自転車は大きすぎるサイズは選ばない
大すぎる自転車は子供にとっては難しい
子供の身長はどんどん伸びるので、間違って小さなサイズの自転車を購入してしまうと、すぐに乗れなくなってしまうなんてことが考えられます。
自転車も安い買い物ではない(子供用自転車は大人用自転車よりも高い場合も多い)ので、親としては出来るだけ長く乗って欲しいと思い、洋服などと同じ感覚で、大きめの自転車を購入したいと考えている人も多いと思います(笑)
しかし、子供は自分が乗りやすいサイズの自転車でないと、上手に乗ることが出来ません。
というのも、自転車のサイズが大きすぎると子供は怖がって乗ることができないのです。
なので長く乗ってもらえるようにとワンサイズ大きめの自転車を購入したとしても、その自転車の適正サイズになるまで、子供が乗りたがらないなんてことになってしまい、年齢がスライドしただけで、自転車に乗る期間はあまり変わらなかったりします。
それどころか、初手で「自転車は怖いもの」というイメージを与えてしまうと、適正サイズになったとしても自転車に乗りたがらずに、逆に無駄になってしまうなんてこともあるでしょう。
また、怖がらずに乗れたとしても、自転車が大きすぎるとバランスを崩した際に、しっかりと立つことが出来ずに、転倒する危険もあります。
見落としがちですが、子供にとっては自転車はとても重たいものです。
その重たい自転車でバランスを崩してしまえば、踏ん張って立つことができませんよね。
子供には小さい自転車(適正サイズの自転車)を選んだ方が上達が早い
適正サイズか、適正サイズよりも少し小さめの自転車を購入した方が、子供も積極的に自転車に乗るようになります。
子供が自転車に乗るにあたっては、恐怖心を取り除いてあげることが重要なポイントなので、この点において、子供用自転車のサイズ選びはとても重要なのです。
無理なく乗れる自転車であれば、子供も積極的に自転車に乗るようになるケースが多いですし、結果として、早く上達するということになります。
子供用自転車の買い換え期間は2年か3年
子供の身長は5歳〜7歳までの間には毎年10cmくらい伸びますし、どのような自転車を選んだとしても、同じサイズの自転車に長い期間乗るというのは難しく、買い換え期間は2年〜3年と考えるのが良いと思います。
我が家の場合、最初に自転車を買い与えたのが4歳の誕生日でしたが、実際に乗れるようになったのは6歳の誕生日を迎えた後でした。
個人的には「7歳まで乗られるようになれば」と思い購入した自転車でしたが、自転車に自由に乗れるようになった6歳の頃には既にサイズが小さくなってしまっていました。
最初の自転車は安物で十分
しかも最初の自転車は、実質自転車に慣れるための練習用の自転車ですし、子供だけで自転車に乗ってどこかに出かけるなんてこともないので、自転車の走行距離もかなり少ないため、綺麗なまま、その役割を終えることになります。
なので、最初の自転車などは安物で使い捨てるくらいのレベルのもので十分だと思います。
ついつい、最初の自転車なので、頑張って有名自転車メーカーのカッコ良い自転車なんかを選んだりしてしまうのですが、きっと乗れなくなる頃になっても、ほとんど新品に近い状態のはずです。
逆に、小学校に入ってからは子供だけで行動する時間も増えて、自転車に乗る機会も走行距離も増えてくるので、それなりにしっかりした自転車を選ぶのが良いんじゃないかと思います。
我が家の場合は最初の自転車から「しっかりとしたものが良いだろう」と考えて、4万円を超えるような自転車を選びましたが、結局、きちんと乗れたのは実質一年くらいしかなく、しかも週末くらいしか乗らなかったため、ほぼほぼ新品という状態でサイズが合わなくなってしまいました。
幸い我が家には弟がいるので引き続き使用出来たので無駄にはなりませんが、一人っ子だった場合は「勿体無いなぁ」と思うレベルの綺麗さで処分してしまうことになったと思います。
なので、最初は安くても良いので乗りやすいサイズの自転車で沢山の練習してもらって、乗れるようになってから、ちゃんとした自転車を買えば良いんじゃないかと思います。
ちゃんとした自転車の基準
では「ちゃんとした自転車」ってどの程度の自転車なんだ?ってことになりますが、判断基準はやはり価格だと思います。
僕の知り合いの自転車屋さんのオーナーが言っていましたが、パーツなどしっかりと耐朽性のあるもの、それなりの品質のものを使用すると3万円〜というのがちゃんとした自転車の基準ラインになるんじゃないかということです。
その点は大人用の自転車にしても同じで、安物の自転車と、スポーツサイクルなどの高級な自転車とでは耐久性も走行性能も違います。
ホームセンターで売っているような1万円程度の自転車は、すぐにボロくなってしまうのと同じで、安いには安いなりの理由があるというわけです。
特に子供が乗るものですから、安全面も考えてちゃんと乗れるようになった後は、しっかりとした自転車を選ぶのが良いんじゃないかと思います。
子供用の自転車を購入するポイントまとめ
● 最初は楽しんでもらうことを優先して乗りやすいサイズを選ぶ
● 最初の自転車はほとんど乗らないので安くても良い
● 小学生になった後の自転車はしっかりした品質の自転車を選ぶ
● ちゃとした自転車の価格は三万円〜
以上、子供用の自転車のタイヤサイズと適正身長の目安、そして僕個人の経験談のまとめでした。