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道路交通法 道路交通法・マナー・交通安全

自動車が自転車を追い抜く際は十分な間隔を取るか安全な速度で走るべき規則

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2024年の道路交通法の改正により、自動車が車道を走る自転車の右側を通過する際に「十分な間隔がない時は間隔に応じた安全な速度で進行」し「自転車もできる限り左端に寄る」という決まりとなりました。

自転車で車道を走ると自動車の幅寄せが怖い

自転車で車道を走ると自動車の幅寄せが怖い
車道を自転車で走行していると、時として風圧を感じるほど近くを追い抜いていく自動車が居たりして、身の危険を感じたことがある人も多いと思います。

十分な道幅がない道路なら、しょうがない部分もあると思いますが、そのような道路であったとしても、追い抜く時は自転車に恐怖を感じさせない程度の速度や間隔を開けてで追い抜くべきでしょう。

しかし実際は道路幅に余裕がある道路でも、何故かギリギリに幅寄せしてくる自動車って多いんですよね。。。

僕自身も車道を走っている最中に幅寄せしてきた自動車にハンドルや服が掠るほど近くを追い抜かれたことは何度もあります。

一歩間違えば大事故になってしまうのに、そのような運転をするドライバーって居なくならないのが現状です。

当然ですが、そのような目に遭った後は車道を走るのが怖くなります。

実際のところで、自動車の幅寄せが怖くて車道を走らない(走りたくない)自転車もたくさん居るのではと思います。

思いやり1.5メートル運動

そんな自転車への気遣いから始まった「思いやり1.5メートル運動」という交通安全運動があります。

元々は愛媛県で実施された運動のようですが、趣旨に賛同した人たちによって静岡見や愛知県など、他の県でも同様の交通安全運動が実施されています。

「思いやり1.5メートル運動」とは、自動車等のドライバーに対して、自転車の側方を通過するときは“1.5メートル以上の安全な間隔を保つ”か、道路事情等から安全な間隔を保つことができないときは“徐行する”ことを呼び掛ける運動です。

参考「思いやり1.5m運動」とは

【自転車】幅寄せ怖い!思いやり1.5メートル運動と自動車が自転車を追い越す際の安全な間隔

自動車が自転車の側方を通過する際の規定が盛り込まれる

自動車が自転車の側方を通過する際の規定が盛り込まれる

車道を走行中の自転車のすぐそばを、風圧を感じるほど速い速度で追い抜いていく自動車は、一歩間違えば大事故になってしまうわけですから、取り締まりをして欲しいと願う人はきっと多かったものと思います。

ようやく今回の道路交通法の改正により「自動車は自転車の側方を通過する(追い越す)際には、両車の間で「十分な間隔」がない場合、自動車は間隔に応じた安全な速度で進行しなくてはならない。」と、罰則付きで義務付ける新たな規定が盛り込まれました。

十分な間隔や安全な速度の目安

規定では、十分な間隔や安全な速度について、どの程度かは明言されていません。

これは、さまざまなケースが想定されるためで、「目安」となる感覚や速度を公表するとのこと。

その「目安」となるのが、上記のいやり1.5メートル運動で、1.5メートル程度を十分な間隔、安全な速度を自転車の速度プラス10〜15km/h程度ということで30〜35km/h程度が目安の参考とされるようです。

自動車だけでなく自転車にも義務が追加される

自転車側にも責任や協力を求める感じで、自転車に対しても「できる限り道路の左側端に寄って進行しなければならない」と規定が追加されるとのこと。

実際のところで、交通安全には、互いの相互理解や、協力、譲り合う気持ちが大切ですから、当然と言えば当然ですね。

一車線しかない道路で後方に自動車が列を作っているのにも関わらず、車道の中央寄りを走行して自動車に先を譲らないな自転車が居たりしますが、そのような自転車も罰則の対象となるということですね。

罰則について

上記の交通違反をした場合「自動車は3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金」自転車は「5万円以下の罰金を」科すことが検討されているとのこと。

道路交通法違反の中でも、罰則が厳しい感じですが、一歩間違えば重大事故につながる行為だったりするので、これに関しても妥当なな感じでしょう。

罰則(検討中)
自動車は3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金
自転車は5万円以下の罰金

規則が追加される背景

自転車にとってより通行しやすい環境創りへ

今回の道路交通法の改正で上記のような規則が追加される背景には、自動車の自転車に対する幅寄せや、自転車が風圧を感じるほど速い速度で側方を追い抜いていく自動車に対して、身の危険を感じる自転車が多かったというのが根本にあると思われます。

自転車は原則として車道を走らなくてはいけないと言いつつも、自転車が安全に通行できる環境が整っていない中で、半ば強制的に自転車を歩道から車道へ追いやっただけなので、多くの自転車にとっては、車道は安全に走れる場所ではないんですよね。

そうなると、多くの自転車は車道を走らずに歩道を走るようになり、結果として、歩行者が危険な目に遭ったり、自転車との事故も増えるという問題が出てきます。

そこで、自転車が車道を安全に走れるような環境を創ればm、自転車は歩道ではなく車道を走るようになるので、そのような問題も起きなくなるというところが今回の道路交通法の改正の目的でもあるようです。

実際のところで自動車の幅寄せ問題などがなければ、自転車にとっても通行しやすいのは歩道よりも車道ですから、安全で安心して走れる環境さえあれば、多くの自転車は車道を走るようになるものと思います。

形ばかりの改正ではなく、しっかりと取り締まりが行われることを期待したいですね。

バックミラーがあれば安心感も大きくなります

車道を通行する自転車は意外と後方を気にしなければいけない場面が多くあります。

そんな時、手信号を出しつつも、後方を目視でチラッと確認する必要がありますが、後方を確認する時はちょっと無理な体勢になりがちですし、危ないなと感じることも多いです。

そこでおすすめしたいのが、自転車のバックミラーです。

自転車でもバックミラーがあれば、後方確認も自然な目線の流れで行うことができるので、前方から目線を切る時間も短くなり、安全運転につながっていくはずです。

実際のところで、近年は、ロードバイクなどでもバックミラーを取り付けている人を多く見かけるようになりましたね。


自転車用バックミラーの種類



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