自転車通販の大手である「Cymaサイマ」を利用して自転車を買ってみました。
自転車を通販で買ったことが今までなかったので、ちゃんと届くか不安な部分もありましたが、無事届けられました。。
サイマ(Cyma)での購入方法や、自転車が実際に届けられるまでの流れと、自転車通販で自転車を購入するメリットとデメリットについてまとめてみました。
ちなみにサイマはエイチームという会社が運営をしていましたが、2023年にスポーツバイク専門店のワイズロードなどを運営するワイ・インターナショナルが運営をするようになっています。
参考株式会社 cyma の株式譲受について|ワイ・インターナショナル
自転車通販サイマ(Cyma)とは
自転車通販サイトとしては最大手のネットショップ
自転車通販大手の「サイマ(Cyma)」は、ママチャリや、シティサイクルなどの一般向け自転車を主力として扱っているネット専門の自転車屋です。
僕が自転車通販サイマ(Cyma)を知ったのは、職場で流れているラジオのCMが切っ掛けでした。
自転車通販サイトの中で、サイマ(Cyma)は、自転車あさひと双璧をなす大手かと思いますが、自転車あさひとは違うのは、あさひのように実店舗は無く、通信販売専門で展開している自転車ショップという点です。
シティサイクルやママチャリなど一般用自転車専門
サイマ(Cyma)では、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイクの取り扱いもありますが、本格的サイクリスト達に好まれるようなメーカーの自転車は、ほとんどありません。
多くのスポーツバイクメーカーの販売方法として、通信販売を禁止していて、店舗での対面販売のみに限定していることなどが関係しているのではないかと思います。
そんなわけで、今回サイマ(Cyma)で購入した自転車は、ロードバイクやクロスバイクではなく、子供乗せ電動自転車、いわゆるママチャリというやつです。
僕の場合、自転車はロードバイクかクロスバイクにしか興味が無かったので、サイマ(Cyma)の存在を知ってからも、しばらくはチェックすることすらありませんでした。
しかし子供と週末を過ごす際に「子供乗せ自転車があれば便利だろうな」と考えるようになり、この機会にラジオのCMで知った、自転車通販サイマ(Cyma)で購入してみようと思ったのです。
本来ならば、自転車は自宅近くの自転車屋さんで買うのが、購入した後のことも考えると一番良いと思います。
しかし、僕の場合だと、自宅から一番近くの自転車あさひでも自転車で30分くらい掛かる場所になってしまいます。
それであれば、以前から気になっていた自転車通販サイマ(Cyma)を利用してみて、その顛末をブログにまとめた方が、僕と同じ様にサイマ(Cyma)に興味がある人の参考にもなるなと思い、サイマ(Cyma)での購入を決めたのでした。
自転車通販サイマ(Cyma)は安い?自転車の価格は?
自転車の販売価格は安くもなければ高くもない
自転車通販サイマ(Cyma)は、年がら年中何らかのセールをしているようです。
そして、通販サイトのデザインを見ても、お買い得な雰囲気がバンバンするので、非常に安いイメージがあります。
しかし、僕がママチャリを購入検討するために、いろいろなショップで価格を比較した印象としては、他のショップと比べて特に安く販売されているというような感じではありませんでした。
セール品で出ている自転車を見ても、特別に安く販売されているわけではなさそうです。
では「高いのか?」と言われると、高いわけでもなく、ごく標準的な価格設定になっています。
実際問題で、シティサイクルや、子供乗せ電動アシスト自転車は、どのショップでも似たような割引率で販売されていて、価格にほとんど差がないというのが実情のようです。
本当はどこのお店も似たような価格になってしまうのは不自然なことなので、「なんか裏で決め事でもしてるんじゃないの?」と思いたくもなりますが、本題からずれてしまうのであまり気にしないようにしましょう。
まぁ、シティサイクルやママチャリは、どこのお店で買っても、それほど大きく価格が違うということは無いですね。
もちろん、モデル入れ替えの時期(12月〜2月くらい)には、例外的に旧モデルがかなり安く販売されていたりするようですが、基本的にはどのショップも価格は横並びと思って間違いなさそうです。
自転車通販サイマ(Cyma)で自転車を購入するメリット
僕が自転車通販サイマ(Cyma)を利用してメリットに感じたのは下記の点です。
品揃えが良い
一般的にショップの品揃えの豊富さは店舗の広さに比例すると思います。
この点において、実店舗を持たないサイマ(Cyma)の場合は、売り場面積の制限がないので、リアル店舗と比べると、取り扱う自転車の数が多いという特徴があると思います。
他のネットショップと比べても、かなり品揃えは豊富な印象で、特にオリジナルカスタムのラインナップが多い印象です。
サービスが良い
サービスの内容は、その時々のキャンペーンで異なると思いますが、僕が購入した際には「チャイルドシートの雨避けカバー」と「ワイヤーロック」がサービスで付属してきました。
高価なものではないと思いますが、いずれも必需品なので大変有り難いです。
オリジナルカスタム自転車で選びやすい
僕が自転車通販サイマ(Cyma)で購入した子供乗せ電動アシスト自転車は、ブリジストンの「フロンティア」と呼ばれるモデルです。
この自転車は、同じブリジストンの「bikkeシリーズ」などのように、最初から子供乗せ自転車として開発された自転車ではなく、どちらかと言えば、シティサイクルに近い自転車です。
なので、通常はチャイルドシートなどが装備された状態では販売されていない自転車です。
ブリジストンのフ「ロンティア」を子供乗せ自転車にするためには、チャイルドシートを別途購入する必要がありますし、取り付けも行わなくてはいけないということになります。
この点で、自転車通販サイマ(Cyma)では、チャイルドシートを取り付け済みの状態で販売してくれています。
価格も別々に購入するよりも安価な価格が設定されていたりして、お得な感じになっているのです。
もちろん、店舗のある自転車屋さんでも、カスタマイズしてチャイルドシートを取り付けることができますが、サイマ(Cyma)の場合は対面販売が無いので、購入者の需要を先読みして、その需要に見合うカスタマイズをした自転車を販売しているのでしょうね。
このような、オリジナルのカスタマイズをした自転車がサイマ(Cyma)では多く販売されています。
ロードサービスとパンク保険付き
自転車通販サイマ(Cyma)で自転車を購入するとロードサービス(1年間)やパンク修理の保証が付いてきます(防犯登録をした場合)。
パンク保証は全国の提携自転車ショップで受け付けてくれるようで、自転車通販サイマ(Cyma)で購入した自転車であればパンク修理が受けられます。
都合よく提携店舗の近くでパンクしてくれるなんてことはなかなか無いとは思いますが、有ればあったで嬉しい保証です。
自転車通販サイマ(Cyma)で実際に自転車を購入してみた感想
分かりやすいホームページ
実際に、自転車通販サイマ(Cyma)で自転車を購入してみました。
自転車通サイマ(Cyma)の特徴は、とても見やすいホームページで、自転車の選び方についてもコーナーを設けて解説することで、欲しい自転車や、目的に適った自転車が見つけやすくなっています。
さらに、自転車の商品ごとの品解説も非常に詳しく掲載されていて、スペックはもちろん、どのような自転車なのかが詳細に分かるよに解説されています。
この点は、その他の競合自転車販売サイトなどと比べても圧倒的に便利ですし、自転車選びに迷った時には何を選べば良いのかをきちんと誘導してくれるので自転車に詳しく無い人に対して非常に親切です。
実店舗のサイクルショップだとあれこれとスタッフの方に質問することがあると思いますが、それに近い感覚で疑問に思った点はだいたい記載されているので、情報を見るとすぐに疑問が解決されるようになっています。
このあたりは、インターネット通販に特化しているだけあって、購入前の疑問をきっちりと解決してくれています。
豊富な支払い方法
支払い方法も豊富で、アマゾンのアカウントを使用できたり、クレジットカード(VISA / Master Card / JCB / Diners Club / American Express)はもちろん、コンビニ決済(セブンイレブン / ローソン / ファミリーマート / サークルK / サンクス / ミニストップ /デイリー)、それから銀行振込にも対応しています。
僕はユーザー登録をするのが面倒だったので、アマゾンアカウントを使用して支払いを済ませました。
防犯登録ができる
ネットで自転車を購入する際に、個人的に最も気掛かりだったのは防犯登録をしてくれるかどうかでした。
というのも数年前はネットで自転車を購入すると防犯登録がされないまま配送され、防犯登録をしたい場合は、自分自身が自転車屋さんに購入証明書とともに持ち込んで防犯登録をする必要があったのです。
ところが、自転車屋さんに持ち込んでも自分のお店で購入されていない自転車に関しては、防犯登録をするのを嫌がられたりするのです。
このあたりの事情はお店の対応が悪いわけではなく、持ち込まれた自転車が盗品の可能性もあるわけで、そのあたりの責任を負えないというような事情もあるようです。
警察で防犯登録が出来れば良いのにと思うのですが、警察では防犯登録は出来ないのですよね。
もちろん購入先の自転車屋さんは購入証明書を同梱してくれていたりするので、それと一緒に自転車を持ち込めば良いのですが、持ち込まれた側からすれば面倒な作業であることには変わりありませんし、購入した人にとっても二度手間になってしまいます。
幸い、最近はネットで購入するのと同時に防犯登録もしてくれるショップも増えたので、その心配もなくなってきています。
自転車通販サイマ(Cyma)でも防犯登録をした状態で出荷してくれます。
保障サービス
自転車通販サイマ(Cyma)で自転車を購入すると、防犯登録に+αで自転車保険や盗難保障などの保障サービスを付加することが出来ます。
年額5,000円程度で三年間の盗難保障や、示談交渉サービス付きの自転車保険に加入できるので、自転車保険に未加入の人は検討してみるのが良いと思います。
僕の場合は、ブリジストンの自転車自体に3年間の盗難保障が付いていることや、自動車保険や火災保険に付帯している「個人責任賠償保険」に加入していることから不要という判断で防犯登録のみで購入しました。
防犯登録のみの場合も、お店でパンクCAREと自転車ロードサービスが付帯するので、それだけでもお得な感じがすごくあります。
ちなみに、自転車通販サイマ(Cyma)のスタンダードパックで保障されている内容は、au損保が提供するBycleの簡易版的な保険のようです。
保険料はそれほど変わりませんが、Bylceの方が保障が厚いので、手間でなければau損保と契約した方がお得だと思われます。
自転車保険については下記の記事で総まとめにしてありますので、参考にしてください。
自転車通販Cymaサイマで出荷と配送と納品など
土曜日曜祝日は営業していない
自転車通販サイマ(Cyma)で購入すると、通常は3営業日程度で出荷されるようです。
組み立て整備までした上での出荷なので、それなりのスピード感だと思います。
例えば、自転車を実店舗で購入した場合も、即日受け渡しできるものは少なく、多くの場合は1週間後くらいの受け渡しになりますから、どちらかと言えば早いと言えるかもしれません。
ただし、留意しておかなければいけないのは、土曜日日曜日祝日などは営業していません。
なので、金曜日の午後以降に注文したりすると、出荷されるまでは5日ほど待つ必要があります。
僕の場合はお正月休み中の1月2日に注文した関係で、出荷が1月9日まで待つことになりました。
あまり待ちたくない人は、長期連休や週末の注文を外した方が良いでしょう。
配送は時間が掛かる
注文した自転車は、自転車通販サイマ(Cyma)の本拠地である名古屋から出荷されることになるようです。
日頃買い物をしているアマゾンなどの感覚で考えると、東京だと出荷されれば翌日には届くのですが、実際はもっと時間が掛かりました。
配送は大手ではない物流会社が担当しているようで、ヤマト運輸や佐川急便などの大手流通会社と比べると時間がかかるというのがその理由です。
ちなみに発送から納品までの経過は下記のような感じでした。
9日に配送業者Aに受け渡し
10日に配送出発
11日に配送業者Aから配送業者Bに受け渡し
12日動きなし
13日夕方 配送
週末にしか受け取りが出来なかったので、日程的には問題なかったですし、恐らくこれくらいのスケジュールが配送業者にも無理のない範囲だと思います。
裏を返せばヤマト運輸や佐川が超優秀過ぎるということなのでしょうね。
受け渡し時の製品説明などは特にありません
自転車が無事配送されてきて、自宅駐輪場まで運んでくれました。
伝票にサインすると「ありがとうございました(にっこり)」と元気よく挨拶してそのまま帰っていきました。
実店舗で購入する際にあるような、基本的な使用方法である、鍵の賭け方や空気の補填方法、電動アシストの使い方やバッテリーの充電方法、チャイルドシートの使い方や注意点などの説明は全くありませんでした。
もちろん、説明書に目を通せばそれらのことは全て書かれていますし、配送業者は自転車の配送を請けているだけで自転車屋さんではないので、その点はしょうがないとは思います。
自転車を覆っていたプチプチや段ボールなどの緩衝材もそのままで帰ってしまうので「えええ?行っちゃうの?」という感じでちょっと驚いてしまったのも事実です。
少し前に家具をネットで購入した際に配送してくれたのはヤマト運輸さんでしたが、緩衝材はもちろん、簡単な掃除までして帰ってくれたので、ついつい過剰に期待してしまったところもあります。
まぁ、家具などとは違って、自転車はその後またどこかに持って行くこともあるでしょうし、プレゼントなどであれば、緩衝材がそのままの方が都合が良い場合もあるので、ケース・バイ・ケースというところでしょう。
整備具合
届けられた時点ではバッテリーに充電されていなかったので充電する必要がありました。
軽く充電が終わって、いざ乗ろうと思うと、前カゴがハンドルと水平ではなく斜めに取り付けられていることに気がつきました。
新車ですからどこかにぶつけてとか倒してということは勿論なく、最初から斜めに取り付けられているのです。
極端に斜めになっているわけではないですが、運転中に常に目に見えるところで気になってしまいます。
また、タイヤには空気が十分に入れられていません。
ブリジストンの自転車には「空気ミハルくん」というパーツが付けられていて、空気圧が低くなると赤い部分が見えてきて空気を入れるタイミングを教えてくれるものがありますが、最初から赤い部分が見えている状態でした。
これらのことは自分でも調整出来る範囲のことなので大したことではありませんが、整備に不備があるとネットで購入した場合は、いつも以上に気になってしまうことかもしれません。
念の為、自転車通販サイマ(Cyma)に症状を伝えたところ「自転車本体を送り返してもらうか、近所の自転車屋さんに持ち込んで調整してもらった後に領収書を提示してもらえればその分は返金します」とのことでした。
わざわざ送り返すほどのことではなかったので、そのままにしておきましたが、サイマ(Cyma)としては、万が一大きなミスがあったとしても、このあたりの問題への対処もしっかりとしてくれるようなので、安心して購入できると思います。
自転車を購入する店舗の候補の一つとして有りだと思います
実際に自転車通販Cymaサイマで自転車を購入してみて良かった点、悪かった点など感じたことをまとめてみました。
総合的に見れば、不安や疑問は自転車通販サイマ(Cyma)だからというわけではなく、ネットで自転車を買うと必ず付いてくる不安や疑問もだと思います。
その点を自転車通販サイマ(Cyma)はしっかりとリサーチしていて「ネットで高額な商品を買う人の気持をよく理解した運営をしているなぁ」という印象です。
結果として、僕の中で数あるサイクルショップの選択肢が一つ増えた感じですね。
より細かく気の利いたサービスや、操作や使用方法に不安があり、直接相談したいような人は、ネットよりも実店舗で相談しながら購入した方が安心できると思います。
逆に、多くの自転車の中から自分にとってのベストを選びたい人や、なるべく安く購入したいような人は豊富な商品郡の中から選べるネットの方が良いのではと思います。
それぞれ一長一短がありますから、自分にとって何がベストなのかを考えながら利用するのが良いのでしょう。
ネットで自転車を買うメリットとデメリット
ネットで自転車を購入する際のメリットとデメリットをまとめると下記のような感じです。
ネットで自転車を買うメリット
● 価格を比較しやすい
● たくさんの種類から選べる
● 店舗独自のサービスに期待できる
ネットで自転車を買うデメリット(実店舗で買うメリット)
● 細かい相談ができない
● 操作や使用方法についての説明がない
● トラブル時の相談のハードルが高い
● 届くまでどんな状態か分からない