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ノーマルクランクとコンパクトクランクの違いとか

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ノーマルクランクとコンパクトクランクの違い

僕がクロスバイクのESCAPE Airのコンポーネントを純正品からShimano 105に交換する際に悩んだり迷ったりしたことの一つがクランクの選択でした。

クランクにはノーマルクランクとコンパクトクランクがあり、どちらのクランクを選択すれば良いのか解らなかったのです。

いろいろ調べているうちに「現在の主流はコンパクトクランク」という情報を見つけたのでコンパクトクランクに決定しようとした矢先に「コンパクトクランクは軟弱」という情報を見つけたりして、どっちにすれば良いのか迷いに迷いました。

さんざん悩んだ結果、標準のクランクなら失敗は無いだろうという判断のもとノーマルクランクを購入しました。

結果として個人的にはノーマルクランクの選択で後悔はないのですが、今一度ノーマルクランクやコンパクトクランクの違いについて調べてみることにしました。

ノーマルクランクとコンパクトクランクの区別

ノーマルクランクとコンパクトクランクの区別

ノーマルクランクとコンパクトクランクの違いは、PCD(Pitch Circle Diameter)と呼ばれる、ボトムブラケットを中心にしてチェーンリングを固定しているボルトが描く円の直径の長さで区別されるようで、シマノの場合はノーマルクランクは130mm、コンパクトクランクは110mmとなっています。※CampagnoloはノーマルクランクでPCDは135mm

PCD(Pitch Circle Diameter)
● ノーマルクランク 130mm
● コンパクトクランク 110mm

PCDの違いの他に歯数の違いがあります。
一般的には歯数の違いでノーマルクランクとコンパクトクランクを区別している場合が多いと思います。

ノーマルクランクに装着されているチェーンリングの歯数は52/39程度、コンパクトクランクの場合は50/34などになっていて、コンパクトクランクの方の歯数が小さくなっています。

52/39とか50/34というのはフロントの二枚のチェーンリングの歯数の組み合わせを表していて、52や50の方はアウターと呼ばれる外側の大きなチェーンリングの歯数、39や34はインナーと呼ばれる内側の小さなチェーンリングの歯数を表します。

歯数の違い
● ノーマルクランク 52/39程度
● コンパクトクランク 50/34程度

上記のようにノーマルクランクとコンパクトクランクはPCDと歯数から概ね判断できますが、シマノの製品などでは歯数が52/39のノーマル仕様にも関わらず、PCDが110mmでコンパクトクランクのサイズになっていたりすることもあるようです。

そんな関係もあってか、ノーマルクランクかコンパクトクランクかは主にインナー側の歯数で区別されるようです。インナーの歯数はノーマルクランクで39、コンパクトクランクは34が主流のようです。

ノーマルクランクとコンパクトクランクの歯数の違いによる走りの違い

ノーマルクランクとコンパクトクランクの歯数の違いによる走りの違い

フロントのチェーンリングの歯数が小さくなればなるほど軽いギアになります
ノーマルクランクの52/39とコンパクトクランクの50/34を比較すると、歯数の小さなコンパクトクランクの方がギアが軽いため、坂道を上る際に有利になるということになります。

つまり、同じギア数のスプロケットを使用している場合でも、ノーマルクランクとコンパクトクランクとでは負荷が違ってくるわけです。

例えば、脚力がある人は重いギアのまま坂道を上れますが、脚力の無い人は軽いギアを使用しないと登れません。そこでパワー不足をカバーするためにコンパクトクランクを使用することで、楽をして坂道を走れるようになります

そうするとノーマルクランクでも平気で坂道を上れるような剛脚な人からすれば、コンパクトクランクを使用するような人は軟弱という評価になってしまうようです。

やたらと歯数にこだわりを持っている人も多いようですが、実際問題で自転車は我慢比べではありません、せっかく多段のロードバイクやクロスバイクに乗っているのであれば、自分の筋力や体力、走行するコースなどに合わせて最適な負荷に調整した組み合わせで乗るが良いかと思います。

ちなみにリア側のギアであるスプロケットの歯数は、フロントのチェーンリングとは逆に、歯数が大きければ大きいほど軽いギアになります。スプロケットに組まれた一番大きなギアの歯数が28T以上になると非常に軽いギアを揶揄して乙女ギアなどと呼ばれたりもするようです。

コンパクトクランクってどうなの?

シマノ 105 FC-5750 コンパクトランクセット(50-34T) ブラック/165mm
クランクを選ぶにあたって、コンパクトクランクが軟弱扱いされると聞くと、本格的なロードバイク乗りから舐められてしまうのではないか?などと不安を抱く人もいるかもしれません。

でも安心してください。プロの選手でも上り(のぼり)がメインのコースなどではコンパクトクランクを使用するのは当たり前ですし、スプロケットに28Tを使用してフロントをノーマルクランクにするくらいであれば、フロントをコンパクトクランクにして25Tまでのスプロケットにした方がシフトチェンジの性能等を考えた場合に良いなどの考え方もありますから、坂道に自身が無いような人は迷わずコンパクトクランクを選択するのが良いでしょう。

考え方を変えれば、ノーマルクランクのアウターを使用してリア11Tなんて素人では絶対に踏めないような重いギアを装備していてる方がよっぽど無駄なわけで、そちらの方がカッコ悪いなどと考えることだってできると思うのです。

繰り返しますが、人それぞれ体力も脚力も違います。それぞれに最適な負荷になるように適した道具を選択するのが一番良いのです。

どのタイプのクランクを選ぶかは自分次第

どのタイプのクランクを選ぶかは自分次第

かく言う僕の愛車であるクロスバイクのESCAPE Airのクランクはシマノ 105(5700系)のノーマルクランク52/39を使用しています。スプロケットは11-23Tという組み合わせで、コンパクトクランクが軟弱というような目線で考えると、かなり硬派な組み合わせかと思います。

いわゆるアウタートップでケイデンスが90rpmで踏めたとすれば最高速度53.5km/hなんてことになりますが、どう足掻いても無理で絶対に踏めません。

この硬派なギア構成も全く活用し切れていないので、無駄の一言で片付けられる構成ですが、僕の自転車の用途としては、街乗り程度にしか乗りませんし、重いギアをあえて踏んでいる俺ってカッコいい!という自己満足を優先しているため、これはこれで間違った選択ではないと思っています。

ロードバイクに乗ることをストイックなスポーツとして捉えていて、レースで上位入賞を目指すような人であれば、ノーマルクランクかコンパクトクランクかの選択で頭を悩ますというのは有意義なのでしょうが、僕のように自転車のメインの使用目的が街乗りレベルで、走りに関しても特にこだわりが無ければ「ノーマルクランクでもコンパクトクランクでもどちらでも好きなようにすれば?」というのが正しい答えなんじゃないかなと思います。

ノーマルクランクとコンパクトクランクのまとめ

ノーマルクランクとコンパクトクランクの要点をまとめると下記のようになるかと思います。

● ノーマルクランクかコンパクトクランクの違いはPCDによって決まる。
● ノーマルクランクのPCDは130mm、コンパクトクランクは110mmが主流。
コンパクトクランクの方が重量は軽くなる
● コンパクトクランクにすると全体的にギアが軽くなるので坂道で有利になる
自分の体力や筋力、走行するコースなどを考慮して選ぶ
街乗りレベルだと好きな方を選べば良い
● セミコンパクトと呼ばれるノーマルクランクとコンパクトクランクの中間のクランクもある

要するに、坂道で楽に走りたい、高ケイデンスで走りたい人はコンパクトクランクがおすすめですし、体力に自信ありで平地メイン、スピード命な人はノーマルクランクを選択すれば良いかと思います。

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