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激安の自転車用ライトは買って良い?

自転車用品は、一般的な製品に比べて値段の高いものが多く、一通り揃えるのには、それなりの出費が嵩みます。

一昔前は、他に選択肢もなかったので、高いのを我慢して購入する必要がありましたが、今はAmazonあたりで探すと、格安な中国製品も多く見つかるので、出費を抑えられて助けられることも多いです。

しかしながら「安かろう悪かろう」で、あまりに安い製品や、聞いたことのないメーカーの製品は「本当に大丈夫なのだろうか?」という不安があったりもします。

「自転車用ライト」もそんな製品の一つですが、有名メーカーの製品と比べると、非常に価格差が大きい製品でもあります。

「本当にこんな価格で大丈夫なのか?」と思うことも有るので、激安な自転車用ライトについて、個人的な考えをまとめてみたいと思います。

激安な自転車ライトは買って良いのか?

自転車用ライト

自転車用ライトの定番メーカー

自転車用のライトを製造している有名なメーカーは、実はあまり多くありません。

国内に流通している主なメーカーはだいたい下記のメーカーになると思います。

● キャットアイ
● レザイン
● ノグ

バッテリー式のライトになって以降は、ライトの開発自体にそれほど高い技術が必要ないせいか、デザインの違いはあっても、明るさなどの性能に関しては、どのメーカーも価格を含めて、それほど差が無いというのが実際のところかと思います。



同様の性能でありながら激安な中国製自転車ライト

上記の有名メーカーが自転車のライトに関しては圧倒的に知名度が高いと思われるので、製品的にはとても安心できるというのが個人的な感想ではあります。

しかし、街なかや郊外で使用するのに十分な明るさと思える1,000ルーメン程度のライトになると、10,000円程度の価格になり、買うのには勇気が必要な金額になってきます。

そんな中で気になるのが、有名メーカーのライトと性能が同程度でありながら、価格は1/5程度で販売されている中国製の無名メーカーのライトです。

最初はその値段から考えて「どうせ安っぽくておもちゃみたいなライトだろう」と思っていたのですが、あまりの安さに興味を持ち、試しに購入してみると、それなりにちゃんとした製品が届いたりして、驚かされます。

2017年頃から中国製品の品質が向上した

私の記憶では2017年あたりから、中国製品の品質が急激に向上した感じがあります。

それ以前の激安な中国製のイメージと言えば、粗雑で安っぽく、不良品も多かったので、安物買いの銭失いを地でいくような酷いものがほとんどだったのですが、2017年あたりから、見た目の印象として大切なパッケージはもちろん、製品自体も質の良いものが増え、メーカー品との差がほとんどなくなったように感じるようになりました。

ライトの性能が向上してメーカー品との差がなくなった

最近の自転車ライトの主流はバッテリー式です。

そしてライトはLEDがほとんどのライトで採用されています。

バッテリーもLEDライトも数年前と比べると驚くくらいに性能が向上しているので、小型軽量化や大容量化が進み、どんどん明るくなっています。

ほんの数年前までは300ルーメン程度だった明るさも、今では1000ルーメンを超えるような、かなり明るいライトも珍しくなくなってきました。

明るさ的には1000ルーメンもあれば、街なかや、郊外で使用するのには十分度言える明るさです。

それ以上になると、逆に明るすぎて、対向車や歩行者に対して迷惑な光害になりかねない明るさですから、無駄な明るさになるため、今後はバッテリーの容量が重要視され、小さなバッテリーで長時間持続するようなモライトがどんどん出てくるのではと思います。

実際問題で、長時間の使用に耐え得るような、大容量のライトも見かけるようになりました。

以前はこのような高性能なライトは大手メーカーの製品しか見かけなかったのですが、今では安い中国製のライトであっても、遜色のない性能のライトが当たり前になっています。

こうなってくると、有名メーカーのライトは割高感が出てきてしまい、デザイン以外の理由でわざわざ高いライトを選ぶ理由が見つからなくなります。

中国製ライトの性能は信用できない

中国の業者が取り扱う製品で信用できないのは性能です。

同じ工場で製造しているだろうと思われる、どう見ても同じ製品でメーカー名だけ違うOEM製品のようなライトがAmazonなどでは沢山見つかります。

全く同じ製品と思われるので、性能も同じと思うのですが、その一つ一つを比較してみると、明るさなどの性能が微妙に違っていたりします。

例えば、アマゾンで販売されていた、あるライトを比較すると、見た目やデザインは全く同じなのに、明るさが1200ルーメンのものあれば、700ルーメンのものもあります。

そしてレビューに目を通すと「1200ルーメンは無いと思います」などと明るさを疑問に思うコメントが書かれていたりするのです。

実は僕自身も、そのライトと同じデザインのライトを購入したことがあるのですが、1000ルーメンなどと書かれていても、他のライトと比較して明るさを考えると、500〜700ルーメンくらいじゃないかなと感じています。

また、私自身が、中国と関わるビジネスに関わっていたりする経験からも、中国の激安製品に表示されている性能は信用しないというのは、常識的なレベルでもあります。

実際問題で、中国のアリババなどで売られている製品を見比べると、どう見ても同じ製品が性能違いで山ほど出品されていたりする訳です。

おそらく、仕入元の製造業者は同じなのですが、そこから仕入れる業者が性能を適当に変更して販売してしまうというようなことをやっているのではないかと思われます。

そういうものだと割り切れば十分すぎる性能

バッテリー容量や、明るさなど、実際に計測するのが難しい部分の性能に関しては、あまり信用できない部分が多いですね。

とは言え。1000ルーメンが700ルーメンになったとしても、明るさ的には十分でしょうし、15時間のバッテリーが12時間しか持たなくても、困る人もそれほど多くはないでしょう。

中国製品を買う時は、話半分とまでは言わなくても、7割くらいの性能だろうなと思って割り切れば、選択肢としては十分良いものが手に入れられると思います。

中国製ライトの特徴

● スペックは信用できない
● 初期不良も多い
● 台座などのデザインが酷い

激安な自転車ライトは買って良いのか?のまとめ

激安な自転車ライトは買って良いのか?のまとめになりますが、個人的には「買って良い」と思っています。

デザイン的には有名メーカーの製品の方が断然格好良いというのはありますが、所詮は道具ですから、そこまでの価値があるかというところもあります。

性能についても嘘偽りがあるのでは?と疑問に思う部分もありますが、こちらについても性能的にはもう十分と言えるくらいの性能があるので、多少誤魔化していたとしても、使用できないレベルのものではないので、恐らく問題にはならないでしょう。

そして一昔前のように、粗悪品や不良品がほとんどなくなったというのも大きいですし、不良品に当たったとしても交換してもらえることが殆どです。

仮に保証が効かずに壊れても、消耗品と割り切れるくらいの価格ですからね。

実際問題で、僕自身、有名メーカーのライトを買って満足して使用していましたが、試して買った中国製ライトの性能が良くて、結局安い中国製ライトの方ばかりを使うようになりましたからね。

もう、よほどメーカーに対しての愛着があるとかでない限りは、安いライトで十分と言えるでしょう。

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