クロスバイクやロードバイクのカスタムと自転車情報

ESCAPE Airと自転車ライフ

コラム・ステム ハンドル周り 自転車メンテ・改造

ステム沼 何度目かのステム交換でポジション調整

更新日:

ステム沼 何度目かのステム交換

クロスバイクやロードバイクに快適に乗るためにはポジション調整は非常に重要です。
しかし最適なポジションは人それぞれで、体型や乗り方、用途などで様々に変わるため突き詰めようと思うとなかなか簡単に答えが出ない世界でもあります。

そんなわけで、スポーツバイクにはポジションに関係する沼があります。お尻との相性のあるサドル沼が有名な沼の一つですが、もう一つ忘れてはいけない沼がステム沼になります。

ステム沼

素人目にはあまり重要そうでないパーツに思えるステムですが、ポジション調整には非常に重要なパーツです。その証拠に長さや角度が違う様々なステムが存在しています。

ロードバイクやクロスバイクで一般的なステムを考える際には長さと角度がポイントになります。

角度は73°(-17°)か84°(-6°)のものが主流で長さに関してはロードバイクとクロスバイクでは少し異なると思いますが、吊るしで販売されているようなモデルであれば、100mm〜110mm程度のステムが取り付けられていることが多いでしょう。

ステムの角度なのについての詳しい情報は今回のテーマとは異なるので端折りますが、下記の記事で詳しく解説していますので興味のあるかたは参考にしてください。

参考 → ステムの角度(アングル)って何度が良いの?

10mm違いでも違いが大きいのがステム

一般的に販売されているステムのサイズは60mmあたりかりから140mmあたりまでで、いずれも10mm刻みでサイズ展開されています。

何故にそんなに細かくサイズが刻まれているのかの理由は、わずか10mm違いでもポジションには大きな影響を与えるというわけで、細かな調整が必要だからこそなのです。

実際問題で、過去に僕自身がステムを交換した例を挙げると、110mmから130mmに交換してしっくり来なかったので120mmにしてみると、すごく調子が良かったなんてことがあるわけで、微調整をすればするほどより最適なポジションに近づけることができます。

ステムのが長さが変わるとどうなる?

ステムが長くなれば、ハンドルの位置が遠くなりますし、ステムが短くなればハンドルが近づきます。

なのでポジションが窮屈であればステムを長くするなどして調整をするわけですが、ステムの長さはハンドル操作にも影響を与えるので、そのあたりも考慮して変更する必要があります。

ステムの長さ

ステムの長さが変わるとタイヤの角度(操作感)にも影響を与えます。

上記の図を参照していただけると理解しやすいと思いますが、同じ角度だけタイヤを回転させようと思うと、長いステムの方がより大きくハンドルを動かす必要があります。

逆に言えば、ステムが長いと多少ハンドルがふらついても、タイヤのブレが少なくなるので安定しやすくなります。ステムが短くなればハンドルの動きがダイレクトにタイヤに影響を与えるようになるのでふらつきやすくなるのです。(クイックになる。)

ある程度は「慣れ」で吸収できる問題ではありますが、ステムを短くしたりすると「バランスが取りづらい」と感じたりするはずです。

そんなこともあり、わずか10mmでも長さが違うと乗り心地や操作感への影響が大きいので、必然的に微調整が必要になり、沼化しやすいというわけです。

実際問題で僕自身、今まで購入したパーツの中ではステムが一番多く、いままでで何本ものステムを購入してきました。

そんなわけで、今回もまた調整のためにステムを交換することになりました。

ステム交換

交換前のステム

現状のステム

まずは現状のステムです。

クロスバイクをブルホーン化した後から「ハンドルが遠い」と感じ続けていたため、130mm → 110mm → 100mm → 80mmという感じでステムを変更してきました、まだしっくりと来ない感じだったので、思い切って最短のステムに変えてみた結果がこれです。

使用しているのはTIOGAの35mmのステムで、Amazonで見つけられた中では最短のステムでした。

TIOGAのステム

35mmだと胴体の部分がほとんどなく、上記の写真のような見た目になり、文字通りの寸詰まりな見た目で違和感は拭えません。

また、上にも記したように、ステムが短くなることでハンドルの動きがダイレクトにタイヤの動きになってしまうため、漕ぎ出し時は否が応でもふらついてしまいますし、走行中も安定させるために無駄な力が入ってしまうような状態になってしまいました。

ステムを短くしたことでハンドルまでの距離が遠いと感じていた問題だけは解決されましたが、もう少し突き止めたいなと感じていました。

新しいステムを購入 60mm

新しいステムを購入 60mm

新しく購入したのがこのステム。

ステムのメーカーはハンドルとシートポストのメーカーと揃えるのが理想なの今現在使用しているハンドルとシートポストと同じProfileDesign(プロファイルデザイン)の中から最短の60mmのステムを選択しました。

現在取り付けているステムよりも25mm長くなる感じですが、一般的なメーカーが販売しているクロスバイクやロードバイク用のステムとしては60mmのステムは最短の部類になるかと思います。

プロファイルデザインステム

60mmにもなれば、短いステムと言ってもそれなりに胴体の部分も長くなり、見た目的な問題は解消されそうです。

現行のステムの取り外し

現行のステムの取り外

ステム交換のために、まずは現在取り付けているステムを取り外します。

ハンドルをステムから外す

ハンドルを取り付けている部分の4つのボルトを外すとステムからハンドルが取り外せます。

コラムヘッド

次にコラムのヘッドキャップを外します。

僕のクロスバイクには今現在、上記の写真のようなシルバーのヘッドキャップが使用されています。このステムキャップはチタン製です。

チタン製と言えば軽量化目的のようにも思えると思いますが、ヘッドキャップをチタン製にしたところで軽量化はできません。却って重くなるのではないかと思います。

では、何故わざわざチタン製のヘッドキャップにしているかですが、ヘッドキャップはボルト部分に水が溜まったりして知らず知らずのうちに錆びてしまったりするので、錆防止と、アクセント的な効果を狙ってチタン製のヘッドキャップを使用しています。

写真では伝わりづらいですが、アルミ製とは違ってなんとなくの高級感もあるので気に入っているパーツの一つです。

ステムを外す

コラムに取り付けてある側のステムのボルト(2本)も緩めて、コラムからステムを取り外します。

土埃などで汚れていると思うので、綺麗にしてあげましょう。

新旧ステムの比較

新旧ステムの比較

取り外した古いステムとこれから取り付ける新しいステムです。
数字の上ではわずか25mmの差ですが、こうして並べてみるとかなり違うのが判りますね。

新しいステムを取り付ける

ステムをグリスアップ

それでは早速新しいステムを取り付けます。
コラムが汚れているので綺麗にしてからグリスを塗ります。

取り付けた時と全く逆の手順で作業をおこないます。

ステムの取り付け

まずはコラムにステムをセットして、コラムキャップを取り付けます。
この時にきちんとステムがセットされているかガタが無いかどうかと、タイヤの向きを確認してステムを固定します。

ステムに残ったシールの糊を剥がす

余談ですが、ステムには作業者に向けた注意書きがされたシールが貼られていました。そのシールを剥がすとステムに糊が残った状態になってしまっていたので、その糊が気になりました。

糊が古くなって固着していたので、糊を取ろうとしてもなかなか取れません。

WAKOのパーツクリーナー

そんな時に便利なのがパーツクリーナーです。

その名の通りパーツを綺麗にするためのケミカルで、油汚れなどを落とす際などで必須になる自転車メンテナンス用品の一つです。

パーツクリーナーを吹きかけると、こびりついて取れなかったシールの糊が嘘のように綺麗に取れます。

ただし、パーツクリーナーは浸透力が高いので、家具など木製のものに使用するとシミになる可能性が非常に高いので、自転車のパーツなど金属製品にだけ使用するようにしましょう。

ちなみに使用したのはWAKOのパーツクリーナーです。

ステムにハンドルを取り付ける

ステム

ステムにハンドルを取り付けます。
ステムの取り付け位置と角度に注意しましょう。

ステムの取り付け位置はハンドルのセンター位置が中心になるようにセットしましょう。

ハンドルの取付け角度に決まりはないので、ザックリと基本となる角度を決めて、持ちやすいような角度になるように微調整をするのが良いでしょう。

ステムのボルトは対角締めする

ステムのボルトの締め方

基本的なステムの取り付け方の注意点としてボルトの締め方になります。一つのボルトを一気に締めるのではなく、ある程度締めたら対角にあるボルトを締めるという感じで順繰りに締め上げていきます。

いわゆる「対角締め」と呼ばれる方法ですが、一つだけを一気に締めても、他のボルトを締めると最初に締めたボルトが緩くなってしまうのですが、対角締めをすることでボルトの締め具合にムラが出るのを防ぐ効果があります。

ステムの交換完了

ステムの交換完了

無事にステムの交換が終了しました。

15分程度で終了する作業ですが、ブレーキワイヤーやシフトレバーなどにも影響が出る部分でもあるので、ステムを交換した後には必ずシフトチェンジやブレーキングのテストをして支障が無いかを確認しましょう。

微調整でも調整が利かないくらいの支障が出た場合は、ワイヤーを張り替えるなどの作業も必要になり、少々手間の必要な作業になってしまうことも留意しておいたほうが良いかもしれません。

少し程度のステムの長さの変更であれば影響はそれほど大きくないと思いますが、ステムの長さが大きく変わる場合には注意が必要です。

ステム交換まとめ

ステムの交換完了

ステムが伸びてハンドルが少し遠くなった分はサドルを少し前に出して調整するなどして、早速、サイクリングに出てみました。

クイック過ぎたハンドルの問題も緩和されて安定した漕ぎ出しになりましたし、ハンドル位置もかなり具合が良くなったように感じました。

本当に良いかどうかを判断するにはもう少し長い距離を乗ってみる必要があるとは思いますが、雑感としてはようやくステム沼から出られたかなという感じです。

PB SWISS TOOLSのレインボーレンチセット

ちなみに、作業に使用したカラフルな六角レンチはPB SWISS TOOLSのレインボーレンチセットです。

PB SWISS TOOLSは制度の高い工具メーカーとして有名で、価格は少々高いですが、実際に使用してみると非常に扱いやすい六角レンチですし、サイズによって色分けされているので選択間違いが少なくなってストレスフリーでおすすめです。

関連記事

クロスバイクのハンドル周りグリップやステムの改造カスタマイズに関する記事は下記にまとめていますので興味のある方は参考にしてみてください。

-コラム・ステム, ハンドル周り, 自転車メンテ・改造

Copyright© ESCAPE Airと自転車ライフ , 2020 All Rights Reserved.