ロードバイクやクロスバイクに乗り始める理由は人それぞれ。
「カッコ良かったから」とか「流行ってるから」とか、理由はいろいろあるかと思います。
例えば、僕のように、運動不足解消やダイエットが目的でスポーツサイクルに興味を持ち、ハマってしまう人もきっと多いのではないかと思います。
楽しく身体を動かせる手段として、ロードバイクやクロスバイクは最適だと思いますし、個人的には、自転車は「運動不足とダイエットの問題を一気に解決できる最高の手段」だと思っています。
さて、ダイエットと言えば「体重」ですが、同じ体重でも脂肪でブヨブヨの人もいれば、筋骨隆々な人もいます。
体重だけを指標にしていると、実質は全く違うのに評価は同じになってしまうという欠点があります。
そこで、近年健康的な身体作りの指標としてよく出て来る数値が体脂肪率やBMIで、自分の身体の状態を正しく判断するための指標としてよく利用されています。
プロ選手や一般人の体脂肪率
世界最大の自転車レースであるツールドフランスで走るプロ選手は、一日に7000キロカロリーも消費するというのは有名なおはなしです。
これだけカロリーを消費しているのですから、どんなに食べてもブヨブヨになるわけはなく、選手はかなり絞り込まれた身体をしています。
逆に言えば、これだけのカロリーを消費しつつも走り続けられる体力は驚異的なわけで、世界のトップレベルのプロともなると一般人とは次元が違います。
そんな彼らですから、体脂肪率10%切っているのが普通で、プロアスリートの中でも自転車競技をしている方々は体脂肪率は特に低めなようです。
僕の身の回りにも体脂肪率が10%を切っている人が数人居ますが、みなさんブヨブヨする部分が皆無というくらいに無駄な贅肉がありません。いや、必要な贅肉さえ無いのではと思われるくらいに締まった身体をしています。
ちなみに、肥満判定するためによく使われるLohman(1986)および長嶺(1972)だと、成人男性で10.0%~19.9%、女性の場合で20.0%~29.9%が標準的な脂肪率の数値となるようです。
10%以下はさすがにとんでもない数字なので、自転車でダイエットを企んでいる人は、まずはこのあたりの指標を目標にして努力してみるのが良いのかもしれません。
体脂肪率の目安
● 成人男性 10.0%~19.9%
● 成人女性 20.0%~29.9%
健康診断とダイエット
健康診断が近づくと意識するダイエット
日頃、身体の様子に無頓着な人でも、健康診断の時期には体重や脂肪率などの数値を気にするのではないでしょうか。
僕なんかは、あまりに健康だったので、健康診断を楽しみにしていたくらいでしたが、バリウムを飲まなければいけない年齢(35歳)を過ぎたあたりから雲行きが少ずつ怪しくなり、近頃はアラフォーというお年頃のせいもあり、検査結果にA判定以外もチラホラ見られるようになりました。
そんなわけで、なるべく良い結果になるようにと、健康診断の時期が近づくと身体を絞るために運動量を増やし、来るべき健康診断に向けてベストな体重に調整するのが毎年の好例行事となっています。
そんな時に自転車の存在は大きく、日頃の運動不足の解消やダイエットに非常に役立ってくれているというわけです。
しっかりと絞り込んだ状態で健康診断を受け、問診の際には胸を張って「運動ですか?バッチリです!だって毎日自転車に乗ってますから!」と力強く答える爽快感。
ところが・・・今年は少し事情が違いまして、明日健康診断だというのに、全く絞り込めていないのです。
食べ続ける毎日で太ってしまいました
実は今年、いつもの年よりもかなり食べました。
理由はハッキリしていて「子供達の食べ残しを勿体ないから食べてしまう」のです。
子供の食べ残しの後処理をしていると太るというのは、世の中のお母さんたちの太ると原因としてよく言われることでもありますが、我が家の場合は父である私がその役割を担っていて、残飯処理でいつも食べ過ぎてしまうのです。
自分の分を食べて満足しているにも関わらず、子供達の残した分を食べて、苦しいほど満腹になってしまうようなことが頻繁にあります。
食べなければ良いのですが「勿体ない」と思うのは性分なのでどうしようもなく、去年の秋頃から現在にかけて慢性的な食べ過ぎ状態が続いております。
苦しいほど満腹になるような食べ方を繰り返していると、どんどん胃袋も大きくなってしまい、普段の食事の量も多くなります。
そのせいで、食べても食べても食べ足りず、何か食べていないと口寂しいというちょっとヤバい状態。
「いかん、このままではデブになってしまう」と思いながらも、悪循環からなかなか抜け出せないままズルズルときてしまいました。
過去最大に近づいた体重
そんなわけで、健康診断を目前にして、体重を意識するようになり、久しぶりに体重計に乗ってビックリ!
身長175cmに対して体重74.9kg。
過去最高ではないものの、それに近いくらいの太りっぷりです。
最近なんだか身体が重いなぁと感じていたのも頷けます。
ちなみに、秋くらいまでは絞り込んだ生活をしていたため体重は69kgくらいでしたから、9ヶ月ほどでおよそ6kg近くも太ってしまったことになります。
6kgと言えば「最新のカーボンフレームのハイエンドロードバイク一台分」と思うとショックです。
その他の指標
その他の指標も軒並み悪化していたのでメモ的に掲載しておきます。
以下、オムロンの体重計で計測出来る、身体の状態を示す指標の結果です。
体脂肪率
全体重における、脂肪の重さの割合を表したものになります。
28.3・・・
思わず二度見してしまうほど。
もともとそれほど低くはなく22-24くらいではあったんですけど、こんな数値はかつて見た事がありません。
体脂肪率29%と言えば一般的な成人女性と同じレベルの体脂肪率です。
裏を返せば、僕の現在の身体は成人女性と同じ・・・ムヒョヒョ。
などと喜んでいる場合ではなく、身体の約1/3が脂肪と思うと、僕のお肉はすっごい脂身ということになります。
きっと焼肉にすると燃えてしまう霜降りレベルなのでしょう。
流石に測り間違いだろうと、三度ほど計測しましたが、全て似たような数値でした。
BMI
BMIとはBody Mass Indexの略で肥満度を判定する国際的な基準です。
BMIは29.3(目標値:22)
内脂肪脂肪レベル
ご存知メタボリックシンドロームの元凶とも言われる内臓周りに付く脂肪のレベル。
内脂肪脂肪レベルは14(目標値:9)
最も気にしないといけないのはこの数値かもしれません。
糖尿病をはじめとする生活習慣病との関わりも大きい数値だそうで・・・。
骨格筋率
いわゆる筋肉の量で、筋肉が増えれば代謝もよくなり太りにくい体質になるのと、力がみなぎっているわけですからより活発的になれて、なおさら太りづらくなるというもの。
骨格筋率は32.7%(目標値:36%)
しばらく筋トレをサボっていたら、すっかり弛んだ身体になってしまったようです。若い頃はそんなこともなかったんですけど、加齢とともに明らかに筋力が低下するのが早くなった気がします。
基礎代謝
生きてるだけで消費するエネルギー量です。
基礎代謝は1671 kcal
高いと太りづらいようで、この数値が平均より高いため、少しだけ助けられているのかもしれません。
身体年齢
基礎代謝をもとに算出した体の年齢でオムロン独自の指標。
身体年齢は45(実年齢:41)
測定した体組成データをもとに総合判定しているそうです。
自転車にコンスタントに乗れば必ず痩せる
自転車にコンスタントに乗れば必ず痩せます。
これはもう過去にも何度も経験してきたことなので、断言できます。
なので、しっかりと自転車に乗って付いてしまった脂肪を落としてみようと思います。
頑張れ俺!
頑張るぞ俺!
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