アマゾンで安いコンプレッションウェアを買いました。
コンプレッションウェアと言えば、アンダーアーマーやCW-Xなんかが有名です。
いかにもスポーツウェアっぽくて好きなんですが、特にコンプレッションウェアに効果などを期待するようなプロフェッショナルな使い方はしないので、アマゾンで安く販売されているもので良いかなと思い、試しに購入してみたのでした。
というのも、僕の場合はトレーニング目的ではなく、自転車に乗る時と公園で子供と遊ぶ際に何か着られるものが必要だと、常々思っていたのです。
普通のカジュアルな服装だと、自転車に乗る時はもちろん、子供と運動するのにもあまり適してないんですよね。
そんなわけで、身体を動かしやすいコンプレッションウェアが欲しい、でもあまり本格的なやつは必要ないってことで、適当に安く済ませたというところです。
コンプレッションウェアと自転車
コンプレッションウェアとサイクルジャージはなんとなく似ています。
もちろん同じモノではないですが、身体にフィットしてピチピチとした感じや、伸縮しやすく身体を動かしやすい点、汗をかいても乾きやすい生地など、共通点は多いです。
どちらもスポーツ用途のウェアですから、当然と言えば当然ですが、コンプレッションウェアが流行り始めたあたりから、なんとなく「似てるなぁ」という思いがありました。
実際調べてみると、自転車用途向けのコンプレッションウェアもあったりするようですし、サイクルショップなどでも取り扱っていたりするので、ロードバイクやクロスバイクとコンプレッションウェアというのは、それほど見当違いなモノではなさそうです。
自転車用にサイクルジャージではなくコンプレッションウェアを選んだ理由
サイクルジャージは自転車に乗っている時専用のウェア
自転車用のウェアとしてサイクルジャージではなく、コンプレッションウェアを選択したのにはいくつか理由があります。
ロードバイクやクロスバイクに乗るときにも使えればという考えもあってのことですが、基本的には、最近購入したママチャリに乗って、子供と公園に出かけたりする際に着られれば良いかなというところでコンプレッションウェアを選択しました。
子供と公園に行くと、やっぱり体を動かしますから、スポーツウェアの方が何かと快適なんですよね。
しかし、同じ運動目的でもサイクルジャージとコンプレッションウェアとは大きく異なります。
サイクルジャージはピチピチですし、お尻にパッドが入っていたりします。
日頃からロードバイクに乗るような人からすれば、何の違和感もない格好ですが、自転車に興味のない人からすれば、オムツを履いた上から全身タイツを着た変態ファッションにしか見えません。
自転車に乗っている時にはそれで問題ないのですが、自転車から降りてしまうと、たちまち場違いな格好になってしまうというのは否めないところです。
そもそも、ママチャリにサイクルジャージはかなり変態的です。
サイクルジャージは「自転車に乗っている時専用のウェア」なので、水着で公園に居ると違和感があるように、サイクルジャージで公園に居てもなんだか変わった人と見られてしまいます。
要するに、サイクルジャージは自転車から降りて行動することを考えると、非常に都合の悪いウェアなのです。
コンプレッションウェアはグラウンドでも自転車でも使えるウェア
子供が大きくなり、遊び盛りになってくると、公園での滞在時間も長くなります。
キャッチボールやサッカーなどの遊びも出来るようになると、お父さんも子供と一緒に遊んだりすることも多くなります。
そんなわけで、子守の時間を運動の時間に充てて「日頃の運動不足も解消できたら良いんじゃないかな」なんてことを考えるようになります。
そう思うと、やっぱり子供と公園に行く時には運動できる服装の方が良いわけで、日頃は運動をしないお父さんでも、ジャージ的なスポーツウェアが必要になります。
自転車以外の運動をしない僕の場合も、フィールドで運動するようなウェアを持っていなかったので、スポーツウェアの購入を考える必要が出てきたというわけです。
素直にジャージでも良いわけですが、そこはサイクリストの端くれなので、どうせスポーツウェアを購入するのであれば、グラウンドで運動するだけでなく、自転車でも着られるようなものがあれば良いなぁと考えました。
そこで候補に挙がったのがコンプレッションウェアなのです。
コンプレッションウェアは自転車にも適している
最近はランニングやジムなどでトレーニングする人も、コンプレッションウェアを着ていたりすることから「コンプレッションウェアを着ている人=スポーツをする人」というイメージが出来上がっています。
コンプレッションウェアも、サイクルジャージのようにピチピチになるのは同じですが、コンプレッションウェアを着用する際にはタイツ(レギンス)の上には短パンを履くのが一般的なので、サイクルジャージのように「大切な部分」が強調されたりはしません。
なので、全身ピチピチでもコンプレッションウェアなら、コンビニなどに立ち寄ってもサイクルジャージのように場違いになってしまうこともありません。
クロスバイクやロードバイクに乗っていて、ピチピチに抵抗がある人などは、サイクルジャージの上から短パンを着用したりもするので、タイツと短パンは自転車との相性もなかなか良いのです。
僕自身もクロスバイクに乗る際にはピチピチは避けたいので、日頃はスラックスタイプのサイクルパンツを履いています。
スラックスタイプであれば、自転車から降りてもジャージ的な感じでそれほど違和感も無いのが理由です。
しかしながら、サイクルパンツで公園遊びが出来るかと言えば、あまりお勧めできません。
運動してみたこともありますが、動きやすさなどは普通のジャージやトレーニングウェアと比べると良くないです。
サイクルパンツはあくまで自転車用にデザインされたウェアなのだと思います。
一方、タイツに短パンのスタイルは公園遊びでも自転車でもどちらでも適したスタイルになるので適応範囲が広いのです。
アマゾンで激安なコンプレッションウェアを購入
激安なコンプレッションウェアはとにかく安い
そんなわけでコンプレッションウェアを購入しました。
この手の製品はアマゾンで探すと中国の業者が沢山出品していて激安価格で購入できます。
例えば、有名メーカーのコンプレッションウェアを購入すると、シャツだけで3,000円〜4,000円するものもザラですが、激安なコンプレッションウェアだと、シャツ、タイツ、短パンなどが揃って2,000円〜4,000円くらいで購入できるのです。
もちろん機能や性能的なところを考えれば、有名メーカーの製品の方が絶対的に良いと思いますが、その辺りにこだわらなければ、満足できる品質なんじゃないかと思うのです。
例えば、上記の写真は4点セットですが、インナーシャツ、タイツ、ハーフパンツ、パーカージャケットが付いて3,500円程度でしたから、有名メーカーの製品の1/4程度以下の価格で購入できました。
僕なんかはこの手のウェアは消耗品だと考えているので、性能へのこだわりがほとんどありません。
もちろん良いものは良いものなりに効果があるとは思いますが、僕自信がそんなに高い次元でスポーツをしていないというのもあります。
なので、基本的にこだわりがないんですね。
あと、有名ブランドのようにデカデカとロゴが入ったウェアがあまり好きではないので、ほとんど真っ黒な、激安中華製コンプレッションウェアの方がデザイン的に好みだったりするのです。
激安なコンプレッションウェアの性能と品質
激安な中国製品なので、いくら安くても性能面や品質が気になると思います。
僕ももちろん粗悪品は嫌なので一応気にしたりはします。
タイツを履いてみたところ、ちゃんと太ももやふくらはぎ辺りが締め付けられますが、足首などは余裕のある感じがあり、コンプレッションウェアの特徴をちゃんと備えているように思えます。
生地が少し薄いというレビューも見かけますが、実用上で気にならない程度だと思いますし、一般的なスポーツウェアに見られるようなメッシュ風で吸汗性と速乾性のある生地で、着心地も悪くは無いですね。
まぁ、コンプレッションウェアのように思えるだけで、有名メーカーの方が性能は良いでしょうし、着心地などももっと良いものと思われます。
耐久性の面でも、有名メーカー品は使用し続けてもへたりづらいとか、毛玉ができづらいなどの差はきっとあると思います。
しかしながら、最近の中国製は一昔前の中国製と比べると格段に品質が上がっているんですね。
以前のような品質の悪いハズレ製品も時々はありますが、安くてもそこそこ使える品質のものが増えているように思います。
特に衣類なんかは中国の得意分野でもあるので、品質的なところでゴミを買ってしまうということもほとんどありません。
言い換えれば、プロユースや本格的な用途で使用するには、中国製の製品の信頼性が低いですが、アマチュアや適当に使用する分には全く問題が無いレベルなんだと思います。
特にこの手の製品は、大手メーカーなどもすべて中国などで製造していますから、技術的に作れないわけはないのですよね。
中国メーカーというだけで、色々な面で怖さはありますが、以前の中国品質とは違ってきているといその点は認めなければいけないと思います。
コンプレッションウェアが激安な理由
パッと見の品質は、大手メーカー品と大差ないように思える激安なウェアですが、細かい部分を見ていけば激安な理由もなんとなく見えてきます。
例えば、上記の写真で赤丸で囲んだ部分に注目すると、ブランドロゴのプリントが一部ハゲていたり、タイツのゴム部分に白い糸が出ていたりします。
こういう細かい部分で大手メーカーとのレベルの差を感じることができます。
ミシン目があり得ないところまで伸びている箇所も見つけました(笑)
激安な理由はこういった細かい場所にあるものと思われます。
中国には大手メーカーの製品などをOEM供給している会社も多く、ここ数年はそういった会社がOEMで得た技術を活かして、自社ブランドを立ち上げて販売したりするような動きがあります。
なので製品自体の品質は非常に上がっている印象で、大手メーカーと比べてもそれほど品質に差がないように思えます。
しかし、製品の完成度というか、細かい部分まできちんと仕事をしているか?という部分の品質で比べれば、大手メーカーと無名中国メーカとの差が出るわけです。
製品を大量に製造していると、全てが同じ品質になるわけではなく、上記の写真のようにホツレがあるものなども当然出てくるわけです。
いわゆる規格外品で、かっこよく言えばアウトレット品ですね。
大手メーカーなどは品質基準は厳しいですから、上記の写真ような製品はまず流通しないのですが、中国はそのあたりの考え方が緩い感じがします。
つまり、大手メーカーだと「完璧な製品を供給する」という使命感があるのに対して、中国の適当なメーカーは「文句を言われたら交換すれば良い」的な考え方をするわけです。
そうすると検品の手間だとか、歩留りも変わってきますから、それをきちんとやるかやらないかは価格にも反映されます。
中国の無名品などはアウトレットのアウトレット、言わばスーパーアウトレット的な製品も流通させるわけで、そういった類の製品がこのような激安な価格で販売することも可能になるものと思われます。
安いコンプレッションウェアは安定供給は無い一期一会的な製品
このような激安品でも、細かい部分を気にしなければ普通に使用できるものも多いので、気に入ってリピートしたい場合もあったりします。
しかし、このような製品はハギレや在庫品、アウトレット品であると思われるので、大手メーカーの定番モデルのようないつでも購入できるようなものではなく、次の機会に購入しようと思っても、すでに無くなってしまっていると思った方が良いでしょう。
言わば、一期一会的な製品なので、試しで購入してみて良いなと思ったら、ストック分も購入しておいた方が良いかもしれません。
まぁ、似たような製品が山ほど出てくるので、それほど心配することもないかと思いますが。
ちなみに、似たような製品が販売業者違いで見つかることも多いです。
それらの製品は仕入れ元は同じだと思います。
中国製品ではよくあることの一つですが、仕入れ元から販促写真なども供給されたりしますから、どうしても同じようなイメージの写真が並んでしまうんですよね。
そんんわけで品質は横並びなんですが、中にはブランド化を狙った製品も多く、それらの製品の価格は高価だったりするので、欲しいと思う製品を見つけたら、なるべく安い販売元を探すと良いでしょう。
そんなわけで、激安なスポーツウェアは、細かい部分を気にしない人、ブランドにこだわらない人、消耗品としてなるべく安く済ませたい人などにはおすすめできると思います。