無名の中国ブランド「Teyimo」の自転車用LEDテールライトについてのレビューです。
Teyimoさんから製品の提供を受けてのレビューとなりますが、金銭の授受等は無く「他の記事と同様に思ったことを素直に書きますよ」ということを了承してもらった上での紹介となります。
無名中国ブランドTeyimoの自転車用LEDテールライト
自転車用テールライトのパッケージ
無名中国ブランド「Teyimo」LEDテールライトの紙パッケージです。
最近は、資源ごみを減らす努力が世界的にされている関係もあって、いろいろな製品で簡易パッケージ化されていますね。
その点については、格安の中国製品でも同じです。
几帳面な人はパッケージも大切に保管したりしておくと思いますが、僕自身はたとえアップル製品であったとしても、パッケージ類はすぐに捨ててしまうので、簡易なパッケージの方が思い切りよく処分ができて好きだったりします。
Teyimoの自転車用LEDテールライトの基本的なスペック
長辺7cm、幅1.8cm、奥行き2cmの比較的コンパクトなサイズにも関わらず、650mAhのリチウムイオンが内臓されていて、連続点灯で4時間30分いけるそうです。
ちなみに「点滅」だと7時間程度いけるようですが、夜間使用のテールライトの場合は「点灯」させる必要があるので参考までの情報です。
市街地で30kmほど走ることを想定すると、不安の無い点灯時間の目安が3時間程度だと思うので、バッテリーの持続時間としては充分と言えるのではないでしょうか。
充電時間も1時間半程度でなので、この手のライトの中では充電時間は短い方だと思います。
● サイズ 7cmx1.8cmx2cm
● 重量 25g
● 連続点灯4時間30分
● 充電時間1時間30分
無名中国ブランドTeyimoの自転車用LEDテールライトの感想
無名中国ブランドTeyimoの自転車用LEDテールライトの大きさの比較のために単三電池を並べてみました。
単三電池とあまり大きさに違いがないコンパクトなライトです。
自転車用のライトの性能以外で気になる点がいくつかあったので触れておきます。
上記の写真のスイッチ周りに何故だか細かい傷が沢山ありました。
スイッチ周りはそのうち自然と傷が増える場所なので、使用しているうちに気にはならなくなると思いますが、これが提供されたものではなく、自身で購入したものであれば、かなりガッカリしてしまうポイントですね。
このように品質管理がいい加減なのは中国製品ならではですね。
全体的にチープな自転車用ライト
千円ちょっとで購入できる安価なライトなので、高級感が無いのはしょうがないとは思いますが、全体的に非常にチープな造りで、正直な感想として、価格相応か以下と言ったところです。
例えば、ボディやバンドに使用されているプラスチックの材質とか、パーツとパーツの繋ぎ目がピッチリしていない感じとか、スイッチのボタンを押した時の感じ、手にした時の質感など、随所からチープさ加減が伺えます。
TeyimoのLEDテールライトの点灯点滅パターン
TeyimoのLEDテールライトの点灯点滅パターンを動画で撮影してみました。
スイッチボタンを押すことで切り替えが出来ます。
日本メーカーや、その他の有名なメーカーのライトと中国のメーカーのライトが大きく違う点として、一般的な赤い光の他に、青やピンク、紫など、光にカラーバリエーションがあるのが中国メーカーのライトの特徴だったりします。
もちろん、Teyimoの自転車用LEDテールライトに関しても同様で、ライトの切り替えボタンを押すと様々な色に変わります。
実際問題で、中国本土ではテールライトを青色にして走っている自転車などもよく見かけます。
色のバリエーションがあるのはちょっと嬉しいかもしれませんが、日本の道路交通法ではに尾灯の色は基本的に赤と決まっているので、自転車のセーフティライトとしては、ハッキリ言うと無駄な機能です。
道路交通法施行規則 第9条の4第1項
(反射器材)
第九条の四 法第六十三条の九第二項の内閣府令で定める基準は、次に掲げるとおりとする。
一 自転車に備え付けられた場合において、夜間、後方百メートルの距離から道路運送車両の保安基準(昭和二十六年運輸省令第六十七号)第三十二条第一項の基準に適合する前照灯(第九条の十七において「前照灯」という。)で照射したときに、その反射光を照射位置から容易に確認できるものであること。
二 反射光の色は、橙とう色又は赤色であること。
Teyimoの自転車用LEDテールライトを装着
自転車へライトを固定する方法はゴムのバンド式です。
例えば、シートポストであれば、通常の円柱のものでも、エアロタイプのものでも形状を問わずで装着できると思います。
シートポストは斜めでもライトは水平になるようになっていて、この点はよく考えられていると思いました。
シートポストに取付ける場合は、基本的には縦位置で使用することになると思いますが、横位置にも変えられます。
コンパクトなボディながら、意外にも光量があり、セーフティライトとして必要十分だと思います。
青くも光ります。
上にも書きましたが、青いライトでは尾灯として駄目なので、自転車用途では基本的に使う事はないと思われます。
ランニングや登山などでは使えるかもしれませんが、それでも一般的に使用されている色以外を使うのは、余計な混乱を招くのでやはり使用しない方が無難でしょう。
無名中国ブランドTeyimoの自転車用LEDテールライトのレビューまとめ
無名中国メーカーTeyimoのLEDテールライトの感想としては良くも悪くも価格なりと言った感じです。
価格が価格なので、あまり贅沢なことを言ってしまうのも商品に対して酷な感じもします。
しかしながら、ロードバイクなどはフレームやその他のパーツなどもそれなりに高級なものが装備さいれていたりしますから、ライトなどの周辺アクセサリーも、それなりに釣り合いの取れるモノを使用している人が多いと思います。
そうしないとバランスが悪くなってしまうからです。
なので、このライトは「本格的なロードバイクなどに乗るライダー向けのライトではない」と言えるでしょう。
実際問題で、僕自身も、愛車のクロスバイクのESCAPE Airにはもう少し良いライトを装備してあげたいなと思います。
このあたり、ロードバイクなどの自転車は趣味で乗るという要素も大きいですから「安ければ良い」「光れば良い」というところではないと思うので、選択肢から外れてしまうのは仕方の無いところでしょう。
このライトの最大の特徴は、コンパクトで軽量な点なので、メインのライトではなく予備ライトとして持ち運びするには調子が良さそうです。
ロードバイクやクロスバイクではなく、シティサイクルなどの日常使い用の安価な自転車であれば、価格的なバランスも取れますし丁度良いような気がします。
きっとこのライトのメインの購入層はシティサイクルに乗っている方々じゃないかと思いますので、シティサイクル用としては充分お勧め出来るライトだと思います。
何事においても大切なのはバランスですね。
以上、無名中国ブランド「Teyimo」の自転車用LEDテールライトのレビューでした。
中国製自転車要ライトでおすすめのOLIGHT
基本的に中国製の格安なライトはOEM製品が殆どで、中国のどこかの工場で大量に生産されたものを、バイヤーが見つけて、自社ブランドのようにパッケージまで制作して販売するというスタイルを取っています。
今回紹介したTeymoのライトもおおよそそのような類の製品で、調べれば似たような製品が山程みつかり、オリジナリティが全く有りません。
当然、粗悪品も多いのであまり購入するべきものではないと思います。
一方で、自社ブランドに力を入れて、他では類似品が見つからないような、本当のブランド製品(メーカー製品)も見つかります。
その中の一つがOLIGHTで、中国メーカーの中では安心して購入できるライトのメーカーです。