クロスバイクやロードバイクなどの自転車タイヤのバルブは仏式と呼ばれるバルブが多く使われているのに対し、マウンテンバイクなどでは自動車やバイクなどのタイヤにも使われている米式バルブが使われています。
バルブの形式が違うと空気を入れるための自転車ポンプのバルブアダプターの形が異なり互換性がありません。そのためスポーツバイク用の自転車ポンプは、バルブアダプターのパーツを入れ替えるなどで仏式と米式のどちらにも対応できるものが多く存在します。
ただし、パーツの組み方を間違えると空気を入れることができません。正しく組み込むには多少ややこしさもあります。
僕が使用しているGiyoというメーカーの携帯ポンプも仏式と米式の互換ですが、それぞれに対応させるにはバルブアダプター内部のパーツを組み替える必要があります。しかし、どのような組み方をすればよいのか迷うことも多かったのでメモ代わりに、仏式と米式のパーツの組み方について記しておきます。
自転車ポンプの仏式と米式の交換方法
自転車ポンプの仏式と米式の交換方法を僕が愛用している携帯ポンプであるGiyoのGP-61Sを例に挙げて解説していますが、その他のメーカーの仏式米式互換アダプターも同様かと思いますので参考にしてください。
バルブアダプターのパーツを外すことで中身のパーツを取り出せて組み替えることができます。
中には二つのパーツが入っています。
この二つのパーツを組み替えて仏式と米式に対応させられます。
仏式バルブアダプターの組み方
まずは仏式バルブアダプターの組み方です。
自転車ポンプを購入した時点では仏式として組まれているものが多いと思います。
図にすると上記のような感じです。
中央の二つのパーツの向きに注意してください。
仏式バルブアダプターを組むと上記の写真のような状態になります。この状態にして本体に組み込みます。
米式バルブアダプターの組み方
次に米式バルブアダプターの組み方です。
突起の向きと、穴の大きさに注目してください。
図にすると上記のような感じです。
中央の二つのパーツの向きを入れ替えます。
米式バルブアダプターを組むと上記の写真のような状態になります。
自転車ポンプの仏式と米式の交換方法まとめ
上記は方法はバルブアダプターの中身のパーツを入れ替えて仏式と米式に対応させることのできるもので、giyoなどの自転車用ポンプでは標準的な使用かと思います。
ちなみにgiyo GP-61Sは全長約20.5cmの小ささながら、気圧計も付属しているポンプで携行するのにも便利なポンプでおすすめです。