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クロスバイクの10速化(11速化)作業のポイント

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クロスバイクの10速化(11速化)コンポーネント交換作業のポイント

クロスバイクのESCAPE Airのコンポーネントを自分自身で交換して10速化(11速化)しました。

初めての作業だったので全て順調に作業できたわけではなく、作業のやり直しやパーツの買い直しまで含めていろいろな失敗がありました。

そんな失敗から学んだクロスバイクのコンポーネントを交換して10速化(11速化)する際に注意すべき作業のポイントなどをまとめてみました。

ボトムブラケット(通称BB)の交換のポイント

専用工具が必要

ボトムブラケット(BB)の取付け取り外しにはボトムブラケットレンチという特殊な工具が必要です。

その名の通りでボトムブラケットの取り付けにしか使わない工具なので購入するかどうかを悩んだ工具ですが、ボトムブラケットの取り付けに必要な締め付けトルクが35~50N-mで自転車パーツを取り付ける中では高めだったこともあり、工具なしでは締め付けが出来ないという判断で素直に購入しました。

ボトムブラケットはフレームに隙間なく収まって密閉されているように見えるのですが、ボトムブラケットを外してみると、購入してわずか1000km程度の走行でも既にボトムブラケット内部に砂利等が入っていました。

地面にかなり近い位置にあるパーツなのでしょうがないとは思いますが、土埃や砂利はどんな隙間からでも入り込むものなのだなぁと改めて思いました。面倒でも年に一度くらいはボトムブラケットを外してオーバーホールしてあげた方が良いわけですね。

クリーニングとグリスアップが必要

そんなわけで新しいボトムブラケットをフレームに嵌め込む前にはそれらの汚れをパーツクリーナーなどで綺麗に清掃する必要があります。

ウエスなどで綺麗に汚れを拭き取った後に、デュラグリスなどでグリスアップしてからボトムブラケットを嵌め込むことになります。グリスアップは固着を防ぐ他、ホコリなどの異物の混入を防ぐシーリングの役割もあるので、絶対に忘れないようにしましょう。

フレームのフェイスカットとリーマーについて

ボトムブラケットの取り付けには本当は「リーマーという特殊な工具でフレームをフェイスカット加工する必要がある」などとメンテナンスブックなどには書かれていたりします。しかしリーマーは特殊な切削工具で価格も高いため僕は買いませんでした。

お店に持込んでフェイスカットの作業だけでもお願いするのが最も良いとは思われますが、同じようにクロスバイクをカスタマイズしてコンポーネントを交換している方々のブログなどから情報を拾うと「フェイスカットしなくても取り付けられました!」の情報も多く見つかります。

また、実際問題でフェイスカットだけして欲しいとお店に頼んでもやってもらえるかどうかも不明ですし、ボトムブラケットのフェイスカットについて調べてみるといろいろな考え方があるようで、自転車屋さんのような専門家であっても「必要ない」という意見もありました。

そんなわけで少々不安のある部分ではありましたが、僕自身もフェイスカットト無しで新しいボトムブラケットを取り付けました。結果として取り付けから数年経った今現在でも特に不具合は無い感じです。

フェイスカットしていればもっと調子が良かったのかもしれませんが、実際のところは判りません。

クランクセット交換のポイント

専用工具が必要な場合がある

コンポーネントと呼ばれるパーツ群の中で一番高価で大きな部品がクランクセットです。

クロスバイクのEscapeの場合、クランクをフレームから取り外すには専用工具であるコッタレス抜きを使う必要があります。

昨今のロードバイクの標準的なボトムブラケットであるホーローテックタイプのものであればこのコッタレス抜きという工具は必要ありませんが、スクウェアテーパーと呼ばれる四角の穴の空いたボトムブラケットの場合はコッタレス抜きが必要になります。

例えばGIANT社のESCAPE R3などの純正のフレームにはスクウェアテーパータイプのボトムブラケットが取り付けられているのでコッタレス抜きが必要となります。

クランクを緩めるのに苦労する

さて、実作業の結果ですが、クランクセットの取り外しは想像以上に固くて、なかなか緩めることが出来ずに大変苦労しました。全体重をかけても外れなかったのです。。。

あまりに外れないので「ええいママよ!」と自転車が壊れんばかりに体重をかけたらようやく締め付けを緩めることができました。壊れやしないかと不安でしたが、自転車のフレームですから体重をかけたくらいで壊れるようであればそっちの方が問題ですよね。

クランク部分がが固着していたとも考えられますが、僕が作業を行ったのは新品で購入してから一ヶ月半程度だったので固着していたとは考えづらいので元々ものすごく固く締め込まれているものなのかもしれません。とにもかくにも固かったので、作業をする人はそれなりに覚悟が必要です。

クランクを抜くのに苦労する

さらに困難は続きます。
クランクを緩めた後はフレームから引き抜かなければいけないのですが、クランクを抜こうとしても抜けないのです。

いくら押しても引いてもダメなので挫けそうになりましたが、ちょっと力加減を変えると嘘のように突然ズルリと抜けました。

全体の作業を振り返って見てもこのコクランクの取外しが一番大変でしたが、きっとちょっとしたコツさえ掴めばスルリと抜けてしまうものだと思います。

困難の連続なのでマメに休憩する

こんな感じで初めての作業は何をやるにしてもつまづきますし、力加減がわからないので恐々作業をすることになるため必要以上に疲れてしまいます。

疲れると集中力がなくなるので作業ミスや怪我の原因にもなりますから程よく休憩を挟みながら作業するのが良いと思います。

実際問題で長時間作業の中で集中力を欠いた状態で作業をしていて締め付けトルクを無視してしまいクランクを破壊してしまうという大失敗をしてしまいました。

シマノ製品はパーツ内部の部品を壊しても部品単位で注文できる

シマノ製品はパーツ内部の部品を壊しても部品単位で注文できるPhoto via:http://si.shimano.com/

シマノ製品のパーツは個々の部品(スモールパーツ)での注文が可能なので、もしも作業ミスなどで壊してしまっても壊れた部品だけ取り寄せれば良いのです安心です。

例えば、クランクセットはチェーンリングや左右のクランクなどいろいろな部品で構成されるわけですが、それらのパーツをそれぞれ個別で注文することができるのです。

つまり丸ごと買うよりは安く済むというわけで、作業ミスでパーツを壊してしまったときにも非常に助かりました。とは言いつつも余分な出費ですし時間もロスしてしまうので、集中力が持続しなくなれば適度な休憩を挟みつつ作業をするのが良いでしょう。

フロントディレーラー交換のポイント

フロントディレーラーを購入する前に、今現在フロントディレーラーがどのように取り付けられているかを確認する必要があります。

もしもフロントディレーラーがシートポストにバンドで取り付けられているようであれば、バンド有りを選べば良いですが、バンド無しで直接とりつけられているようであれば、購入するフロントディレーラーもバンド無しを選ぶ必要があります。

フロントディレーラーの取り付けはもミリ単位でおこなう必要があり、何度も取り付け取り外しをしながら調整する必要があります。最終的な細かい位置調整はフロントディレーラーのネジの空け締めで調整できるのですが、こちらも本当にわずかの差でチェーンがうまく回らなかったり落ちてしまったりしてしまうので調整には大変苦労をしました。

リアディレーラー交換のポイント

リアディレーラーは取り付け取り外しともに特に難しくはなかったですが、元の状態がどういう角度で付いていたかを覚えていないと正しい取り付け角度がわからなくなり苦労をすることがあります。

逆に言うと自転車屋さんで整備してもらった時の状態に戻すことができればそれが正しい状態と判断できるので作業前に写真を撮っておくと安心です。

変速の微調整はディレーラーにある二本の調整用のネジを使います。非常に細かく根を詰める作業になるので1/4程度回転させつつ調整具合を確認することになります。

大きなズレはこのネジでは修正できないので元々の取り付け位置やワイヤーのテンションを出来る限り正しい位置で取り付けしておくことが大変重要になります。

つまりは正しい位置に取り付けが出来ていれば、難しい調整をしなくても調整前の状態でもだいたい変速の精度が出るようになっています。そこまできちんと位置調整が出来ていれば、後はマニュアルをよく読んでその通りに作業すればすんなりと調整できると思います。

そのためにも一番最初の自転車屋さんで整備された状態のディレイラーの位置や角度をしっかりと記録しておくことが大切というわけです。

カセットスプロケット交換のポイント

カセットスプロケットを取り外すにはロックリング締め付け工具やカセットスプロケットリムーバーなどの特殊な工具が必要です。

カセットスプロケットの取り付け取り外しは日常メンテナンスの清掃やスプロケット交換などで比較的頻繁に行う作業でもあるので道具は揃えておいて損は無いと思います。

カセットスプロケットの交換についてはメンテナンスブックなどを参照しながら作業を行えば特に難しいことは無いと思いますが、取り外しの際は意外と力が必要なので最初は恐いかもしれませんが、ホイールも体重をかけたくらいでは壊れないと思うので、外れない場合は体重をかけて思い切ってみてください。

シフター交換のポイント

シフターを交換する際にはワイヤー類をイジることになるので多少神経を使います。

シフトケーブルを通すためのアウターケーブルの長さはどの程度が適切なのかで悩んだりしますが、元から付いていたワイヤ・ケーブルの長さを基準にすれば失敗することはまず無いと思います。

長さの問題さえクリアできればワイヤーの取り回しも単純なので迷う事は少ないと思います。しかしながら、意外とワイヤーを通す方向や場所で悩んだりもするので、その他の作業と同様に作業前の状態を記録しておけばワイヤーを通す場所などで悩まずに済むと思います。

コンポーネント交換作業の注意点のまとめ

クロスバイクのコンポーネント換装の感想とまとめ

スポーツバイクのコンポーネントの交換は難しそうに思えますが、実際にやってみると自転車の構造は想像以上にシンプルで作業自体も単純で驚くと思います。

特にシフターの調整などは構造と理屈さえわかればばイメージほど大変な作業ではありません。まぁ要領をつかむまでは何度もやりなおして時間がかかってしまうのは覚悟しておいた方が良いでしょうが、それでもきっとイメージほどは難しくないはずです。

とは言いつつも、初めての作業や慣れない作業は全ての作業において力加減や程度が分からないので慎重になり過ぎたりして必要以上に神経を使うので、非常に疲れる作業になると思います。作業自体というよりもその緊張感が一番しんどいかもしれません。僕自身も精神的にかなり疲れました。

逆を言うと、初めての作業の不安や緊張を一度経験してしまえばそれ以降の作業のハードルは一気に下がって気軽なものになると思います。マニュアルやメンテナンスブックをきちんと読み、集中して1つ1つの作業を慌てず行なえば誰にでも出来る作業ですからなおさらです。

最後に、作業を失敗しないための最大のポイントは一気に作業をしようとは思わず、1つの作業ごとに休憩を取るくらいののんびりしたペースで一つ一つの作業内容をしっかり行うことだと思います。事前に軽くシュミレーションしてからおこなうくらいの気持ちで臨めばかなり失敗は減らせるものと思います。

クロスバイクのコンポーネント交換作業のポイント

● 事前にしっかりと予習をしておく
● メンテナンスブックは必須
● マニュアルやメンテナンスブックにしっかりと目を通す
● 一つ一つの作業を丁寧におこなう
● マメな休憩を入れる

シマノのコンポーネントに交換するのであれば下記のメンテナンスブックがおすすめです。僕自身もこのメンテナンスブックを見ながら作業をおこないました。この本がなければ作業は途中で投げ出すことになっていたと思います。

コンポーネントの交換作業などに関する心構えなどを下記の記事にまとめていますので併せてご参考ください。

https://escape.poo.tokyo/category/maintenance-customize/10speed-11speed/

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