スポーツ系の自転車に電動アシスト機能が付いた電動アシストバイク(E-Bike)と言えば、ヤマハが「ヤマハプロジェクト」と銘打って開始した「YPJシリーズ」が日本の電動アシストバイクのパイオニア的な自転車になるかと思います。
ロードバイク仕様であるYPJ-Rが発表された当初は、ガチなロード勢の方々から「売れるわけない」「ロードバイクに電動アシストとか意味が分からない」などの酷評を浴びました。
しかし、ガチ勢ほどの体力がないけれど、自転車は楽しみたいという層の需要を掘り起こし、見事に電動アシストスポーツバイクというジャンルを確立し、YPJシリーズはバリエーションを増やして展開するなど、その好調ぶりが伺えます。
海外ロードバイクメーカーでもYPJの成功をビジネスチャンスと捉えたのか、後を追うようにして、電動アシスト付きのロードバイクやクロスバイクが登場するようになりました。
電動アシストバイクはまだ歴史が浅く、まだまdさバッテリーやアシスト部分が発展途上という感じがあり、毎年、目覚ましい勢いでスペックアップしている感じで、自転車業界では現状で最もホットなジャンルになっているかと思います。
ちなみに電動アシスト自転車は海外市場と日本の国内市場とでは「24km/hの壁(後述)」があるため、この記事でまとめている情報は、基本的に国内市場に絞った自転車でまとめています。
電動アシスト自転車の傾向 2024年現在
電動アシスト自転車の価格
電動アシスト自転車の価格は、一般的なロードバイクやクロスバイクなどと同じく、コンポーネントのスペックで大きく変わる感じですが、概ね300,000〜400,000円くらいの価格で展開されているようです。
ロードバイクで考えても、そこそこ高めの値段ではありますが、電動ユニットを組み込んだロードバイクと思えば「そんなもんかな」と思えるような価格かと思います。
アシスト距離
一度の充電で電動アシスト可能な距離は。基本的にはバッテリー容量に依存しているので、バッテリー容量が大きおほど長距離のアシストが可能です。
また、車体重量やライダーの体重、アシストの程度、走行する道路状況などでも、消費電力が変わるため、アシストできる距離も大きく変わりますが、どのメーカーも100km程度を目安にしたバッテリーが選択されているようです。
中には最大で200km近く走れる電動アシスト自転車もあり、バッテリーや駆動部の性能は日々進歩している印象です。
バッテリーには「リチウムイオンバッテリー」が使われることが多く、このあたりは小型化と大容量化が進んでいるので、電動アシスト自転車が登場した時のような、いかにも電動アシスト自転車然とした野暮ったい見た目はだいぶ解消されています。
ちなみに、日本の電動アシスト自転車のバッテリーは、基本的にはPanasonic一択になっています。
もともとPanasonicは自社製品かNECのバッテリーを使用しており、ヤマハとブリジストンは三洋電機のバッテリーを使用していたわけですが、ご存知の様に三洋電機はPanasonicに買収されたことから、現在ではバッテリーの供給元が同じになっているという流れがあります。
ドライブユニット
ドライブユニットに関しても、専門性の高い部品になるので、海外メーカーではBoschの製品を使用していることが多いようです。
供給元が明示されていない場合は中国製のBAFANGあたりが採用されているのかもしれません。イタリアのロードバイクメーカーの一つであるDE ROSAの電動アシストバイクなどは、BAFANG製のようです。
一方、日本の電動アシスト自転車の場合のドライブユニットは、ヤマハ製とパナソニック製の二大ブランドが有名です。
ちなみに、ブリジストンはヤマハ製を採用しています。
24km/h制限の壁
ドイツに行った際に、ドイツの自転車屋さんに立ち寄ると、ものすごい数の電動アシストバイクが展示されているのに驚きました。
自転車量販店だけではなく、電動アシスト自転車専門店もあるくらいで、電動スポーツ自転車においては、日本よりもずっと普及している印象でした。
しかし、それらの電動アシスト自転車は日本では見かけないものばかりでした。
そして電動アシスト自転車を開発している自転車メーカーも多いでしょうし、その種類も多いと思いますが、残念ながら日本では販売されていないものがほとんどです。
というのも、日本の電動アシスト自転車のアシスト機能の上限は24km/hまでという法律があります。
ところが海外の電動アシストの上限は25km/h以上が主流になっているのです。
例えば、ヨーロッパなどでは25km/h、イギリス、カナダ、アメリカなどでは32km/hが主流です。
つまり、海外で販売されている電動アシスト自転車は、そのままの仕様だと日本では販売できないという状態になっていて、日本仕様として上限を24km/hに変更したものだけが販売されているというわけです。
海外の電動アシスト自転車の上限については下記の記事でまとめていますので興味のある方は参考にしてください。
日本メーカー保護の目的?
偶然にも日本には海外の一般的な上限よりも低い24km/h制限があるため、海外からの参入がしずらい状況になっているわけで、日本メーカー保護が目的の制限ではないか?というような憶測もあるようです。
しかしながら、1993年に世界で初めて電動自転車を開発したのはヤマハで、しかも24km/h制限はそれ以前からある法律なので、日本の電動アシストメーカーを保護する目的ではないというのは明確です。
それにしても、わずか1km/hの規制の違いで、海外メーカーにとっては大きな障壁になっているのは確かなわけで、メーカー的には御の字、消費者的にはちょっと残念な状況になっています。
GIANT
スポーツバイク最大手のGIANTは電動アシストバイクをE-BIKEシリーズとして展開しており、モデル名の末尾にE+が付いた自転車が電動アシストバイクになります。
ROAD E+
Photo via:https://www.giant.co.jp/giant20/bike_datail.php?p_id=00000067
GIANTの電動アシストロードバイクはダウンチューブにバッテリーが仕込まれているので、ダウンチューブが太いのが特徴です。
モーター部分にはYAMAHA製のSYNCDRIVE SPORTモーター、コンポーネントにはSHIMANOのグラベルロード用のGRXシリーズが採用されています。
変則は11速でスペック的には、かなり本格的なグラベルロード仕様となっていて、スポーツモードでも80km以上、エコモードで200km超えで長距離でも余裕のバッテリーとなっているので、とことんサイクリングを楽しめる究極の電動アシストロードバイクといった性能になっています。
● 走行距離 82km~205km
● 重量 19.3kg
● SYNCDRIVE SPORTモーター
● 462,000円
参考 ROAD E+
FASTROAD E+
Photo via:https://www.giant.co.jp/giant20/bike_datail.php?p_id=00000068
基本的なスペックはROAD E+と同じようですが、コンポーネントはマウンテンバイク寄りのSHIMANO DEOREが採用されており、10速というところで、ROAD E+の廉価版という位置付けと考えた方が良いかもしれません。
しかしながら、価格差はあまりなく、どうせならROAD E+を選択した方が良いと思えますね。
● 走行距離 82km~205km
● 重量 19.4kg
● SYNCDRIVE SPORTモーター
● 396,000円
参考 FASTROAD E+
ESCAPE R E+
Photo via:https://www.giant.co.jp/giant20/bike_datail.php?p_id=00000068
GIANTの定番であるESCAPEシリーズの電動アシストロードバイク。
初心者にも乗りやすいジオメトリが採用され、電動アシストバイクとしては軽量な20kgを切る重量で、軽快な走りが期待できそうです。
タイヤの太さも38Cでパンク耐性の高いタイヤなので、オンロードだだけではなく、山道などでも楽しめる自転車ですね。
● 走行距離 80km~200km
● 重量 19.7kg
● GIANT SYNCDRIVE CORE
● 275,000円
TRANCE E+ PRO
Photo via:https://www.giant.co.jp/giant24/bike_datail.php?p_id=00000079
マウンテンバイク系の電動アシストバイク。
電動アシスト自転車はロード用よりもマウンテンバイクの方が採用している場合が多いようですね。
デザイン的にも、マウンテンバイクの方がダウンチューブが太くてもそれほど目立たないというメリットがあると思います。
● 走行距離 75km~125km
● 重量 24.3kg
● SyncDrive Pro
● 550,000円
FATHOM E+ PRO
Photo via:https://www.giant.co.jp/giant24/bike_datail.php?p_id=00000080
トレイル系の電動アシストバイク。
● 走行距離 75km~125km
● 重量 23.6kg
● SyncDrive Pro
● 374,000円
TREK
アメリカのシェアサイクルで電動バイクを供給しているTREKだけあって、2024年現在でのE-Bikeのラインナップはかなり充実しています。
ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク、シティサイクルでジャンル分けがされていますが、クロスバイクの方もどちらかと言えばマウンテンバイク寄りのフレームデザインや装備になっているようです。
GIANTと同じくダウンチューブにバッテリーを内蔵したデザインです。
走行距離について
TREKの場合、走行距離については、ライダーの体重や倉庫するスピード、ケイデンスなどでも変わることを前提に考えているため、シュミレーターが用意されていて細かく計算することができます。
Domane+
Photo via:https://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/e-bike/e-road/c/B552/
TREKの電動アシストロードバイクでシリーズ展開されており、Domane+ SLR9、Domane+ SLR 7、Domane+ aL 5の3モデルが展開されています。
Domane+ SLR9
カーボンフレームが採用されたハイエンドモデルで、コンポーネントにはShimano DURA-ACE Di2が搭載されています。
重量は電動アシスト自転車で驚異的な11kg台になっていて、デザイン的にも電動アシスト自転車に見えないのは素晴らしいですね
● 重量 11,75 kg
● 1,800,000円
Domane+ SLR7
カーボンフレームが採用されたロードバイクタイプの電動アシスト自転車で、コンポーネントにはShimano Ultegra Di2が採用されています。
● 重量 12.5 kg
● 1,500,000円
Domane+ AL 5
アルミフレームの廉価モデルですが、ロードバイク然としたシャープなデザインで、電動アシスト自転車ぽさを感じさせないモデルです。
● 重量 14,06 kg
● 494,890円
FX+
FX+はクロスバイクをベースに、荷台などのパーツを備えた街乗り用に便利な電動アシスト自転車です。
FX+ 2
● 重量 17.69 kg
● 279,290円
参考FX+ 2
FX+ 2 Stagger
● 重量 17.82 kg
● 279,290円
Rail 5
マウンテンバイク寄りの電動バイクで12速対応のハイエンドモデル。
● 重量 23.53 kg
● Bosch Performance Line CX
● 685,000円
参考 Rail 5
Powerfly 5
マウンテンバイク寄りのハイエンド電動バイク。
● 重量 22.45 kg
● Bosch Performance Line CX
● 555,500円
参考 Powerfly 5
Allant+ 8
クロスバイク寄りのハイエンド電動バイク。
● 重量 25.85 kg
● Bosch Performance Line CX
● 473,000円
参考 Allant+ 8
Allant+ 8 Stagger
クロスバイク寄りのハイエンド電動バイク。
● 重量 25.40 kg
● Bosch Performance Line CX
● 473,000円
Verve+ 2
クロスバイク寄りの電動バイク。
● 重量 23.36 kg
● Bosch Active Line Plus
● 295,900円
参考 Verve+ 2
Verve+ 2 Lowstep
低重心で乗りやすくした電動バイク。
● 重量 23.29 kg
● Bosch Active Line Plus
● 295,900円
Cannondale
キャノンデールはエレクトリックバイクのカテゴリとして電動アシストロードバイクと電動アシストクロスバイクの二種類を展開しています。
GIANTなどと同じくダウンチューブにバッテリー内蔵されているタイプですが、デザイン的にはダウンチューブが少しだけ太いかなと思えるくらいになっていて、バッテリーが目立たなくなっているのが良いですね。
アシスト可能な距離が他メーカーよりも余裕があるのも魅力です。
Synapse Neo 2
Photo via:https://www.cannondale.com/ja-jp/bikes/electric/e-road/synapse-neo/synapse-neo-2-smu?sku=c67471m10sm
ロードバイク寄りな電動バイクで166kmの走行が可能。
● 走行距離 160km
● Bosch Active Line Plus
● Shimano Tiagra 20-speed
● 429,000円
Topstone Neo5
Photo via:https://www.cannondale.com/ja-jp/bikes/electric/e-road/topstone-neo/topstone-neo-5-c62551m
ロードバイク寄りな電動バイクでシリーズ中ハイエンドモデル。113kmの走行が可能。
● 走行距離 160km
● Bosch Performance Line
● Shimano GRX 11-speed
● 495,000円
参考 Topstone Neo
Topstone Neo Carbon 4
Photo via:https://www.cannondale.com/ja-jp/bikes/electric/e-road/topstone-neo/topstone-neo-carbon-4-c62441u
Topstone Neoシリーズのカーボンフレームモデルで176km走行可能な大容量モデル。
● 走行距離 176km
● Bosch Performance Line CX
● Shimano GRX 400 10-speed
● 550,000円
Topstone Neo Carbon Lefty 3
キャノンデールを象徴する片腕フォークを最奥したマウンテンバイクタイプの電動自転車。
● 走行距離 141km
● Bosch Performance Line CX
● Shimano GRX 812/600 11-speed
● 642,400円
参考 Topstone Neo Carbon Lefty 3
Quick Neo
クロスバイク寄りな電動バイク。
● 走行距離 165km
● Bosch Active Line Plus
● 352,000円
参考 Quick Neo
SPCCIALIZED
GIANTの電動アシストバイクと同じくダウンチューブにバッテリーを内蔵したデザインですが、他メーカーと比べてもダントツで違和感がないくらいにすっきりとしたスポーティなフレームになっています。街で見かけてもダウンチューブが太めのデザインかなと思うくらいで電動アシストバイクとは気が付かないかもしれません。
2021年モデルからは本格的なロードバイク仕様の電動自転車も投入していて、重量は12kg台で電動アシストバイクとしてはかなり軽量になっていて、更には200km近い走行距離を実現するなど、本格的なスポーツ仕様の電動アシスト自転車に対して最も力を入れているメーカーの一つだと思います。
ただし、価格も本気のモデルが多いです。
TURBO CREO SL / TURBO CREO SL EVOシリーズ
Photo via:https://www.specialized.com/jp/ja/s-works-turbo-creo-sl-evo/p/187037?color=299078-187037
S-Works Turbo Creo SL Carbon EVO
● Specialized SL 1.1, custom lightweight motor
● SRAM XG-1295 Eagle, 12-speed
● 1,705,000円
参考 S-Works Turbo Creo SL Carbon EVO
S-Works Turbo Creo SL Carbon
● Specialized SL 1.1, custom lightweight motor
● SRAM XG-1295 Eagle, 12-speed
● 1,694,000円
参考 S-Works Turbo Creo SL Carbon
Turbo Creo SL Expert Carbon EVO
● Specialized SL 1.1, custom lightweight motor
● Shimano Ultegra Di2 Disc R8070
● 1,100,000円
参考 Turbo Creo SL Expert Carbon EVO
Turbo Creo SL Expert Carbon
● Specialized SL 1.1, custom lightweight motor
● Shimano Deore XT Di2, Shadow Plus, 11-speed
● 1,089,000円
参考 Turbo Creo SL Expert Carbon
Turbo Creo SL Comp E5
● Praxis, Forged alloy M30, custom offset
● 1,089,000円
TURBO LEVOシリーズ
Photo via:https://www.specialized.com/jp/ja/s-works-turbo-levo-sl/p/175105?color=293231-175105
SPECIALIZEDのマウンテンバイク系e-Bikeシリーズ。
こちらもロードバイク系と同じく超ハイスペックな電動アシスト自転車です。
S-Works Turbo Levo SL
● Specialized SL 1.1, custom lightweight motor
● Praxis, carbon M30, custom offset
● 1,694,000円
Turbo Levo SL Expert Carbon
● Specialized SL 1.1, custom lightweight motor
● Praxis, forged M30, custom offset
● 990,000円
参考 Turbo Levo SL Expert Carbon
Turbo Levo SL Comp Carbon
● Specialized SL 1.1, custom lightweight motor
● Praxis, forged M30, custom offset
● 858,000円
Turbo Levo SL Comp
● Specialized SL 1.1, custom lightweight motor
● Praxis, forged M30, custom offset
● 649,000円
TURBO COMO シリーズ
シティバイク仕様の電動アシスト自転車
Turbo Como SL 5.0
● 462,000円
Turbo Como SL 4.0
● 396,000円
TURBO VADO SL シリーズ
Photo via:https://www.specialized.com/jp/en/turbo-vado-sl-5-0-eq/p/154892?color=301340-154892
クロスバイク仕様の電動アシスト自転車
Turbo Vado SL 5.0 EQ
● 484,000円
Turbo Vado SL 5.0
● 462,000円
SCOTT
SCOTTはマウンテンバイク寄りな仕様で電動アシストバイクを展開しています。
SCALE eRIDE
Photo via:https://www.scott-japan.com/publics/index/512/detail=1/b_id=2047/r_id=971/#block2047-971
クロスバイク寄りの電動バイク。
● 走行距離 40km~110km
● Bosch Performance CX GEN4 JAPAN SPEC
● 360,800円
GENIUS eRIDE
Photo via:https://www.scott-japan.com/publics/index/512/detail=1/b_id=2047/r_id=972/#block2047-972
マウンテンバイク寄りの電動バイク
● 走行距離 40km~120km
● 重量 23.3kg
● Bosch Performance CX GEN4 JAPAN SPEC
● 701,800円
Panasonic
日本を代表する自転車メーカーであるPanasonicもスポーツ用途の電動アシスト自転車を展開しています。ロード用ではなく全てマウンテンバイク寄りの仕様になっています。
バッテリーがダウンチューブに張り付いたデザインではありますが、マウンテンバイクだとこのゴテゴテ感も意外と格好良いですね。
XM-D2 V
Photo via:https://cycle.panasonic.com/products/ewmd/
20段の本格マウンテンバイク仕様の電動アシストバイク。
● 走行距離 61km~107km
● 重量 26.2kkg
● バッテリー容量 12.0Ah
● マルチスピードドライブユニット
● 701,800円
参考 XM-D2
XM2
Photo via:https://cycle.panasonic.com/products/ewmd/
変速22段の本格仕様の電動アシストバイク。
● 走行距離 61km~107km
● 重量 24kg
● バッテリー容量 12.0Ah
● マルチスピードドライブユニット
● 426,800円
参考 XM2
XU1
Photo via:https://cycle.panasonic.com/products/exu/
東京オリンピック2020のケイリン競技にて先導車として開発された自転車。
● 走行距離 44km~82km
● 重量 24.5kg
● バッテリー容量 8.0Ah
● スポーツドライブユニット
● 251,000円
参考 XU1
ジェッター
Photo via:https://cycle.panasonic.com/products/elhc/
クロスバイク仕様の電動アシスト自転車。
● 走行距離 45km~85km
● 重量 21.1kg
● バッテリー容量 12.0Ah
● 168,000円
参考 ジェッター
ハリヤ
Photo via:https://cycle.panasonic.com/products/elh/
● 走行距離 45km~73km
● 重量 23.2kg
● バッテリー容量 12Ah
● 145,000円
参考 ハリヤ
ベロスター
Photo via:https://cycle.panasonic.com/products/elvs/
● 走行距離 28km~50km
● 重量 22.4kg
● バッテリー容量 8Ah
● 109,800円
参考 ベロスター
YAMAHA
言わずとしれた元祖電動アシストバイクのパイオニア的存在のヤマハは現在YPJをジャンルごとに複数展開しています。
YPJ-MT Pro
Photo via:https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/ypj/ypj-mt-pro/feature.html
マウンテンバイク仕様の本格電動アシスト自転車。
● 走行距離 73km~197km
● バッテリー容量 13.1Ah
● 660,000円
参考 YPJ-MT Pro
YPJ-XC
Photo via:https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/ypj/ypj-xc/
クロスカントリー仕様の電動アシストバイク。
● 走行距離 82km~210km
● 重量 21.4kg
● バッテリー容量 13.2Ah
● PW-X
● 385,000円
YPJ-ER
Photo via:https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/ypj/ypj-er/
ロードバイク仕様のYPJ-Rの進化系とも言えるモデルで、ディスクブレーキと大容量バッテリーを搭載した軽量モデル。
● 走行距離 93km~242km
● 重量 19.8kg
● バッテリー容量 13.2Ah
● PWseries SE
● 352,000円
YPJ-EC
Photo via:https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/ypj/ypj-ec/
クロスバイク仕様のYPJ-cの進化系とも言えるモデルで、ディスクブレーキと大容量バッテリーを搭載した軽量モデル。
● 走行距離 89km~222km
● 重量 19.9kg
● バッテリー容量 13.2Ah
● PWseries SE
● 286,000円
YPJ-TC
Photo via:https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/ypj/ypj-tc/
ツーリングから街乗りまで便利にこなせる万能タイプな電動アシストバイク。
スポーツ用途というよりは、あらゆる状況でも快適なサイクリングを楽しむことができるような仕様になっているようです。
● 走行距離 91km~237km
● 重量 22.6kg
● バッテリー容量 13.2Ah
● PWseries SE
● 330,000円
YPJ-R
Photo via:https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/ypj/ypj-r/
Shimano 105を採用したロードバイク仕様の電動アシストバイク。
バッテリーは2.4Ahなのでかなり小型ですが、茶寮重量は15.4kgで、かなり軽量化ができているのが特徴です。
● 走行距離 14km~48km
● 重量 15.4kg
● バッテリー容量 2.4Ah
● PWドライブユニット
● 253,000円
YPJ-C
Photo via:https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/ypj/ypj-c/
YPJ-Rの後にクロスバイク仕様として登場したモデルで、バッテリーはYPJ-Rと同じく2.4Ahで小型ですが16.1kgでこちらも電動アシストバイクとしては軽量なのが特徴です。
● 走行距離 14km~48km
● 重量 16.1kg
● バッテリー容量 2.4Ah
● PWドライブユニット
● 203,500円
電動アシストバイクまとめ
数年前までは電動アシストバイクと言えば、ヤマハ一強状態だったのが、今ではいろいろなメーカーの電動アシスト自転車から選択できるような状況にはなっているようです。
特に意識をしなくても、街なかでも電動アシストスポーツバイクを見かけるようになってきたので、それなりに売れているのではないかと思います。
電動アシストスポーツバイクだと、体力面の不安が軽減されるので、純粋にサイクリングを楽しめるわけですから、選択肢が増えるということは、そのまま自転車の楽しみ方も増えるというわけで、電動アシストスポーツバイクはもっと普及しても良いですよね。
残念ながら日本には24km/h制限があるために、日本で販売されている電動アシストスポーツバイクはそれほど多くはないというのが現状ではあります。
そのせいもあってか、電動アシストバイクはちょっと高いですよね。スポーツ系に限らず電動アシストバイクはちょっと価格が高いわけですが、制限が変更されたりすれば、海外からもっと安い電動アシストバイクも入ってくるようになるでしょうし、もう少し身近な存在になるんじゃないかなと思うんですけどねぇ。
このあたりは、一般的な自転車は中国からの激安品が多く出回っていることから、国内の自転車メーカーがかなり苦戦を強いられていることもあり、電動アシストバイクが国内自転車産業の最後の砦とも言われているようで、なかなか簡単な問題ではないのかもしれません。
とは言いつつも、電動アシストバイクは高価な価格にもかかわらずバカ売れしているはずなので、もう少し安くなっても良いように思うんですけどね。
まぁ、それはさておき、いろいろなメーカーの電動アシスト自転車を調べてみると、多くのメーカーではやはりガチ勢を意識したものではなくもう少しカジュアルな乗り方が出来るクロスバイク仕様のモデルが多い印象ですね。
そんな中にあって、SPECIALIZEDに関してはガチ勢も納得させるスペックと見た目の電動アシストバイクになっていて、個人的にもかなり興味津々です。
電動アシスト自転車(e-Bike)に関する記事一覧
参考 海外の電動自転車の上限速度など
参考 電動自転車に乗って気づいたこと
参考 e-bikeの素晴らしさを語る
参考 ヤマハのYPJってどう?
参考 メカニカルドーピング事情
参考 VIVAX assistについて