Teyimoという中国の無名メーカーのナンバー式自転車ワイヤーロックを手に入れたのでレビューしてみたいと思います。
ちなみにTeyimoさんから製品の提供を受けてのレビューとなりますが金銭の授受等は無く「他の記事と同様に思ったことを素直に書きますよ」ということを了承してもらった上での紹介となります。
Contents
Teyimo ナンバー式自転車ワイヤーロック
価格を考えると満足なダイヤル式ワイヤーロック
提供してもらったワイヤーロックの価格は1400円程度で販売されているものなので、ワイヤーロックとしては低価格なため、化粧箱などは無いと思っていたのですが、意外にも化粧箱に入った状態で届きました。
まぁワイヤーロックに化粧箱はあまり重要ではないですが、有れば有ったで不思議と嬉しいものではありますね。
箱を開けるとこんな感じで丁寧に梱包されていました。
大手メーカーの製品でもこの手の製品は大抵の場合は中国製なのですが、ノーブランドの中国製と言えば粗悪品が多いというイメージで、有名メーカーの製品でないと、このようなちゃんとしたカタチで販売されていなかったように思うのですが、中国製品でもここ数年で少しずつ見た目の体裁は良くなってきている感じですね。
そんなわけでこのTeyimo ナンバー式自転車ワイヤーロックも、第一印象として「ちゃんとしているなぁ」というところから始まり、パッと見の印象だけでも、僕が数年前に購入した某自転車メーカーのロゴ入りのナンバー式ワイヤーロックと比べても全く遜色のない質感です。
数年前までのノーブランドの中国製品のイメージだと、ダイヤルが上手く回せなかったり、バリが残っていたりでいかにも中国製な感じがあったと思いますが、ダイヤルはスムーズに回転させられますし、ボディやワイヤー部分の質感も悪くありません。
ワイヤーは小指程度の太さがあり極太に分類されるようなものだと思います。ビニールのチューブに入ったような状態でコートされているので、ワイヤーで自転車のフレームを傷つけてしまう心配もありません。
便利なブラケット付き
Teyimoのナンバー式自転車ワイヤーロックにはブラケットが付属しています。
ブラケット自体は便利なものですが、本体の質感とは違い、僕の中の中華製のイメージそのままの粗雑な質感とデザインです。
盗難防止のために自転車の鍵は必要不可欠なものではありますが、いつも悩むのは走行中の鍵の保管場所です。
なるべく荷物を少なくしたいと思っても鍵はツールボトルにも収めることができないので、いつも持て余してしまいます。大して荷物も無い中で、鍵を持ち運ぶだけのためにバックパックを背負うというのもなんだかナンセンスだなと思うわけです。
しかし、ブラケットがあれば走行中はシートポストかシートチューブあたりに鍵を固定させておくことができますし、駐輪する際にもすぐに鍵を取り外して使うことができるのでかなり便利なのです。
実際に僕がダイヤル式のワイヤーロックを使用していた時もこのタイプのブラケットがかなり便利で、なかなか切り捨てられませんでした。
ダイヤル式ワイヤーロックは日常使いでベスト
ダイヤル式のワイヤーロックはコンビニやスーパーなど、ちょっとした買い物などで立ち寄る際に最も便利な鍵だと思います。
ワイヤーロックは切断に弱かったり、ダイヤル式だと道具がなくてもダイヤルを回していればそのうち解錠出来てしまうので長時間駐輪する際に使用するには不安はありますが、気軽にささっと使えて、地球ロックまで出来るわけですから、買い物程度の短時間の駐輪であれば、ダイヤル式のワイヤーロック以上の鍵はないんじゃないかと思います。
Teyimo ナンバー式自転車ワイヤーロックを使用してみる
早速、愛車のクロスバイクのESCAPE Airに取付けて使用してみました。
案の定というところで、安っぽいブラケットは異質な感じで浮いてしまいます。便利なんですけどねぇ・・・。
いざ使用してみると、そこそこ太さのあるワイヤーだけに、巻き癖がかなり付いていますが、巻き癖がないと使用していない時にはうまくまとまりませんし、しょうがないところかもしれません。
十分な長さがあるので盗まれやすい前輪とフレームを一緒にしてロックすることができます。
さらに「ぐぐぐーっ」と伸ばせば、前輪、フレーム、後輪をまとめてロックすることも出来る程度の長さはあるので、地球ロックは大抵の場所で可能と思います。
無名中国製ナンバー式自転車ワイヤーロックのまとめ
トータルな感想としては、ブラケットが残念だったことを除けば、それなりの品質と満足感が得られるワイヤーロックで、ちょっとした用事でお店に立ち寄る際などのロックとしては充分に活躍してくれるのではないかと思います。
中国製のノンブランドやマイナーブランドとして売り出される製品も随分クオリティが上がったなぁというところで、よほどメーカーに対するこだわりがなければ、今後はこういったマイナーなメーカーの物で十分な気がしますね。
今回はTeymoというメーカーから製品の提供を受けましたが、実際のところ自社製品ではなく、どこかの工場で大量生産されている製品に自社ブランドのロゴを付けたOEM製品と思って間違いありません。
なので、Amazonを検索すると似たような製品がズラズラと出てきます。
このようなことは、Amazonの中華出品者にありがちで、今回のようなワイヤーロックに限らず、ライトやバッグなど他の製品でも似たような状況になっています。
また共通して言えるのが中国のものづくりの文化として、QC(品質管理)はユーザーが行う的なところがあります。今回は問題ない製品が届きましたが、最初から壊れている、使用しているうちにすぐに壊れるなどの問題も普通にあると思います。
逆に言えば、価格の安さは、品質管理などの手間を省略した結果でもあるので、中国製品に手を出すということは、そのあたりも承知の上で購入する必要があるでしょう。
そのような文化が前提なので、不良品があった場合は、報告すればすぐに新しい製品を送ってくれるところが殆どです。まぁその送ってくる製品も問題ある場合も珍しくはないので注意が必要です。
以上、無名中国メーカーのダイヤル式ワイヤーロックのレビューでした。Amazonなどで販売されている格安中国メーカーの製品の購入を考えている方の参考になれば幸いです。