2023年4月に道路交通法が改正されて、自転車に乗る際のヘルメットの着用が努力義務となりました。
努力義務なので、今まで通り着用しなくても特に罰則などはないため、以前と比べてもヘルメットを着用する人が増えようにはあまり感じないというのが実際のところではあります。
しかしながら、大きく変わったのが警察ですね。
自転車で巡回している警察は、みんなのお手本になる感じで、ヘルメットを着用するようになりました。
この警察が着用している自転車用のヘルメットは、当然ながら警視庁あたりから支給されているものと思われますが、今風で、なかなか良い感じのヘルメットだったので、どこのメーカーのヘルメットなのかが気になったので調べてみました。
警察が着用する自転車用ヘルメット
外観
Photo via: https://www.youtube.com/watch?v=iHqERbHNUy4
Photo via: https://www.youtube.com/watch?v=iHqERbHNUy4
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都民に模範的な乗り方を示したいとのことで、警視庁はヘルメットを約1万4800個準備して、自転車に乗るすべての警察官に着用焦るように決めたことを発表しました。
デザイン
警察に支給されたヘルメットのデザインは、パトカーのように上部が白、下部が黒の白と黒を基調にしたツートーンカラーで、フロント部分には、警視庁のロゴマークが配置されています。
サイド部分には「警視庁」の文字が入っていて、後頭部には「POLICE」の文字が入っています。
機動隊が被るような丸いヘルメットではなく、どちらかと言えばスポーツ用途よりのヘルメットで、夏場でも蒸れないようなベンチレーション仕様の通気口が開いたヘルメットです。
警察が着用する自転車用ヘルメットと同じヘルメットはあるか?
警察が着用する自転車用ヘルメットがあるかどうかを調べてみましたが、どこのメーカーの製品であるかなどの情報を見つけることはできませんでした。
また、同じ形状のヘルメットも調べた範囲では見つけることができず、結論としては、メーカーなどは一切不明です。
OGK KABUTO (オージーケーカブト)SN-13(SN-12)
いろいろなヘルメットがある中で、非常に近しいデザインだったのが、日本の自転車関連製品を製造販売する「OGK技研株式会社」の関連会社であるヘルメットメーカーの「OGK KABUTO」の製品のSN-13(SN-12)でした。
フロント部分の警視庁のロゴがある部分や、サイドの警視庁の文字、後部のPOLICEの文字が入る部分は異なる形状をしていますが、全体的なフォルムや、ベンチレーションの穴などの形状が酷似しているのが分かります。
また、左側広報側面の耳の後ろあたりにSGの認証マークシールが貼られている点も同じです。
これらの特徴から考えると、OGK KABUTOは日本のメーカーですし、1万4800個も製造するのであれば、ODMやOEMで生産することも十分考えられるので、おそらくSN-13をベースにして、警察仕様のヘルメットを製造したのでは、と思います。
参考 SN-13
警察が着用する自転車用ヘルメットについてのまとめ
道路交通法が改正され自転車のヘルメットの着用が努力義務化されました。
結果として、以前よりも少しだけヘルメットを着用した人が増えたかなとは思いますが、まだまだ自転車に乗る人のヘルメットの着用率は低いというのが実際のところでもあり、着用率を上げていくというのは、今後の課題でもあるかと思います。
そんな中で、警察官が模範となるべく率先してヘルメットを着用して自転車に乗るということは、とても意義があることだと思いますし、ヘルメットの着用率の向上にも一役買ってくれるのではないでしょうか。
自転車が絡む重大事故のうちの多くは、ヘルメットを非着用による頭部の損傷だと言います。逆に言えばヘルメットさえ着用していれば重大事故にならなかったケースも多いでしょうから、自身の身を守るためにも、ヘルメットはしっかりと着用しておくようにしたいものですね。