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クロスバイクの定番カスタマイズの一つでもあるタイヤの交換。そして、タイヤは消耗品でもあるので、走行距離が増えてすり減ってきたり、長期間使用してゴムが劣化したりした場合には交換が必要になります。
また、クロスバイクを少し速くしたい、乗り心地を変えたい、パンクしにくいタイヤにしたい、といった場合にも、タイヤ交換は比較的手軽にできるカスタマイズです。
この記事では、クロスバイクやロードバイクで一般的に使われている700Cのクリンチャータイヤを、自分で交換する方法を解説します。
タイヤの交換ができれば、パンク修理にも応用できるので、クロスバイクやロードバイクにに乗るなら、タイヤの交換方法は覚えておきたいことの一つです。
クロスバイクで使用できるタイヤの種類は「クリンチャー」「チューブラー」「チューブレス」の三つのタイプがあり、それぞれ対応したホイールが必要になります。
クリンチャータイヤは、ホイールのリムにタイヤのビードを引っ掛けて固定し、その中にチューブを入れて使用するタイプです。
一般的なクロスバイクやロードバイクで使われていることが多く、タイヤ交換やパンク修理もしやすいのが特徴です。
今回解説するのも、このクリンチャータイヤの交換方法です。
タイヤの中では最も歴史が長いタイヤで、タイヤとチューブが一体型になっていて、接着剤などでホイールと固定するタイプのタイヤです。
現在では、本格的なレース仕様のホイールなどでは採用されていることが多いタイヤでもあります。
チューブラータイヤの場合は、専用のテープ(リムテープ)や接着剤(リムセメント)が必要になり、クリンチャータイヤと比べてタイヤの交換が面倒だったりします。
チューブを必要としないタイヤです。
タイヤの交換方法は、基本的にはクリンチャータイヤと同じような要領で交換ができますが、シーラント剤などチューブレスタイヤ専用の道具や素材が必要となります。
それぞれのタイヤの特徴については、下記の記事で詳しく解説しています。

タイヤ交換に必要な道具は、基本的にはパンク修理とほとんど同じです。

タイヤをホイールから外すために使用します。
タイヤによっては手だけで外せる場合もありますが、固いタイヤを外すときにはタイヤレバーが必要になります。
また、新品タイヤはビードが固く、最後の部分をホイールに嵌めるときにタイヤレバーが必要になることもあります。
タイヤを交換する際には、チューブの空気を抜いてから作業をする必要があるため、タイヤを交換した後は、最後に空気を入れる必要があります。
空気圧を管理するために、空気圧計が備わったタイプのフロアポンプがおすすめです。
必須ではありませんが、手を保護するために作業用手袋があると安心です。
タイヤ交換ではリムやタイヤを強く押したり引っ張ったりするので、手を傷めないように注意してください。
ここから実際にタイヤを交換していきます。
今回はクリンチャータイヤとチューブを使った一般的なホイールを想定しています。

タイヤを交換するためにはホイールをフレームから取り外す必要があります。
クイックリリース式のホイールであれば比較的簡単に外せます。
● Vブレーキを開放する
● クイックリリースを開放する
● フォークからホイールを取り外す
● ギアをアウタートップする(フロントは大きなギア、リアは小さなギア)
● ブレーキを開放する
● クイックリリースを開放する
● タイヤを押さえてサドルを持ち上げながらホイールを外す

タイヤを外す前に、チューブの空気を完全に抜きます。
仏式バルブの場合は、バルブ先端のナットを緩めて押し込むと空気を抜くことができます。
空気が残っている状態ではタイヤを外しにくいので、しっかり抜いておきます。

空気が抜けたら、タイヤレバーを使用してホイールからタイヤを外します。

タイヤレバーを使用する箇所は、バルブのある反対側のリムからタイヤレバーを差し込みます。
タイヤレバーのフック部分を、タイヤのビード部分に引っ掛けて、リムを使っててこの原理でタイヤを浮かせます。
2〜3本のタイヤレバーを同様の要領で使用すれば、タイヤがホイールから外れてガバガバになるので、そのままタイヤを取り外します。


新しいタイヤをホイールに嵌めます。
まずは片側を全てリムの内側に嵌めてから、チューブをタイヤの中に納めます。
残った片側もリムの内側に嵌めていきますが、タイヤを外す時とは逆の手順となり、チューブのバルブのある方から嵌めていきます。

最初の方は指で押し込むだけで簡単に嵌められますが、徐々にビートが突っ張って嵌めづらくなってきます。
ホイールにタイヤ嵌められなくなってきた場合は、手の指ではなく手首に近い掌底の肉厚な部分でグイグイとタイヤを押し上げると良いでしょう。

どうしても手でタイヤを嵌められない場合はリムにタイヤレバーを引っ掛けて、図のようにして梃子の原理でタイヤレバーを使用すると、タイヤをリムの内側に落とし込むことができます。
タイヤレバーを使用する際には、タイヤレバーでチューブを挟みまないように注意しましょう。
タイヤレバーでチューブを挟み込んでいると、チューブに穴を開けてしまうこともあります。

タイヤを全てリムの内側に嵌められたら、リムとタイヤの内側を確認して、タイヤにチューブが挟まっていないかを確認します。
タイヤにチューブが挟まったまま空気を入れてしまうと、チューブが敗れてしまう可能性があるため、ホイールを一周回しながら、両サイド必ず確認をしましょう。
チューブに三割程度空気を入れると確認しやすくなるので、まずは少しチューブに空気を入れては確認を数回繰り返すと確実です。
タイヤは消耗品なので、いつかは交換が必要になります。
走行距離だけでなく、タイヤの摩耗やゴムの劣化などを合わせて判断するのがおすすめです。
クロスバイクのタイヤを交換するタイミングの目安の一つが走行距離です。
走行する環境や、タイヤの種類にもよりますが、3,000kmがタイヤ交換の一つの目安となります。
3,000km前後を一つの点検タイミングとして、タイヤの状態を見るくらいに考えた方がいいでしょう。しながら、溝が浅くなってきているようであれば交換を考えて良いでしょう。
タイヤの溝やトレッドが明らかに摩耗してきた場合は、交換を検討します。
自転車のタイヤは、走っていなくても時間とともに劣化します。
特に紫外線などの影響によってゴムが劣化すると、表面にひび割れが出てくることがあります。
ひび割れが目立つようになったり、タイヤの状態に不安を感じるようになったら、走行距離が少なくても交換を考えた方がいいでしょう。
タイヤは地面と直接接触する重要なパーツなので、「まだ走れるから」と無理に使い続けるより、状態を見て早めに交換する方が安心です。
あまりタイヤの交換だけをショップにお願いすることは少ないと思いますが、同様の作業になるパンク修理で2,000円程度(パーツ料金んを除く)が作業料金の目安になると思います。
ショップによっては、お店で買ったタイヤの交換であれば、ある程度サービスしてくれる場合もあるのではと思います。
クロスバイクのタイヤを選ぼうと思うと、安いタイヤから高価なタイヤまで様々な種類のタイヤが見つかります。
実際のところでタイヤの重量も種類によって大きく変わりますし、タイヤのグリップ力も変わります。
パンクに関してもパンク耐性の高いタイヤの方が絶対的に有利になりますから、快適なサイクリングをしたいのであれば、タイヤもしっかり選びたいところです。
絶対的な性能とパンク耐性などで高い評価を得ているタイヤがコンチネンタルのグランプリ5000です。
タイヤを付け替えた瞬間にその違いが分かるほどなので、価格は高いですが、おすすめしたいタイヤの一つです。
通勤や通学でクロスバイクを使用しているのであれば、パンクなどのトラブルが少ないパンク耐性の高いタイヤがおすすめになります。
また、天気の悪い中でも乗ることがあると思うので、天気に左右されない性能が発揮できるタイヤが通勤や通学には向いていると考えられます。
その中でもシュワルベ マラソンは、圧倒的な耐パンク性能と耐久性を持ち、毎日の通勤・通学でもパンクのリスクを軽減できるタイヤです。
いろいろなタイヤがあるので、どれにするか悩むとは思いますが、タイヤは消耗品なので、興味のあるタイヤから試してみるのも良いと思います。
同じ自転車でも、タイヤを交換すると、「なんとなく走りが軽くなった」「乗り心地が変わった」「路面から伝わってくる感じが違う」といった変化を感じることがあります。
それぞれに特徴はありますから、タイヤを交換するたびに、乗り心地の変化を楽しむのも自転車の楽しみ方の一つだと思います。