クロスバイクをロードバイクに近づけるために改造カスタマイズをする際にはリアエンド幅が非常に重要なポイントになります。
というのも一般的なロードバイクのリアエンドと呼ばれるフレームの幅が130mmになっていて、ロード用ホイールのほとんどはそのサイズにあわせて作られているからです。
ところがクロスバイクの場合、このリアエンド幅がロードバイクと同じ130mmのものとマウンテンバイクと同じ135mmのものが混在しているという状況があります。
そのため、せっかくクロスバイクをロードバイク用のホイールに交換してチューンナップしたいと思ってもリアエンド幅が135mmのフレームの場合はロード用のホイールは基本的には取り付けできないという問題が発生します。
なので改造カスタマイズまで視野に入れてクロスバイクを購入したいと思っている場合、まずはリアエンド幅が130mmのクロスバイクを選択する必要があります。
というわけでリアエンド幅が130mmのクロスバイクをリストアップしてみました。
リアエンド幅が130mmにする必要がある理由については下記の記事を参考にしてください。
リアエンド幅130mmのクロスバイク
GIANT
GIANT ESCAPE R3
Photo via:http://shinobe.jp/
言わずとしれたクロスバイクの定番中の定番であるエスケープシリーズのベーシックモデル。
ロード寄りに改造・カスタムしたい人の多くがこのESCAPE R3を選ぶのは、価格に対しての性能の高さやリアエンド幅が130mmだからとだと思います。
GIANT ESCAPE R3 W
Photo via:http://www.giant.co.jp/giant16/bike_datail.php?p_id=00000061
ESCAPE R3の女性向けモデルです。
GIANT ESCAPE RXシリーズ
Photo via:http://www.giant.co.jp/giant16/bike_select.php?c_code=CA01&f_code=FD02&s_code=SR23&brand_code=G
GIANTのESCAPEシリーズの中でも最もロードバイク寄りなフレーム。
シリーズはRX 1 RX 2 RX 3があり、数字が小さいほどスペックが高くなります。
GIANT ESCAPE RX W
GIANT ESCAPE RXの女性モデルです。
CROSTAR
Photo via:https://www.giant.co.jp/giant18/bike_datail.php?p_id=00000041#specifications
GIANTの新しいクロスバイクモデル。
定番のESCAPE R3よりもさらに街乗りユースにしたカジュアルなモデルも130mmを採用しています。
GIOS
GIOS LUNA
Photo via:http://www.job-cycles.com/gios/collection/detail/cyclocrosstouringurbanbikeseries/luna/index.html
GIOSのロードバイク寄りなクロスバイク。
価格も10万円を声、最初からシマノのロード用ホイールのWH-R501を採用していることからも130mmであることが判ります。
GIOS CANTARE SORA
コンポーネントにSORAを採用したGIOSのフラットバーロード。
GIOS CANTARE CLARIS
コンポーネントにCLARISを採用したGIOSのフラットバーロード。
GIOS AMPIO TIAGRA
コンポーネントにTIAGRAを採用したGIOSのフラットバーロード。
GIOS AMPIO
Photo via:http://www.job-cycles.com/gios/collection/detail/cyclocrosstouringurbanbikeseries/ampio/index.html
GIOS MISTRAL
Photo via:http://www.job-cycles.com/gios/collection/detail/cyclocrosstouringurbanbikeseries/mistral/index.html
GIAT ESCAPEシリーズ以外で130mmを採用したクロスバイクの筆頭に挙がるのがGIOS MISTRALシリーズかと思います。
GIOS MISTRAL CHROMOLY
GIOS MISTRAL GRAVEL
あさひ
あさひ プレシジョンスポーツ-G
GIANT ESCAPEシリーズの対抗馬の一角。
あさひ レユニオンリル-G
khodaabloom
khodaabloom Rail 700
Photo via:http://khodaa-bloom.com/bikes/rail/rail700/
khodaabloom Rail 700A
Photo via:http://khodaa-bloom.com/bikes/rail/rail700a/
khodaabloom Rail 700SL-LTD
Photo via:http://khodaa-bloom.com/bikes/rail/rail700sl_ltd/
クロスバイクで最軽量を謳うモデル。
驚異の8.4kg。
khodaabloom Rail 700SL
Photo via:http://khodaa-bloom.com/bikes/rail/rail700sl/
10万円以下のクロスバイクで最軽量を謳うモデル。
8.8kg。
RALEIGH
RALEIGH RF7 Radford-7
Photo via:http://www.raleigh.jp/bikes2016/4583.html
フラットバーロードでホリゾンタルなフレームを考えるならこのRALEIGH RF7 Radford-7が候補に挙がると思います。
RFC Radford Classic
Photo via:http://www.raleigh.jp/bikes2016/4584.html
LOUISGARNEAU
LOUISGARNEAUもエンド幅の情報は出ていませんがリアハブなどの情報からエンド幅が130mmと思われるモデルをピックアップしています。
LOUISGARNEAU LGS-R9.0
Photo via:http://www.louisgarneausports.com/lgs-r9.0.html#1
LOUISGARNEAU LGS-R9.1
Photo via:http://www.louisgarneausports.com/lgs-r9.1.html
LOUISGARNEAU LGS-R9.2
Photo via:http://www.louisgarneausports.com/lgs-r9.2.html
リアエンド幅130mmのクロスバイクまとめ
いろいろな自転車メーカーがあるので実際には上記に挙げたクロスバイクの他にもリアエンド幅が130mmのクロスバイクやフラットバーロードはまだまだあると思いますが、とりあえず主要なところで上記のようなクロスバイクが130mm幅を採用していました。
フラットバーロードのカテゴリのものはドロップハンドルではないロードバイクと思えば、実際問題でリアエンド幅が130mmを採用しているクロスバイクはそれほど多くありません。
10万円以下に限定してしまうと必然的にGIANT、あさひ、GIOSのいずれかに選択肢が絞られると思います。
僕が最初に購入したクロスバイクのESCAPE AirもGIANTの ESCAPEシリーズの一角だったので、リアエンド幅は130mmが採用されていますが、僕がクロスバイクを購入した当初はリアエンド幅とロード用ホイールの関係は知らなかったので、もしもESCAPE Airではなく別の135mm幅のクロスバイクを選択していたら、僕の自転車ライフも変わっていたのだろうなと思います。
そんなわけでクロスバイクをロードバイク寄りに改造カスタマイズしたいと考えている方はリアエンド幅に注目して自転車を選択するのが良いと思います。
また、Vブレーキやキャリパーブレーキの自転車のリアエンド幅とディスクブレーキの自転車のリアエンド幅は異なります。ロードバイクではディスクブレーキモデルが主流になっていく中で、2019年くらいを境にしてクロスバイクなどでもディスクブレーキを搭載したモデルが増えてきたこともあり、リアエンド幅は142mm幅が主流になりつつあります。
あと、コメント欄の情報ではair-onと呼ばれる格安なクロスバイクは130mmのリアエンド幅を採用しているとのことです。
以上、リアエンド幅130mmのクロスバイクまとめでした。