電動アシスト自転車のバッテリー盗難が増えているという話を聞くようになりました。
実際に身近な知り合いでもバッテリーを盗難されたりもしているので、他人事ではなくなってきている感があります。
電動アシスト自転車のバッテリー盗難
電動アシスト自転車のバッテリー盗難は増えている傾向にあるようで、警察関連や自治体関連のホームページでも注意喚起の告知がされています。
消耗品で高額なので中古の需要が高い
電動アシスト自転車のバッテリーが盗難されやすい理由として、自転車のバッテリーは経年劣化してしまうので、定期的に買い替えが必要なパーツなので、常に需要があり、さらに新品で購入すると数万円するので、安く購入できる中古の需要も高いようです。
さらにバッテリーは着脱がしやすく(盗みやすい)、小型で持ち運びできるものですし、自転車本体などと違って防犯登録されているものでもないので転売から発覚するリスクが少ないなど盗難されやすい条件が揃っている感じです。
フリマやオークションサイトなどでも中古品として出品されているバッテリーが多く見つかるので、この中に盗難品が紛れていても不思議ではありませんね。
電動アシスト自転車のバッテリーの盗難防止対策
電動アシスト自転車のバッテリーの盗難防止対策は基本的には二つ。
しっかりと施錠することと、使用しない時は自転車から取り外して室内で保管すること。
施錠する
自転車本体の盗難被害でも同じですが、盗難されたケースを調べると施錠していなかったというケースが多いようです。当たり前ですが施錠していなければ簡単に持ち去ることができるので、まずは自転車に鍵を差しっぱなしにしないで、自転車から離れる場合は短い時間でも施錠するように習慣づけましょう。
バッテリーにも施錠するダブルロックで対策
自転車に付属している鍵だけで施錠している場合、鍵の部分を壊されたりしてバッテリーだけを持ち去られるという被害も多いようなので、バッテリーの持ち手部分と自転車のフレームを別の鍵を使用して二重に施錠するダブルロックで対策することも推奨されています。
盗難被害が増えるとともに需要も高まっているようで、バッテリー専用を謳う鍵も販売されるようになっています。
使用しない時は自転車から取り外して室内保管する
大容量のバッテリーも増えてきているのでバッテリーの充電頻度は少なくて済むようになり、自転車に装填したままの状態の人も多いと思いますが、バッテリーが盗まれるタイミングは夜中に自宅に駐輪していたタイミングが多いので、自宅に帰って自転車に乗らない場合は面倒でも自転車から取り外して自宅室内で保管するようにしたほうが安全です。
集合住宅が狙われやすい
電動アシスト自転車のバッテリー盗難は、集合住宅の駐輪場に停めてある自転車が狙われやすいと言われています。
バッテリーが小型なので複数持ち運べることや、集合住宅だと同じ場所で複数の電動アシスト自転車が見つけられる、誰かが駐輪場で何かをやっていてもあまり気にされないなど、盗難する側からすると都合の良い条件が揃っているからだと思います。
電動アシスト自転車のバッテリーが盗まれたら
電動アシスト自転車バッテリーが盗まれたら、まずは警察に連絡して被害届を出すようにしましょう。
実際のところで、自転車の窃盗くらいだと警察はまともに動いてはくれないとは思いますが、被害届を出さないことには犯人が捕まることもないですからね。
そんなわけで、犯人探しも自力になると思った方が良いですが、フリマサイトなどで転売されているのを発見するためにも、バッテリーに記載されているシリアル番号やメーカー型番などの情報は何かにメモしておいた方が良いでしょう。それらの情報を根拠に決定的な証拠が掴めればそれで警察に対応を相談することもできるかと思います。
保険で保障される場合もある
電動アシスト自転車のバッテリーが自宅で盗難された場合、火災保険などで、家財の補償が付帯しているような保険に加入していた場合に保障されることもあります。
実際、私の知り合いも盗難に対する保険で補償が効いたので、新しいバッテリーを購入することができました。
加入している保険があれば確認してみると良いでしょう。